MKトラベル×京都国際マンガミュージアム「荒俣宏館長と巡る京都妖怪ツアー」レポート2020

観光
MKトラベル×京都国際マンガミュージアム「荒俣宏館長と巡る京都妖怪ツアー」レポート2020

MKトラベルでは2020年10月25日に京都妖怪ツアーを開催しました。
2019年、即日完売かつ大盛況をいただいた妖怪ツアー。今回はその第2回です!

日中の天気は快晴に恵まれ、まさにツアー日和。京都国際マンガミュージアムの館長を務めている荒俣宏館長の面白く学べる解説を聞きながら、京都の伝承にまつわる妖怪スポットを巡るとても贅沢なツアーでした!
前回と同様今回のMKトラベル「京都妖怪ツアー」は、京都だけではなく全国から妖怪ファンや荒俣宏館長ファンの皆さまにご参加いただきました。

荒俣館長は作家で妖怪にも造詣の深い方なので、ずっと聞いていたいほど面白いお話をたくさんしていただきました。
2019年に続き、荒俣宏館長と巡った京都妖怪ツアーのレポートをお届けします!

 

2019年開催の京都妖怪ツアーレポート記事

MKトラベルホームページ

 

案内人紹介

荒俣宏館長(京都国際マンガミュージアム館長)

作家。1947年東京生まれ。
慶應義塾大学卒業後、10年間のサラリーマン生活ののち独立。
百科事典の編集助手をしながら書いた小説『帝都物語』がベストセラーになり日本SF大賞受賞。『世界大博物図鑑』でサントリー学芸賞受賞。
神秘学、博物学、風水など多分野にわたり精力的に執筆活動を続け、その著書、訳書は350冊あまり。稀覯書のコレクターとしても有名である。
子どもの頃は貸本マンガに夢中になり、漫画家を目指し漫画賞に応募したこともある。
近著に『日本まんが1巻~3巻』(東海大学出版)など。

 

京都妖怪ツアーレポート

10:00 京都国際マンガミュージアム 受付開始

今回は10時から受付を開始し、京都妖怪ツアー前に京都国際マンガミュージアムを楽しんでいただける時間をご用意。

 

12:00 京都国際マンガミュージアム ツアー行程説明

まず京都国際マンガミュージアムの学芸室の應矢さんから、京都妖怪ツアー行程の説明を受けます。

そして荒俣宏館長より京都の風水、地形、方角などのご説明に耳を傾け…
風水の「気」の利用した京都の碁盤の目状の通りや、これから京都妖怪ツアーで訪れる神泉苑との関係について、興味深いお話をしていただきました。

 

MKトラベルの「ジャンボタクシー」をご紹介

MKトラベル ジャンボタクシー

MKトラベル ジャンボタクシー

MKトラベルのジャンボタクシーは、定員8~9名乗りのハイエース等の大型車両です。
本ツアーではコロナ三密回避のため、
1台に約5名様でご乗車いただきました。

離れていても荒俣宏館長の音声ガイドが聞こえるようにイヤホンマイクをお一人様に一つずつご用意。
荒俣宏館長をはじめ京都妖怪ツアーの参加者の方々にも、ツアー中はマスクをご着用いただきました。

 

MKトラベルホームページ

 

13:00 東向観音寺(ひがしむきかんのんじ) 土蜘蛛の石灯籠「火袋(ひぶくろ)」を間近で見学!

カラーパネルを用いて詳細な説明をしている様子

カラーパネルを用いて詳細な説明をしている様子

北野天満宮の大鳥居をくぐった参道に面し、堂舎が東を向いていることから「東向観音寺」という名前になったそうです。
上村副住職より、東向観音寺に土蜘蛛の火袋が祀られた経緯とされる伝承をたっぷりお伺いすることができました。

土蜘蛛の石灯籠「火袋」

大妖怪・土蜘蛛の石灯篭の火袋*1の部分を、今回特別に間近で見学させていただきました。

 

14:00 神泉苑 竜神が住む池へ

平安京があった時代、現在の二条城にあたるところには東西に二条大路という通りがありました。
神泉苑の敷地はいまよりも大きく、この通りに面していたといいます。

東西の二条大路と南北の大宮大路の交わる場所は、数々の百鬼夜行伝説が生まれたことで有名なあわわの辻と呼ばれています。

竜神が住むといわれる神泉苑の池

平安時代当時は竜を扱うことができれば、水をコントロールできるという概念がありました。
現在の京都市北区にある船岡山から下りてきた「気」が地下を通り、ひょこっと頭を出した場所がまさに神泉苑なのだそうです。

 

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14:40 真正極楽寺 真如堂 「殺生石」(せっしょうせき)の鎌倉地蔵尊へ

「殺生石」の鎌倉地蔵尊

真如堂には、陰陽師によって正体を暴かれてしまった九尾の狐・玉藻前(たまものまえ)が退治される際に変化した殺生石*2から造られた地蔵尊があります。
鎌倉地蔵の名前の由来は、鎌倉時代に造られたからだそう。

普段は見られませんが、特別に開帳していただき見学することができました。

荒俣宏館長による、熱のこもった様々な妖怪にまつわる話に耳を傾ける様子

荒俣宏館長による、熱のこもった様々な妖怪にまつわる話に耳を傾ける様子

九尾の狐の話の出どころは実は中国だった!という伝承による書物への影響、陰陽師で有名な安倍一族などのお話を、分かりやすく説明していただきました。

 

16:00 六波羅蜜寺 秘密の寺宝を特別拝観

川崎山主による、幅広く深い知識に歴史や伝承を織り交ぜての説明

川崎山主による、幅広く深い知識に歴史や伝承を織り交ぜての説明

最後は空也上人によって開かれ、重要文化財の本堂、空也上人像や伝・平清盛像などを有する六波羅蜜寺へ。

当ツアーでは川崎純性(じゅんしょう) 山主(さんしゅ)と荒俣宏館長の対談を行いました。
貴重な六波羅蜜寺にまつわるお話はもちろん、代々に受け継がれる秘密の寺宝や、宝物館の秘仏を実際に見せていただきました。

みなとや幽霊子育飴

今回の京都妖怪ツアーのお土産には、六波羅蜜寺のすぐ近くにお店を構える、みなとや幽霊子育飴本舗の飴をご用意しました。

夜な夜な飴を買いに来る女性のあとをつけると墓場で飴を舐める赤ん坊がいて、女は幽霊になってまで子育てをしていた、という有名な怪談の舞台となっています。

 

17:00 京都国際マンガミュージアム 解散

約5時間の行程を終え、出発地と同じ京都国際マンガミュージアムにてMKトラベル「京都妖怪ツアー」は解散となりました。
ここでは、先ほど紹介したみなとや幽霊子育飴のグッズをお渡しし、ツアー参加者の皆さまにはとても喜んでいただきました!

京都妖怪ツアー グッズ

京都妖怪ツアー グッズ

その他にも…
・左:荒俣宏館長デザインのアマビエクリアファイル
・中央:荒俣宏館長デザインのアマビエ御札
・右:京都妖怪ツアーパンフレット

をグッズとしてお持ち帰りいただきました。
※左:荒俣宏館長デザインのアマビエクリアファイルは、荒俣宏館長の自筆サイン入りです。今後、公式SNSでプレゼント抽選の対象とする予定です。

荒俣館長、京都国際マンガミュージアムのスタッフ様、東向観音寺の上村副住職、六波羅蜜寺の川崎純性山主、そして今回ご参加いただきました皆さま、楽しいお時間をありがとうざいました!

 

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おわりに

お客様の声

  • とても楽しく興味深い内容でした。
    京都に生まれて50年ですが、今日参加して良かったです。
    続きが知りたい。
  • 妖怪ツアーとあったのでおどろおどろしたものかと思っていたが、歴史・法話・伝説…たいへん勉強になりました。
    荒俣先生の幅広く深いお話には感銘を受けました。
    次回も参加させていただきます。
  • いくつもの妖怪スポットを荒俣先生の解説付きで巡れるのは非常にうれしい。
    ツアーでないと見られない特別公開があるのもありがたく、来年以降もぜひ続けてください。
  • 荒俣先生とご住職の掛け合いによる解説が聴けた2ヵ所が特に興味深く面白かったです。
    また、貴重なものが見れてありがたかったです。
  • 第3回を楽しみにしています!!

 

第2回「荒俣宏館長と巡る京都妖怪ツアー」催行にあたって

2019年に引き続き催行された、京都妖怪ツアー。
京都に今なおひそむ、妖怪の跡を追って普段の京都とは異なる不思議な京都を荒俣宏館長と共に、巡って触れるそんな一日でした。

実は毎度ご好評をいただいている本ツアーは…
来年、2021年も催行予定です!!!
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MKトラベルでは、MKのおもてなしをご提供するツアーをご用意しております。

季節のオンシーズンはもちろん、いつでも京都や周辺観光地に足を伸ばしていただきたいので、
多様なツアーを取り揃えております。
少し覗いてみませんか…?

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*1:灯篭の火を灯すところ

*2:近づく生き物に毒ガスなどを発して殺してしまう石

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