グローバル・ビジネス・レポート【107】「実務訓練報告:株式会社牧野フライス製作所<上>」|MK新聞連載記事

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グローバル・ビジネス・レポート【107】「実務訓練報告:株式会社牧野フライス製作所<上>」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、「グローバル・ビジネス・レポート」を2012年2月1日から連載しています。
MK新聞2022年4月1日号の掲載記事です。筆者プロフィールは新聞掲載時点のものです。

長岡技術科学大学 経営戦略・技術経営・ものづくり経営研究室の初汐一真さんの執筆です。

実務訓練報告:株式会社牧野フライス製作所<上>

長岡技術科学大学では、学部4年の10月から2月上旬の約4ヵ月間に渡って、国内もしくは海外の企業などで「実務訓練」という長期インターンシップが大学の制度としてある。この制度を目当てに本学を志望する学生も多く私もその一人である。

今年度の実務訓練は、昨年度に引き続き新型コロナウイルスの影響により、海外での実務訓練が中止となり、国内でも期間が1ヵ月間短縮された11月から2月上旬までの約3ヵ月間となった。また、受け入れ可能な企業も限られ、実務訓練に参加できない学生は、代わりに課題(卒業)研究を行うこととなった。このような状況下ではあるが、私は、受け入れ先の企業の皆様のおかげで無事に3ヵ月間の実務訓練を終了することができた。

私がお世話になったのは、株式会社牧野フライス製作所(以下、牧野フライスと略す)である。同社は、1937年に牧野常造氏によって設立された大手工作機械メーカーであり、マシニングセンタや放電加工機に加え、CAD/CAMといったソフトウェアを製造・販売しているメーカーである。国内外に拠点を設けており、現在では売り上げの約7割が海外となっているグローバル企業である。同社には、昨年度に研究室の先輩である門田さんも実務訓練に行っている。

私が実務訓練先に牧野フライスを選んだのは、現在の指導教官である鈴木信貴准教授の学部3年の講義が同社と連携する形で課題が設定されており、この課題に取り組んだことがきっかけだった。この時に初めて牧野フライスを知り、「クオリティ・ファースト」を経営理念に掲げて、長期に渡り、高精度・高信頼性の製品を世に提供していることに感銘を受け、同社での実務訓練を志望した。

私は、牧野フライスの管理本部情報システム部にて実務訓練を行った。情報システム部は、国内にある約2,000台以上のパソコンやそのサーバーの構築・運用、それを使用する従業員のサポート、ネットワークの保守・運用、情報セキュリティの維持管理、業務システムの開発・改修・運用に至るまで幅広い業務を行っている部署である。直近の大きな取り組みとしては、工場内にキャリア5Gを導入するといった最先端の取り組みにより、従業員の活動を支えている。

私は現在、経営学を専攻しており、企業のデジタル化やデジタル・トランスフォーメーション(DX)は、どのようにすればうまく進められるか、ということに関心を持っている。そのため、以前から情報という観点から社内の組織やコミュニケーションの取り方、デジタル化の現状など会社の「今」の様子を見てみたいという思いがあった。そんな私にとって、情報システム部は、社内の基幹となるインフラやシステムの管理に加え、ロボティック・プロセス・オートメーション(PRA)を使った業務効率化の展開を行っているという、とてもありがたい部署だった。

私は、この情報システム部で皆様のご協力のもと、多くの業務に関わることができた。具体的な仕事としては、新規に構築された社外から社内システムへリモート接続する仕組みの検証、PRAを使った業務効率化、情報システム部のサービスカタログの作成と業務見直し、社内イベントの運営とYouTube配信、音声議事録サービスの検証、従業員対応などである。次回の記事では、これらの仕事の具体的な内容について書く予定である

 

筆者プロフィール

兵庫県出身。阿南高専卒。現在、長岡技術科学大学大学院修士課程情報・経営システム工学分野の第1学年に在籍。

 

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