まるで若冲?美しいあじさいとニワトリがSNSで話題の「丹州観音寺」

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まるで若冲?美しいあじさいとニワトリがSNSで話題の「丹州観音寺」

100種10,000株のあじさいで知られる福知山の「丹波あじさい寺」こと丹州観音寺。
ニワトリとあじさいという意外な組み合わせがまるで伊藤若冲の絵画のようだとSNSで話題になりました。

ニワトリだけではなく、ガラスに写ったあじさいやわらべ仏など、見所満載の京都北部の名所をご紹介します。

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Twitterで「おとぎ話のよう」「伊藤若冲を思い出す」と丹州観音寺が話題に

関西花の寺第一番 観音寺 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
本堂の「関西花の寺第一番 観音寺」 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

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丹州観音寺とは

丹州観音寺は、関西花の寺 霊場二十五箇所の第一番札所であり「丹波あじさい寺」として知られる福知山のお寺です。
720年に開かれたと伝えられ、鎌倉時代には20坊以上の子院を持つほど栄えました。
1960年ごろの秘仏本尊御開帳をのときに、本尊の十一面千手千眼観世音菩薩にあじさいの花を楽しんでもらおうと植樹されたのが始まりです。今は関西でも数あるあじさいスポットの中でも早い部類です。
今は100種10,000株ものあじさいが植えられ、「花浄土」とも称されます。
近年はあじさい以外の花もどんどん増やしており、「華観音寺」ともいわれる福知山を代表する観光スポットです。

境内図 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
境内図 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

拝観情報

拝観時間 9:00~16:00
拝観料 大人  400円
中高生 250円
小学生以下 無料
(あじさい期間のみ。2021年は6月5日(土)~7月5日(月))
TEL 0773-27-4427
住所 福知山市観音寺1067
アクセス 山陰本線「石原(いさ)」より徒歩15分
舞鶴若狭道「福知山IC」より車で5分

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2021年は自粛拝観

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020年に引き続き2021年の丹州観音寺は「自粛拝観」です。
手指の消毒やマスクの着用など基本的な感染防止対策は行った上で、一方通行の遵守や間隔を空けての拝観が求められています。

丹州観音寺のあじさいが見頃のピークを迎える6月下旬の日曜日には、例年「あじさいまつり」が開催されますが、2021年は中止です。
丹州観音寺のご住職による本堂での法話も行われません。
これらの自粛を守れる人のみの拝観となっています。

6月20日(日)までは福知山城天守閣や佐藤太清記念美術館は休館中ですが、緊急事態宣言の解除を受けて、6月21日(月)から再開館されます。

限定御朱印も書置きのみ 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

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丹州観音寺のあじさい巡り

 

駐車場から色とりどりのあじさいが出迎え

駐車場 あじさい 見頃 2018年6月19日 撮影:MKタクシー
駐車場 あじさい 見頃 2018年6月19日 撮影:MKタクシー

丹州観音寺の駐車場へ着くと、正面の斜面を埋め尽くすあじさいが出迎えてくれます。
青だけではなく、白、赤、紫、ガクアジサイと色とりどりで、駐車場からあじさいに圧倒されます。
無料の駐車場は収容台数80台程度あり、平日であれば満車の心配は少ないでしょうが、土日ともなるとかなり込み合います。。

駐車場 あじさい 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
駐車場 あじさい 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

京都北部の福知山のという場所柄、車でしか丹州観音寺へのアクセスが難しい印象がありますが、1時間に2本程度停車する石原駅からも歩いて15分です。
JR山陰本線から丹州観音寺へのアクセスもじゅうぶん選択肢になりえます。
石原駅は「いさ」と読み、難読駅としても知られます(「いさえき」で一発変換できて感動)。
石原駅は、福知山駅の東隣、綾部駅から西へ二つ目の駅です。

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仁王門を取り囲むように咲くあじさい

仁王門 あじさい 見頃 2017年7月1日 撮影:MKタクシー
仁王門 あじさい 見頃 2017年7月1日 撮影:MKタクシー

続いて参道を仁王門へ。丹州観音寺の仁王門を取り囲むようにあじさいが咲き誇ります。
仁王門内の金剛力士像は室町中期の作で、福知山市の指定文化財です。
門をくぐったところまでは無料エリアなので、この景色は無料で見られます。
丹州観音寺の有料エリアに入るとどれだけすごいのだろうと胸が高鳴ります。

仁王門 あじさい 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
仁王門 あじさい 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

丹州観音寺の山号は「補陀落山(ふだらくさん)」。
観音菩薩の霊場のことであり、観音寺にふさわしい山号です。
京都では丹州観音寺以外にも同じ山号の寺院として、六波羅蜜寺や海住山寺などがあります。

仁王門 あじさい 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
仁王門 あじさい 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

平年よりあじさいのやや開花が遅めだった2017年は7月に入っても丹州観音寺では見頃が続きましたが、開花が早かった2018年は6月中旬が丹州観音寺の見頃でした。
概ね開花が例年より早めの2021年は6月中旬に見頃となりました。
2021年6月11日(金)の時点で七分咲きくらいまで開花が進んでおり、丹州観音寺のあじさいはもうじゅうぶんに楽しめる状態でした。

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参道両側をあじさいがびっしり

参道 あじさい 見頃 2018年6月19日 撮影:MKタクシー
参道 あじさい 見頃 2018年6月19日 撮影:MKタクシー

丹州観音寺の拝観受付をとおり、有料エリアへ。
参道両側もびっしりとあじさいが咲いています。
豪華なあじさいだけではなく、苔むした石灯篭と清楚なガクアジサイなど、いろんな景色が楽しめます。

参道 あじさい 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
参道 あじさい 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

丹州観音寺の受付では、推奨の拝観ルートを説明してくれます。
メインは寺務所で、「振り返ったらガラスに写るあじさいがすごいですよ」という説明がありワクワク。

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ニワトリが放し飼いのインスタ映えスポット

小国鶏とあじさい 見頃 2018年6月20日 撮影:MKタクシー
小国鶏とあじさい 見頃 2018年6月20日 撮影:MKタクシー

右手の階段を登り、丹州観音寺の寺務所へ。
丹州観音寺の寺務所前の庭では数羽の鶏(ニワトリ)が放し飼いにされている不思議な景色に出会います。
背丈の低いあじさいの中を悠々と鶏(ニワトリ)が歩いているのです。

小国鶏とヤマアジサイ 見頃 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
小国鶏とヤマアジサイ 見頃 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

これまで観光ドライバーからも丹州観音寺のあじさいがすごいという写真や情報はもらっていましたが、鶏(ニワトリ)については知りませんでした。
思わぬおとぎ話の国のような光景に驚きです。

あの伊藤若冲を思い出します。
京都画壇が生んだ偉大な画家である伊藤若冲は、生前にも著名な絵師として活躍したものの、日本での地名度は20世紀までは低く、同時代の円山応挙や池大雅ほどの評価ではありませんでした。

小国鶏 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
小国鶏 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

小国鶏(しょうこくけい)という鶏(ニワトリ)で、尾長鶏の原種でもあります。1941年には天然記念物に指定されています。
その美しい姿かたちから観賞用の鶏(ニワトリ)かと思いきや、本来は闘鶏用の品種で、多くの闘鶏の原種となりました。
というと、さぞかし凶暴なのかと思ってしまいますが、放し飼いにされているくらいなのでとても穏やかです。
でも下手にちょっかいを出すと闘鶏の血が騒ぐかもしれないので、くれぐれも見るだけにしましょう。

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伊藤若冲と紫陽花双鶏図

伊藤若冲「紫陽花双鶏図」国立国会図書館デジタルコレクションより
若冲畫選「紫陽花双鶏図」国立国会図書館デジタルコレクションより

あじさいと鶏の光景を「まるで若冲」と形容してきましたが、実際に伊藤若冲は、あじさいと鶏を描いています。
有名なのが、伊藤若冲の代表作として知られる動植綵絵(どうしょくさいえ)のひとつである「紫陽花双鶏図(あじさい そうけいず)」です。
宮内庁所蔵の動植綵絵は、全30幅からなる鳥や草花、魚などを描いた作品群です。
釈迦三尊像の三幅とあわせて長らく相国寺が所蔵していましたが、明治になって皇室に献上され、今は三の丸尚蔵館が所蔵しています。
2007年に相国寺の承天閣美術館で、「開基足利義満600年忌記念 若冲展」と題した展覧会では、120年ぶりに動植綵絵と釈迦三尊像の計33幅が一同に介しました。
開館時間の一時間前から並び始めたのに、入館まで4時間待ちだったの今となっては良い思い出です。

伊藤若冲「紫陽花双鶏図」国立国会図書館デジタルコレクションより
若冲畫選「紫陽花双鶏図」国立国会図書館デジタルコレクションより

伊藤若冲は、動植綵絵以外にもあじさいと鶏をテーマとした絵をいくつか書いています。動植綵絵とほぼ同じ構図のプライスコレクションの「紫陽花双鶏図」が知られています。
上記の作品のように、伊藤若冲はまた別の構図のあじさいと鶏も描いています。

菁華帖 「紫陽花雄鶏図」国立国会図書館デジタルコレクションより
菁華帖 「紫陽花雄鶏図」国立国会図書館デジタルコレクションより

伊藤若冲は、自宅の庭で飼っていた鶏を描いていたと言われます。
あじさいも伊藤若冲の庭で咲いていたんですね。

日本近世名画大観 「群鶏図」国立国会図書館デジタルコレクションより
日本近世名画大観 「群鶏図」国立国会図書館デジタルコレクションより

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鏡のような窓ガラスに映るあじさい

寺務所横 あじさい 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー
寺務所横 あじさい 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー

そして、受付で説明のあった丹州観音寺の寺務所横に咲くあじさいです。
斜面を埋め尽くすように多彩なあじさいが咲いています。
丹州観音寺の10,000株というあじさいは、三室戸寺や善峯寺など京都市近隣の名だたる名所と同じ規模のです。

寺務所横のあじさい 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
寺務所横のあじさい 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

「花浄土」というだけのことはあります。
まるで極楽のよう・・・と言ってしまいそうですが、丹州観音寺は観音霊場なので、極楽浄土ではなく補陀落浄土です。

寺務所横 あじさい 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー
寺務所横 あじさい 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー

これが丹州観音寺の受付係イチオシのガラスに写るアジサイです。
美しく反射するよう、わざわざ内側には黒いカーテンがかけられています。
まるで鏡のようですが、普通のガラス戸です。

感嘆しながらしばらく眺めていると、ちょうど小国鶏が縁側へぴょんと飛び上がりました。
ガラスの前を行ったり来たりし、「まるでファッションショーみたい」という声が聞こえてきます。
鶏(ニワトリ)も自分が映った姿にうっとりしているみたいです。人間ですらそう思うのですから。

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七観音霊場巡り

七観音霊場巡り あじさい 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー
七観音霊場巡り あじさい 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー

丹州観音寺の寺務所をあとにし、七観音霊場巡りへと階段を上ります。
この写真も窓ガラスに写ったものです。
ニワトリといい、ガラスといい、他では見られない仕掛けです。

七観音霊場巡り あじさい 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー
七観音霊場巡り あじさい 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー

ちょっとした山道を登ったり下ったりしながら七観音を巡り、本堂へと向かいます。
ところどころで咲くあじさいが疲れを癒してくれます。

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「なげきの展望台」の秘密

「なげきの展望台」へ 2018年6月16日 撮影:MKタクシー
「なげきの展望台」へ 2018年6月16日 撮影:MKタクシー

途中「なげきの展望台」と書かれた分岐があります。
この階段を上ったところにある展望台ですが、なぜ「なげき」なのかは登ったらわかります。
ネタばれになったら意味がないので、ちょっとしんどいですが、108段の階段を登って自分の目で確認しましょう。

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格子の中にびっしり並ぶ「だるまみくじ」

本堂前 カシワバアジサイ 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー
本堂前 カシワバアジサイ 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー

七観音をぐるっと回ると丹州観音寺の本堂へと出てきます。
1784年建立の本堂は京都府の指定文化財です。

丹州観音寺の本尊である十一面千手千眼観世音菩薩を祀る本堂の観音堂です。
1778年に建てられた、京都府指定文化財です。
手前に咲いているのはアジサイ属の別種であるカシワバアジサイです。

本堂のだるまみくじ 2018年6月16日 撮影:MKタクシー
本堂のだるまみくじ 2018年6月16日 撮影:MKタクシー

「だるまみくじ」という御神籤があり、引いた後は願い事をひとつだけ書き、本堂の格子に飾るように奉納します。
もともとそういう御神籤だったわけではありませんが、ちょうど格子の枠がぴったりだったことから自然発生的にこうなったそうです。

絵馬と違って願い事は背中側に書かれて見えないため、遠慮なくせず撮影できます。

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かわいらしい「わらべ仏」に出会う

わらべ仏とあじさい 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー
わらべ仏とあじさい 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー

丹州観音寺の寺務所にいるニワトリやガラスと並んでイチオシのあじさいスポットが「わらべ仏」。
鐘楼の奥の木陰の中で少しわかりにくいですが、とてもかわいらしい石仏さんたちがいらっしゃいます。

わらべ仏とヤマアジサイ 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー
わらべ仏とヤマアジサイ 見頃 2018年6月16日 撮影:MKタクシー

赤いヤマアジサイを前に、とっても良い顔をされています。
あじさいと比べてやや早咲きのため、遅い時期に来ると散ってしまっているかもしれませんのでご注意を。

木の葉地蔵とガクアジサイ 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
木の葉地蔵とガクアジサイ 七分咲き 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

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おわりに

丹州観音寺は、「丹波あじさい寺」とも言われ、福知山など丹波地方を代表するあじさいスポットとして知られます。

あじさいの花手水 2021年6月11日 撮影:MKタクシー
あじさいの花手水 2021年6月11日 撮影:MKタクシー

規模もさることながら、ニワトリとあじさいの組み合わせや、ガラスに映りこむあじさいなど、他では決して見ることができない景色が魅力です。
境内には鶏の鳴き声が響き渡ります。目覚ましのアラームにしたいくらいの声です。

これからも進化を続ける福知山の丹州観音寺には大注目です。

2021年6月11日 撮影:MKタクシー
2021年6月11日 撮影:MKタクシー

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MKの公式Twitter

2018年6月にMK公式ツイッターで丹州観音寺のニワトリとあじさいを紹介したところ、大いに反響を呼び、ツイッターを見て丹州観音寺を訪れたというフォロワーさんもいらっしゃいました。
公式ツイッターでは、担当者やドライバーが集めてきた京都の生の観光情報を随時発信しています。

ぜひご覧ください。

 

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