観光ドライバーに直撃!澤井幸一社員「『よく知ってますね』と言われないために」

ひと よみもの
観光ドライバーに直撃!澤井幸一社員「『よく知ってますね』と言われないために」

MKタクシーでは、早くから観光ドライバーを育成してきました。
観光地への送迎だけではなく、同行しての説明案内や観光プランの提案など、豊富な知識と洗練された接客で多くのお客様より好評をいただいております。
営業所毎に観光課を組織し、観光勉強会やランク試験を行って観光ドライバーとしてのレベルアップを図っています。
今回は、宇治城陽営業所で観光課長を務める澤井幸一社員を紹介します。・
お客様との接し方や観光知識の学び方など、新人に気をつけて欲しい点について語っていただきました。

記事は、MK新聞2012年2月1日号の再録です。
原則として、掲載時点の情報です。

2016年追記:澤井幸一社員は、2016年3月1日に在職中のままお亡くなりになりました。慎んで冥福をお祈りいたします。

澤井幸一社員インタビュー

澤井幸一社員プロフィール

澤井幸一社員 MK新聞2012年2月1日号より
澤井幸一社員 MK新聞2012年2月1日号より

さわい こういち

  • 1954年生まれ(59歳)
  • 京都府出身
  • 1995年 MKタクシー入社

「よく知ってますね」と言われたら失敗

現在、多くのお客様からMKに観光タクシーのご注文をいただきます。
ただ、観光ドライバーは、そのご依頼内容そのままに移動して案内するだけの仕事ではいけません。
例えば、お会いした最初の数分で、お客様の観光の目的を把握して、その客様にどのようにおもてなしをするかを考えなければなりません。

お客様は、知識を学ぶために観光に来られているわけではありません。楽しむために来られるのです。
ですから、「よく知ってはりますね」という言葉をいただいたときは失敗なのです。こちらの知識をひけらかしただけで、楽しんでいただけなかったということなのです。
「今日は楽しかった。また来るね」「またあなたにお願いしたいので名刺をください」と言っていただければ成功です。
ご案内中も、お客様の顔を見て、満足されているかどうかを判断しています。

お客様とのつながりを大切に

どんなお客様にも手を抜くことはありません。料金が高いか低いか、著名人か否かは関係ないのです。
常に、そのお客様がまたリピーターになっていただけるように心がけるのが観光ドライバーの仕事です。
そのお客様からの紹介で新たなお客様へと広がっていくこともあり、それがとてもうれしく思います。
住所を教えていただいたお客様には、一言手書きで書いた年賀状を送るなど、お客様のつながりを大切にしています。

恥を捨てて勉強する

「スマホも便利だけど、後輩は先輩に質問しに来てほしい」 MK新聞2012年2月1日号より
「スマホも便利だけど、後輩は先輩に質問しに来てほしい」 MK新聞2012年2月1日号より

新人や後輩には、
「観光の仕事をしたかったら、まず5年間は必死に勉強しなさい。地理がわからないなんて、もってのほか。10年間努力して、やっと一人前にできるかどうかという奥の深いもんや。」
とよく言っています。

私も入社当初は、社内の観光勉強会に参加しても自分で本を読んでもわからないことだらけ。
そこで思い切って、ベテランの先輩社員に尋ねてみると、「そんなもんも知らんのか」とは言われましたが、知りたかったことを教えてもらえました。
それから毎日一つずつ質問しては知識を身につけていきましたね。
早く聞きたくて、先輩が帰ってくるのを営業所で待っていたものです。

最近の若い社員は、ネットですぐに調べられることもあり、あまり先輩に聞きに来ません。
目上の人に聞くことも必要です。文字で読む知識以上に得られるものがあるからです。
知識も必要ですが、人とどう接するかも大切です。
相手の心を読めないといけません。

人を楽しませることでは負けない

私は常に人を楽しませようと考えています。
営業所では同僚や後輩にアホな冗談も交えながら話します。この人には何をどう話すと喜ぶだろうと考えているのです。
後輩には、そういう会話の中から人を楽しませるヒントを学んでほしいのです。
若い社員は知識を覚えるのが早いですが、対話術については私もまだまだ負けません。

営業所にて

MK新聞2012年2月1日号より
MK新聞2012年2月1日号より

営業所の仲間と冗談を交わす。「MK新聞には、鬼に変装した姿で載せてもらおうかな」。「お客様が新聞を家から追い出してしまうから、あかんわ(笑)」

おすすめの観光スポット

酬恩庵(しゅうおんあん)一休寺など、京都の南端地域が好きです。
一休寺であれば「一休さんには奥さんがいたのですよ」と少し面白い話をすると楽しんでいただけます。
そしてここは一山越えるだけで、京都の文化から奈良の天平文化へがらりと変わります。奈良へ観光されるお客様に道中でご説明するのです。すると、実際に仏像などを目にして違いを実感されます。

新人の頃、先輩から「他の人がやらないような奈良を勉強したらいい」とアドバイスをもらい、奈良のお寺巡りをしたことが、今役に立っています。

 

観光案内エピソード:思い出の観光はご家族そろって

2年ほど前、沖縄から、おばあ様とその娘様、お孫様のご家族が観光に来られました。おばあ様の誕生日のお祝いで、3日間の観光だったのですが、1日目におばあ様が足を悪くされ、「私は待っている」とおっしゃいました。
私は3人そろってこそ楽しいものになると考え、自分の母親の車いすを家から持ってきて、2日目、3日目の観光を3人で続けました。
これには大変喜ばれ、後にお礼のお手紙をいただきました。

記者おすすめ 今週の金言

今でも恥を捨てて人に聞くことは習慣になっています。
休みの日や仕事の合間など、知らないお寺に立ちよっては「観光勉強中のものです」と言って、お寺の方に説明していただくことがあります。
そのときに、MK観光ドライバー証を見せると、事情を理解してもらいやすいです。

観光ドライバーについて

観光ドライバーは、観光ガイド兼運転業務をする観光タクシーのドライバーです。
高い運転技術はもちろん、豊富な観光知識やホスピタリティが必要とされる職種です。

MKタクシーでは、社内で観光勉強会の座学や現地勉強会などが行われており、体系的に観光知識を学ぶことができます。
英語をはじめとする外国語勉強会も開かれており、社内の選抜を通過すると海外留学にも派遣されます。
高い接客技術と語学を身に着けることで、国賓クラスのVIPや国内外の著名人などの送迎を担当するファーストハイヤードライバーを目指すことも可能です。

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観光ドライバーに直撃!シリーズ

 

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