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秋の七草のひとつである京都の藤袴(フジバカマ)おすすめスポット8選

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秋の七草のひとつとして知られる「藤袴(フジバカマ)」。山野で自生しているのはほとんど見かけませんが、京都では「絶滅寸前種」に指定されているのでやむを得ません。
しかし、1998年に京都の大原野で再発見された野生種の藤袴が、京都各地の寺社へと広がり、美しい花を咲かせているのをよく見かけます。
藤袴の魅力は、花そのものの美しさだけではありません。吸蜜のためにたくさんの蝶が藤袴へ群れ集い、美しいアサギマダラやツマグロヒョウモンなどが乱舞する光景はまさに楽園です。

2019年は、寺町通り界隈で10月11日(金)~14日(月)に開催される「藤袴祭」や、梅小路公園で9月28日(土)~10月14日(月)に開催される「藤袴と和の花展」など、京都では藤袴をテーマにしたイベントも開催されます。

藤袴(フジバカマ)とは

キク科ヒヨドリバナ属の花です。
秋の七草のひとつで、日本書紀や万葉集、源氏物語にも登場し、古くから日本人に愛されてきました。
かつては本州以南の山野で広く自生していましたが、近年は減少しており、京都府では絶滅寸前種に指定されています。

アサギマダラなどの蝶の吸蜜植物であり、多くの蝶が蜜を求めて集まります。
園芸種として流通している藤袴のほとんどは、サワヒヨドリとの雑種であるサワフジバカマです。

アサギマダラ(浅葱斑)についてはこちらを参照 

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京都と藤袴(フジバカマ)

京都府内では既に絶滅したかと思われていた藤袴ですが、1998年に大原野の溜池のあぜで再発見されました。
貴重な株を大原野神社の境内などで大切に育てられ、数を増やしてきました。
2007年からKBS京都が中心となり「守ろう!藤袴プロジェクト」がはじまりました。これを機に増やされた藤袴が京都の寺社や公園だけではなく、学校などにも広がっていきました。

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源氏物語 54巻(国立国会図書館デジタルコレクション)

令和と藤袴(フジバカマ)

令和の典拠となったのは、万葉集の
「初春月、気淑風、梅披鏡前之粉、薫珮後之香」
という序文の一節です。
ここで出てくる「蘭」とは、今のラン科の植物ではなく藤袴のことという説が最も有力です。
秋の花である藤袴がなぜ初春に?というのも疑問を持つかもしれませんが、これは藤袴の葉を乾燥させて作った匂い袋のこととされています。

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京都の藤袴(フジバカマ)おすすめスポット8選

① 梅小路公園・朱雀の庭(すざくのにわ)

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おすすめポイント

朱雀の庭では、藤袴の開花期には藤袴をテーマとした「藤袴と和の花展」が開催され、2019年で11回目を迎えます。
園内に鉢植えの藤袴がずらりと並んだ姿は壮観です。
そしてその藤袴に集まる蝶が乱舞する様子はさながら楽園です。美しいアサギマダラがあそこでもここでも藤袴で蜜を吸っている姿を見ることができます。
その他にもツマグロヒョウモンやタテハチョウなどたくさんの美しい蝶が藤袴に集まり、蝶のお勉強をするにももってこいです。
2019年にはありませんが、過去には藤袴の夜間ライトアップも実施されたこともあります。

見頃は9月末~10月中旬ごろです。 

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アサギマダラ

入園情報

「朱雀の庭」は京都への平安建都1200年を記念し、京都の技術の粋を結集してつくられた池泉回遊式の日本庭園です。
水鏡を中心に、野筋(のすじ)や築山が配され、歩くにつれて大きく景色が変わっていきます。

梅小路公園は、1995年に貨物駅の跡地に開園した13.7haの公園です。園内には芝生広場や朱雀の庭など、様々な景色を楽しむことができます。

京都水族館や京都鉄道博物館に続き、2019年には新たに梅小路京都西駅が開業するなど、大きく変わろうとしているエリアです。

朱雀の庭(梅小路公園は日中随時園内自由です)
休園日 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入園時間 9:00~17:00(入園は16:30)
入園料 小学生以上 200円
TEL 075-352-2500
住所 京都市下京区観喜寺町56-3
アクセス JR「梅小路京都西」よりすぐ

公式HPはこちら

 ② 〈寺町通その1〉革堂 行願寺(こうどう ぎょうがんじ)

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おすすめポイント

2019年は10/11(金)~14(月)に開催される、寺町通の「藤袴祭」のメイン会場にあたります。スタンプラリーも革堂スタートです。
他の会場が藤袴祭期間前後だけなのに対し、革堂では9月になると境内には鉢植えの藤袴が並べられます。早い鉢は藤袴祭を待たず9月中に見頃を迎えます。

本堂正面だけではなく、北側にある都七福神のひとつである寿老人神堂などへの参道の両側にもたくさん鉢植えの藤袴が並びます。
それほど広くはない境内は、まさに藤袴で埋め尽くされます。

見頃は10月上旬~中旬です。

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アサギマダラの絵馬

拝観情報

1004年創建と伝えられ、京都の各地を転々とし、1708年に現在地へと落ち着きました。
皮聖(かわのひじり)といわれた行円によって創建されたため、革堂という通称で呼ばれることが多いです。

西国三十三ヶ所の第19番札所であり、都七福神のひとつとして寿老人を祀り、洛陽三十三所観音霊場の第四番札所でもあります。
いわば巡礼のメッカとして、四季を通じて多くの巡礼者で賑わいます。

拝観時間 8:00~16:30
拝観料 境内自由
TEL 075-211-2770
住所 京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町
アクセス 京阪「神宮丸太町」より徒歩10分

③ 〈寺町通その2〉下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)

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おすすめポイント

革堂の北隣にあり、藤袴祭では革堂に次ぐ規模で藤袴の展示が行われます。
期間中には桂高校農業専門学科による「秋の花市」も催されます。

鳥居前から拝殿の周囲、本殿の前などたくさんの鉢植えの藤袴が置かれています。
4日間の藤袴祭期間だけでなく、その前後も藤袴の展示が行われます。

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拝観情報

政争に巻き込まれて非業の死を遂げた8人の人物を八所御霊として祀る神社です。
疫病や天災は怨霊の祟りと考えられ、863年に怨霊を鎮めるために催され御霊会(ごりょうえ)が下御霊神社のはじまりです。
皇居の産土神として、歴代の天皇や公家から篤い信仰を集めてきました。

拝観時間 6:00~20:00
拝観料 境内自由
TEL 075-231-3530
住所 京都市中京区寺町通丸太町下ル
アクセス 京阪「神宮丸太町」より徒歩7分

公式HPはこちら

④ 〈寺町通その3〉寺町通界隈

藤袴祭期間中には、寺町二条から寺町今出川あたりまでの社寺や道端でたくさんの鉢植えの藤袴が展示され、アサギマダラなどが飛び交います。
藤袴祭は、スタンプラリーや販売会、演奏会なども催される手づくりのイベントです。
そのうちの一部をまとめて紹介します。

廬山寺(ろざんじ)

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正式には廬山天台講寺(ろざんてんだいこうじ)といい、京都で皇室の仏事を担う四箇本寺の一つとして高い格式を誇った寺院です。
現在地は紫式部の邸宅跡と推定され、源氏物語執筆の地として知られます。もしかしたら、この地で藤袴を眺めながら源氏物語「藤袴」を執筆したのかもしれませんね。
拝観受付前に数個の鉢植えが置かれています。拝観料が必要な寺院ですが、拝観受付手前なので自由に入れます。

拝観時間 9:00~16:00
拝観料 大人   500円
小中学生 400円
TEL 075-231-0355
住所 京都市上京区寺町通り広小路上る北之辺町397
アクセス 京阪「出町柳」「神宮丸太町」より徒歩15分
市バス「府立医大病院前」より徒歩5分

公式HPはこちら

梨木神社(なしのきじんじゃ)

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狭い境内には約500株もの萩が植えられており、「萩の宮」とも称される京都随一の萩の名所である梨木神社。
藤袴祭のころには、萩は既に散りつつありますが、萩にまじって藤袴が満開です。
ここだけ鉢植えではなく、地面から生えた藤袴なので、藤袴祭期間以外にも見ることができます。

拝観時間 日中随時
拝観料 境内自由
TEL 075-841-7878
住所 京都市上京区下立売通西大路通東入ル
アクセス 市バス「府立医大病院前」より徒歩3分

公式HPはこちら

新島襄旧邸(にいじまじょうきゅうてい)

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この地で1875年に同志社大学の前身である同志社英学校が開校しました。翌年には今の今出川キャンパスへと移転し、跡地は新島襄の邸宅となりました。
藤袴祭期間中は10:00~16:00に通常公開が行われます。建物内部には入れませんが、敷地内から外観を見学することができます

南隣の洛陽教会と北隣の京都市歴史資料館にも鉢植えの藤袴が展示され、スタンプラリーの会場にもなっています。

公開期間 9月3日~11月30日(2019年秋の場合)
開館日 毎週 火・木・土曜日(祝日は除く)
公開時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)
入館料 無料
住所 京都市上京区寺町通丸太町上ル松陰町18
アクセス 京阪「神宮丸太町」より徒歩10分

公式HPはこちら

河原町丸太町

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寺町通からは少し外れますが、藤袴祭でも最も密度が高い藤袴が見られるのが河原町丸太町です。
交差点の北西角に鉢植えの藤袴がずらりと並びます。通勤通学で道行く人たちは足早に通り過ぎますが、なかなか壮観です。

アクセス 京阪「神宮丸太町」より徒歩3分

⑤ 大原野小塩町(おおはらのおしおちょう)

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おすすめポイント

京都府より絶滅寸前種に指定されている藤袴の野生種がこの付近で自生しているのが1998年に発見されました。
現在、京都各地の寺社や公園で咲く藤袴の野生種は、ほとんどがこれを増殖したものです。

2019年の第6回フジバカマ祭りは9月21日(土)~24日(火)に行われます。
約1,000株の藤袴が咲き誇り、地元の特産品を販売する模擬店が開設されます。

見頃は9月下旬~10月初めです。

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入園情報

京都西山山腹にある善峯寺へと登る途中の山間にあります。
標高が高く、京都盆地を見下ろすことができます。

開園時間 入園随時
入園料 寸志
住所 京都市西京区大原野小塩町フジバカマ園
アクセス 阪急バス「善峰寺」バス停より徒歩10分

⑥ 下鴨神社(しもがもじんじゃ)

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ツマグロヒョウモン

おすすめポイント

下鴨神社の中門を鉢植えの藤袴が飾ります。
大原野で発見された藤袴が京都のいろんな寺社へと広がりましたが、下鴨神社もそのひとつです。
アサギマダラやツマグロヒョウモンなどの美しい蝶が藤袴の蜜を吸いに集まります。

見頃は9月末~10月中旬ごろです。 

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拝観情報

京都最古の神社の一つ。原生林・糺ノ森(ただすのもり)に包まれた静かな社です。
平安京の守り神として信仰されてきました。現在境内のほぼすべての社殿が重要文化財・国宝に指定されています。

拝観時間 6:30~17:00
拝観料 境内自由
TEL 075-781-0010
住所 京都市左京区下鴨泉川町59
アクセス 京阪「出町柳」より徒歩12分

公式HPはこちら

⑦ 伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)

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おすすめポイント

2019年に新たに京都の藤袴おすすめスポットに仲間入りしたのが伏見稲荷大社です。
啼鳥庵前の八島ヶ池のほとりには、たくさんの藤袴が咲きます。
2018年までも藤袴はありましたが、これほどではありませんでした。
これからに期待です。

見頃は9月末~10月中旬ごろです。 

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拝観情報

商売繁昌で知られるおいなりさん。伏見稲荷大社は全国数万ある稲荷社の総本宮です。初詣の人出は京都のみならず全国でも屈指です。千本鳥居をはじめとし、稲荷山に点々とある小さな祠を結んで無数の鳥居がずらりと並ぶ様子は圧巻です。
今は外国人観光客に大人気ですが、平安時代には既に多くの人が伏見稲荷大社にお参りしていました。

拝観時間 日中随時
拝観料 境内自由
TEL 075-641-7331
住所 京都市伏見区深草薮之内町68番地
アクセス JR「稲荷」よりすぐ

公式HPはこちら

⑧ 京都府立植物園

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おすすめポイント

園内では、四季彩の丘や植物生態園をはじめ各所で藤袴が咲きます。そして藤袴を求めて蝶が乱舞します。
同じく秋の七草である女郎花(オミナエシ)萩(ハギ)、ススキ、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)なども近くで咲いています。

見頃は9月末~10月中旬ごろです。 

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入園情報

1924年に開園した日本を代表する京都の植物園で、京都府民の休日のお出かけ定番スポットです。
広い敷地をぶらぶら歩けば、植物が約12,000種。
桜や梅、つばき、花しょうぶ、あじさいなど昔から親しまれてきた植物のほか、バラ園など左右対称の造形美が楽しめる洋風庭園など変化に富んでいます。
熱帯の植物が見られる温室もあります(別途入館料が必要です)。

休園日 12月28日~1月4日
入園時間 9:00~17:00(受付終了は16:00)
拝観料 一般   :200円
高校生  :150円
中学生以下:無料
TEL 075-701-0141
住所 京都市左京区下鴨半木町
アクセス 地下鉄「北山」よりすぐ

公式HPはこちら

おわりに

今では京都各所で見られるようになった原種の藤袴ですが、そのはじまりは大原野小塩町で発見されたあ藤袴です。
2017年には、その大原野小塩町の藤袴畑を訪ねるタクシーツアーがMKトラベルで行われたこともあります(2019年の催行はありません)。

MKトラベルでは、一般の旅行会社とは一味違ったツアーを企画・催行しています。
2019年秋も複数の花をテーマとしたツアーを実施いたします。ご注目を!

詳しくはMKトラベルまで(075-662-1700(10:00~18:00/日曜定休))

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