インスタ映え抜群!京都・柳谷観音楊谷寺のあじさいウィークと花手水

観光
インスタ映え抜群!京都・柳谷観音楊谷寺のあじさいウィークと花手水

近年人気上昇中のインスタ映えするあじさいスポットが、京都府長岡京市にある柳谷観音楊谷寺(やなぎだにかんのん ようこくじ)です。
柳谷観音楊谷寺の境内では5,000株ものあじさいが咲き乱れる、京都でも有数のインスタ映えするあじさいスポットです。
あじさいそのものの美しさに加え、手水鉢にあじさいを行けた「花手水」や、あじさいを使った「押し花朱印づくり」やなどがインスタ映えするとして人気です。
2023年の柳谷観音楊谷寺でインスタ映えすると大好評だった「アンブレラスカイ」イベントは2024年も開催され、大注目です。
2024年は6月1日(土)~30日(日)に柳谷観音楊谷寺「あじさいウィーク」が開催されています。
MKトラベルの特別なツアーにもご注目ください。

 

柳谷観音 楊谷寺のあじさい

美しい花手水がSNSで大注目

穴場のあじさいスポットが大人気に

京都西山の山中、高槻市との府境付近にある山寺の柳谷観音楊谷寺は、古くから知られる眼病平癒のお寺です。
柳谷観音楊谷寺は地元の長岡京市では眼病平癒のご利益だけでなく、有名なインスタ映えするあじさいスポットとして知られていました。
しかし、近年は京都だけではなく全国から人が集ってくるインスタ映えするあじさいスポットへと変貌しつつあります。
知る人ぞ知る穴場だった柳谷観音楊谷寺が、ようやくSNSなどの発達によって広く知られるようになったのです。
柳谷観音楊谷寺を訪れる人も、コロナ前の約5倍に増えたそうです。

柳谷観音楊谷寺 花手水 2019年6月11日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさい花手水 2019年6月11日 撮影:MKタクシー

美しい花手水が大人気に

柳谷観音楊谷寺のあじさいが人気を集める理由のひとつが、手水鉢に生けたあじさいの花です。
お寺の方が毎日美しく生けた花が、インスタ映えするとして人気を集めています。
初夏のあじさいだけでなく、四季折々の草花で花手水が作られますが、やはり柳谷観音楊谷寺の一番人気はあじさいの花手水です。

柳谷観音楊谷寺 花手水「恋手水」 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺の花手水「恋手水」 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺の花手水のはじまりは、2017年のことです。
京都府指定の名勝庭園である浄土苑の手水鉢にあじさいの切り花を浮かべたのがはじまりです。
親しみのある愛称として、2018年に「花手水(はなちょうず)」と名付けられました。

柳谷観音楊谷寺 花手水 見頃 2017年7月4日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺の花手水 見頃 2017年7月4日 撮影:MKタクシー

あじさいの花手水はインスタ映えするとして次第に人気を集め、柳谷観音楊谷寺から他の寺社へも花手水が広がっていくようになりました。
厳密には柳谷観音楊谷寺より早くから手水鉢にあじさいなどの花を生けていた寺社はありました。
手水鉢に花を生けるという発想自体はそれほど特別なものではなく、発祥がどこであるかを正確に把握することは困難でしょう。

少なくとも、今のように花手水の人気に火が付いたのは、柳谷観音楊谷寺の取組がはじまりです。
新型コロナウイルスの感染防止のために寺社の手水の使用が制限され、使われなくなった手水鉢の有効活用方法としてインスタ映えする花手水がぴったりだったという側面もあります。
手水の使用制限がなくなってからも、いろんな寺社でインスタ映えする花手水の取組が継続されています。

柳谷観音楊谷寺 花手水 2021年6月5日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺の花手水「龍手水」 2021年6月5日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺でもあじさいシーズンだけでなく、インスタ映えする四季の花木を使った花手水をいつでも楽しめます。
浄土苑の手水鉢だけでなく、柳谷観音楊谷寺境内各所の手水鉢が花手水へとなました。
柳谷観音楊谷寺の花手水は、今では「庭手水」「恋手水」「琴手水」「龍手水」「苔手水」と名付けられた五つあります。
名勝庭園の浄土苑にあるのが、庭手水と恋手水。奥の院へと向かう回廊の途中の水琴窟横にあるのが琴手水。本堂前の大きな手水鉢の龍手水。寺宝庫前の苔手水です。
いずれもそれぞれの形や立地にあわせて趣向を凝らしてインスタ映えするあじさいが生けられています。
柳谷観音楊谷寺のあじさいを見に行った際は、ぜひ五つの花手水全てを見比べてください。

柳谷観音楊谷寺 花手水「苔手水」 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺の花手水「苔手水」 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

 

さらに進化を続ける柳谷観音楊谷寺のあじさいと花手水

柳谷観音楊谷寺境内各所にある花手水は、31代目のご住職である日下俊英さんの奥様と長女によって手掛けられています。
次第に参拝者が減りつつあった柳谷観音楊谷寺も、花手水の人気に火が付いたことにより、参拝者が急増しました。
もともと柳谷観音楊谷寺は魅力的なお寺です。
インスタ映えする花手水の一過性の人気に終わることなく、さらなる進化を遂げることでしょう。

サワガニがひそんむ柳谷観音楊谷寺の花手水 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

サワガニがひそんむ柳谷観音楊谷寺の花手水 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

花手水の中には、あじさいだけではなく生き物が潜んでいることも。
山の中にある柳谷観音楊谷寺は自然豊かなところです。
花手水をよく見てみると、山から出てきたサワガニが潜んでいました。
あじさいシーズンには、境内でモリアオガエルの卵を見ることもあります。

柳谷観音楊谷寺 花手水 2019年6月19日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺の花手水「龍手水」 2019年6月19日 撮影:MKタクシー

あじさいの階段も登場

2022年からは、柳谷観音楊谷寺に新たにインスタ映えするあじさいの階段が登場しました。
本堂奥にある眼力稲荷社の脇の階段に、ポットのあじさいが並べられます。

柳谷観音楊谷寺 あじさいの階段 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさいの階段 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

晴天でもやや薄暗い空間の中で、色とりどりのあじさいが置かれています。
石段の上には朱塗りの鳥居があるインスタ映えスポットです。
階段にアジサイを並べるという趣向は、関西では2021年に初登場した奈良の長谷寺の「アジサイの階段」や、京都の三室戸寺の「アジサイのアート」などがインスタ映えするとして人気になりました。

柳谷観音楊谷寺のあじさいの階段 2024年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさいの階段 2024年6月13日 撮影:MKタクシー

さっそく翌年から柳谷観音楊谷寺でも取り入れられたということです。
3年目を迎えた2024年は、あじさいの階段の頭上に色とりどりの提灯が設置され、さらにパワーアップしています。
下は色とりどりの鉢植えのあじさい、上は鮮やかな青もみじをバックに赤、黄、ピンク、青、緑などいろとりどりの提灯の光景です。

柳谷観音楊谷寺のあじさいの階段 2024年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさいの階段 2024年6月13日 撮影:MKタクシー

京都でも三室戸寺の「アジサイのアート」はあじさいシーズン本番前の期間限定展示ですが、柳谷観音楊谷寺のあじさいの階段はあじさいシーズン本番も含めて長く楽しむことができます。
いつも人気のインスタ映えする撮影スポットのため、ゆずりあって撮影しましょう。

柳谷観音楊谷寺 あじさいの階段 2022年6月14日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさいの階段 2022年6月14日 撮影:MKタクシー

 

あじさいの押し花朱印

あじさいシーズンの柳谷観音楊谷寺が人気を集めるもうひとつの理由は、御朱印です。
京都に限らず最近ブームの御朱印ですが、柳谷観音楊谷寺では季節限定の御朱印だけでなく、押し花を使った「押し花朱印」が人気です。
柳谷観音楊谷寺の縁日である毎月17日には押し花朱印作り体験が行われますが、毎回すぐに予約が埋まる人気ぶりです。

柳谷観音楊谷寺 あじさい回廊 見頃過ぎ 2018年7月1日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさい回廊 見頃過ぎ 2018年7月1日 撮影:MKタクシー

 

 

2024年のあじさいウィーク

柳谷観音楊谷寺では、毎年あじさいの開花期間には「あじさいウィーク」が催されます。
2024年は6月1日(土)から30日(日)まで開催されています。
柳谷観音楊谷寺は山間部にあるためあじさいの開花は遅めですが、既に5月中からあじさいが咲き始めています。

柳谷観音楊谷寺 あじさい回廊 見頃 2018年7月1日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさい回廊 見頃 2018年7月1日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさいウィーク期間中は、あじさいの限定押し花朱印授与や通常は毎月17日のみの上書院特別公開、寺宝庫特別展示などが開催されます。
例年はあじさいウィークにあわせてJR長岡京駅と阪急西山天王山駅から柳谷観音楊谷寺まで臨時バスが運行されますが、2024年は縁日である6月17日(月)のみの運行です。
柳谷観音楊谷寺への公共交通機関でのアクセスは、タクシーのみになります。

柳谷観音楊谷寺のあじさいの階段 2024年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさいの階段 2024年6月13日 撮影:MKタクシー

 

「アンブレラスカイ」が開催

フェリシモとの共催イベント

2024年の柳谷観音楊谷寺のインスタ映えする大注目イベントはアンブレラスカイです。
アンブレラスカイとは、空にいろんな色や模様の傘を並べるイベントです。
もともとはポルトガルのイベントですが、近年はインスタ映えするイベントとして日本でも梅雨シーズンを中心に各地で行われるようになっています。
2023年の柳谷観音楊谷寺では、フェリシモとの共催で「紫陽花の傘」によるアンブレラスカイが行われ、2024年も引き続き開催されます。

柳谷観音楊谷寺のアンブレラスカイ 2023年6月3日 撮影:MKトラベル

柳谷観音楊谷寺のアンブレラスカイ 2023年6月3日 撮影:MKトラベル

柳谷観音楊谷寺境内では上には50本のあじさい模様の透明な傘が並び、下にはあじさいが咲いています。
まさに梅雨にぴったりのインスタ映えするイベントです。
花手水で知られる柳谷観音楊谷寺ですが、2024年は空にも花手水が広がります。

柳谷観音楊谷寺のアンブレラスカイ 2023年6月3日 撮影:MKトラベル

柳谷観音楊谷寺のアンブレラスカイ 2023年6月3日 撮影:MKトラベル

雨の日こそ映えるアンブレラスカイ

柳谷観音楊谷寺は晴れた日よりも、しっとりと雨が降った日に訪れてみたいですね。
インスタ映えする「紫陽花の傘」の無料貸し出しもあり、傘の記念撮影もできます。

柳谷観音楊谷寺のあじさいとアンブレラスカイ 2024年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさいとアンブレラスカイ 2024年6月13日 撮影:MKタクシー

アンブレラスカイの見学には柳谷観音楊谷寺の拝観料が必要ですが、特別料金は不要です。
2024年の京都のあじさいシーズンは、ぜひ柳谷観音楊谷寺のインスタ映えするアンブレラスカイを訪れてみてください。

柳谷観音楊谷寺のアンブレラスカイ 2023年6月3日 撮影:MKトラベル

柳谷観音楊谷寺のアンブレラスカイ 2023年6月3日 撮影:MKトラベル

 

2024年はライトアップの一般公開が復活

2020年5月のライトアップ試験点灯の様子 撮影:MKタクシー

2020年5月の柳谷観音楊谷寺ライトアップ試験点灯の様子 撮影:MKタクシー

2023年は開催がなかった柳谷観音楊谷寺のあじさいウィークでのライトアップ一般公開が復活しました。
京都であじさいのライトアップと言えば、三室戸寺が有名ですが、柳谷観音楊谷寺は穴場です。
静かに柳谷観音楊谷寺のライトアップを楽しむことができます。

2020年5月の試験点灯の様子 撮影:MKタクシー

2020年5月の柳谷観音楊谷寺ライトアップ試験点灯の様子 撮影:MKタクシー

ライトアップが行われるのは、柳谷観音楊谷寺の浄土苑です。
書院及び上書院から、美しく照らし出されたお庭を眺めることができます。
柳谷観音楊谷寺の浄土苑にはあじさいは植えられていませんが、手水鉢に生けられたあじさいの花が幻想的に照らし出されます。

ライトアップ試験点灯 2022年6月9日 撮影:MKトラベル

柳谷観音楊谷寺のライトアップ試験点灯 2022年6月9日 撮影:MKトラベル

2022年のライトアップは、柳谷観音楊谷寺の上書院や浄土苑だけでなく、山門前やあじさい回廊も照らし出されました。
ほんのりと照らし出されたあじさいは見事です。

ライトアップ試験点灯 2022年6月9日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のライトアップ試験点灯 2022年6月9日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺んp上書院からは、ライトアップされた浄土苑の青もみじが、床几に移り込みます。
事前予約制の人数限定なので、混みあうことなく幻想的な光景をゆっくりと味わうことができました。

 

2024年の申込はMKトラベル限定

2024年の柳谷観音楊谷寺のライトアップは、MKトラベルからの申込に限定での開催となります。
詳しくは後述します。
ぜひぼーっとした時間をお過ごしください。

 

MKトラベルの柳谷観音楊谷寺ツアー

京都西山めぐりツアー

MKトラベルでは、京都西山のあじさいスポットを巡るタクシーツアーを開催します。
柳谷観音楊谷寺だけでなく、8,000株のあじさいと雄大な景色が魅力の善峯寺と、青もみじが美しい十輪寺をめぐります。
いずれも公共交通機関でのアクセスは限られており、タクシーの機動力を最大限生かした弾丸ツアーです。

楊谷寺のあじさい MKトラベルのホームページより

楊谷寺のあじさい MKトラベルのホームページより

柳谷観音楊谷寺などの京都西山エリアは観光客で大混雑する京都市内とは異なり、静かにあじさいを楽しめるエリアです。
今までとは違った京都を訪れてみたいという方におすすめです。
柳谷観音楊谷寺のあじさいを見てみたいという方は、ぜひ善峯寺と十輪寺も巡るお得なツアーをご利用ください。

善峯寺のあじさいと十輪寺の青もみじ MKトラベルのホームページより

善峯寺のあじさいと十輪寺の青もみじ MKトラベルのホームページより

 

限定のあじさい巡りと貸切ライトアップツアー

2024年に一般公開が復活した柳谷観音楊谷寺のライトアップですが、2024年はMKトラベルからの申込限定での開催です。
ライトアップ拝観のみのプランと、タクシー送迎付きのツアーの2種類あります。

柳谷観音楊谷寺のライトアップ試験点灯 2024年6月1日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のライトアップ試験点灯 2024年6月1日 撮影:MKタクシー

送迎なしの現地集合プラン

17:50に柳谷観音楊谷寺に現地集合し、特別貸切拝観で閉門後の境内のあじさいを拝観します。
18:40からは書院で京料理いっぷく亭びお弁当をいただきつつ、青もみじのライトアップとお寺の方のお話しをいただきます。
20:00に柳谷観音楊谷寺で現地解散となるプランです。

タクシー送迎付きのツアー

京都駅、JR長岡京駅、阪急西山天王山駅からタクシーでの送迎付きのツアーです。
貸切でのあじさい寒昇、青もみじライトアップ、京料理いっぷく亭のお弁当、お寺の方よりのお話しのあと、京都駅、JR長岡京駅、阪急西山天王山駅へとお送りします。

柳谷観音楊谷寺のライトアップ試験点灯 2024年6月1日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のライトアップ試験点灯 2024年6月1日 撮影:MKタクシー

 

 

柳谷観音 楊谷寺について

柳谷観音 楊谷寺とは

柳谷観音楊谷寺 猪目窓とあじさい 五分咲き 2018年6月10日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺 猪目窓とあじさい 五分咲き 2018年6月10日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺(やなぎだにかんのん ようこくじ)は、京都西山の山中にたたずむ古刹です。
同じ長岡京市内にある光明寺を総本山とする西山浄土宗の寺院です。
柳谷観音楊谷寺は大同元年(806年)に開山されたと伝えられています。
延鎮上人がヤナギの生い茂る谷で観音像を発見し、寺院としたのが柳谷観音楊谷寺のはじまりです。

柳谷観音楊谷寺のあじさい回廊 2022年6月14日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさい階段 2022年6月14日 撮影:MKタクシー

寺名の柳谷観音楊谷寺も、ヤナギの開創伝説にちなんだものです。
ところで、寺名に使われている「柳」と「楊」は、いずれも訓読みすると「やなぎ」です。
いずれもヤナギ属の樹木を指しますが、しだれやなぎのように枝が垂れ下がる種類を「柳」、ねこやなぎのように枝が上に伸びる種類を「楊」と書きます。

西国街道と柳谷巡礼道が分岐する五辻(向日市) 撮影:MKタクシー

西国街道と柳谷巡礼道が分岐する五辻(向日市) 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺は、眼病平癒のご利益で古くから信仰を集めてきました。
境内で弘法大師空海が発見した独鈷水(おこうずい)は、眼病だけではなく癌封じにも効果があり、度々天皇家にも献上されてきました。

柳谷観音楊谷寺のあじさいとアンブレラスカイ 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさいとアンブレラスカイ 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

今も京都南西部では、各地に「柳谷」と書かれた柳谷観音楊谷寺への道筋を示す古い石碑が残されています。
多くの人が柳谷観音楊谷寺へと巡礼に訪れていたことがわかります。
柳谷観音楊谷寺を信仰する信者さんたちの組織である「講」は、京都と大阪だけでなく、滋賀、三重、奈良、兵庫などにも広がっています。なんと名古屋にまであるというから驚きです。
人々の篤い信仰により、柳谷観音楊谷寺は1,200年余の時を刻んできたのです。

柳谷観音楊谷寺のあじさい花手水とアンブレラスカイ 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさい花手水とアンブレラスカイ 2023年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺は観光客でにぎわいを見せるようになった一方で、老朽化も進んでいます。
文政12年(1829年)に建てられた阿弥陀堂は雨漏りが起こるなど改修が必要な状態です。
総工費として2,500万円が見込まれています。その一部を賄うため、2023年にクラウドファンディングが行われ、目標の300万円を上回る4,058,000円が集まりました。
柳谷観音楊谷寺に関心がある方は、ぜひ一度クラウドファンディングについてもご覧ください。

阿弥陀堂修繕 1200年の歴史を未来へ|柳谷観音楊谷寺 令和大改修

1887年刊行「京都名所案内図会」出典:国立国会図書館デジタルコレクション

1887年刊行「京都名所案内図会」出典:国立国会図書館デジタルコレクション

柳谷観音楊谷寺があじさいの名所として知られるようになったのは、近年のことです。
1887年に刊行された「京都名所案内図会」では、楊谷観音の絵図にあじさいの姿は全く描かれていません。
かわりに、本堂の前に大きな蘇鉄の姿が見えます。このころの他の京都ガイドでも柳谷観音楊谷寺の絵図には蘇鉄が描かれており、あじさいよりむしろ蘇鉄の名所だったのかもしれません。
蘇鉄は冬季にこも巻きをするように寒さに弱い植物です。山間部の柳谷観音楊谷寺で育てるのは大変だったでしょう。

善峯寺付近の西山古道入口 2016年11月5日 撮影:MKタクシー

善峯寺付近の西山古道入口 2016年11月5日 撮影:MKタクシー

2004年から、柳谷観音楊谷寺は善峯寺(よしみねでら)、光明寺とあわせて「西山三山」とも呼ばれています。
2008年には西山三山を結ぶ西山古道が地元ボランティアの手で整備されました。
かつての巡礼道やハイキング道を再整備した登山道です。柳谷観音楊谷寺から善峯寺を経て光明寺までを結びます。
柳谷観音楊谷寺でも、天王山やポンポン山、西山古道を歩くハイカーの姿をよく見かけます。
1932年に制定された新西国三十三所霊場の第17番札所でもあります。

 

拝観情報

柳谷観音楊谷寺 あじさい 見頃 2017年6月24日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺 あじさい 見頃 2017年6月24日 撮影:MKタクシー

拝観時間9:00~16:30(上書院と寺宝庫は15:00まで)
拝観料700円
上書院+寺宝庫 800円(別途)
ウィーク期間外は500円※
TEL075-956-0017
住所長岡京市浄土谷堂ノ谷2
あじさいウィーク期間2024年6月1日(土)~30日(日)

公式ホームページ:京都 眼の観音様 ~柳谷観音 立願山楊谷寺~

柳谷観音楊谷寺 あじさい 見頃 2021年6月20日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺 あじさい 見頃 2021年6月20日 撮影:MKタクシー

 

アクセス情報

シャトルバス(運行なし)

毎月17日の縁日のみ
阪急「西山天王山」、JR「長岡京」より、シャトルバスが運行されます。
新型コロナ禍前はあじさいウィーク期間中もシャトルバスが運行されていましたが、2023年の運行はありません。

タクシー

阪急「西山天王山」より約10分
阪急「長岡天神」より約15分
JR「長岡京」より約15分

路線バス

阪急バス「奥海印寺」より徒歩40分

ハイキング

JR「山崎」、阪急「大山崎」よりコースタイム2:10

柳谷観音楊谷寺のあじさいとアンブレラスカイ 2024年6月13日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺のあじさいとアンブレラスカイ 2024年6月13日 撮影:MKタクシー

 

 

幻に終わった「柳谷登山鉄道」

奥海印寺と柳谷観音楊谷寺を結ぶケーブルカー計画

今も路線バスも通らずアクセスが難しい柳谷観音楊谷寺ですが、かつてケーブルカーを建設する計画がありました。
柳谷観音楊谷寺と、東麓である奥海印寺(現長岡京市奥海印寺)を結ぶ計画です。

柳谷登山鉄道の免許状 出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

柳谷登山鉄道の免許状 出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

実際に1922年に鉄道敷設免許を取得し、1924年には柳谷登山鉄道株式会社が設立されました。
同時に奥海印寺から約900m離れた海印寺からは新京阪鉄道(現阪急京都線)の長岡天神駅を結ぶ新京阪鉄道の洛西線も計画されていました。

柳谷登山鉄道路線図 出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

柳谷登山鉄道路線図 出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

柳谷登山鉄道線路図を見ると、柳谷観音楊谷寺と東麓を結ぶ路線図が2つ描かれています。
1つ目は、柳谷道(府道79号線)が京都縦貫道をくぐったあたりの奥海印寺原田より、柳谷観音楊谷寺の第二駐車場あたりを結ぶ北側の路線です。
もう1つは、土御門天皇陵あたりの奥海印寺金ヶ原と柳谷道の浄土谷への分岐のミロク谷あたりを結ぶ南側の路線です。
当初は北側の路線を予定していましたが、おそらく技術や資金的な問題があり、南側の路線に計画を変更しました。

柳谷登山鉄道路線図 出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

柳谷登山鉄道路線図 出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

新京阪鉄道の洛西線の予定路線図も柳谷登山鉄道線路図に描かれています。
その他、嵐山と奥海印寺を結ぶ「京阪洛西線」というのも描かれていたりと、なかなか興味深いです。
また柳谷登山鉄道は京都側だけではなく、南の大阪府島本町側を結ぶケーブルカーも計画していたことがわかります。大阪側の路線も免許まで得ています。

柳谷登山鉄道路線図 出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

柳谷登山鉄道路線図 出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

実現しなかった柳谷登山鉄道

しかし、柳谷登山鉄道計画は、世界恐慌の影響もあり工事にとりかかることなく、1935年に鉄道敷設免許は失効しました。
新京阪鉄道の洛西線も用地買収も行われることなく計画中止となりました。

仮に柳谷登山鉄道が実際に実現していたらどうなっていたでしょうか。
ほぼ同時期に愛宕山で開業した愛宕山鉄道が戦時中に不要不急路線として廃線となり、戦後も復活しなかったのと同じ道をたどった可能性が高いでしょう。
しかし、もし今も柳谷登山鉄道が残っていたら、今の柳谷観音楊谷寺の様子も全く違ったものになったことでしょう。
どちらがよかったのかはわかりません。

 

 

おわりに

京都の梅雨の季節は、あじさいを見に来てください。
桜や紅葉とは違う、凛とした古都・京都の空気を感じていただけるでしょう。

MKの観光貸切タクシーなら、雨の日でも快適に京都を巡っていただけます。
長岡京市の山間部にある柳谷観音楊谷寺など、ちょっとアクセスしづらい場所でもタクシーにおまかせ!
夜遅いライトアップだって心配なし。
観光・おもてなしのプロといっしょに一味ちがう京都旅行を体験してみませんか?

柳谷観音楊谷寺 あじさい 見頃 2019年7月7日 撮影:MKタクシー

柳谷観音楊谷寺 あじさい 見頃 2019年7月7日 撮影:MKタクシー

 

柳谷観音 楊谷寺の関連記事

 

あじさいの関連記事

この記事が気に入ったらSNSでシェアしよう!

関連記事

まだ知らない京都に出会う、
特別な旅行体験をラインナップ

MKタクシーでは様々な京都旅コンテンツを
ご用意しています。