フットハットがゆく【224】「ハワイの虫の話」|MK新聞連載記事

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フットハットがゆく【224】「ハワイの虫の話」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、塩見多一郎さんのエッセイ「フットハットがゆく」を2001年11月16日から連載しています。
MK新聞2012年7月1日号の掲載記事です。

ハワイの虫の話

先日、仕事でハワイに行ってきました。
合間に、ワイキキビーチでのんびりしました。
海水浴、日光浴もいいのですが、夕暮れ時にビーチ横の芝生の公園で、ぼーっと日頃の喧噪を忘れて沈みゆく黄金色の太陽を眺めているのも風情があります。
近くの野外レストランでハワイアンの生バンドが演奏しており、風に吹かれるヤシの木のシルエットと相まって、もう、ハワイ以外のどこでもないトロピカルなムードが漂います。

一緒に来ていた同僚が、ここには蚊がいないからいい、と言い始めました。
日本でこういう公園があったとするならば、ぜったい蚊だらけで、虫除けか蚊取り線香がなければこんな夕暮れ時にのんびりしておれない。
なぜここには蚊がいないのか、そもそも蚊はどこで生まれるのか?…と言う。
なんでまたこんな美しい南国の景色の中で、みみっちく蚊の話をしなければならないのかと思いつつ…蚊は木のウロにできた水たまりなどにボウフラを生んで、そこで一斉に発生するのだ。
雨樋にたまった水にも発生するし、放っておけば花瓶の水にも発生する。と説明しました。
しかし、そのワイキキの公園を見回すと、水がたまりそうな木もあるし、水たまりもある、…でも蚊がいない…。
何でなんでしょう? 持っていたパソコンをハワイのWi-Fiにつないでネットで調べてみますと、ようは、土地の湿気に関係があるそうで、山間部の湿った地域にはハワイでもちゃんと蚊がいるそうです。
ちなみにハワイの蚊に日本人観光客が刺されると、かなり腫れるらしいので、毒が強いのかと思いきやそうでもなく、逆にハワイの人が日本に行って蚊に刺されると腫れがひどいそうです。
ようするに土地土地の免疫の問題ということでした。

さて、虫つながりで話が変わりますが、今回ハワイの旅行で面白いお土産ものを見つけました。
それは食用に養殖された虫です。
『コオロギ』と『ガの幼虫』の2種類があり、味は「ソルトビネガー」「メキシカンスパイス」「チェダーチーズ」「サワーオニオン」などがありました。
ちなみに僕は、郷に入れば郷のものを食べてみたい好奇心派なのですが、仕事で海外に出かけた場合は、万が一腹を壊しては仕事に支障が出るので、安全なものしか食べません。
ということで虫は購入して日本に戻ってから食べました。
コオロギは子どもの頃、音色が好きでよく飼っていまして、よくよく観察すると鳴き方も顔つきも一匹一匹違うんですよね。
そんなコオロギを食べてみますとその味、食感はズバリ…小魚!煮干しの小さいのをかじっている感じでした。
一方、ガの幼虫は、昔リスを飼っていた時に餌として生きたものを大量に買って与えていました。
実際に食べてみた感想はズバリ、パサパサしていて不味くはないけれど美味しくもない、味付けが濃すぎて幼虫自体の味がよくわからない…という感じでした。
僕はコオロギの方が好きです。

南国トロピカル、ハワイの土産話が虫の話というのも何ですが…僕は虫好きなんで、虫好きの人に喜んでもらえれば幸いです。

 

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