フットハットがゆく【202】「つぶやき知ろう1」|MK新聞連載記事

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フットハットがゆく【202】「つぶやき知ろう1」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、塩見多一郎さんのエッセイ「フットハットがゆく」を2001年11月16日から連載しています。
MK新聞2010年9月16日号の掲載記事です。

つぶやき知ろう1

最近はツイッターにハマっています。
ツイッターとは、インターネットで見られるブログの簡易版のようなもので、パソコンのみならず、携帯からでも簡単に投稿、閲覧できます。
語源は「鳥のさえずり」です。
その名の通りほんのちょっとしたこと、たとえば、「お腹へった」「眠い」などということを「つぶやき」ます。
1回に140文字以内しか書けない、とうところがミソです。
このつぶやきは全世界から見ることができ、「フォロー」というシステムで、自分がフォローしている人がつぶやいた時にはすぐに分かります。
芸能人、著名人などは何十万フォローもされています。

僕はこのツイッターを人から薦められた時、人が眠かろうが腹へっていようがどうでもいい、と思っていましたが、「番組の宣伝になる」といわれたので始めてみました。
始めた頃は、まぁ何をつぶやいたらいいのかわからず、適当にその時々のことをつぶやいていました。
で、事務所で仕事をしていますと、後輩から急に、「おなかの調子、直りましたか?」といわれました。
なぜ彼は僕の腹の調子が悪いのを知っているのかと一瞬驚きましたが、そういえば午前中にツイッターで「今日は腹の調子が悪い…」とつぶやいたことを忘れていました。
トイレの中で暇だったのでつぶやきました。
普通なら自分1人でお腹の不調を抱え込まなければいけないところ、つぶやいたことによって少しでも気にしてくれる人がいるとなると、どこかしら心強いものです。
ちなみに僕のフォロアーは現在1000人くらいいますから、お腹の不調のことは1000人ほどに知られている可能性があるわけです。面白い感覚ですね。

で、まぁそういう生理現象はどうでもいいとして、当初の目的に関しては、徐々に効果を上げつつあります。
僕は京都ローカルのストリートダンス番組のディレクターをしていて、番組の情報などをつぶやきます。
するとその情報に興味のある人が“リツイート”してくれます。
リツイートというのは人のつぶやきに対して、返事をしたり、あるいは単に参照として自分のつぶやきに追加したりすることです。
わかりやすくいうと、僕のつぶやきに対して、フォロワー500人の人がリツイートしてくれた場合、僕のフォロワー1000人とリツイートしてくれた人のフォロワー500人、合計1500人の人が僕のつぶやきを閲覧可能となるわけです。
フォロワーを数万人持っている人も多々いますから、またリツイート、またまたリツイートとなると、自分のつぶやきがどんどん一人歩きする可能性があるわけです。

最近、ツイッター人口は急激に増加中。芸能人のみならず、大企業の社長さんから、政治家までがつぶやく時代…。
ツイッタービジネスなるものが生まれたり、すでに社会現象となりつつあります…すごいもんだ。
さて、僕のつぶやきを知ろうという方は、ツイッターのページで「foothat」で検索してもらうとすぐ出てくると思うので、フォローしてくださいね! 必ずフォローし返します!

つぶやきシロー 1971〜 お笑い芸人。最近はツイッターでしきりにつぶやいている。

つぶやきシロー 1971〜 お笑い芸人。最近はツイッターでしきりにつぶやいている。

 

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