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中村哲医師から受け継がれる現地アフガニスタンでの活動②|MK新聞連載記事

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MKタクシーの車内広報誌であるMK新聞では、フリージャーナリストの加藤勝美氏及びペシャワール会より寄稿いただいた中村哲さんの記事を、2000年以来これまで30回以上にわたって掲載してきました。

加藤勝美氏が寄稿した、MK新聞2021年4月1日掲載記事です。

バルカシコート堰工事白熱!!

バルカシコート堰工事白熱!!

中村哲さん死後のペシャワール会

2021年の2月末に届いたペシャフール会本部(福岡市)の通信によると、現地での灌漑工事は現在進行中で、1月に入ると気温は20度を超える日があるようになり、雨はなかなか降らないという。

取水門基礎工事風景。掘削機でセメントと玉石を混ぜ、厚さ50cmの強靭な基礎とする(2021年1月3日)

取水門基礎工事風景。掘削機でセメントと玉石を混ぜ、厚さ50cmの強靭な基礎とする(2021年1月3日)



バルカシコート堰の工事が始まって2ヶ月、現場のエンジニア、掘削機の運転手、鉄筋組班、コンクリート打設班、植樹班の100人(PMS職員)が工事に当たっている。この堰の工期2020年~22年9月で、灌漑面積は230ヘクタール(PMA=ピース・ジャパン・メディカル・サービス=平和医療団・日本)。

取水門の床面コンクリート打設作業は完了し、土砂溜と土砂吐の鉄筋組みが開始されている(2021年1月16日)

取水門の床面コンクリート打設作業は完了し、土砂溜と土砂吐の鉄筋組みが開始されている(2021年1月16日)

現地からは毎日、工事の写真がペシャワール会本部の支援室に送られてくるので、日本側の技術協力者にも見てもらって、意見を伝え、密接な連絡を保っている。

苗木を移す作業員たち。6,600本のレモンが植えられる予定(2021年1月27日)

苗木を移す作業員たち。6,600本のレモンが植えられる予定(2021年1月27日)

また、ガンベリ農場では16ヘクタールの沙漠地の開墾がスタート、約3,000本の柑橘の苗の植え付けが終わり、他方で、みかん、サトウキビの収穫が行われている。

オレンジの出荷風景(2021年1月19日)

オレンジの出荷風景(2021年1月19日)

医療分野ではダラエヌール診療所の1月の診療数4,471人、検査数合計568件、マラリア検査202件のうち陽性10件、てんかん56人。また、ダラエヌール周辺に新型コロナの感染者はゼロ、職員の感染者もゼロという

(2021年3月8日記。文責・加藤勝美)。

PMSでは例年黒砂糖の生産も行われているが、今年収穫したサトウキビはバザールのジュース屋に出荷された(2021年1月21日)

PMSでは例年黒砂糖の生産も行われているが、今年収穫したサトウキビはバザールのジュース屋に出荷された(2021年1月21日)

■加藤勝美

ペシャワール会北摂大阪。
1937年、秋田市生まれ。大阪市立大学経済学部卒
月刊誌『オール関西』編集部、在阪出版社編集長を経て、1982年からフリー
著書に『MKの奇蹟』(ジャテック出版 1985年)、『MK青木定雄のタクシー革命』(東洋経済新報社 1994年)、『ある少年の夢―稲盛和夫創業の原点』(出版文化社 2004年)、『愛知大学を創った男たち』(2011年 愛知大学)など多数。  

シェイワバザール(2021年2月7日)

シェイワバザール(2021年2月7日)

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