円山公園の「祇園枝垂桜」は昼もライトアップも美しい京都で最も有名な桜

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円山公園の「祇園枝垂桜」は昼もライトアップも美しい京都で最も有名な桜

京都で最も有名な桜を一本だけ上げるとすると、間違いなく円山公園の祇園枝垂桜でしょう。
京都市民でこの桜を見たことがないという人を探す方が難しいくらいの、まさに京都の春の顔です。
祇園枝垂桜は、ソメイヨシノより3日程度早く開花し、3日程早く見頃を迎えます。
足下の白い枝垂桜が祇園枝垂桜よりもさらに先に開花し、祇園枝垂桜が開花し始めたころに見頃を迎えます。
2022年は3月25日(金)~4月10日(日)に恒例のライトアップが行われています。
3年ぶりに花見茶屋や露店も復活しました。

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円山公園の祇園枝垂桜

見頃は4月上旬

  • 4月上旬に見頃の祇園枝垂桜とソメイヨシノ
祇園枝垂桜 三分咲き 2018年3月23日(平年3月29日相当) 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜 三分咲き 2018年3月23日(平年3月29日相当) 撮影:MKタクシー

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祇園枝垂桜 見頃 2014年4月1日(平年4月3日相当) 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜ライトアップ 見頃 2014年4月1日(平年4月3日相当) 撮影:MKタクシー

 

古くから人気の「円山の夜桜」

祇園枝垂桜は、正式には「一重白彼岸枝垂桜」といいます。
つまり、一重の白い花を咲かせるエドヒガン(江戸彼岸)の枝垂桜ということです。
エドヒガンは、日本に自生する桜で、長寿なことで知られます。
「白」と付きますが、実際には結構赤みも強い花を咲かせます。

祇園枝垂桜のライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜ライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

江戸時代から「円山の夜桜」として知られたとおり、夜間にライトアップされる姿は、幽玄で優美で人気を集めています。

2020年・2021年の2年連続で中止となりましたが、2022年は3年ぶりに開催されています。
3月25日(金)~4月10日(日)の日没から22時まで祇園枝垂桜がライトアップされます。
うち3月29日(火)~4月7日(木)は、かがり火も設置されます。
昔ながらのかがり火によって、祇園枝垂桜が美しく照らし出されます。

ソメイヨシノ 見頃 2018年3月27日(平年4月4日相当) 撮影:MKタクシー

円山公園のソメイヨシノと花見茶屋 見頃 2018年3月27日(平年4月4日相当) 撮影:MKタクシー

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花見茶屋で夜桜を楽しみながらの飲食

円山公園は、京都市民にとって定番の大人気花見スポットです。
祇園枝垂桜だけでなく、園内にはたくさんのソメイヨシノが植えられており、4月上旬には見頃を迎えます。
京都人なら若い頃に、場所取りで寝袋に入って夜を過ごした経験があるという方も多いでしょう。

ソメイヨシノ 見頃 2012年4月10日(平年4月6日相当) 撮影:MKタクシー

円山公園のソメイヨシノとブルーシート 見頃 2012年4月10日(平年4月6日相当) 撮影:MKタクシー

桜の時期には、祇園枝垂桜の東側にたくさんのブルーシートが並び、夜な夜な宴会が繰り広げられました。
ただし、そういった光景も既に過去のものになりました。
祇園枝垂桜の西側一帯では、飲食が禁止となりました。
ブルーシートの使用も禁止となりました。京都市による無料でのゴザ貸出はありますが、前日からの場所取りなども禁止です。
なお、2022年はゴザ貸出は中止です。持参したシートも景観保全や桜の保護のために使用禁止となっています。

円山公園の露店 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

円山公園の花見茶屋とソメイヨシノ 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

2022年の円山公園には、仮設の花見茶屋が出店されています。
2020年、2021年と花見茶屋と露店はなかったので、3年ぶりです。
花見茶屋は祇園祭などでよく見る簡易な屋台ではなく、しっかりとした造りです。
円山公園には、祇園枝垂桜と八坂神社の間に銀水、音羽、三味線と三つの花見茶屋があり、朱い毛氈の上に床几が置かれた座敷が用意されています。
美しい桜のもと、飲食を楽しめるようになっています。

座敷を利用するには、まずは花見茶屋ごとにエリア分けされている座敷席を確保し、茶屋で料理を注文します。
席料として500円が必要です。

円山公園の露店 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

円山公園の花見茶屋とソメイヨシノ 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

料理もおでんやうどんなどだけでなく、焼肉なんかも楽しめます。
お値段も普通のお店よりは高めなものの、意外とリーズナブルな設定です。

銀水のホームページ:https://kabetsu0322.wixsite.com/ginsui/untitled

花見茶屋の他に、よくある屋台の露店も多数出店されます。例年は60ほど出ます。
アルコール類も出ますが、感染防止対策にはじゅうぶん注意しましょう。

円山公園の祇園枝垂桜 見頃 2022年4月5日 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜 見頃 2022年4月5日 撮影:MKタクシー

今も盛大に花を咲かせる祇園枝垂桜ですが、数年前には鳥のフン害などによって衰えが目立っていました。
しかし、関係者らの努力により、再び元気な姿を取り戻しつつあります。ありがたいことです。
寿命の長いエドヒガン(江戸彼岸)なので、きちんと世話をすれば、これから何百年も元気な姿を見せてくれるはずです。

国立国会図書館デジタルコレクション「京都市参事会『京都名所帖』明治40.6刊行」

圓山夜櫻 国立国会図書館デジタルコレクション「京都市参事会『京都名所帖』明治40.6刊行」

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「桜守」の佐野藤右衛門と祇園枝垂桜

今の祇園枝垂桜は、二代目です。
初代の祇園枝垂桜は、1947年に樹齢220年で枯死しました。
1936年から1941年が舞台の谷崎潤一郎「細雪」では、円山公園の枝垂桜が既に年老い、年々に色褪て行く」と書かれていました。
今の枝垂桜は初代の種子から育てられた苗木を1949年に植樹したものです。
桜守として知られる佐野藤右衛門氏(15代目)の手によります。

祇園枝垂桜のライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜ライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

佐野藤右衛門は、代々仁和寺の御用とつとめてきた造園業者「植藤」の当主の名前です。
14代目から日本中の桜の保護活動に取り組み、「桜守」として知られています。
桜守としての足跡は京都に限らず全国に残っています。

祇園枝垂桜のライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜ライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

円山公園に移植された二代目の枝垂桜は、1928年に佐野藤右衛門氏が息子の誕生記念に初代の祇園枝垂桜の種をまいた桜のひとつです。
その息子が16代目の佐野藤右衛門氏です。円山公園の祇園枝垂桜は、佐野藤右衛門氏と同年なのです。
16代目佐野藤右衛門氏は、既に90歳を超えて第一線での活躍は終えましたが、今も桜シーズンになると新聞やテレビなどいろいろなメディアで矍鑠(かくしゃく)とした姿を拝見します。
樹齢90年を経た祇園枝垂桜もまだまだ元気です。

祇園枝垂桜 見頃 2017年4月10日(平年4月9日相当) 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜 見頃 2017年4月10日(平年4月9日相当) 撮影:MKタクシー

京都中に広がる祇園枝垂桜ファミリー

かつては祇園感神院と言われた八坂神社の社務を執行していた宝寿院の境内にありました。
神仏分離によって宝寿院が廃され、伐採されそうになったところを京都の実業家である明石博高(ひろあきら)によって救われました。

祇園枝垂桜のライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜ライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

高さは12mに及び、今の二代目よりも大きな桜で、大いに人気を博しましたが、次第に衰えが目立ち、戦後すぐに枯死してしまいました。
今も京都の各地に二代目の祇園枝垂桜の姉妹樹が、元気な姿を見せています。

祇園枝垂桜のライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜ライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜の周囲の小ぶりの枝垂桜は、二代目の祇園枝垂桜の子桜です。
もしかしたら三代目の祇園枝垂桜になるかもしれません。
子桜は祇園枝垂桜とは同じ枝垂桜ではあるものの、明らかに花の色が異なります。

祇園枝垂桜のライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜ライトアップ 見頃 2022年3月28日 撮影:MKタクシー

母桜が祇園枝垂桜なのは間違いありませんが、父桜は別の桜です。父桜の影響も受けるため、親子が必ずしも同じにはなりません。
接ぎ木によるクローン増殖のため、必ず同じ花が咲くソメイヨシノをはじめとする園芸品種とは大きな違いです。

祇園枝垂桜 見頃過ぎ 2017年4月13日(平年4月10日相当) 撮影:MKタクシー

円山公園の祇園枝垂桜 見頃過ぎ 2017年4月13日(平年4月10日相当) 撮影:MKタクシー

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円山公園について

八坂神社の東から東山にかけて広がる、京都で最も古い公園です。
池のまわりに木々が茂り、茶店や料亭が点在しています。
「祇園の夜桜」として知られる枝垂桜を有名な、京都市民に最も愛されるお花見スポットのひとつでもあります。
中ほどにある、坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像も記念撮影スポットとして人気です。
禁年再整備事業が完成し、100年前の姿が一部蘇りました。
まだ改修後の円山公園に行ったことがない人は、ぜひ訪れてください。

関山(坂本龍馬・中岡慎太郎像) 見頃 2019年4月18日(平年4月16日相当)

円山公園の関山と坂本龍馬・中岡慎太郎像 見頃 2019年4月18日(平年4月16日相当)

入園情報

入園時間 日中随時
入園料 園内自由
住所 京都市東山区円山町
アクセス 京阪「祇園四条」より10分

祇園枝垂桜ライトアップ

開催期間 2022年3月25日(金)~4月10日(日)
j開催時間 日没~22:00

公式ホームページ:円山公園のご案内

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おわりに

京都で桜を見るなら、円山公園の祇園枝垂桜は外せないでしょう。
しかし、京都では他にもたくさんの桜スポットがあります。
円山公園のすぐ近くのスポットから、ちょっと離れたスポットまで、時期に応じて続々と見頃を迎えます。
MKタクシーの観光ドライバーであれば、定番スポットから穴場スポットまで、いろんな桜スポットを把握しています。

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