グローバル・ビジネス・レポート【104】「アクシアル リテイリンググループTQM発表大会参加(2021年度)」|MK新聞連載記事

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グローバル・ビジネス・レポート【104】「アクシアル リテイリンググループTQM発表大会参加(2021年度)」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、「グローバル・ビジネス・レポート」を2012年2月1日から連載しています。
MK新聞2022年1月1日号の掲載記事です。筆者プロフィールは新聞掲載時点のものです。

長岡技術科学大学 経営戦略・技術経営・ものづくり経営研究室の小山祥吾さんの執筆です。

アクシアル リテイリンググループ第134回TQM発表大会の様子

アクシアル リテイリンググループ第134回TQM発表大会の様子

アクシアル リテイリンググループTQM発表大会参加(2021年度)

私は、2021年の4月から長岡技術科学大学に3年生として編入した。編入前は、同じ新潟県長岡市にある長岡工業高等専門学校の電子制御工学科にて、電気や情報について学び、特に情報分野に興味を持った。情報以外の分野も学んで知見を広げたいと考え、情報と経営の両分野を学ぶことができる長岡技大の情報・経営システム工学課程に編入した。

現在、私が所属している経営戦略・技術経営・ものづくり経営研究室では、様々な企業の方の話を聞く機会が設けられている。2021年11月9日に、昨年度に引き続き研究室として、アクシアル リテイリング株式会社のTQM発表大会に参加することができたので、今回の記事では同大会について書いていく。

アクシアル リテイリングは、原信、ナルス、フレッセイのスーパーマーケット事業を中心とする東証一部上場企業である。同社は、「お客様のご満足」を目的としたTQM(Total Quality Management:総合的品質管理)に積極的に取り組み、社内でTQM発表大会を毎年開催している。今回の第134回大会は、長岡市立劇場にて社内で特に優れた活動を行ったグループが発表を行った。私が特に興味深く聞いた発表は、地場野菜の新規導入やフードロス削減の発表である。

スーパーマーケットの商品の重要な要素として見た目、品質がある。我々消費者もまず見た目や品質で商品の購入を決めることも多いであろう。しかし、発表大会では、見た目や品質はもちろんのこと、地場野菜の新規導入やフードロス削減などの取り組みについて、これまでの取り組みを細かく分析し改善していく活動の発表があり、普段、目に触れることがないスーパーマーケットの一面を知ることができた。

TQM発表大会の最後に、原和彦社長からの総合講評と表彰があった。総合講評の中で原社長は、現在のアクシアル リテイリングにてTQMに取り組んだ経緯とその意義について語っていた。その中で原社長は、品質の良い商品を売ることだけでなく商品の納入時に重要となる物流など、見えにくい視点を含んだ経営全般の改善を行うことが必要であり、これが企業力の上昇につながるとおっしゃっていた。

私はこれまで何気なく原信の商品や棚を見ていた。しかし今回TQM発表大会に参加して、商品や棚の仕事の裏に社員の方々による様々な改善活動があり、さらに優れた改善活動を発表する大会の開催が134回にもなるということを知り、これらの活動を長期に渡り実直に続けていることに深い感銘を受けた。

 

筆者プロフィール

新潟県出身。長岡高専卒。現在、長岡技術科学大学情報・経営システム工学課程の第3学年に在籍。

 

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