グローバル・ビジネス・レポート【113】新型コロナウイルスとオープンキャンパス(前編)|MK新聞連載記事
MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、「グローバル・ビジネス・レポート」を2012年2月1日から連載しています。
MK新聞2022年10月1日号の掲載記事です。筆者プロフィールは新聞掲載時点のものです。
長岡技術科学大学経営戦略・技術経営・ものづくり経営研究室 小山祥吾さんの執筆です。
新型コロナウイルスとオープンキャンパス(前編)
8月6日(土)に長岡技術科学大学で3年ぶりに対面形式でのオープンキャンパスが実施された。オープンキャンパスは、その学校に関心のある学生に向けて大学を紹介するイベントである。例年、長岡技術科学大学では8月頃に大学キャンパスにて開催している。オープンキャンパスでは、各研究室も公開研究室として参加していた。
しかし、一昨年度、昨年度は、新型コロナウイルスの影響により、オンラインでのオープンキャンパスとなり、研究室単位での参加はなかった。今年度は検温やアルコール除菌といった感染対策を十分に行った上で、対面形式で実施することになった。私は、今年度、初めてオープンキャンパスに参加した。今回の記事ではそのオープンキャンパスの準備について書く。
まず、7月に鈴木信貴准教授が研究室ガイドブックを作成、印刷を行い、学生はその発送作業を手伝った。研究室ガイドブックは、研究室の概要、活動が分かる25ページ程の冊子であり、鈴木准教授が毎年、作成している。オープンキャンパスで配布するほか、企業、大学、高校・高専、研究室のOBなどの関係者に毎年、発送している。このMK新聞の記事も毎回、一年分の記事を付けて研究室の活動が分かるようにしている。
オープンキャンパスの準備は学生も分担して行った。私が担当した主な準備は、研究室紹介の大型ポスターの制作だった。私はそれまでポスター制作の経験がほとんど無かった。しかし、研究室の先輩、先生のアドバイスを受け、試行錯誤を繰り返しながらポスターを完成させることができた。その中で注意、苦労した点を2つ紹介したい。
1つ目は、ポスター制作に当たり、専門知識がない人にも内容が理解できるように心がけたことである。今回のポスターを見る人は高校生、高専生といったまだ専門知識がない方々が主である。従って、専門用語の使用はできるだけ避け、写真や図を使ってイメージがわきやすいようにした。加えて、研究内容だけでなく、実際にどのような能力が身につくのかを書くことにより、研究室の魅力をより引き出せるようにした。
2つ目は、より見やすいレイアウトになるように意識したことである。読み手の興味を保つために、文字数、色合い、配置などを意識しながら制作した。紹介したい内容が多いため、文字数をどれだけ減らすことができるかが非常に苦労した点である。
このようにして完成させたポスターをA1サイズで印刷した。カラー版の大型ポスターはMKメディアのグローバル・ビジネス・レポートのHPで見ることが出来るので、興味のある方はぜひご覧ください。
オープンキャンパス当日はこのポスターや研究室ガイドブックをもとに研究室のメンバーで研究室の説明を行った、次回はオープンキャンパス当日について書く予定である。
筆者プロフィール
新潟県出身。長岡高専卒。現在、長岡技術科学大学情報・経営システム工学課程の第4学年に在籍。
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