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えっこれが朝顔なの?京都府立植物園の風物詩「朝顔展」の変化朝顔

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京都府立植物園の夏の風物詩である「朝顔展」が、2019年も8月2日から6日まで開催されます。
びっくりするような大きな花を咲かせる「大輪朝顔」や、とても朝顔には見えない花や葉をした「変化朝顔」がたくさん展示されます。
たった5日間だけの開催なのでお見逃しなく。

取材日は2017年7月28日。

 

 

朝顔展とは

京都府立植物園について

1924年に開園した日本を代表する植物園です。
京都府民の休日のお出かけ定番スポット。

広い敷地をぶらぶら歩けば、植物が約12,000種。
桜や梅、つばき、花しょうぶ、あじさいなど昔から親しまれてきた植物のほか、バラ園など左右対称の造形美が楽しめる洋風庭園など変化に富んでいます。

休園日 12月28日~1月4日
入園時間

9:00~17:00(受付終了は16:00)
朝顔展期間中は7:00開園

入園料

一般   :200円
高校生  :150円
中学生以下:無料
朝顔展も入園料が必要

TEL 075-701-0141
住所 京都市左京区下鴨半木町
アクセス 地下鉄「北山」よりすぐ

公式HPはこちら

朝顔展について

2019年で60回目を迎える、歴史ある京都府立植物園の朝顔展。
名前のとおり朝に開花するため、期間中は早朝7時から開園され、正午まで様々な朝顔が展示されます。
会場は北山門近くの「植物展示場」です。
毎日鉢の入れ替わりがあり、5日間で延べ1,000鉢が展示されます。 

2019年の概要
  • 開催期間 8月2日(金)~8月6日(火)
  • 開催時間 7:00~12:00
  • 会場   植物展示場

 

朝顔展レポート

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京都府立植物園の北側にある北山門を入って150mほど南へ進んだところにある「植物展示場」が会場です。
北大路側の正門からは400mほどあります。

京都府立植物園で特別展のほとんどが行われる「植物園会館」とは異なりますのでご注意を。

朝顔について

まずは植物園らしく、朝顔について学びます。

もともと日本には分布していなかった朝顔は、中国から薬として渡来し、種が下剤として使われていました。
江戸時代には観賞用の園芸植物として盛んに栽培され、品種改良により日本独特のたくさんの品種が生まれました。
特に19世紀前半の黄金時代を迎え、京都、江戸、大阪で盛んに栽培され、多くの変化朝顔が作出されました。
明治半ばには大輪朝顔が生み出され、変化朝顔に代わって現代にいたるまで人気を集めています。

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手前(北側)に大輪朝顔、奥(南側)に変化朝顔が展示されています。
植物展示場は、屋根こそあるものの壁はありません。
真夏の屋外ですので、朝一番の涼しい時間がお勧めです。

大輪朝顔 (たいりんあさがお)

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盆養作り

まず、現代において全盛を迎えているという「大輪朝顔」の展示です。
大輪朝顔は黄葉種(きばしゅ)と青葉種(あおばしゅ)にわかれ、黄葉種から並んでいます。

青葉種ほど大きくは咲かない黄葉種は、大きさよりも花の色と模様を楽しみます。
「盆養作り」と「数咲き作り」という仕立て方をされます。
つるを伸ばさないように仕立てられた盆養作りでは、花の色と模様の鮮明さ、端麗な容姿を楽しみます。

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数咲き作り

数咲き作りでは、多くの花を咲かせ、花の配置のバランスと花色の鮮やかさを楽しみます。
多くの花を同時に開花させることは難しく、そこが腕の見せ所とのことです。

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本日の銘花

もうひとつの青葉種は、大輪の名の通り、巨大な花が特徴で、大きなものだと直径20cmを超えるといいます。

とにかく1mmでも大きく咲かせるのがポイントなので、花の色や模様はそれほど問われません。
しかし、いかに大きくても花弁に切れ込みが入ると観賞価値が大きく下がるため、とても繊細な管理が必要になります。

「本日の銘花」に選ばれた朝顔は、18.5cmもの大きさです。

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秀逸

「秀逸」に選ばれた花も17.5cmもあります。

京都府立植物園では作品を毎日入れ替えるため、タイミングによっては本当に20cmを超えるという大輪の朝顔に出会えるかもしれません。

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銘花に選ばれた朝顔以外にも、色とりどりの大輪朝顔が並びます。

変化朝顔(へんげあさがお)

いよいよ、今回の主役である変化朝顔の登場です。

今では大輪朝顔に一歩譲るものの、18世紀前半に大流行したのが変化朝顔です。
「変わり咲き朝顔」とも言います。
一般的な朝顔とも大輪朝顔とも異なる、とても朝顔とは思えない姿形が魅力です。

突然変異により得意な形状の花や葉をした朝顔を掛けあわせ、長い時間をかけて作り出されました。
生存競争上は不利な変異であることが多く、その品種の維持はとても大変な作業です。
江戸時代に作出された多くの変化朝顔のうち、既に失われてしまったものも少なくありません。
しかし、愛好家の手により何とか多くの変化朝顔が維持されてきました。

采咲き系(さいざきけい)

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采咲き系

様々な系統に分けられており、まずは「采咲き系」。
花弁がナデシコの花のように細く切れ、武将の使う采配に似ていることがその名の由来です。
葉も縮緬(ちりめん)状に変異しています。

確かにナデシコみたいです。
変化朝顔の中では、まだかろうじて朝顔の面影を残しています。

車咲き系(くるまざきけい)

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車咲き系

花の中央が噴き上げ風車のようになることが「車咲き系」という名前の由来です。
この花を見て朝顔だとはとても思えないでしょう。
そして、葉もほとんど針状になっています。
これでは満足に光合成もできないでしょうから、ここまで育て上げるのはさぞかし大変でしょう。

獅子咲き系(ししざきけい)

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獅子咲き系

そして究極が、この「獅子咲き系」です。
もはや花のどこがどうなっているのかも分かりません。
不規則に裂け、細長い管のようになっているのが、獅子のたてがみに見立てられているとのこと。
そして、葉の形状は「龍の爪」と表現されます。

正木物(まさきもの)

ここまで出てきた変化朝顔はもはや種ができないくらい変化した「出物(でもの)」といわれる変化朝顔です。
あの獅子咲きの花が正常に受粉できるとはとても思えないので、当然でしょう。

一方、ここからはきちんと種ができる「正木物」といわれる変化朝顔です。
出物ほど劇的な変化はありませんが、普通の朝顔とはかなり見た目が異なります。
花だけではなく、葉も観賞のポイントになります。

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撫子切咲

撫子(なでしこ)のような切れ込みが入った花を咲かせます。

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竜田葉という葉の形状です。形がモミジに似ているため、モミジの名所である竜田川に由来した名前です。

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南天葉という葉の形状です。それほど似てはいませんが、南天の葉のようなことが由来です。

 

おわりに

小学生の自然観察日記の定番で、ほとんどの人が一度は育てた経験があるだろう朝顔。
赤や紫、ピンク、白など多彩な花を咲かせることは誰でも知っているでしょうが、実はとても奥が深い花なんです。
日本人にとって最も馴染みが深い花といっても過言ではない朝顔について、改めて学ぶことができる京都府立植物園の「朝顔展」は、一度は行ってみる価値があります。

変化朝顔は何度見ても朝顔には見えません。毎日展示替えがあるので、1日だけではなく、毎日訪れても飽きないでしょう。

早朝アクセスについて 

京都府立植物園の朝顔展は、7時から12時までの実施ですが、朝顔が最も美しいのは朝7時の開門直後です。
終了直前の12時近くだと、かなりの花が既にしぼんでしまっています。
開催期間は毎年、1年で最も暑い時期なので、気温の面からも涼しい早朝がおすすめです。

早朝7時に京都府立植物園まで行くのは大変だという方は、24時間営業のMKタクシーが便利です。
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