フットハットがゆく【349】「自給自足」|MK新聞連載記事

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フットハットがゆく【349】「自給自足」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、塩見多一郎さんのエッセイ「フットハットがゆく」を2001年11月16日から連載しています。
MK新聞2023年1月1日号の掲載記事です。

自給自足

あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、50歳を機に京都府南丹市の田舎に移住して3年が過ぎ、4年目に突入しました。
『スーパーで野菜や肉を買わない半自給自足の生活』を目指しつつ、現時点である程度実現しつつあるので、移住した年数とともに紹介します。

ニワトリ…1年目にメスのヒヨコ3羽を購入。
成長して4〜5ヶ月後に卵を生み始め、それ以来卵は買っていません。
2年目にオスのヒヨコを購入。
成長して4〜5ヶ月後には交尾を始めました。
3年目に有精卵による人口孵卵に挑戦して、20羽まで繁殖に成功。
最初の1羽をシメる時は号泣しましたが、その後、育てたニワトリを定期的に食しています。

ウコッケイ…3年目にメス2羽とヒヨコ数羽を譲り受けました。
その年のうちに成長したオスがメスと交尾、自分たちで卵を抱いて10羽以上の新しいヒヨコが生まれました。
ニワトリよりも高級とされる、ウコッケイの卵、お肉も、食していくつもりです。

ヤギ…1年目にオス・メスの子ヤギ(兄妹)を譲り受けました。
2年目に子ヤギが2頭生まれました。
これを機にミルクを搾り、チーズを作りたかったのですが(アルプスの少女ハイジの様に…)、初産でミルクの出が悪くいったん断念。
生後3ヶ月目に、子ヤギ1頭が死んでしまいました。
迷った末、泣きながら解体。
食したところ、これまで体験したジビエの中で最高の味でした。
3年目、オス同士(親子)のケンカがえげつなくて、どちらか去勢するか迷いつつ、次の繁殖に期待中。

ミツバチ…2年目に地元の養蜂グループに入れてもらい、巣箱一箱(ミツバチ約2万匹)を担当して自宅で育て始めました。
一旦ハチミツの収穫に成功したものの、その後の農薬被害、スズメバチの襲撃で滅亡してしまいました。
3年目に再挑戦もいきなりのダニ感染で採蜜断念。
前年の経験を生かして、その後の数々の苦難を乗り越えて巣力回復。
越冬に備えています。

狩猟…コロナ禍でなかなか試験が受けられませんでしたが、3年目に狩猟免許、猟銃所持許可取得。
猟友会に入り、集団猟の収穫としてシカ肉、イノシシ肉を大量にゲット。
毎日ジビエ肉を食す生活が、狩猟1年目にして実現しました。
先月、先輩猟師さんから猟犬の子犬2頭(姉弟)を譲り受けました。
これからより、知識・技術・経験を増やして、猟犬とともに猟師として成長していきたいと思います。

自家菜園…時々やってくる母親に任せっきりのパターンですが、1年目からいろいろな野菜が採れています。
ニワトリとヤギのフンを肥料に使っています。
外敵も多く、シカの侵入を防ぐ竹柵を作ったり、猿の襲撃にロケット花火で対抗したり。
アライグマやハクビシンも野菜を盗んでいきます。
無農薬なので虫との戦いも深刻です。

ちなみにうちではネコ2匹(保護ネコ)も飼っていますが、特に自給自足生活に役立つというわけではありません。
でも、とびきりの癒しを与えてくれるので、いてくれてありがとう、という感じです。

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