フットハットがゆく【229】「1年を振り返る」|MK新聞連載記事

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フットハットがゆく【229】「1年を振り返る」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、塩見多一郎さんのエッセイ「フットハットがゆく」を2001年11月16日から連載しています。
MK新聞2012年12月1日号の掲載記事です。

1年を振り返る

フッと思ったこと、ハッと気づいたことを今年も1年書いてきました。
毎回、〆切りギリギリまで書かないので、編集担当者さまにご迷惑をかけ申し訳ないと思いつつの1年でした。

さて、今回は1年間の個人ブログから抜粋して紹介したいと思います。

○スポーツマンシップについて(9月9日)

僕は人一倍の汗かきなので、いわゆる制汗デオドラントとかいうものも使ったりするわけですが、ワキにそれを使って、さあどれが効くのか、スプレー式やペーパー式から、いろいろありますが、各種メーカー、方式、さまざまなものを試して嗅ぎ比べた結果、決勝に上がって来たのは液体ロール式と固形スティック式でしたので、左のワキに液体ロール、右のワキに固形スティックを塗って一日経って判定した結果は微妙、そもそもワキというのはどちらの匂いがキツイかというのは諸説あって、心臓が左にあるから左がキツイとか、右ききの人は右がキツイとか、どの説が正しいにしても要するに左右のフィールドは平等ではない、という事であり、それはスポーツマンシップに反するわけで、それならばデオドラントも前半後半でサッカーやラグビーのようにフィールドチェンジをするべきであり、いったん風呂に入ってさら地にした後、右のワキに液体ロール、左のワキに固形スティックを塗って一日経って判定した結果はまたも微妙、そもそも嗅覚というのは左の鼻の穴と右の鼻の穴は同等に匂いをかげるのかと考えた結果、いわゆる右脳、左脳が交差して神経をつなぐという基本的考えに基づけば、言語的思考の左脳は右の鼻の穴、直感的思考の右脳は左の鼻の穴につながっているという事になり、匂いというものは直感的に感じる部分が多いと考えると、左の鼻の穴から吸った匂いのほうが強く感じるわけで、となると、左を向いて左の鼻の穴近くで左のワキを嗅いだ方が匂いを強く感じるという説が成り立つわけで、これをスポーツでいうと、左のワキはデオドラントにとって、とてもアウェイという事になると思うのです。
そこでさんざん悩んだ結果、そのアウェイ感を解消するよい方法を思いつきました。つづく。
※結局その続きを書かずじまいです。

○パソコン眠りにつく(7月3日)

駆動時間 1000日 15000時間
制作番組 30分×132本
お疲れ様でした。
※こういう短いブログもありました。

○嬉しい時、のち、悲しい時(5月31日)

悲しい時…事務所に置いていたチャリンコを盗まれた時。
嬉しい時…そのチャリンコを4日ぶりに近くのコンビニで発見した時。
悲しい時…そもそもそのチャリンコは盗まれたのではなく、単に自分が置き忘れたのだと気付いた時。
さらに悲しい時…しかも、大事なCD2枚をカゴに置き去り、野ざらし雨ざらしでぐちょぐちょになっていた時。
※自転車はしょっちゅうどこかに置き去りにしてしまい、そのたび「盗まれた!」と誰かを恨んでしまう自分が惨めです。

ということで…来年もよろしくお願いいたします。

 

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