龍穏寺やるり渓など穴場たっぷり!「南丹市」の紅葉おすすめスポット7選
目次
京都市の西北、京都府の真ん中に位置する南丹市。名前のとおり、かつての丹波の国の南部にあたります。
園部、八木、日吉、美山からなる南丹市には、京都とはまた一味違った紅葉を楽しめます。
京都市内より一足早く、11月上旬から中旬にかけて見頃を迎えるスポットを7ヶ所紹介します。
晴の日の朝はかなり高い確率で濃霧となるのでご注意ください。
南丹市について
2006年に誕生した南丹市
南丹市は、2006年に船井郡の園部町、八木町、日吉町と北桑田郡の美山町が合併して誕生しました。
市役所は、中心市街地である旧園部町の役場に置かれています。
当初は、北桑田郡の京北町、船井郡の丹波町、瑞穂町、和知町を含めた大合併も模索されましたが、京北町は京都市に編入合併し、丹波町、瑞穂町、和知町は別に京丹波町となりました。
南丹とは、一般には丹波地方南部を指す呼称で、旧南桑田郡、北桑田郡、船井郡を含みます。
現在の亀岡市、南丹市、京丹波町、京都市右京区京北にあたります。
口丹波あるいは口丹も南丹と同じ意味です。
今回は、南丹地域のうち南丹市の紅葉のみを取り上げます。
広義の南丹地域のうち、亀岡の紅葉については、こちらをご覧ください。
南丹市のうち、かやぶき屋根で有名な美山エリアはこちらです。
霧に沈む南丹市
紅葉シーズンの南丹市など丹波地方の名物といえば、「丹波霧」です。
秋から冬にかけての晴天時は、かなりの確率で濃霧に覆われます。
前の日との寒暖差が大きく、風がない日に特に濃い霧に覆われます。
盆地からなり寒暖差が大きい丹波地方は、条件によっては連日霧に覆われます。
もちろん、一日中霧に覆われるわけではありません。
早ければ朝8時くらい、遅くてもお昼前には霧は消えてなくなります。
晴れの日に早朝から南丹市を訪れる場合は、霧があるものだと思っておきましょう。
保津峡や老の坂を越えて丹波に入った途端、突然視界が閉ざされます。
マイカーで南丹市を訪れる際は、じゅうぶんに運転に気を付けるようにしましょう。
厄介ものの霧ですが、農作物の生育にはぴったりです。
霧が適度な水分を与えるため、丹波名産の黒大豆や野菜などがおいしく育つのです。
観光でも、霧に沈んでいた光景が次第に晴れてくるところは見ものです。
次第に日の光が差し、霧が消えていく瞬間はとても美しいものです。
園部エリア
2006年に合併により南丹市が誕生する前の、船井郡園部町のエリアです。
南丹市の南西部にあり、西は兵庫県や大阪府と接しています。
亀岡盆地の西端部にあって、南丹市でも最も平坦地が広がります。
南丹市役所が置かれ、南丹市の中核をなしています。
① 静かな農村にたたずむ紅葉の穴場スポット「龍穏寺(りょうおんじ)」
紅葉おすすめポイント
園部市中心部から、園部川をさらに5kmほど遡った農村の山際にある静かなお寺です。
普段は静かなお寺ですが、紅葉シーズンには京都だけではなく各地からたくさんのカメラマンが集まります。
なお、龍穏寺は「りょうおんじ」と「りゅうおんじ」の2つの読み方が混在しています。
曹洞宗公式寺院ポータルサイトでは前者の「りょうおんじ」、曹洞宗近畿管区強化センターでは後者の「りゅうおんじ」と掲載されています。
見出しでは京都府観光連盟の表記にあわせて仮に「りょうおんじ」と記載しましたが、正確にはどちらかは不明です。
一般の観光客の姿はかなり少ないのが特徴です。
皆さん、大きなカメラを持った人たちです。
もともとはかなりの穴場寺院でしたが、ここ数年で一気に知名度が上がりました。
とはいえ、平日であれば訪れる人も少なくゆっくりと楽しめます。
龍穏寺の紅葉は色づきはのタイミングがばらけるため、比較的長期間見頃が続くも特徴です。
まず最初に色づくのは、山門脇の大きなモミジの木です。11月上旬から見頃を迎えます。
龍穏寺の入り口にあるため、遠くからでもよく目立ちます。
園部駅方面から府道54号線を西へ進むと、緑の山の一部だけ真っ赤になっています。
遠目にも「あれが龍穏寺か」とわかるくらいです。
龍穏寺を示す看板や標識は何もありませんが、赤いところを目指せば龍穏寺へと到着します。
山門脇のモミジは真っ赤でも、参道の石段のモミジはまだ色づきはじめです。
見頃を迎えるのは、11月中旬から下旬にかけてです。
雨上がり後などには散紅葉でできたレッドカーペットや、山門からのぞく真っ赤なモミジや池に映る紅葉など撮影スポットがたっぷりあります。
いろんな角度からいろんな景色を探すのもまた楽しい紅葉スポットです。
赤一色ではなく、黄色やオレンジなど様々な色に染まり、大きさも形も様々なモミジが見事です。
いつでも美しいレッドカーペットが見られるわけではありません。
紅葉シーズン終盤の降雨直後が最も狙い目です。
山門付近は比較的早く色づきますが、参道の奥の方は案外色づきが遅いため、比較的長く紅葉を楽しむことができます。
見頃は11月中旬が中心です。
おすすめの時間帯は、やはり朝です。
日中はカメラマンで込み合うため、うまく撮らないとどうしても人が映りこんでしまいます。
観光寺院ではないので、拝観時はしっかりマナーを守ることを特に心がけましょう。
朝ならではの景色は、朝霧です。
園部と言えば、京都でも有名な霧スポットです。晴れた秋の朝は、必ずといってよいほど霧が覆います。
徐々に霧が晴れていく景色は、絶景です。
龍穏寺について
1509年に創建されたつ伝わる曹洞宗の寺院です。
旧船井郡の玉雲寺(ぎょくうんじ)、徳雲寺とならんで「船井の三うん寺」と称されます。「船井ごおり三十三ヶ所観音霊場」の第2番札所でもあります。
龍穏寺は、初代藩主の小出吉親以来代々園部藩の国家老と務めてきた太田氏の菩提寺です。本堂の裏には太田氏代々の墓所があります。
太田氏と言えば、太田道灌(どうかん)らで知られる関東の太田氏が有名です。
太田道灌の墓所があるのも、埼玉県越生町の龍穏寺(りゅうおんじ)です。
源三位頼政の子孫が同じ丹波国の亀岡市稗田野町太田を拠点としたことから太田氏を名乗りました。紅葉の穴場として知られる龍潭寺(りゅうたんじ)があるところです。
しかし、園部藩の太田氏は藤原氏で、名字の地は茨木市の太田です。
太田茶臼山古墳(継体天皇陵)があるところなので、埼玉県の龍穏寺とは関係ありません。
なお、龍穏寺の墓地では小畠姓の墓石が多数ありました。
小畠氏は、龍穏寺から1kmほど南の穴人(ししうど)城を本拠地とした丹波の国衆で、大河ドラマ「麒麟がくる」でも登場したことは記憶に新しいことです。
小畠氏は戦国時代を生き抜き、江戸時代も園部藩の重臣を務めました。
龍穏寺と並んで「三うん寺」と並び称される玉雲寺と徳雲寺。
京丹波町の玉雲寺は、龍穏寺にも勝るとも劣らぬ紅葉スポットとして有名です。
一方で龍穏寺と同じ園部にある徳雲寺はほとんど紅葉は見当たりません。
園部藩主の小出氏の菩提寺として廟所などの見どころはありますが、少なくとも紅葉目当てで訪れても何もありません。
拝観情報
拝観時間 | 日中随時 |
拝観料 | 境内自由 |
住所 | 京都府南丹市園部町仁江甲溝畑1 |
アクセス | 園部ICから車で5km |
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② 瑠璃にたとえられる渓谷美を堪能できる「るり渓」
紅葉おすすめポイント
大阪府能勢町との府境付近の園部川源流部広がる渓谷を瑠璃渓(るり渓)といいます。標高500m付近にあるため、園部でも紅葉の色づきもそれだけ早くなっています。
見頃は10月下旬~11月上旬ごろです。
渓谷沿いは京都府立るり渓自然公園として遊歩道が整備されています。
「るり渓十二勝」といわれる鳴滝などの景勝地を眺めながら、3kmのハイキングを楽しめます。
オオサンショウウオをはじめとしたおおくの動植物が生息している自然の宝庫です。
るり渓について
1905年に当時の船井郡長が、その美しさを宝石の瑠璃にたとえて「瑠璃渓」と名付けられました。
丹波丹後の京都府北部エリアでは、他に国指定名勝は特別名勝である天橋立(1922年指定)と、照福寺庭園(1970年指定)1、琴引浜(2007年指定)しかありません。
名勝としては琉璃溪という表記で指定されています。今は普通はひらがなの「るり渓」を使います。
温泉や宿泊、食事、バーベキューなどが楽しめる高原リゾート施設である京都るり渓温泉が隣接しています。
ついでに温泉やバーベキューを楽しめるだけではなく、今はやりのグランピングをすることもできます。
見学情報
入園時間 | 日中随時 |
入園料 | 園内自由 |
住所 | 南丹市園部町大河内 |
アクセス | 園部ICから車で15km |
公式ホームページ:京都府立るり渓自然公園
③ 明治に築城された最後の城「園部公園・園部城跡」
紅葉おすすめポイント
南丹市役所や南丹市立文化博物館が集まる園部の中枢部に広がる公園は、園部でもいち早く色づきはじめます。
るり渓はともかく、山あいにある龍穏寺よりも先に色づきはじめるから不思議です。
見頃は11月上旬~中旬ごろです。
何といっても絵になるのは、天守閣風の南丹市国際交流会館をバックにした景色でしょう。
鉄筋コンクリート製の現代建築ではありますが、京都でも福知山城・伏見桃山城と並んでもっともお城っぽい景色が見られます。
南丹市国際交流会館は1992年の竣工です。展望が良さそうな最上階は一般人は立ち入ることができません。
一方、本物の園部城の遺構は園部公園のすぐ南側に残っています。
現在園部高校として使用されており、今も隅櫓の巽櫓や櫓門が遺されています。
こんな立派な校門に登校する気分はどんなものなのでしょうか。
このように、城郭の門をそのまま高校の校門として使用している事例は全国で数例あるそうです。
城内は園部高校の敷地のために、見学はできません。
外から眺めるだけです。
園部高校では、2006年に付属中学校が設立され、中高一貫教育が行われています。
園部公園・園部城跡について
園部城は、明治2年(1869年)に築城された、日本で最もあたらしい城、日本最後の城として知られています。
代々園部藩小出家3万石の城下町でしたが、江戸幕府からは城を作ることは認められず、長らく陣屋でした。
南北650メートル、東西400メートルで二重の堀を備えており、大規模な陣屋でした。
幕末に京都で何度も武力衝突が起こり、京都の西を守る要衝として重要視されるようになりました。
戊辰戦争の天下分け目の決戦であった鳥羽・伏見の戦いでは、新政府軍が敗れた場合には、天皇を連れて園部を経由して山陰方面にいったん逃れる計画でした。
幕末から何度も築城を願い出を行い、慶応4年(1868)年に明治新政府よりようやく念願の築城を認められました。
翌年には櫓や堀も完成し、園部藩の念願だった園部城が完成しました。
しかし、わずか2年後には廃藩置県で園部藩は廃止され、翌1872年に園部城は廃城となりました。
今は、園部高校のほか、南丹市役所、南丹市国際交流会館、南丹市立文化博物館、園部B&G海洋センター、多目的運動場、スポーツ広場などの施設が並びます。
秋の朝に訪れると、濃い霧に覆われて紅葉も霧に沈んでしまうのでご注意を。
本当にすごい霧ですよ。
見学情報
入園時間 | 日中随時 |
入園料 | 境内自由 |
住所 | 南丹市園部町小桜町外 |
アクセス | JR「園部」から徒歩20分 |
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④ 最古の天満宮である「生身(いきみ)天満宮」
紅葉おすすめポイント
菅原道真を祀る日本でも最も古い天満宮です。
菅原道真といえば、学者・政治家として有名ですが、歌人でもあります。
百人一首の「このたびは ぬさもとりあえず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」は、よく知られています。
紅葉を詠んだ和歌として、最初にこの歌を思い浮かべるという人も多いのではないでしょうか?
園部の紅葉の名所としても知られており、秋にはモミジやイチョウが色づき、境内は赤や黄色、オレンジで美しく彩られます。
紅葉の見頃は11月中旬~下旬ごろと、園部の他の紅葉スポットと比べると遅めです。
京都市内ともそう変わらない時期に見頃となります。
生身天満宮について
全国12,000社ある天満宮の中でも最古として知られています。
園部は、菅原氏代々の領地で、菅原道真公もたびたび訪れていました。
道真公が無実の罪で大宰府(だざいふ)へと左遷された901年に、ひそかに道真公の木像を祀ったのがはじまりです。
903年に道真公が亡くなる前から祀られたいたため、生身(いきみ)天満宮と称されるようになりました。
代々の領主に篤く崇敬され、園部藩主小出家の祈願所として栄えました。
園部陣屋(のちの園部城)を造営時に、現在地へと移されました。
拝観情報
入園時間 | 日中随時 |
入園料 | 境内自由 |
住所 | 南丹市園部町美園町1号67番地 |
アクセス | JR「園部」から徒歩12分 |
公式ホームページ:日本最古の生身天満宮公式サイト 仕事のお守り天 晴れる・合格祈願お守りの神社
⑤ かやぶきの社殿と紅葉が美しい「摩気(まけ)神社」
紅葉おすすめポイント
胎金寺山の山裾に広がる静かな神社です。
見所は、何と言ってもかやぶき屋根と紅葉の姿です。
本殿とその覆屋、拝殿はかやぶき屋根です。
摩気神社の社殿は、丹波地方でも唯一という北を向いた造りになっています。
かやぶき屋根の正面側が日当たりの悪い北側になるため、苔むした美しい屋根です。
緑の苔に赤い紅葉が映えます。
本殿は東摂社、西摂社とともにかやぶきの覆屋の中にあり、丹波では唯一北面しています。
覆屋を含めて京都府の文化財に指定されています。
本殿の北側にあるかやぶきの拝殿は、昭和初期に建てられたものです。
苔むしたかやぶき屋根が魅力的でしたが、2021年に12年ぶりに葺き替えられ、新しくなりました。
またこれから年月を経て次第に苔むしていく姿が見られることでしょう。
摩気神社の楼門から北へ参道を100メートルほど進んだところに、園部川にかかる摩気橋があります。
摩気橋のたもとには大きなイチョウがあり、秋には鮮やかな黄色に染まります。
摩気橋は老朽化が進み、2022年7月から車両通行止めになっています。
改修にあたっては、景観に溶け込む既存の木製を維持するか、耐久性ある鋼鉄製に変更するかが議論されています。
摩気神社について
摩気神社は、南丹市園部町の北西端にある竹井をはじめ、概ね園部町より西側の近隣十一ヶ村の総氏神です。
創建年代ははっきりしませんが、延喜式には名神大社「麻気神社」として記載されています。
丹波国で名神大社に列せられているのは、他に出雲神社(出雲大神宮)、小川月神社(亀岡市馬路)、櫛石窓神社(丹波篠山市)しかなく、格の高い神社です。
中世には一時衰退しましたが、園部藩の援助により復興しました。
今の社殿は、明和4年(1767年)に再建されたものです。
かやぶき屋根の社殿が残る境内は時代劇のロケ地としてもぴったりで、鬼平犯科帳や三匹が斬る!、水戸黄門などが撮影されました。
2015年には映画「信長協奏曲」の撮影で小栗旬、山田孝之、向井理らが訪れています。
摩気橋も多くの時代劇のロケ地となりました。
拝観情報
入園時間 | 日中随時 |
入園料 | 境内自由 |
住所 | 南丹市園部町竹井宮ノ谷3 |
アクセス | 園部ICから車で12分 |
八木エリア
2006年に合併により南丹市が誕生する前の船井郡八木町のエリアです。
室町時代には守護代の居城が置かれる丹波の中心地でした。
南丹市の南東部にあり、大堰川沿いに亀岡市とつながっています。
① 七色に映えるグラデーションの紅葉が美しい「西光寺」
紅葉おすすめポイント
紅葉スポットのイメージが少ない八木エリアにある、超穴場の紅葉スポットが西光寺です。
知る人ぞ知る穴場スポットで、紅葉が見頃を迎える11月中旬の週末でも、観光客はちらほらしか見かけません。
園部の龍穏寺に劣らぬ美しさですが、まだ西光寺はカメラマンにもあまり知られていないようです。
見頃は11月中旬が中心です。
西光寺の紅葉は、「七色に映える」と評されます。
赤、黄、オレンジ、緑などがみごとなグラデーションが青空に映える華麗な紅葉です。
寺名のとおり、京都の「西」で紅葉が「光」るお寺です。
ただし、やはり朝早くは霧に沈みます。
紅葉は映えませんが、京都市内では見られないような幻想的な光景です。
霧の紅葉もまた魅力的です。
西光寺について
南丹市内でも最古という756年創建と伝わる古刹です。
正式には西光蜜寺という真言宗大覚寺派の寺院です。
東大寺を開いた良弁(ろうべん)による創建と伝えられています。
神護寺を中興した文覚(もんがく)上人が得度したお寺とされ、紅葉で有名な京都・高雄の神護寺から移植したと言われています。
「もみじ寺」と称されることもある、地元では知られた紅葉の名所です。
8月20日,23日には六斎念仏踊りが催され、京都府の指定無形文化財にも指定されています。
西光寺へは、式内社である古社・荒井神社の脇にある坂道を登って境内へと向かいます。
竜宮門風の鐘楼門をくぐると、モミジであふれる境内へと入ります。
南丹市(旧美山町を除く)と京丹波町で構成される旧船井郡の「船井ごおり三十三ヶ所観音霊場」の第21番札所でもあります。
本堂は寛政11年(1799年)再建で、南丹市指定文化財になっています。
本堂正面の向拝には、麒麟や龍などの多彩な彫刻が施されています。ぜひ上にも目線を向けてみて下さい。
拝観情報
拝観時間 | 日中随時 |
拝観料 | 境内自由 |
住所 | 京都府南丹市八木町美里中石谷9 |
アクセス | JR「吉富」から徒歩で15分 |
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日吉エリア
2006年に合併により南丹市が誕生する前の船井郡日吉町のエリアです。
① 多彩にバランスよく色づく「多治神社」
紅葉おすすめポイント
多治神社(たじじんじゃ)は、日吉駅から北へ5kmほど進んだ田原にある神社です。
桂川の支流である田原川沿いの小さな盆地にあります。交通量も少なく訪れる人もまれな紅葉穴場スポットです。
府道沿いに神明鳥居があり、紅葉で彩られた参道を進むと本殿です。
境内にはカエデやイチョウがあり、秋には赤、オレンジ、黄色でバランスよく彩られます。
日の光を受けて、グラデーション状に美しく輝きます。
山に囲まれた小盆地にあるため、日が差す午前中に訪れるのがおすすめです。
参道に沿って田原川の支流である深山川が流れています。
深山川の清流と紅葉の景色も美しく、おすすめです。
苔むしたかやぶき屋根の絵馬殿と紅葉の景色も絵になります。
多治神社について
多治神社は、8世紀初めに創建と伝わる延喜式内社です。
現在の本殿は宝暦5年(1775年)の再建で、京都府の文化財に指定されています。
毎年5月3日に行われる豊作祈願の神事「田原の御田」は、国の重要無形民俗文化財に、と、10月15日ごろに行われる豊作感謝の神事「田原のカッコスリ」は京都府の指定無形民俗文化財に指定されています。
拝観情報
拝観時間 | 日中随時 |
拝観料 | 境内自由 |
住所 | 南丹市日吉町田原字宮後2 |
アクセス | JR「日吉」から徒歩で1時間 |
おわりに
京都府南丹市の紅葉はいかがでしたでしょうか。
京都市内よりも早く見頃を迎え、しかも混雑することはありません。まだ穴場といってよいスポットです。
ただし、いずれも鉄道やバスでのアクセスはなかなか難しいところが多いです。離合困難な道路もあるので、マイカーでも運転に慣れていない場合はちょっと難しいかもしれません。
タクシーであれば、簡単にアクセス可能です。
点在する紅葉スポットを観光タクシーで効率よくご案内することができます。
ただし、出発か到着かいずれかが京都市内でなければならないのでご注意を。
MKの観光貸切タクシーなら、京都の紅葉を心行くまで楽しむことができます。
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紅葉のライブ配信
MKタクシーの公式インスタグラムでは、「京都の今」を伝えるインスタライブの配信を行っています。
紅葉シーズンには、京都各地の紅葉をライブ中継します。
原則として毎週木曜日のお昼12時15分頃から約30分配信します。
その他、夜間や土日祝の特別配信も予定しています。
MKタクシー公式インスタグラム:https://www.instagram.com/mktaxi.jp/
- 綾部市鷹栖町にある江戸末期の庭園[↩]