
京都府内で京都市に次ぐ紅葉スポットが集まるところと言えば、宇治です。
京都の陰に隠れがちな穴場の宇治ですが、美しい紅葉を見られるスポットが徒歩圏内にまとまっているのがありがたいところです。
京都よりも混雑することなく、宇治なら比較的ゆっくりと紅葉を楽しむことができます。
宇治での紅葉の見頃は京都市よりも遅めで、12月に入ってもじゅうぶん楽しめるところがたくさんあります。
- 宇治の紅葉について
- 宇治の紅葉おすすめスポット10選
- おわりに
宇治の紅葉について
宇治市は、京都の南に位置する人口18万人の府内第2の都市です。
平安貴族から愛され、藤原氏などの別荘地として宇治は発展してきました。
宇治の紅葉がおすすめな理由は2つあります。
1つ目は、京都と比べて宇治はあまり混雑しないという点です。
宇治には、今回紹介する10ヶ所をはじめ、多くの紅葉スポットがあります。
いずれも京都市内の有名紅葉スポットにひけをとらない美しさの宇治の紅葉スポットですが、混雑度は全然違います。
ゆっくり紅葉を楽しみたいという方は、宇治も有力な選択肢です。
2つ目は、宇治の紅葉の見頃は遅くまで続くという点です。
宇治の中心部は、京都市よりも標高が低く南にあるだけあって若干温暖なため、一週間程見頃がずれ込みます。
12月上旬でも、宇治ならまだ紅葉を楽しめます。年によっては12月中旬でも楽しめるくらいです。
そんな宇治の厳選したおすすめ紅葉スポットを10ヶ所紹介します。
宇治の紅葉おすすめスポット10選
① この世に紅葉の極楽浄土が現れる「平等院」

平等院の紅葉おすすめポイント
宇治といえば絶対にはずせない超有名観光スポットが平等院です。
特別に紅葉の名所というわけではありませんが、各地に点在している約200本の紅葉を味わうことができます。
2017年からは毎年週末のみ「瑞光照歓―錦秋のあかり―」と題した紅葉ライトアップが行われます。
鳳凰堂と紅葉が池の水面に映り込んだ様子は、まさにこの世に極楽浄土があらわれたかのようです。
2019年は、11月16日(土)~12月1日(日)の土日祝に開催されます。

拝観情報
10円玉にデザインされていることで、日本人なら誰でも知っている宇治の平等院鳳凰堂。
鳳凰がつばさを広げたような形の鳳凰堂には、阿弥陀如来像(国宝)が安置されています。
末法の世が始まると言われたのが1052年。不安な社会の中で、まさにその年、阿弥陀仏を本尊とした極楽浄土の世界が宇治に作られたのでした。

| 拝観時間 | 8:30~17:30(受付終了は17:15) |
|---|---|
| 拝観料 | 大人 600円 中高生 400円 小学生 300円 いずれも鳳凰堂内部拝観は別途300円 |
| TEL | 0774-21-2861 |
| 住所 | 宇治市宇治蓮華116 |
| アクセス | 京阪「宇治」から徒歩10分 JR「宇治」から徒歩10分 |
② 300年前から宇治の紅葉といえば「三室戸寺」

三室戸寺の紅葉おすすめポイント
花の寺として人気の三室戸寺は、紅葉も負けてはいません。
山の斜面を埋め尽くすようなモミジは頭上からかぶさってくるかのようです。
本堂前の展望台から下を見渡すと、赤・オレンジ・黄・緑の極彩色で彩られた絶景を観る事ができます。
一段下にある石庭と池泉庭園は、昭和の小堀遠州と称された作庭家・中根金作氏によるもので、秋には紅葉で見事に彩られます。
いろんな紅葉の見どころが満載なのが三室戸寺です。
1685年に刊行された京都の観光ガイドブックである「京羽二重」に、宇治十二景という宇治の景勝地が紹介されています。
そのなかで三室戸寺は「三室紅楓」と挙げられています。
三室戸寺は、300年以上前から宇治を代表する紅葉スポットでした。
宇治というくくりではなく、京都というくくりでも有数の紅葉スポットです。

拝観情報
西国三十三観音霊場の第十番札所で、多くの巡礼者が訪れます。
境内には5千坪もの庭園に季節の花が咲き乱れる事から、「花の寺」とも呼ばれています
4月下旬~5月上旬には「つつじ」、6月には「あじさい」、6月下旬~8月上旬には「蓮」が見物です。11月には紅葉も始まり、紅葉の名所の一つでもあります。

| 拝観時間 | 8:30~16:30(4月~10月) 8:30~16:00(11月~3月) 受付は30分前まで |
|---|---|
| 拝観料 | 大人 500円 小人 300円 |
| TEL | 0774-21-2067 |
| 住所 | 宇治市莵道滋賀谷21 |
| アクセス | 京阪「三室戸」から徒歩15分 |
③ 紅葉シーズンだけ人でいっぱいの「興聖寺(こうしょうじ)・琴坂」

興聖寺・琴坂の紅葉おすすめポイント
普段は閑散としているのに、紅葉シーズンになると多くの人が訪れる宇治の紅葉スポットといえば、興聖寺の琴坂でしょう。
興聖寺へと向かう約200メートルの参道は、両脇を流れる川のせせらぎの音が琴のように聞こえることから「琴坂」と言われます。
参道の両側を美しい紅葉で覆われ、宇治川の流れと風に揺れるモミジの音とあわさり、目だけではなく耳でも楽しむことができます。
散紅葉も美しく、12月に入っても紅葉を味わえます。

拝観情報
正式には観音導利興正聖宝林禅寺といいます・
日本曹洞宗の開祖である道元が開いた道場に始まるという、日本最古の曹洞宗の寺院です。
延暦寺の弾圧を受けていったんは荒廃しましたが、1649年に淀藩主である永井尚政によって宇治に再興されました。
京都では少数派の曹洞宗ですが、今も曹洞五箇禅林のひとつに数えられる名刹です。
宇治川から本堂へ伸びる参道は「琴坂」と言われ、宇治十二景の一つに数えられる紅葉の名所です。

| 拝観時間 | 夜明けから日没まで(おおよそ5時~17時) |
|---|---|
| 拝観料 | 300円 琴坂は境内自由エリア |
| TEL | 0774-21-2040 |
| 住所 | 宇治市宇治山田27-1 |
| アクセス | 京阪「宇治」から徒歩15分 JR「宇治」より徒歩25分 |
興聖寺公式HP
④ 中国風の建物と紅葉が相性抜群の「萬福寺」

萬福寺の紅葉おすすめポイント
「山門を出れば日本ぞ茶摘みうた」と詠われるとおり、境内は中国のお寺のようです。
日本らしくない情緒が広がる萬福寺も、モミジとの相性は抜群です。
枯淡というよりも、原色系の色彩がやや多めの境内に、真っ赤なモミジがうまく調和しています。
他では味わうことができない、不思議な紅葉を宇治で是非味わってみてください。

拝観情報
萬福寺は、禅宗のひとつである黄檗宗(おうばくしゅう)の大本山です。
日本にある伝統的な仏教宗派のなかではもっとも新しく、江戸時代初めに中国から渡来した隠元禅師が宇治に開いた中国式の禅寺です。
仏事や読経は今も全て当時の中国式に行われています。
天王殿には、中国では弥勒菩薩の化身といわれ、都七福神のうちの一人である「布袋尊」が祀られています。
宇治ですが、都の一員なんですね。
中国風の精進料理「普茶(ふちゃ)料理」もいただくことができます(事前予約が必要です)。

| 拝観時間 | 9:00~17:00(受付は16:30まで) |
|---|---|
| 拝観料 | 大人 500円 中学生以下 300円 |
| TEL | 0774-32-3900 |
| 住所 | 宇治市五ケ庄三番割34 |
| アクセス | 京阪「黄檗」から徒歩5分 JR「黄檗」より徒歩5分 |
⑤ いろんな紅葉・黄葉が見られる「宇治市植物公園」

宇治市植物公園の紅葉おすすめポイント
園内北側の秋のゾーンでは、イロハモミジの森が見事に真っ赤に色づきます。
秋のゾーンの他にも、修景池の岸では赤褐色に色づくヌマスギが見られます。
紅葉だけではなく、十月桜やアーコレードなどの秋咲きの桜も咲いています。
桜のシーズンは混雑する宇治市植物公園ですが、紅葉シーズンはそれほどではなく、穴場です。

入園情報
1996年に開園したまだ歴史の浅い宇治市立の植物園です。
20万人に満たない宇治の人口でこの規模の植物園が維持できているのは驚くべきことです。
10haの園内には1,450種類もの植物が植えられています。
園内は春・夏・秋のゾーンに分かれ、四季を通じて多彩なイベント・展覧会が催されます。

| 休園日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
|---|---|
| 入園時間 | 9:00~17:00(受付終了は16:00) |
| 拝観料 | 大人:600円 小人:300円 幼児:無料 |
| TEL | 0774-39-9387 |
| 住所 | 京都府宇治市広野町八軒屋谷25-1 |
| アクセス | JR「宇治」よりバス 近鉄「大久保」よりバス |
⑥ 風光明媚な宇治川西岸をゆく「あじろぎの道」

あじろぎの道の紅葉おすすめポイント
宇治川の西岸沿いの散策路であるあじろぎの道は、秋には紅葉のトンネルになります。
散策路からは、風光明媚な宇治川の景色と平等院鳳凰堂がちらちら見えます。
紅葉の見頃はかなり遅めで、年によっては12月半ばまで楽しめることもあります。

見学情報
漢字だと「網代木の道」と書き、宇治川の伝統漁法にちなんだ名称です。
宇治の二大散策路であるさわらびの道とよくどっちがどっちか分からなくなりますが、漁法ということを覚えていれば、川沿いの道があじろぎの道だと連想できます
宇治川と平等院の間の左岸堤防沿いの散策路からは
アニメ「響け!ユーフォニアム」の聖地巡礼スポットとしても注目を集めています。

⑦ 源氏物語のスポットをつなぐ「さわらびの道」

さわらびの道の紅葉おすすめポイント
川沿いのあじろぎの道に対して、宇治川から宇治上神社、源氏物語ミュージアムを山裾沿いにつなぐ散策路なのがさわらびの道です。
道の両側にはたくさんのモミジがあり、宇治十帖に関する碑をたどりつつ紅葉狩りを楽しむことができます。
あじろぎの道と同様に遅くまで見頃が続き、12月半ばまで美しい紅葉を見られることもあります。

見学情報
「さわらびの道」は、源氏物語ミュージアム内の散策路からはじまり、宇治上神社、宇治神社を経て宇治川へと続く散策路です。
漢字で書くと「早蕨の道」。宇治十帖ゆかりの早蕨之古蹟があることにちなんだ名称です。なお早蕨とは、芽を出したばかりの蕨(ワラビ)のことです。

⑧ 参道が紅葉のトンネルの世界遺産「宇治上神社」

宇治上神社の紅葉おすすめポイント
京都に17ある世界文化遺産の中でも、最も穴場な存在である宇治上神社です。
京都ではなく宇治ですが、滋賀県大津市が住所の延暦寺も京都として選ばれているくらいですから・・・。
晩秋には参道が美しい紅葉で彩られます。
大きな鳥居をくぐると、参道は美しく色づいたモミジのトンネルとなります。
なお、紅葉が楽しめるのは参道で、宇治上神社の境内には、数えるほどのモミジしかありません。

拝観情報
かつて、すぐ西側にある宇治神社とあわせて宇治離宮明神と称された、宇治の歴史の古い神社です。
本殿は1060年頃創建の最古の神社建築として知られており、世界文化遺産に選ばれるほど、世界的にも高く評価されています
境内に今も湧く「桐原水」は、かつて存在した宇治七名水のうち唯一現存するものです。

| 拝観時間 | 9:00~16:30 参道は日中随時 |
|---|---|
| 拝観料 | 境内自由 |
| TEL | 0774-21-4634 |
| 住所 | 宇治市宇治山田59 |
| アクセス | 京阪「宇治」から徒歩10分 |
⑨ 遊歩道の紅葉が美しい「宇治市源氏物語ミュージアム」

宇治市源氏物語ミュージアムの紅葉おすすめポイント
さわらびの道の終着点にあるの宇治市源氏物語ミュージアムは、エントランスへと向かう遊歩道が秋には紅葉のトンネルとなります。
散策路は入館料は必要ないので、いつでも紅葉狩りに訪れることができます。
モミジの成長に従い、年々見ごたえが出てきているように思います。

観覧情報
宇治市が1998年に開館した源氏物語をテーマとした宇治市立のミュージアムです。
宇治を舞台とした宇治十帖だけではなく、源氏物語全体をカバーしており、王朝文化を視覚的に学ぶことができます。
2018年にリニューアルされ、体験型展示も取り入れられました。
3千冊以上の関連図書を所蔵する図書室やミュージアムショップ、喫茶室は無料で利用することができます。

| 観覧時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) 散策路は日中随時 |
|---|---|
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始 |
| 観覧料 | 大人 600円 小人 300円 散策路は無料 |
| TEL | 0774-39-9300 |
| 住所 | 宇治市宇治東内45-26 |
| アクセス | 京阪「宇治」から徒歩8分 JR「宇治」から徒歩15分 |
⑩ 紅葉スポットがずらりと並ぶ「朝霧通」

朝霧通の紅葉おすすめポイント
朝霧通と言われても、どこのことかわからないという方のほうが多いでしょう。
あじろぎの道の対岸にある、宇治川右岸の道路を「朝霧通」と言います。
道のあちこちを美しい紅葉が彩ります。
自動車が通る車道なので、くれぐれも事故に遭わないよう気を付けてください。

見学情報
宇治川右岸と塔の島を結ぶ朝霧橋と、宇治川でよく見られる朝霧に由来する通り名です。
橋寺、朝霧橋、恵心院、興聖寺など比較的穴場な紅葉スポットがずらりと並びます。

おわりに
京都市内より情報が少ない宇治の紅葉スポットですが、MKタクシーの観光ドライバーは、宇治も守備範囲です。
知名度は高くなくても、実はすばらしい宇治の穴場紅葉スポットを効率よくご案内することができます。
MKの観光貸切タクシーなら、京都だけでなく宇治の紅葉を心ゆくまで楽しむことができます。
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