京都の紅葉ライトアップ攻略法|万全の準備と計画で夜を満喫

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京都の紅葉ライトアップ攻略法|万全の準備と計画で夜を満喫

秋の京都を彩る紅葉ライトアップ。鮮やかな紅葉が美しく照らし出された幻想的な風景は一度は見てみたいものです。
しかし、紅葉ライトアップには実は事前に知っておくべき注意点がいくつかあります。開催期間や時間、服装、そして混雑…。
何も知らずに訪れると、せっかくの美しい景色も十分に楽しめないかもしれません。そこで本記事では、京都の紅葉ライトアップを最大限に楽しむための「攻略法」と、事前に知っておくべき「注意点」を徹底解説!
これを読めば、京都の紅葉ライトアップを心ゆくまで堪能できること間違いなし。

【計画編】行く前に勝負は決まる!失敗しないための事前準備

紅葉ライトアップの成功は、事前の情報収集が重要です。
京都に出かける前に、紅葉ライトアップ開催期間や開催時間などをしっかり確認し、効率的なルートを計画しましょう

東寺・五重塔のライトアップ 2024年12月6日 撮影:MKタクシー

東寺(南区)の五重塔の紅葉ライトアップ 2024年12月6日 撮影:MKタクシー

開催期間を事前にチェック

紅葉ライトアップは期間も日数もバラバラ

紅葉の見ごろ期間によって変わる紅葉ライトアップ期間

京都では例年11月中旬から12月上旬が紅葉シーズンのピークとなります。
しかし、紅葉スポットによって紅葉シーズンも差異があります。
山間部や北部では京都市内の平地部と比べて紅葉シーズンは早まります。当然、紅葉ライトアップ期間も異なります。
例えば、京都でも鞍馬・貴船や亀岡方面はおおむね11月に紅葉ライトアップ行われますが、京都市内の平地部では12月中旬ごろまで紅葉ライトアップが行われるところが多いです。

知恩院・三門の紅葉ライトアップ 2024年12月5日 撮影:MKタクシー

知恩院(東山区)の三門の紅葉ライトアップ 2024年12月5日 撮影:MKタクシー

 

紅葉ライトアップ日数の長短も様々

紅葉ライトアップは長いところだと、10月下旬から12月中旬まで紅葉シーズンを完全にカバーする期間開催されます。
例えば、2025年は10月24日(金)~12月14日(日)に紅葉ライトアップを行う高台寺(京都市東山区)などが典型です。
こういうスポットはいつ訪れても紅葉ライトアップが行われているので安心です。

高台寺のライトアップ 2020年11月18日 撮影:MKタクシー

高台寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2020年11月18日 撮影:MKタクシー

一方で、1日間限定や2~3日間限定で紅葉ライトアップを行うスポットもあります。
例えば、2025年は11月15日(土)、16日(日)の成相寺(宮津市)や11月29日(土)、30日(日)の善法律寺(八幡市)の紅葉ライトアップなどです。
別のイベントにあわせての開催だったり、植物への影響を最小限にするために紅葉ライトアップの日程を限定しています。
こういうスポットはあらかじめ日程をピンポイントで狙っていく必要があります。

勝林寺の紅葉ライトアップ 2021年11月25日 撮影:MKタクシー

勝林寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2021年11月25日 撮影:MKタクシー

最も多いのは、11月中旬から12月上旬くらいの1ヶ月くらいの紅葉ライトアップです。
何度も京都の紅葉を訪れるのであれば、その日に行われている期間限定の紅葉ライトアップを優先するのもよいでしょう。
そう何度も京都に来られないのであれば、あまり気にせず行きたい紅葉ライトアップに行くのがいいでしょう。

渉成園の紅葉ライトアップ 2024年12月5日 撮影:MKタクシー

渉成園(下京区)の紅葉ライトアップ 2024年12月5日 撮影:MKタクシー

 

毎年変わる紅葉ライトアップ期間

紅葉のライトアップ期間も毎年固定ではありません。
毎年曜日に関わらず固定日程で紅葉ライトアップg開催される紅葉スポットもありますが、多くは週末を含む日程で毎年微妙に期間が変わります。

紅葉の見頃は年によって変動するため、ライトアップの期間も毎年変わります。「去年行ったから今年も大丈夫」と思っていると、すでに紅葉ライトアップが終わっていたり、まだ始まっていなかったりすることもあります。
特に最近は温暖化の影響で京都の紅葉も遅れており、毎年どんどん紅葉ライトアップ期間も後ろ倒しになる傾向があります。ひと昔までは12月中旬に紅葉ライトアップなんて考えられませんでしたが、今では普通です。
必ず公式サイトで紅葉ライトアップの最新情報を確認しましょう。

東寺・五重塔の紅葉ライトアップ 2024年12月2日 撮影:MKタクシー

東寺(南区)の五重塔の紅葉ライトアップ 2024年12月2日 撮影:MKタクシー

 

色付き状況によっては期間延長も

予定より紅葉の色付きが遅い場合は期間が延長される紅葉ライトアップもあります。
もともと期間延長の可能性が告知されていたり、過去に期間延長の実績がある場合は必ずチェックしておいてください。
告知も実績もない場合でも、紅葉ライトアップの期間が延長される可能性はあります。
公式ホームページや公式インスタグラムなどをしっかり紅葉ライトアップの情報をチェックしましょう。

永観堂の紅葉ライトアップ 2018年11月20日 撮影:MKタクシー

永観堂(左京区)の紅葉ライトアップ 2018年11月20日 撮影:MKタクシー

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開門時間と閉門時間を要チェック

開始時刻と終了時刻は紅葉ライトアップスポットによって様々です。
きちんとチェックしておけば、1日で2~3箇所の紅葉ライトアップを巡ることもできます。

醍醐寺の紅葉ライトアップ 2024年11月29日 撮影:MKタクシー

醍醐寺(伏見区)の紅葉ライトアップ 2024年11月29日 撮影:MKタクシー

 

紅葉シーズンの京都の日の入りは16:50ごろ

京都の日の入り時刻

まず、紅葉シーズンの京都の日の入り時刻を確認します。

11月1日17:03
11月11日16:55
11月21日16:49
12月1日16:45
12月11日16:46

紅葉シーズンの序盤と終盤では20分ほど異なります。
一方で、紅葉がピークを迎える11月下旬から12月初めごろはほとんど日の入り時刻は変わりません。
不思議なことですが、これは地球の公転軌道が楕円であることと自転軸が傾いていることが原因です。
紅葉シーズンの京都の日没は16:50ごろと覚えておきましょう。

兼六園(石川県)の紅葉ライトアップ 2016年11月21日 撮影:MKタクシー

兼六園(石川県金沢市)の紅葉ライトアップ 2016年11月21日 撮影:MKタクシー

 

真っ暗になるのは17:30ごろ

先ほどの日の入り時刻は周囲に山がない場合の時刻です。
盆地にある京都では、実際の日の入り時刻は上記よりもさらに早い時間です。
紅葉ライトアップ前の夕日に映える紅葉を楽しむのであれば、16:30ごろがベストでしょう。

本格的に暗くなり始めるのは日没からしばらくしてからです。
概ね17時過ぎごろから暗くなり、17:30ごろにはすっかり日が暮れます。

清水寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2023年11月21日 撮影:MKタクシー

清水寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2023年11月21日 撮影:MKタクシー

 

体感的には暗くなるのは東京と同じくらい

京都より東にある東京は京都より17分程度早く陽が沈みます。
一方で、京都は盆地なので実際に暗くなるのは早めです。
結果的に、体感的には京都の夜は東京とほぼ同じくらいの時刻になります。

金戒光明寺の紅葉ライトアップ 2023年11月22日 撮影:MKタクシー

金戒光明寺(左京区)の紅葉ライトアップ 2023年11月22日 撮影:MKタクシー

 

昼夜通しと昼夜入れ替え制

京都の紅葉ライトアップの開催には大きく、昼の拝観から続けてそのまま夜の紅葉ライトアップがはじまるパターンと、昼の部の拝観がいったん終了してから、あらためて夜の部の拝観として紅葉ライトアップがはじまるパターンがあります。

勝林寺の紅葉ライトアップ 2021年11月25日 撮影:MKタクシー

勝林寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2021年11月25日 撮影:MKタクシー

 

入れ替えなしの昼夜通しの紅葉ライトアップ

シンプルな昼夜通し制

入れ替えなしの場合は、例えば通常の拝観が9時~17時なのが20時まで延長されるイメージです。紅葉ライトアップ開始時間は「日没」と表記される場合もあります。
昼間は通常通りの一般拝観が行われ、日が暮れて暗くなってくるとライトアップが点灯されて紅葉ライトアップへと移行していきます。
昼間に入ってそのまま夜までゆっくりと過ごすことができます。
当然昼間でも紅葉ライトアップでも拝観料は同じです。

青蓮院青龍殿のライトアップ 2019年12月1日 撮影:MKタクシー

青蓮院青龍殿(東山区)のライトアップ 2019年12月1日 撮影:MKタクシー

 

小規模でシンプルな紅葉ライトアップが多い

いったん全ての観光客を退出させるなどの手間もかからないので、比較的中小規模のライトアップで昼夜通し制が採用されていることが多いです。
昼とは別に紅葉ライトアップ用のセッティングをやるタイミングがないので、紅葉ライトアップ自体もシンプルな場合が多いです。
公開されるエリアも昼と夜で変わらない場合が多いですが、紅葉ライトアップの点灯とともに公開エリアが狭くなることもあります。
拝観料が必要ない紅葉ライトアップも結果的には昼夜通し制と同じです。

主な昼夜通しの紅葉ライトアップ

高台寺(東山区)、北野天満宮(上京区)、将軍塚青龍殿(東山区)、貴船神社(左京区)

北野天満宮・御土居のもみじ苑の紅葉ライトアップ 2023年11月22日 撮影:MKタクシー

北野天満宮(上京区)の御土居のもみじ苑の紅葉ライトアップ 2023年11月22日 撮影:MKタクシー

 

昼夜完全入れ替え制の紅葉ライトアップ

昼と夜の拝観が分離

昼夜入れ替え制の場合、たとえば17時に通常の拝観が終わり、18時から紅葉ライトアップが開始されます。
昼の通常拝観と夜の紅葉ライトアップでは完全に分かれています。

東寺の紅葉ライトアップ 2023年12月1日 撮影:MKタクシー

東寺(南区)の五重塔の紅葉ライトアップ 2023年12月1日 撮影:MKタクシー

 

大規模で凝った紅葉ライトアップが多い

手間をかけて昼夜入れ替え制にする理由は様々です。ひとつには紅葉ライトアップ用のセッティングを行う時間が必要なあります。
観光客がいない時間に機材を置いたり配線を引いたりします。そのため、凝った紅葉ライトアップの場合が多いです。
また原則として昼の拝観料と夜の拝観料が異なります。永観堂のような例外はありますが、紅葉ライトアップの方が拝観料が高額な場合が普通です。
紅葉ライトアップにかかる経費が上乗せされるので、当然です。
公開されるエリアも昼より限定されている場合が通常です。安全のために夜間は危険なエリアには入れないようにしています。

主な昼夜入れ替え制の紅葉スポット

清水寺(東山区)、永観堂(左京区)、東寺(南区)、醍醐寺(伏見区)、宝厳院(右京区)、青蓮院門跡(東山区)、知恩院(東山区)、金戒光明寺(左京区)、宝泉院(左京区)、平等院(宇治市)、梅小路公園(下京区)、柳谷観音楊谷寺(長岡京市)

知恩院・三門の紅葉ライトアップ 2024年12月5日 撮影:MKタクシー

知恩院(東山区)の三門の紅葉ライトアップ 2024年12月5日 撮影:MKタクシー

 

うまく組み合わせたら1日で2~3箇所も

最初は昼夜通しの紅葉ライトアップに

点灯前からスタンバイ

昼夜通しの場合は、紅葉ライトアップの開始時刻を気にする必要はありません。
好きな時刻に到着して紅葉ライトアップまでゆっくりすることもできます。
ライトアップが点灯されるのは日没からです。
昼夜通しの紅葉ライトアップスポットは少ないので、その後の交通の便も考慮すると高台寺と北野天満宮がおすすめです。

高台寺の紅葉ライトアップ 2022年11月8日 撮影:MKタクシー

高台寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2022年11月8日 撮影:MKタクシー

 

トワイライトタイムを楽しもう

昼夜通しの場合は、好きな時間の紅葉ライトアップを見ることができます。
おすすめの時間帯は、京都ではまだうっすらと空が明るい17:30くらいまでです。
お天気の良い日には、暮れていく空にや一番星に紅葉ライトアップが美しく映えます。
昼夜通しの紅葉ライトアップの場合は、早めの時刻に訪れることをおすすめします。

長岡天満宮・錦景苑の紅葉ライトアップ 2017年11月18日 撮影:MKタクシー

長岡天満宮(長岡京市)の錦景苑の紅葉ライトアップ 2017年11月18日 撮影:MKタクシー

 

遅くまでやっている紅葉ライトアップは後回しに

紅葉ライトアップの終了時刻をチェック

紅葉ライトアップは21:00くらいまでやっているところが多いですが、中には従業員のシフトや近隣への配慮の関係から早いところでは19:00くらいで終了する場合もあります。
20:00までというところも珍しくはありません。一方で少ないながら22:00まで紅葉ライトアップを行っている紅葉スポットもあります。
最大で3時間も違いがあるので、いつまで紅葉ライトアップをやっているかは重要です。

21:00をこえて紅葉ライトアップをしているスポットは、東寺(21:30閉門)渉成園(21:30閉門)、高台寺(21:30受付終了)、青蓮院(22:00閉門)などがあります。

渉成園の紅葉ライトアップ 2019年11月27日 撮影:MKタクシー

渉成園(下京区)の紅葉ライトアップ 2019年11月27日 撮影:MKタクシー

 

受付終了時刻と閉門時刻の違い

紅葉ライトアップの受付終了時刻と閉門時刻の違いにも要注意です。両方書いてあれば安心ですが、どちらかしか書いていない場合もあります。
「○時まで」という表記が紅葉ライトアップの受付終了時刻なのか閉門時刻なのかはしっかり確認しましょう。閉門時刻の場合は受付時刻は30分くらい前に終了します。
閉門時刻の表記しかなくても、多くの場合受付終了時刻もお設定されています。ほとんどの場合は30分前です。ギリギリに紅葉ライトアップを訪れる場合は注意しましょう。

曽木公園(岐阜県)の紅葉ライトアップ 2017年11月19日 撮影:MKタクシー

曽木公園(岐阜県土岐市)の紅葉ライトアップ 2017年11月19日 撮影:MKタクシー

 

移動時間と待ち時間を考慮したルート計画を

タクシーや地下鉄を上手に活用

京都市内は紅葉シーズンになると大渋滞が発生します。移動時間を考慮し、無理のないルートを計画しましょう。
タクシーや地下鉄を上手に活用するのがおすすめです。
嵐山や東山界隈のよいうに紅葉ライトアップスポットが多数ある場合は、結局歩いた方が早い場合も少なくありません。

なばなの里(桑名市)の紅葉ライトアップ 2024年12月14日 撮影:MKタクシー

なばなの里(三重県桑名市)の紅葉ライトアップ 2024年12月14日 撮影:MKタクシー

 

行列時間も考慮に入れる

永観堂のように超人気の紅葉ライトアップスポットは、週末ともなると驚くような大行列ができます。
宝厳院のように観光客数とキャパシティがアンバランスなところも行列ができます。
目的とする紅葉ライトアップはどの程度行列ができるのかも把握しておきましょう。
紅葉ライトアップの開門よりもかなり早く行って並んだ方が良い場合もあります。

教林坊(近江八幡市)の紅葉ライトアップ 2024年12月8日 撮影:MKタクシー

教林坊(滋賀県近江八幡市)の紅葉ライトアップ 2024年12月8日 撮影:MKタクシー

 

でもやっぱり紅葉ライトアップはゆっくり見て欲しい

前述のように、しっかり計画を立てれば1日で2~3箇所の紅葉ライトアップを回ることは難しくはありません。
ただし、紅葉ライトアップはたくさん数を回ることに意味はありません。
気に入った紅葉スポットがあれば、じっくり紅葉ライトアップを楽しんでください。

一方で期待外れの紅葉ライトアップであれば、さっさと切り上げて次へ向かいましょう。
まだ見ぬあなた好みの紅葉ライトアップが待っているかもしれません。

仁和寺の雲海ライトアップ 2023年11月26日 撮影:MKタクシー

仁和寺(右京区)の雲海ライトアップ 2023年11月26日 撮影:MKタクシー

 

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予約拝観や貸切拝観情報を要チェック

事前予約制の紅葉ライトアップ

最近は事前予約制の紅葉ライトアップも増えてきました。
事前予約制のメリットは行列に並ぶ可能性が低い点です。
人数を限定しているため、キャパシティオーバーになる心配は少なく、比較的ゆっくりと紅葉ライトアップを楽しむことができます。

デメリットは、臨機応変のスケジュールを組みにくい点です。
また一般的に1,000円を超える拝観料がかかる場合が多いです。
人数を絞っている分高くなることは仕方ないですね。

予約制を取り入れている紅葉ライトアップスポットとして、平等院(宇治市)、鹿王院(右京区)などがあります。

平等院の紅葉ライトアップ 2017年11月26日 撮影:MKタクシー

平等院(宇治市)の紅葉ライトアップ 2017年11月26日 撮影:MKタクシー

 

貸切拝観の紅葉ライトアップ

旅行会社やJR東海による貸切による紅葉ライトアップもあります。
特定のツアー限定の場合もありますが、予約すれば誰でも利用できる場合も多いです。

大梅山法常寺の紅葉ライトアップ 2024年11月30日 提供:junichiro.takikawa

大梅山法常寺(亀岡市)の紅葉ライトアップ 2024年11月30日 提供:junichiro.takikawa

 

JR東海の貸切拝観

JR東海は近年貸切拝観に力を入れています。
2025年は東福寺(東山区)、光明院(東山区)、瑠璃光院(左京区)、智積院(東山区)、醍醐寺三宝院(伏見区)、建仁寺(東山区)、祐斎亭(右京区)で貸切拝観の紅葉ライトアップを行っています。
いずれもEX旅先予約からの事前予約が必要です。
人数も限られているので、紅葉ピーク時の週末は早々に予約枠が埋まってしまう場合もあるのでご注意ください。

また紅葉ライトアップに大行列ができる東寺と宝厳院では、紅葉ライトアップの先行入場プランも実施しています。
先行入場を活用すれば、より多くの紅葉ライトアップを巡ることができます。

 

大梅山法常寺の紅葉ライトアップ 2024年11月30日 提供:junichiro.takikawa

大梅山法常寺(亀岡市)の紅葉ライトアップ 2024年11月30日 提供:junichiro.takikawa

 

MKトラベルの貸切拝観

MKタクシーのトラベル部門であるMKトラベルでも貸切の紅葉ライトアップを実施しています。
亀岡市の法常寺を貸し切っての特別拝観の紅葉ライトアップです。

大梅山法常寺の紅葉ライトアップ 2024年11月30日 提供:junichiro.takikawa

大梅山法常寺(亀岡市)の紅葉ライトアップ 2024年11月30日 提供:junichiro.takikawa

貸切拝観で贅沢な時間を

貸切拝観では、静寂の中でライトアップされた紅葉を独り占めできる、贅沢な体験をできます。

貸切拝観と一般拝観は年によって変わります。
去年まで予約不要の一般拝観をしていたところが、今年から要予約の貸切拝観に変わるなんてことも珍しくありません。
逆に要予約の貸切拝観から始めたところが好評のため、予約不要の一般拝観を開始することもあります。
さらにややこしいパターンとして、日によって予約不要の一般拝観と要予約の貸切拝観が混じっている場合もあります。

仁和寺の雲海ライトアップ 2023年12月4日 撮影:MKタクシー

仁和寺(右京区)の雲海ライトアップ 2023年12月4日 撮影:MKタクシー

せっかく紅葉ライトアップに行っても、予約していなかったために入れなかったなんてこともありえます。
お目当てのスポットや文化財がお昼の拝観でしか見られない場合もあります。

醍醐寺・弁天池の紅葉ライトアップ 2024年11月25日 撮影:MKタクシー

醍醐寺(伏見区)の弁天池の紅葉ライトアップ 2024年11月25日 撮影:MKタクシー

 

京都の紅葉ライトアップにはどこがおすすめ?

実は歴史が浅い紅葉ライトアップ

京都では秋にたくさんの紅葉ライトアップが行われます。
春の桜は「夜桜」として江戸時代から歴史がある楽しみ方ですが、秋の紅葉ライトアップは新しい楽しみ方です。
京都でも広く紅葉ライトアップが行われるようになったのは、1994年の高台寺の紅葉ライトアップが最初です。
以来30年余りですが、今やいろんなところで紅葉ライトアップが行われるようになりました。

MKタクシーがおすすめする紅葉ライトアップ

初めて京都の紅葉ライトアップを訪れるという方におすすめするライトアップは、やはり有名どころでしょう。
いろんな観点でのすすめ方がありますが、ここではMKタクシーがドライバーなどを対象に行ったアンケート結果をベースにご紹介します。
調査方法などの詳細はこちらの記事をご覧ください。

もっともおすすめは「永観堂(左京区)」

MKタクシーでも圧倒的におすすめという人が多かったのが、永観堂の紅葉ライトアップです。
すごい大行列ができることでも有名ですが、やはり並ぶだけの価値はあります。
実に3,000本もの紅葉が真っ赤に色付く姿はぜひ見て欲しい絶景です。
紅葉ライトアップ初心者だからこと見て欲しい定番中の定番です。

永観堂の紅葉ライトアップ 2019年11月27日 撮影:MKタクシー

永観堂の紅葉ライトアップ 2019年11月27日 撮影:MKタクシー

MKタクシーのドライバーからはこのような意見が集まりました。

  • 毎年鮮やかな紅葉は裏切らない美しさ。約3000本のモミジが圧巻で、ライトアップのグラデーションも見事
  • 池に映る紅葉は昼夜問わず絵になり、ライトアップ時は絶対に見逃せない幻想的な光景
  • 紅葉に囲まれると、まるで極楽にいるかのような気分に。心洗われるような体験ができる
  • 紅葉の寺として細部まで丁寧に手入れされている
  • “ど”がつくほどの定番スポットですが、圧巻の景観は訪れる価値あり。遠方からも人が訪れるほどの絶景です。
永観堂の紅葉ライトアップ 2022年11月18日 撮影:MKタクシー

永観堂の紅葉ライトアップ 2022年11月18日 撮影:MKタクシー

続いては、「高台寺(東山区)」

京都で最初に紅葉ライトアップを始めた高台寺は、今も紅葉ライトアップの最先端を突っ走っています。
プロジェクションマッピングを駆使した紅葉ライトアップはさすがです。
一方で臥龍池のあたりでは正統派の美しい紅葉ライトアップを楽しめます。
紅葉に色付きには早かったりちょっと遅めでもじゅうぶん楽しめる点も紅葉ライトアップ初心者には向いています。

高台寺の紅葉ライトアップ 2017年12月1日 撮影:MKタクシー

高台寺の紅葉ライトアップ 2017年12月1日 撮影:MKタクシー

MKタクシーのドライバーからはこのような意見が集まりました。

  • プロジェクションマッピングを駆使し、お寺とは思えない演出で紅葉を盛り上げてくれる
  • 昼夜入れ替えがない高台寺は、時間を気にせずゆっくりと京都の風情を感じるライトアップを楽しめる
  • 臥龍池に映る紅葉は言葉を失うほどの光景
  • 高低差のある境内を活かしたライトアップで、紅葉の色づきが少ない時期でも十分に楽しめる
高台寺の紅葉ライトアップ 2017年11月22日 撮影:MKタクシー

高台寺の紅葉ライトアップ 2017年11月22日 撮影:MKタクシー

 

最後は、「清水寺(東山区)」

金閣寺、銀閣寺と並ぶ京都観光の三大観光スポットである清水寺は紅葉ライトアップでも人気です。
清水の舞台から見る雄大な紅葉と京都市街の夜景が何といっても魅力です。
一度でも京都観光に来たことがあるなら、昼の清水寺は訪れているでしょう。
夜の清水寺はどのような絶景が広がっているのか、紅葉ライトアップ初心者にその違いを感じてもらいたいです。

清水寺の紅葉ライトアップ 2023年11月21日 撮影:MKタクシー

清水寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2023年11月21日 撮影:MKタクシー

MKタクシーのドライバーからはこのような意見が集まりました。

  • 夜闇に浮かび上がる清水の舞台や三重塔は圧巻
  • リーズナブルに紅葉ライトアップを楽しめるのも魅力(2025年の拝観料は500円)
  • 高台からの夜景も満喫できるのが清水寺の醍醐味。美しい景色を心ゆくまで堪能できる
  • 清水寺の舞台から見下ろす街の灯りと紅葉ライトアップはまさに絶景
  • 燃えるような紅葉が織りなす景色は圧巻の一言
清水寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2022年11月25日 撮影:MKタクシー

清水寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2022年11月25日 撮影:MKタクシー

 

4位以降はこちらを

アンケートでは、4位から12位までを集計しています。
どんな紅葉ライトアップスポットが選ばれたのかはぜひ一度ごらんください。

 

【装備編】「京の底冷え」は想像以上!服装と持ち物リスト

京都の秋は、昼夜の寒暖差が激しいのが特徴です。特に夜間は冷え込みが厳しくなるため、紅葉ライトアップには万全の防寒対策が必要です。

建仁寺のライトアップ 2021年 撮影:MKタクシー

建仁寺(東山区)のライトアップ 2021年 撮影:MKタクシー

万全に防寒を

京都の秋はこんなに寒い

紅葉が深まる晩秋ともなると、京都はかなり冷え込みます。
昼夜の寒暖の差も大きく、昼が暖かいからといって薄着で紅葉ライトアップに出かけると、大変な目にあうこともあります。
例えば、京都の紅葉がピークを迎える時期の紅葉ライトアップが行われる時間帯ごとの気温の平年値は以下のとおりです。

11月1日11月11日11月21日12月1日12月11日
18時16.4度14.6度12.4度10.8度8.8度
19時15.6度13.9度11.7度10.2度8.1度
20時15.0度13.3度11.2度9.7度7.6度
21時14.5度12.8度10.7度9.2度7.2度
22時14.0度12.4度10.3度8.8度6.8度

紅葉ライトアップの時間には10度を下回ることも普通です。上記は平均気温のため、これより数度低い可能性だってあります。
風が吹くと体感気温はさらに下がります。途中で雨でも降りだしたら大変です。
紅葉ライトアップに行くには、冬と同等の寒さ対策が必要とされるのは当然です。

神護寺の紅葉ライトアップ 2021年 撮影:MKタクシー

神護寺(右京区)の紅葉ライトアップ 2021年 撮影:MKタクシー

 

防寒対策に失敗するとせっかくの紅葉ライトアップが苦行に

「寒くて紅葉なんて見ている場合じゃなかった」というのは、かなりよく聞く紅葉ライトアップの失敗談です。
指がかじかんでせっかくの紅葉ライトアップでもまともに写真も撮れなくなってしまいます。
途中で暖かい飲み物を補給できる紅葉スポットはあまりありません。
寒くても最後まで耐えるしかありません。せっかくの楽しい紅葉ライトアップが残念な苦行になってしまいます。

教林坊(近江八幡市)の紅葉ライトアップ 2024年12月8日 撮影:MKタクシー

教林坊(滋賀県近江八幡市)の紅葉ライトアップ 2024年12月8日 撮影:MKタクシー

 

着脱できる衣服がおすすめ

しかし、ただ闇雲に暖かい服装をしたらいいわけではありません。
夜の紅葉ライトアップは寒くても、日中は汗ばむ陽気なんてこともあります。
紅葉ライトアップが混雑している場合は人の熱気で思ったよりあたたかいこともあります。

脱ぎ着しやすい服装で、臨機応変に気温の変化に対応できることが大切です。
おすすめは、ヒートテックなどのインナー、フリースやカーディガン、ダウンジャケットなど。重ね着で体温調節するのが基本です。

知恩院の紅葉ライトアップ 2022年11月17日 撮影:MKタクシー

知恩院(東山区)の紅葉ライトアップ 2022年11月17日 撮影:MKタクシー

 

足元からの底冷え対策は必須

京都の「底冷え」

京都の冬は「底冷え」と言われるように、足元からの寒さが特徴です。
紅葉ライトアップでも底冷え対策が必要です。

特に、靴を脱いで板の間を歩く部分がある紅葉ライトアップの場合は、よりいっそう注意が必要です。
敷物がしいてあったとしても、足元からあがってくる冷気で体が芯まで冷えてしまいます。
まれに紅葉ライトアップのコースで石の上を歩くところもありますが、かなりきついです。

妙顕寺の紅葉ライトアップ 2023年12月1日 撮影:MKタクシー

妙顕寺(上京区)の紅葉ライトアップ 2023年12月1日 撮影:MKタクシー

 

おすすめの底冷え対策

厚手の靴下

足元からの冷えは、全身を冷やしてしまいます。厚手の靴下を履き、足首を温めましょう。
場合によっては靴下の二重履きなんかも有効です。
自分用のスリッパを用意した方がよい場合もあるかもしれません。

保温性の高い靴

スニーカーやブーツなど、保温性の高い靴を選びましょう。
底が厚いものだと、地面からの冷えを軽減できます。

靴用カイロ

靴の中に貼るタイプのカイロは、足元を温めるのに効果的です。
長時間歩く場合は、ぜひ試してみてください。

京都府立植物園の紅葉ライトアップ 2022年11月23日 撮影:MKタクシー

京都府立植物園(左京区)の紅葉ライトアップ 2022年11月23日 撮影:MKタクシー

 

紅葉ライトアップの防寒持ち物リスト

アイテム理由
厚手の靴下足元からの冷えは、全身を冷やしてしまいます。ウール素材や発熱素材の靴下を選び、足首までしっかり覆いましょう。重ね履きも効果的。
靴用カイロ靴の中に貼るタイプのカイロは、足元を温めるのに効果的です。つま先用と足裏用を両方用意しておくと、より効果的。持続時間を確認して、ライトアップの開始時間に合わせて使用しましょう。
貼るカイロ背中や腰に貼ると、全身が温まります。低温やけどに注意して、肌に直接触れないように貼りましょう。
マフラー または ネックウォーマー首元を温めると、体感温度がグッと上がります。ウール素材やカシミヤ素材のものを選ぶと、暖かく肌触りも良いです。ネックウォーマーは、マフラーよりもかさばらず、持ち運びにも便利。
手袋指先が冷えると、スマホの操作や写真撮影が困難になります。スマートフォン対応の手袋を選ぶと、手袋を外さずにスマホを操作できます。

万全の寒さ対策をした上で紅葉ライトアップに出かけて下さい。

金戒光明寺の紅葉ライトアップ 2019年11月29日 撮影:MKタクシー

金戒光明寺(左京区)の紅葉ライトアップ 2019年11月29日 撮影:MKタクシー

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【実践編】現地で差がつく!鑑賞&撮影マナーと安全対策

紅葉ライトアップは、多くの人が訪れる人気のイベントです。マナーを守り、安全に配慮して、美しい景色をみんなで共有しましょう。

清水寺の紅葉ライトアップ 2021年11月26日 撮影:MKタクシー

清水寺の紅葉ライトアップ 2021年11月26日 撮影:MKタクシー

マナーはとっても大切

主に紅葉ライトアップ時に特に注意すべきことだけを挙げます。

静かに鑑賞する

紅葉ライトアップに限りませんが、神社や寺院は宗教空間です。
大声で騒いだり、走り回ったりするののはNGです。静かに紅葉ライトアップを楽しみましょう。

立地によっては近隣に民家がある場合もあります。夜9時や10時ならもう子供も寝ているかもしれません。
紅葉ライトアップを続けていくには近隣の理解は必須です。
しっかり配慮して静かに楽しみましょう。

三栖神社のイチョウライトアップ 2021年12月10日 撮影:MKタクシー

三栖神社(伏見区)のイチョウライトアップ 2021年12月10日 撮影:MKタクシー

 

立ち入り禁止区域には入らない

昼夜限らず立ち入り禁止区域に入らないのは当たり前です。
特に紅葉ライトアップの場合、昼よりも立ち入りできるエリアが限られていることも少なくありません。
単に動線の整理のための場合もありますが、明るい場合は安全でも紅葉ライトアップは暗いために安全のために立ち入りを制限していることも多いです。
いつも入っているところなのでうっかり入りがちですが、紅葉ライトアップでは立ち入り禁止となっていないかしっかり確認しましょう。

 

金戒光明寺の紅葉ライトアップ 2020年11月23日 撮影:MKタクシー

金戒光明寺(左京区)の紅葉ライトアップ 2020年11月23日 撮影:MKタクシー

 

撮影マナー:光と場所を制する者は夜を制す

フラッシュ撮影は控えめに

フラッシュ撮影禁止と明示されている紅葉ライトアップはあまりありませんが、マナーとしてフラッシュ撮影はあまり好ましくはありません。
光が他の鑑賞者の迷惑になってしまいますし、ライトアップの雰囲気を壊してしまいます。紅葉スポットによってはフラッシュの使用が禁止されている場合もあります。
ただし、場所とタイミングを選べばフラッシュ撮影は問題ありません。あくまで「控えめ」にすることが大切です。

なお、人物と紅葉ライトアップの記念撮影をする場合は、フラッシュを点灯させた方がきれいに映る場合が多いです。
一方で、紅葉ライトアップだけを撮影する場合は、フラッシュなしの方がよい場合が大半です。
フラッシュを自動発光にしているとフラッシュが点灯していまいますが、必要に応じてフラッシュ禁止モードも使い分けましょう。

妙顕寺の紅葉ライトアップ 2023年12月1日 撮影:MKタクシー

妙顕寺(上京区)の紅葉ライトアップ 2023年12月1日 撮影:MKタクシー

 

長時間同じ場所に留まらない

人気の撮影スポットでは、順番を守り、長時間同じ場所に留まらないようにしましょう。
時と場合によりますが、数枚写真を撮り終えたらさっと次の人に順番を譲りましょう。
紅葉ライトアップをもう少し見たいのであれば、再度後方から並びないしましょう。

混雑する紅葉ライトアップスポットでは、順路が定められている場合も多いです。
もちろん逆走は禁止です。名残惜しいかもしれませんが、一期一会の気持ちで紅葉ライトアップを楽しみましょう。

郡上八幡城(郡上市)の紅葉ライトアップ 2022年11月10日 撮影:MKタクシー

郡上八幡城(岐阜県郡上市)の紅葉ライトアップ 2022年11月10日 撮影:MKタクシー

 

三脚の使用はだいたい禁止

紅葉ライトアップでは、ほとんどの場合三脚の使用が禁止されています。
三脚の使用は、他の鑑賞者の迷惑になるだけでなく、通路を塞いでしまう可能性もあります。
三脚の使用が許可されている場合でも、周りの人に配慮して使用しましょう。

柳谷観音楊谷寺ではカメラマン向け三脚OKの特別拝観実施

京都西山の人気紅葉ライトアップスポットである柳谷観音楊谷寺では、「カメラマンによる撮影のためのライトアップ」が開催されます。
屋内も含めて三脚の使用OKという珍しい紅葉ライトアップイベントです。
実施は2025年12月3日(水)の1日限定で先着30名までの要予約です。
心行くまで紅葉ライトアップの撮影を楽しみたいという方は、こういうイベントを利用してみましょう。

MKトラベルでは、柳谷観音楊谷寺のカメラマン向け特別拝観にあわせた送迎プランも催行しています。

勝林寺の紅葉ライトアップ 2021年11月25日 撮影:MKタクシー

勝林寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2021年11月25日 撮影:MKタクシー

 

自撮り棒は使用禁止の場合も

スマホではとても便利な自撮り棒ですが、紅葉ライトアップでは使用が禁止されていることもあります。
禁止されていない場合でも自撮り棒使用時は周囲の迷惑にならないように細心の注意を払って使用するようにしましょう。

 

トイレは計画的に

トイレが近くなりがち

かなり冷え込む京都の紅葉ライトアップでは、トイレも近くなりがちです。
いつもの外出時以上にトイレをどうするかが重要になります。

多くの紅葉ライトアップスポットは普段はそれほど多くの人数が集まらないので、トイレの数は限られています。
そのため人気の紅葉ライトアップスポットでは、トイレも大変混雑します。
仮設トイレが増設されている場合もありますが、できたら仮設トイレは使いたくないという人も多いでしょう。

 

早めの利用を心がける

最もよいのは、紅葉ライトアップに行く前にトイレを済ませることです。
トイレが近くならないように水分の摂取量をコントロールしておくのもよいでしょう。

もしあなたが紅葉ライトアップに誰かを連れて行く立場の場合は、明るいうちからトイレの前を通るたびにトイレの案内をするのがおすすめです。
トイレは早め早めが大切です。

妙顕寺の紅葉ライトアップ 2023年12月1日 撮影:MKタクシー

妙顕寺(上京区)の紅葉ライトアップ 2023年12月1日 撮影:MKタクシー

 

【アクセス編】道路は大混雑で時間が読めない

紅葉シーズンの京都は、どこへ行くにも大混雑。特に夕方から夜にかけては、道路が麻痺状態になることも珍しくありません。

紅葉シーズンの夕方は大混雑

バスは渋滞で動かない

紅葉シーズンのピークともなると、路線バスは渋滞にはまって動きが取れず、歩いた方が早いなんてことは日常茶飯事です。
せっかくの紅葉ライトアッププランがスケジュールどおりにこなせなくなってしまうことも。

京都では紅葉シーズン中は、バスが時間通りに運行することはほとんどありません。
特に紅葉ライトアップの時間帯は夜のラッシュ時間でもあるので通常でも混みあいます。大幅な遅延は予定に組み込んでおくことが必要です。

高台寺の紅葉ライトアップ 2022年11月8日 撮影:MKタクシー

高台寺(東山区)の紅葉ライトアップ 2022年11月8日 撮影:MKタクシー

 

バス停は大混雑

バス停には、バスを待つ観光客が長蛇の列を作っています。大きなバス停では係員がついて行列の整理をしなければならないくたいです。
乗車するまでに時間がかかるだけでなく、ようやく路線バスが来たと思っても、満員で乗り込めず次のバスを待つこともごく普通です。

大本神苑の紅葉ライトアップ 2019年11月16日 撮影:MKタクシー

大本神苑(綾部市)の紅葉ライトアップ 2019年11月16日 撮影:MKタクシー

 

マイカーは厳禁

駐車場はどこも満車

いつでも好きな時間に好きなところへ行けるマイカーやレンタカーは、観光にもとても便利なのりものです。
しかし、京都観光では紅葉シーズン以外も含めて推奨されていません。
紅葉シーズン中は、京都市内の駐車場はどこも満車状態です。駐車場の空きを探すだけでもあちこちうろうろして時間がかかり、貴重な観光時間を無駄にしてしまいます。

安祥寺の紅葉ライトアップ 2022年11月27日 撮影:MKタクシー

安祥寺(山科区)の紅葉ライトアップ 2022年11月27日 撮影:MKタクシー

 

道路は大渋滞

バスと同様にマイカーでも道路は大渋滞です。
特に京都に土地鑑のない観光客はナビの誘導どおりに移動することが多いでしょうが、ナビの案内するルートはたいてい大混雑です。
しかも京都はもともと道が狭く、そこにたくさんの観光客が歩いているのでとても危険です。
マイカーで京都に来られた方は、パークアンドライドを利用し、中心部にはマイカーを乗入れないようにしましょう。

京都観光パークアンドライド 駐車場案内

胡宮神社(多賀町)の紅葉ライトアップ 2022年11月22日 撮影:MKタクシー

胡宮神社(滋賀県多賀町)の紅葉ライトアップ 2022年11月22日 撮影:MKタクシー

 

タクシーを上手に活用しよう

路線バスよりも時間が確実

紅葉ライトアップを訪れるなら、京都ではタクシーの利用が確実です。
主要道路が大混雑なのは路線バスと同じですが、タクシーは固定ルートを走る必要がありませんし、車両も小さいので狭い道路も走行可能です。
そのときの交通状況に応じて臨機応変に様々なルートを駆使することで、路線バスほど渋滞の影響は受けません。

京都府立植物園の紅葉ライトアップ 2019年11月20日 撮影:MKタクシー

京都府立植物園(左京区)の紅葉ライトアップ 2019年11月20日 撮影:MKタクシー

 

車内はあたたか

寒い夜でも、タクシーの車内は暖かく快適です。寒風のなか歩くのはなかなかつらいですが、タクシーなら紅葉ライトアップの移動中に体を温めることができます。
風雨もしのげるので、天候が急変しても何とかなります。

タクシーでもどうにもならない場合も

ただ、タクシーでもどうにもならない渋滞もあります。その場合は鉄道+徒歩の方が時間を読めるという意味ではより確実です。
タクシーと鉄道とを使い分けられるようになったら、あなたも京都の紅葉ライトアップマスターです。

金戒光明寺の紅葉ライトアップ 2020年11月23日 撮影:MKタクシー

金戒光明寺(左京区)の紅葉ライトアップ 2020年11月23日 撮影:MKタクシー

 

夜遅くは迷わずタクシーを

紅葉ライトアップが終わる時間帯には、京都市内の公共交通もかなり本数が減っています。
さすがに夜10時ともなれば渋滞は解消されていますが、場所によっては終バスが出たあとなんてこともありえます。
寒い中をとぼとぼ歩くのがつらいという方は、迷わずタクシーをご利用ください。

梅小路公園・朱雀の庭の紅葉ライトアップ 2017年11月19日 撮影:MKタクシー

梅小路公園(下京区)の朱雀の庭の紅葉ライトアップ 2017年11月19日 撮影:MKタクシー

おすすめの時間帯は日没からすぐ

ライトアップは、完全に暗くなってからよりも、夕暮れ時のグラデーションが残る時間帯がおすすめです。いわゆるマジックアワーです。
空の色とライトアップされた紅葉のコントラストが、より一層美しさを引き立てます。

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おわりに

この記事を参考に、万全の準備で京都の紅葉ライトアップを満喫してください。
美しい景色と思い出を、心ゆくまでお楽しみください!

京都の紅葉ライトアップは、一生の思い出に残る素晴らしい体験です。
しかし、そのためには、事前の準備と、状況に応じた臨機応変な対応が不可欠です。
この記事で得た知識と、京都観光タクシーのサポートがあれば、あなたはきっと、最高の紅葉ライトアップを満喫できるでしょう。

さあ、今すぐ京都観光タクシーを予約して、快適で贅沢な紅葉ライトアップの旅へ出発しましょう!

MKトラベルの紅葉ライトアップツアー

MKトラベルでは、京都の紅葉ライトアップを楽しむタクシーツアーを催行しています。

「大梅山 法常寺」 秋の特別夜間拝観ツアー

亀岡市の超穴場スポットである大梅山法常寺をMKトラベルが貸切って行う紅葉ライトアップツアーです。
タクシー送迎付きプランと現地集合プランがあります。
2025年11月29日(土)と30日(日)の限定開催です。

楊谷寺紅葉ライトアップイベント送迎ツアー

2025年12月3日(水)、6日(土)、7日(日)に柳谷観音楊谷寺で開催される紅葉ライトアップのタクシー送迎のみのツアーです。

京都西山竹あかり2025送迎プラン~第2弾 柳谷観音 楊谷寺~

2025年11月21日(金)、22日(土)、23日(日)、24日(月)、29日(土)、30日(日)に柳谷観音楊谷寺で開催される「京都西山竹あかり」のタクシー送迎のみのツアーです。

正寿院 夜間特別拝観紅葉ライトアップ【観紅会】送迎プラン

人気急上昇中のハートの窓で知られる宇治田原町の正寿院のタクシー送迎ツアーです。
2025年11月23日(日祝)29日(土)、30日(日)の限定開催です。

ライトアップ以外の紅葉タクシーツアー

京都西山の紅葉スポットを半日で巡るツアーです。
午前プラン(正法寺/大原野神社/金蔵寺)と午後プラン(金蔵寺/大原野神社/正法寺)があります。

MKタクシーの洛西営業所にマイカーを止めて、タクシーで勝持寺、正法寺、大原野神社を巡るツアーです。

京都西山の紅葉スポットをタクシーを駆使して1日で回ってしまおうという弾丸ツアーです。
勝持寺、大原野神社、十輪寺、善峯寺、柳谷観音楊谷寺、光明寺を巡ります。

紅葉に限らず、年間を通して柳谷観音楊谷寺の縁日である17日にタクシーで送迎するツアーです。

好古園(姫路)の紅葉ライトアップ 2017年11月18日 撮影:MKタクシー

好古園(兵庫県姫路市)の紅葉ライトアップ 2017年11月18日 撮影:MKタクシー

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