グローバル・ビジネス・レポート【102】「アクシアル リテイリング株式会社によるTQM講座」|MK新聞連載記事

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グローバル・ビジネス・レポート【102】「アクシアル リテイリング株式会社によるTQM講座」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、「グローバル・ビジネス・レポート」を2012年2月1日から連載しています。
MK新聞2021年11月1日号の掲載記事です。筆者プロフィールは新聞掲載時点のものです。

長岡技術科学大学 経営戦略・技術経営・ものづくり経営研究室 門田大輝さんの執筆です。

TQM講座の演習の講評

TQM講座の演習の講評

アクシアル リテイリング株式会社によるTQM講座

私は、長岡技術科学大学の経営戦略・技術経営・ものづくり経営研究室に所属し、経営学を専攻している。
この研究室では、新型コロナウイルスの流行前までは、企業の方による講演や企業を訪問し工場調査などのフィールド調査がよく企画されていたが、残念ながら、昨年度は新型コロナウイルスのため、このような活動はほぼできなくなってしまった。

今年の6月、新潟県で新型コロナウイルスの感染が一端、落ち着き、本学の方針も変更になった。2021年6月15日、22日に、事前に大学の確認を取り新型コロナウイルスにも十分に留意した上で、久々に大学の教室で企業の方による講演「TQM講座」が実施された。講師は、アクシアル リテイリング株式会社(以下、アクシアル)のグループ会社である原信ナルスオペレーションサービスの丸山将範氏、堤智浩氏である。この講演は、鈴木信貴准教授が担当する経営システム学の講義と連携して行われた。

アクシアルは、新潟県を中心にスーパーマーケット事業を展開している東証1部上場企業であり、原信、ナルス、フレッセイといったスーパーマーケットの持株会社である。私も新潟県長岡市にある原信で、野菜やお米といった食料品をよく購入しているため、なじみ深い。

アクシアルは、会社としてTQMに積極的に取り組んでいる。TQMとは、「Total Quality Management(総合的品質管理)」の略で、品質の向上や改善(QC:Quality Control)及び、顧客満足や経営的課題に向けて企業の全組織を効率的に運営し、企業目的の達成に貢献する全社的活動のことである。同社では、TQMの一環として、同じ部門の人たちが5~7人程度でQCサークルというグループを作り、品質改善などのテーマについて話し合い、実行していく活動を行っている。年に数回、このQCサークルの発表大会を行い、同社内での交流や知識を深める活動を行っている。

今回、丸山氏と堤氏によるTQM講座では、TQMやQC手法に関する講義、演習が行われた。講義でTQMやQC手法の話を聞いた後、演習では、受講者が実際にQC手法の「パレート図」と「特性要因図」の作図演習を行った。パレート図は、重要視すべき項目を見つけ重点的な改善の方向付けを検討する図である。特性要因図は、問題の特性と要因との関係を体系的に整理した図で問題の原因を検討する図である。受講者の作図が終わった後、何名かの受講者が代表して自分が作成した作図の発表を行い、丸山氏による講評が行われた。

私は経営学を専攻しているが、TQM、QCに関して詳しく学ぶ機会は今回が初めてであり、新しい発見が数多くあった。製品やサービスの品質向上を行う手段は、QC手法の中だけでも豊富に存在する。得られたデータをただ眺めただけではなく、図表化して見やすい形にすることでき問題点や改善点が見つかるのだということが、作図演習を通してよく理解することができた。今回の演習は、「パレート図」と「特性要因図」のみだったが、これらの図を作成するためには、QCに関する知識がしっかり無いと難しいということも実感した。

鈴木准教授の話では、今回の講演は、当初5月に予定していたが、新型コロナウイルスのため日程が変更になり、演習の際には、受講者同士の話し合いを予定していたが、それも新型コロナウイルスのためできなくなったとのことであった。新型コロナウイルスで大変な中、2回の講演を行ってくださったアクシアルの丸山将範氏、堤智浩氏に心から感謝申し上げる。

筆者プロフィール

兵庫県出身。兵庫県立三木高校卒。
現在、長岡技術科学大学大学院情報・経営システム工学専攻の第1学年に在籍。

 

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