2025 第40期イギリス語学留学vol.2 3ヵ月を振り返って|MKタクシー鈴木 昌之

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2025 第40期イギリス語学留学vol.2 3ヵ月を振り返って|MKタクシー鈴木 昌之

1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
山科営業所の鈴木 昌之社員によるレポートを紹介します。

MKの海外研修制度

第40期となる今回は、計4名を派遣しました。

今回は、山科営業所の鈴木 昌之社員、ハイヤー部の矢羽野 傑社員、尾崎 星多社員、伊藤 梨々香社員が、イギリスに3ヵ月間滞在しました。

 

海外研修出発式

2025年6月6日に京都MK山科営業所で「第40回海外研修出発式」を行いました。

出発直前インタビュー

海外研修を志望された理由は?

MKに入社を希望した理由の一つに海外研修の存在がありました。また、ESD(英会話ドライバー=English Speaking Driver)4級を取得してから海外のお客様の送迎の仕事が格段に増えました。今後、送迎だけではなく、観光案内も担当できるようになりたいので、今回海外研修を志望させていただきました。
私は特にリスニングが苦手なので、リスニング能力を向上させる良い機会だと思っています。

出発が近づいてきましたが、今の気持ちは?

英語の勉強に取り組める時間が増えることに関しては、楽しみであり、わくわくしていますが、海外留学は初めての経験なので、不安や心配があります。幸いなことに私がお世話になるホストファミリーはこれまでに何人かのMK社員がお世話になっていると聞きました。その点は少し安心しています。

最後に意気込みを一言

苦手なリスニングはもちろんのこと、スピーキングも得意とは言い難いのでレベルアップをしたいと思っています。普段と違って勉強できる時間が十分にあるのでしっかり取り組みたいです。海外での様々な出会いを帰国後の仕事に生かせるように、積極的に交流を図りたいと考えています。

語学教育担当職員のブロケット先生(写真中央)と

海外研修レポート

はじめに

第40回海外研修に参加させていただき、6月8日~8月31日の期間で語学学校に通わせていただきました。関係各所の皆様、今回の海外研修にあたって多大なるご支援を賜りありがとうございました。

イギリスでの生活

最初は不慣れなこともありました。学校初日は、帰りのバスを間違えてしまい、18時には帰宅できるはずが21時ぐらいになってしまいました。

学校の授業は午前中に90分が2コマ、午後から90分が1コマ、最後にMK社員だけの60分の授業が1コマありました。午前中は主に文法が中心でしたが文法だけでなく会話も取り入れた授業でした。午後は様々なテーマでディスカッションしたり、時には街中に出てインタビューをしたこともありました。最後の授業では、「京都で海外のお客様を案内するリハーサル」ということで、他の生徒さんにお客様役になってもらいノリッジ市内を案内したり、日本の文化について英語でディスカッションしたりしました。

授業内容が書かれたホワイトボード

1クラスは10~15人くらいで、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、サウジアラビア、クウェートなど様々な国から来られていました。語学学校全体ではサウジアラビア出身が一番多かったと思います。生徒さんの年齢はほとんどが10代後半~20代前半でした。中でもサウジアラビアの生徒さんは私とは年齢が3回り近く離れていましたが、気さくに接してくれました。日本語で『おはよう』や『こんにちは』といった挨拶をしてくれたので、私も簡単なアラビア語で挨拶をするようにしてみました。彼らには喜んでもらえたみたいで『笑顔でハキハキと挨拶すること』の重要性を改めて実感しました。彼らと話してみると、将来、エンジニアになりたい、政治家になりたいといった様々な夢の実現のために英語を勉強していることが分かりました。彼らの姿勢は私にとって大変刺激になりました。

授業以外でも、様々な出会いがありました。ノリッジ市内に居住されている日本人の方や、日本に興味あるイギリス人の方の集まりに誘われて参加してみました。特にイギリスへ留学に来られている日本人の方との会話はとても参考になりました。「日本の神道を外国の方に説明するなら」という話になり、日本の2000年以上の歴史を通じて培われた伝統的な価値観や生活や文化の営みをひっくるめて神道ではないかという話になりました。その時、外国の文化を理解することも大事なのですが、まず、日本の文化のことをしっかり理解している必要があると考えさせられました。
また、街中のそんなに大きくない本屋に日本の漫画コーナーがありました。ロンドンのような都会でもない地方の都市の書店に日本の漫画が置いてあることは驚きでした。漫画に限らず京都にも興味を持っている方が多数いらっしゃいましたし、日本に興味を持っている外国の方とお話しできたことは、英語の勉強に対するモチベーションアップにつながったことは言うまでもありません。

休日の過ごし方

土日は休日でしたので土曜日は積極的に外出するようにしました。ノリッジ市内はもちろん、ロンドンとパリにも出かけました。ロンドンでは一度は乗車しなければと思っていたロンドンタクシーにも乗りました。3回乗りましたが、運転は少し荒かったような気がしました。
パリとロンドン、ノリッジを歩いていて気付いたことは、基本的にはどこも歩道が広いです。京都市の四条通の歩道拡幅事業では市の予想が外れて大きな渋滞が度々発生するようになり、市営バスの利用者や市民らから市に苦情が寄せられたそうです。比較するのは難しいですが、世界的に見ると京都のような観光都市ならもう少し歩道が広くてもいいのかなとパリを歩いていて感じました。

パリではちょっとしたトラブルもありました。30年ほど前にパリに行ったことがあったのですが、その時はロンドンとパリを結んでいる高速鉄道に乗りました。今回は深夜バスに乗り、パリからの帰りのバス乗り場でバスを待っていました。電光掲示板に乗車予定のバスの乗り場が表示されるはずが一向に表示されません。どの係員に確認しても全員、口を揃えて「もう一回電光掲示板をよく見てください」と言われました。バスの出発時間を過ぎてから別の係員に確認したら、まさかの私のミスで次の日のバスを予約していたのでした。たまたまロンドン行きのバスがあったので事なきを得ましたが、バスに乗車できるかどうかを確認した時、英語が少し上達したことを実感しました。

嬉しいサプライズ

私事になりますが、海外研修中に誕生日を迎えました。サプライズで矢羽野社員、尾崎社員、伊藤社員がバースデーカードを用意してくれました。サウジアラビア人の方々と一緒にハッピーバースデートゥーユーを歌っていただいたことは一生の思い出になると思います。ありがとうございました。

サプライズで用意していただいたバースデーカードとお花

学校での様子

語学学校では毎週金曜日に1階の中庭で新しく入学された生徒の自己紹介、卒業される生徒の卒業証書の手渡しを行います。8月が終わりに近づくにつれて卒業していく生徒が増えていきました。特に仲の良かったサウジアラビア人の男の子たちが卒業の時にはアラビア語で『卒業おめでとう』のメッセージをA4の紙を2枚使って用意しました。もちろん感動してくれました。

最後に

自分自身の英語の能力についてですが、海外研修に行くまではリスニングとスピーキングの練習が少なかったです。この3ヵ月でスピーキング、リスニングの練習の機会がたくさんありましたので、その結果、向上はあったとは思いますが、まだまだという思いもあります。『まだまだ』の部分を解消できるように今後も英語学習を継続していこうと考えています。

おわりに

MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。

充実した研修制度によって育成したESD(English Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。

 

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第40期のレポートはこちらから

第39期のレポートはこちらから

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