グローバル・ビジネス・レポート【109】「実務訓練報告:株式会社牧野フライス製作所<下>」|MK新聞連載記事

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グローバル・ビジネス・レポート【109】「実務訓練報告:株式会社牧野フライス製作所<下>」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、「グローバル・ビジネス・レポート」を2012年2月1日から連載しています。
MK新聞2022年6月1日号の掲載記事です。筆者プロフィールは新聞掲載時点のものです。

長岡技術科学大学 経営戦略・技術経営・ものづくり経営研究室の初汐一真さんの執筆です。

牧野フライスでの最終報告会の様子

牧野フライスでの最終報告会の様子

実務訓練報告:株式会社牧野フライス製作所<下>

私は、2011年11月上旬から2022年2月中旬までの約3ヵ月間、株式会社牧野フライス製作所(以下、牧野フライスと略す)の情報システム部にて、実務訓練(長期インターンシップ)を行った。前々回の記事では、新型コロナウイルス禍での実務訓練の状況や同社での実習を志望した理由について書き、前回は、実務訓練で行った主要業務の内容、取り組み方について書いた。今回の記事では、実務訓練を通して、企業のデジタル化やデジタル・トランスフォーメーション(DX)に関心を持っている私がそれらを促進するために必要だと考えたことを3点にまとめ、一連の実務訓練報告の締めとしたい。

1つ目は、情報インフラの整備である。今やネットワーク、サーバー、セキュリティなどこれらが1つでも止まれば、企業全体の活動が止まってしまうというぐらい情報インフラは企業にとってなくてはならないものになっている。頑強で最先端な情報インフラが必要であり、これらがなければそもそもデジタル化やDXなど始めようがない。牧野フライスでは情報システム部を中心に情報インフラがしっかりと整備されているからこそ、デジタル化やDXが進んでいるのだと理解した。

2つ目は、IT人材の確保、育成である。現在、企業では、IT人材が不足しており、その傾向は年々高まっている。牧野フライスでもその傾向はあり、不足するIT人材を増やす取り組みとして、IT人材採用ページの公開や社内でデータ活用できる人材育成など、IT人材確保を積極的に取り組んでいる。現在、企業のAI活用やDXについてよく新聞記事などに出るが、それを考え、生み出すのは、あくまで人間であり、良い仕組みを作るためにはIT人材の確保、育成が不可欠である。

3つ目は、情報インフラを整備する部署の姿勢である。牧野フライスのCIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)でもある情報システム部長は、常々、部員に「要求通り対応し、情報インフラを守るのは当たり前で、我々はサービスによる価値を提供し、企業のデジタル化をリードする」と仰っていた。情報の仕事に関わるものとして、単に情報インフラを整備するのではなく、社員の方々にどのように活用してもらい利益につなげてもらうのか、という意識を常に持つ重要性について強く認識した。

私がこのように考えらえるようになったのも牧野フライスでの実務訓練のおかげである。
今回の実務訓練を通して、本当に多くのことを学び、成長することができたと実感している。
最後になるが、新型コロナウイルス禍の中、私を実務訓練生として受け入れてくださった牧野フライスの皆様、特に情報システム部の方々に厚く感謝申し上げ、私の実務訓練報告とする。

 

筆者プロフィール

兵庫県出身。阿南高専卒。現在、長岡技術科学大学大学院修士課程情報・経営システム工学分野の第1学年に在籍。

 

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