フットハットがゆく【230】「2013年のじゃれことば」|MK新聞連載記事

よみもの
フットハットがゆく【230】「2013年のじゃれことば」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、塩見多一郎さんのエッセイ「フットハットがゆく」を2001年11月16日から連載しています。
MK新聞2013年1月1日号の掲載記事です。

2013年のじゃれことば

新年あけましておめでとうございます。
フッと思ったこと、ハッと気づいたことを今年も書きたいと思います。

さて、先日、ガラパゴス諸島の島に、ゾウガメをネズミから守るために実験的に殺鼠剤がまかれた…という記事がありました。
それにたいして、まじめなエッセイも書けるのですが、その時僕は「殺鼠剤(さっそざい)」をうっかり、「さっちゅうざい」と読んでしまいました。
赤面ものですが、まぁでも、鼠(ねずみ)の字を「ちゅう」と読むのは、落語的で面白いな、と思い、それを今回のネタにします。

ネズミの擬声語といえば「ちゅう」「ちゅうちゅう」が一般的なので、そこからこんなクイズができます。
Q1 ネズミがいました。大きさはどれくらい?
Q2 ネズミが乗った汽車の名前は?
答えは
A1…『中くらい』。
A2…『チューチュートレイン』
となります。
大事な家具をかじります…ネズミに注意(チューイ)! 病原菌を持ち運びます…ネズミの仲介(チューカイ)。
小動物といえども恩は忘れません…ネズミの忠義(チューギ)。
など、「ちゅう」がつく言葉はなんでもネズミでしゃれることができます。

ではお次ぎは犬でいってみましょう! 犬といえば「ワン!」ですね。
Q3 犬のケンカ、何が強いと勝つ?
Q4 平和な犬が着る服は?
A3…『腕力(わんりょく)』。
A4…『ワンピース』。
犬が好きなソバは? …わんこそば。素晴らしい犬は?…ワンダフル。なんてのもあります。

カラスの場合はこんな感じ!
Q5 カラスが好きな乗り物は?
Q6 カラスが好きな花は?
A5…『車(カー)』。
A6…『カーネーション』。
カラスの夫婦は、かかあ殿下。カラスの道案内はカーナビ。

牛もけっこうあります。
Q7 牛が結婚式で着た服は?
Q8 関西の牛の挨拶は?
A7…『モーニング』。
A8…『もーかりまっか?』
牛がものもーす。牛の猛威。牛が好きなクラシック…モーツアルト。など。

ブタちゃんです。
Q9…ブタが好きな履物は?
Q10…ブタが結婚式でトスしたものは?
A9…『ブーツ』。
A10…『ブーケ』。
ブタの文句はブーイング。ブタが投げたのはブーメラン。など。

さらに応用編。ニワトリに質問しました。
明日の運動会、雨降ったらどうします?
…「決行!」。
おかわりどうですか? …「結構!」。
体長管理で気になることは?
「血行!」

馬の「ヒヒーン」。ライオンの「ガオー」。象の「パオーン」。ネコの「ニャー」などは、けっこう難しいのですが皆さんも考えてみてね!

では最後に、今年の干支のヘビでいきたいと思います。
ヘビは鳴かないので擬声語がない…擬態語といえば「ニョロニョロ」。

ニョロに似た言葉では『女(にょ)』、『尿路(にょうろ)』、いまいちピンと来ませんので、蛇(じゃ)の線でいきます!
ヘビがカルタをした場所はジャカルタ。
ヘビの悪意は邪念。ヘビのお別れは「じゃ〜ね!」。
ということで、最後にもう一度ご挨拶。
「じゃじゃ〜ん!ヘビ年もどうぞよろしくお願いします!」

 

田舎暮らし公開中! YouTube『塩見多一郎』で検索!

 

 

MK新聞について

「MK新聞」は月1回発行で、京都をはじめMKタクシーが走る各地の情報を発信する情報紙です。
MK観光ドライバーによる京都の観光情報、旬の映画や隠れた名店のご紹介、 楽しい読み物から教養になる連載の数々、運輸行政に対するMKの主張などが凝縮されています。
40年以上も発行を続けるMK新聞を、皆さま、どうぞよろしくお願いします。

ホームページからも最新号、バックナンバーを閲覧可能です。

 

フットハット バックナンバー

この記事が気に入ったらSNSでシェアしよう!

関連記事

まだ知らない京都に出会う、
特別な旅行体験をラインナップ

MKタクシーでは様々な京都旅コンテンツを
ご用意しています。