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紅葉の見頃はいつ?京都で一番人気の東福寺「通天橋」の色づき具合を追跡

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京都で最も有名な紅葉スポットの候補として必ず上がるのが東福寺の紅葉。なかでも東福寺の通天橋(つうてんきょう)の紅葉はディズニーランドのような大行列ができる人気紅葉スポットとして知られます。
そんな京都を代表する人気紅葉スポットである東福寺の紅葉は、いつごろから色づきはじめ、いつ見頃を迎えるのでしょう。東福寺の通天橋での紅葉の色づき状況を2018年撮影の写真を中心に連日追いかけました。

 

通天橋の紅葉の移り変わりを追う

10月から12月まで、京都を代表する紅葉スポットである東福寺の通天橋およびその下流にある臥雲橋(がうんきょう)から見た紅葉の色づき状況を2018年を中心に追いかけます(一部の写真は2017年以前です)。
臥雲橋は東福寺の境内ではありますが、拝観料は不要な無料エリアにあり、紅葉シーズンでも開門前の早朝から立ち入ることができます。
東福寺通天橋の紅葉を下流から楽しむことのできるお得な京都の紅葉観賞スポットです。

10月

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2019年10月9日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

京都でも秋の空気も濃くなってきた10月上旬。
東福寺の通天橋から見えるカエデも葉が少しずつ黄色く色付いてきてはいますが、まだまだ紅葉にはほど遠い状態です。

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2018年10月19日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

東福寺の通天橋付近の紅葉の色付きは木によって差があります。
早い木は枝先から赤く染まってきました。
ピンポイントですが、東福寺でも紅葉が始まりました。

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2018年10月26日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

東福寺では少しずつ紅葉の色づきが進んできました。
多くの木が緑から黄緑へと変わりつつあります。

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2018年10月29日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

東福寺の渓谷を埋める木々の枝先もかなり色づいてきました。
もう紅葉が色づきはじめと言って良いでしょう

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2018年10月31日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

東福寺の通天橋でも日当たりの良い左側(北側)の紅葉の色づきの早さが目立ちます。
谷部と右側(南側)はカエデもまだ緑が目立ちます。

11m月上旬

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2018年11月5日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

11月に入ると、一気に紅葉が進んできました
紅葉の見頃というには気が早すぎるものの、部分部分では見頃に近くなっています。

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2017年11月7日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

東福寺では通天橋の下流側は特に色づいています。
通天橋からだと、もうじゅうぶんに美しく色づいた紅葉が楽しめそうです。

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2018年11月10日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

特に紅葉の色づきが進んでいる東福寺の通天橋の渓谷を北側だけを切り取るとこのとおりの色づき。もう紅葉は見頃といってよいくらいの色づきです。
ただし、全体からいうと東福寺の通天橋からの紅葉も見頃には早すぎます。

11月中旬

2016年より京都でも屈指の紅葉スポットである東福寺では、期間限定で通天橋と臥雲橋からの撮影は事故防止のため禁止されました。
東福寺の混雑、特に通天橋の紅葉ピーク時の大混雑から考えると当然のことです。
通天橋などでの撮影禁止期間は毎年変わっていますが、2018年は11月11日~30日の間でした。
毎年禁止期間が延びたり縮んだりすることからもわかるとおり、東福寺は今も試行錯誤中です。2019年の撮影禁止期間は東福寺から未発表ですが、2018年に準じた期間が指定されるものと思われます。
以下の通天橋などの紅葉写真は撮影禁止のエリア外か期間外のものです。
ルールを守って撮影しましょう。それだけ混雑する大人気な京都の紅葉スポットが東福寺の通天橋です。

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2018年11月12日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

最も早く色づきはじめた木はもう見頃です。
真っ赤に染まる紅葉も良いですが、これくらいの緑や赤が入り混じった紅葉も絶妙に美しいです。紅葉そのものに美しい通天橋からの東福寺の建造物があわさって魅力倍増です。
なお東福寺が2018年は撮影禁止エリアになっている臥雲橋へと足を踏み入れる手前からの撮影です。早朝なら形式的にも実質的にも美しい通天橋の紅葉をファインダーからも楽しめます。
もちろん、早朝の閑散時間帯以外では、前に人が写ってしまうのでこの構図での紅葉撮影は困難です。東福寺の決めたルール如何に関わらず、常識と良識をもって紅葉名所スポットを守りましょう。

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2017年11月13日 通天橋より臥雲橋 撮影:MKタクシー

こまでは通天橋下流より側の臥雲橋から見た通天橋でしたが、こちらは上流側の通天橋から見た臥雲橋です。
紅葉が壁のように眼前に立ちふさがり、見え方がずいぶんと異なります。どちらが美しい紅葉かは喧々諤々でしょう。
どちらから見ても美しい紅葉が味わえます。
なお、2017年は東福寺が撮影禁止としたのは11/18~26でしたので、禁止期間外の

に撮影した紅葉です。

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2018年11月16日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

11月も後半に入ると、もう紅葉の見頃まであと一息です。
空にかかる飛行機雲もきれいです。
本当に美しい通天橋の紅葉です。

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2015年11月19日 通天橋より臥雲橋 撮影:MKタクシー

ついに東福寺の顔である通天橋の紅葉が見頃を迎えました
東福寺のどまんなかの渓谷が真っ赤に染まっています。まさに通天橋は紅葉の海に架かります。
部分的にまだ緑を残したカエデもありますが、それ以外の緑は常緑樹によるものです。

11月下旬

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2017年11月21日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

全てが赤く染まっています。
京都を代表する紅葉の名所である東福寺では、これから11月末までが紅葉も人出もピークを迎えます。

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2018年11月22日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

まだ東福寺の通天橋の拝観開始直後ですが、通天橋は人でいっぱいです。
橋のでっぱりは通天台という見晴台です。

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2015年11月23日 通天橋より臥雲橋 撮影:MKタクシー

通天橋の通天台から見ると、この紅葉の絶景です。
臥雲橋からだと下流から紅葉を見上げる構図ですが、通天橋からは下流を見下ろす景色になります。
それにしても東福寺は真っ赤です。

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2018年11月27日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

紅葉トップシーズンの東福寺の通天橋。
臥雲橋から見ると、通天橋の通天台の破風と、庫裏の大屋根がはいって紅葉の構図に変化が出るのがメリットです。

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2018年11月30日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

11月も終わりを迎えると、東福寺でも最初に色づいた木から順に散りはじめています。
臥雲橋からの紅葉の景色はピークを過ぎた感はありますが、渓谷では真っ赤な散紅葉のレッドカーペットが楽しめます。

12月

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2007年12月2日 通天橋より臥雲橋 撮影:MKタクシー

東福寺でも紅葉の色付きが早かった右側(北側)は半ば以上散ってしまいました。
代わって、左側(南側)が時間差でまさに紅葉の見頃を迎えています。

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2008年12月4日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

半ば散っていますが、まだ通天橋付近での紅葉はじゅうぶん楽しめます。
京都では12月に入った途端に紅葉目当ての観光客は激減するので、この時期を狙って京都観光に訪れるツウの人も多いです。人ではなく紅葉を見に来るツウたち。

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2018年12月7日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

半ば以上散り、さすがに今年の紅葉も終わりつつあります。

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2018年12月9日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

紅葉シーズンを終え、すっかり静けさを取り戻した東福寺の紅葉スポット通天橋。
通天橋にもまばらに人の姿が見えるだけです。ほんの数日前までの喧騒が夢のようです。
まだわずかに紅葉が見頃の木も残っています。

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2018年12月12日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

最後まで残っていた木もついに散りはじめました。

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2018年12月15日 臥雲橋より通天橋 撮影:MKタクシー

2018年の紅葉はこれにて終了です。
また来年の紅葉シーズンまで静かな東福寺が戻ってきます。
桜シーズンはびっくりするほど静かな東福寺ですが、紅葉だけではなく桜の次の春の新緑も実はおすすめです。
良い時期もいまいちな時期も経て、本当に美しい京都に出会えることでしょう。

通天橋の紅葉について

通天橋の地理

東福寺の通天橋は、伏見稲荷大社のある稲荷山(233m)の北麓に源を発し、東福寺境内を横断し、琵琶湖疏水(鴨川運河)の下をくぐり抜けて鴨川へと流れ込む三ノ橋川にかかる橋です。
小さな川ながら、東福寺境内では10mほどの深い渓谷を刻みながら西へと流れています。
三ノ橋川には、上流から「東福寺三名橋」ともいわれる偃月橋(えんげつきょう)、通天橋、臥雲橋の3つの橋がかかっており、通天橋は真ん中の橋です。

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色別標高図(地理院地図Globeより作成)

通天橋の歴史

東福寺の仏殿と開山堂を結ぶ橋廊として1380年に架橋されたのは始めです。
東福寺の創建は1236年ですので、それまで100年以上の間は、深い渓谷を上り下りして行き来して南北を往来していました。
その後、1597年、1829年と架け替えられ、1959年の伊勢湾台風で大破し、1961年に今の通天橋が再建されました。
再建時に橋脚部分は観光客の重量に耐えられるように鉄筋コンクリートになりました。

通天橋の北側の開山堂付近が中位段丘面、その他が低位段丘面にあります。

東福寺の三名橋

東福寺を流れる三ノ橋川に架かる三つの橋は「東福寺三名橋」と称されます。

最も上流側の偃月橋は、1603年に架橋された三名橋でも最も古いもので、国の重要文化財にも指定されています。
橋梁高額の専門家が選定した「日本百名橋」にも選定されています。
京都府では他に三条大橋、五条大橋、上賀茂神社の橋殿、渡月橋、宇治橋、流れ橋、泉大橋が選定されています。

通常非公開である塔頭の龍吟庵と即宗院への通路にあたり、普段の人通りはわずかです。

最も下流側の臥雲橋は1847年に再建されたもので、通天橋と同じく瓦葺の屋根付きの橋です。
先代は1603年に架橋されました。京都府の重要文化財に指定されています。
東福寺境内の移動だけではなく、近隣住民の生活道路や日吉ヶ丘高校への通学路として幅広く利用されています。

通天橋の紅葉

東福寺境内に刻まれた渓谷は「洗玉澗(せんぎょくかん)」と称され、古くから京都の紅葉名所として知られています。

京都に限らず紅葉といえばイロハモミジ(タカオカエデ)が定番ですが、東福寺の通天橋はトウカエデ(唐楓)という三股のカエデが主となっています。
東福寺の開山である円爾弁円(えんにべんえん)が宋から京都へと持ち帰ったと言われ、通天楓とも言われる美しく色づくカエデです。

通天橋の古絵図・古写真

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1834年頃 歌川広重「京都名所之内」(国立国会図書館デジタルコレクション)

通天橋の下の座敷でくつろぎつつ紅葉狩りをしている様子を描いたものです。
東福寺の通天橋は、江戸時代から京都有数の紅葉スポットとして人気でした。

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19世紀中頃 貞信「京都名所之図」(国立国会図書館デジタルコレクション)

通天橋に通天台が見えますが、歌川広重の絵とほぼ同じ構図です。
カエデの生えている位置や枝ぶりまでそっくりですが、いずれも正確に写生されたのか、貞信が広重の絵を下書きにして描いたのかどちらでしょうか。

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1900年発行 瀬川光行 編「日本之名勝」(国立国会図書館デジタルコレクション)

明治に入っても、通天橋の下で桟敷で紅葉狩りをする方法が続いています。
結構ぎゅうぎゅうづめです。

今よりもカエデの密度がかなり低いことが見て取れます。
東福寺の通天橋や臥雲橋から海のように広がる紅葉を楽しむのではなく、紅葉の下で楽しく過ごすのが主流だったのでしょうか。
お花見みたいに、美しく色づいた紅葉の下で酒でもたしなみつつ楽しんでいたのでしょう。

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1907年発行 京都市参事会「京都名所帖」(国立国会図書館デジタルコレクション)

白黒写真なので判然とはしませんが、今よりも杉や松などの常緑樹が多そうに見えます。
東福寺の通天橋は今と同じく紅葉の名所とはいえ、100年後の現代とは異なる景観で、異なる方法で楽しまれていたのかもしれませんね。
現代の日本ではお花見と紅葉では楽しみ方が違いますが、ほんの百年前まではどちらも京都の四季として桟敷から眺めつつ食事やお酒を楽しんできたのでしょう。

おわりに

東福寺の通天橋から見た紅葉は本当に素晴らしいです。
是非一度は見て欲しい絶景です。
しかし、紅葉ピークシーズンの東福寺ともなると、紅葉を見に来たのか、人を見に来たのかわからないような大混雑です。

しかし、京都には東福寺に負けず劣らず美しい紅葉が見られるスポットが他にもあります。
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