観光ドライバーに直撃!土屋泰洋社員「自己努力と気配りが必要な仕事」
MKタクシーの観光ドライバーは、観光地への送迎だけではありません。お客様に同行しての説明案内や観光プランの提案など、豊富な知識と洗練された接客で多くのお客様よりご好評をいただいております。
今回は、上賀茂営業所の観光課主任で京都観光おもてなしコンシェルジュでもある土屋泰洋社員(38歳)を紹介します。
記事は、MK新聞2012年10月1日号の再録です。
原則として、掲載時点の情報です。
土屋泰洋社員インタビュー
土屋泰洋社員プロフィール
つちや やすひろ
- 愛知県出身
- 1975年生まれ(38歳)
- 2007年3月 MK入社
- 2015年 京都観光おもてなしコンシェルジュ任命
- 京都観光・文化検定 2級
- お寺検定 2級、神社検定 3級
趣味を仕事に
お寺や歴史や京都が好きで、まず京都に住むことを決め、そして観光の仕事をするためにMKタクシーに入りました。
私自身が京都観光が好きで、入社のきっかけもお寺で案内しているMKドライバーの説明に感心したからです。
ですので、今でも観光客の立場で考えています。
京都観光に関する情報を得るには、インターネットより書籍をおすすめします。書籍の方が書き手がはっきりして、自分が納得できる説明に出会えます。
特に、お寺に行って寺務所や拝観受付で買える本が好きです。知識はひけらかすのではなく、お客様との接点を作る術のひとつに過ぎません。
京都に来られるお客様はどこに行きたいか、ある程度イメージされている方が多いです。
そのリクエストを汲んで、もっと面白い京都を堪能していただくことが、我々の仕事です。
自己努力が必要
これから観光ドライバーを目指す方への勉強会を、上賀茂営業所で毎週日曜日に開催しています。
しかし、教えてもらったこと以上に自分で努力することが大切です。「教えてもらっていない」は通用しません。
「調べたけれど、これがわからない」と自覚してなんとかしようと先輩に聞きに来るような人が、観光ドライバーとしてやっていけるのです。
新人・若手には、お客様から指名してもらえるように努力しなさいと教えています。
お客様は一人のドライバーを見て、京都は面白い、また来たいと判断されます。
それだけに、一人ひとりの努力が京都ブランドを広めることになるのです。
観光にぴったりのアルファード
私が乗っているアルファードは、車内が広く適で、座高も高く見晴らしがよいので観光にはぴったりです。
しかし、よい車両に甘えてはいけません。ドライバーが工夫することでさらに喜ばれるものになります。
アルファードは背の低い高齢の方には乗り口が少し高いので、私は折りたたみのステップを用意しています。
他にも、同じ車内でも暑がる方と寒がる方がいらっしゃいますので、夏でも毛布、冬でもうちわは常備しています。
そういった気配りができるドライバーが必要です。
土屋社員に訊くおすすめ観光スポット
個人的な好みですと、木津川市加茂町にある浄瑠璃寺です。
京都市中心部からは離れますが、私のように人混みを避けてゆっくり楽しみたい方におすすめです。
拝観時間 | 9:00~17:00(12月~2月は16:00まで) |
拝観料 | 400円(本堂内のみ) |
TEL | 0774-76-2390 |
住所 | 木津川市加茂町西小札場40 |
アクセス | 奈良交通「浄瑠璃寺」バス停よりすぐm |
観光ドライバーについて
観光ドライバーは、観光ガイド兼運転業務をする観光タクシーのドライバーです。
高い運転技術はもちろん、豊富な観光知識やホスピタリティが必要とされる職種です。
MKタクシーでは、社内で観光勉強会の座学や現地勉強会などが行われており、体系的に観光知識を学ぶことができます。
英語をはじめとする外国語勉強会も開かれており、社内の選抜を通過すると海外留学にも派遣されます。
高い接客技術と語学を身に着けることで、国賓クラスのVIPや国内外の著名人などの送迎を担当するファーストハイヤードライバーを目指すことも可能です。