2024 第38回イギリス語学留学vol.2 初めての海外留学|MKタクシー藤原 歩美

よみもの 特集
2024 第38回イギリス語学留学vol.2 初めての海外留学|MKタクシー藤原 歩美

1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
ハイヤー課の藤原歩美社員によるレポートを紹介します。

MKの海外研修制度

第38期となる今回は、計2名を派遣しました。

今回は、ハイヤー課の宮浦里穂社員・藤原歩美社員が、イギリスに3ヵ月間滞在しました。

 

海外研修出発式

2024年5月30日に京都MK山科営業所で「第38回海外研修出発式」を行いました。

出発直前インタビュー

海外研修を志望された理由は?

現在の配車は海外のお客様の送迎や貸切がほとんどで、むしろ日本人のお客様が珍しいくらいです。ハイヤーの金額もどんどん上がり、これからもさらに海外のお客様が増えることが予想されます。そういった状況で、私は英語を学ぶことが最重要だと思いました。

出発が近づいてきましたが、今の気持ちは?

留学経験者より話を聞き、1ヵ月ほど前から準備を始めました。その間は期待に胸を膨らましていましたが、直前になるにつれ不安や緊張が高まりました。私自身、留学が初めてということもあり、現地での不安より、家族や友達に3ヵ月会えないことの寂しさがありました。

最後に意気込みを一言

私の性格上ホームシックになるのは目に見えているので、少しでもその気持ちを減らすために、ホストファミリーとたくさん会話をしたり、学校でもたくさん友達を作って、日々の人との繋がりを大事にしたいと考えています。英語を勉強するにもまずは実践だと思うので、そうやって人とのやり取りを積極的に行うことでレベルアップしていきたいです。また、積極的に外に出て、文化に触れ様々なインスピレーションを得たいと思います。

語学教育担当職員のブロケット先生(写真中央)と

海外研修レポート

今回の海外研修の目標として、まずはもちろん「英語力の上達」と、そしてもう一つ「知見を広げる」を掲げて行きました。

この2つの目標達成のためにイギリスの夏を選んだことで、より深く早くレベルアップできたかと思います。

なぜなら、夏の時期はホリデイと重なり毎週生徒の出入りが激しく行われているからです。そのため短い期間で相手のことを知るために、たくさんコミュニケーションを取りました。さらにいろいろな国籍の方が来るので様々な言語や文化に触れることができました。

右から2人目が藤原社員

今回の目標の一つ目、「英語力の上達」に関してですが、最初の一ヵ月と最後の一ヵ月では自分の語学レベルに大きな変化があったと感じます。留学生活の半分を過ぎた辺りから、自分の思っていることや考えを積極的に話せるようになりました。それまでは、他人の話を尊重しすぎることで奥手になり、なかなか自分から話せないということが多々ありました。また、自分の言いたいことを頭の中で整理してから話していたので言葉にするまでのラグがありました。ですが慣れてくると、話がまとまっていなくてもとりあえず話してみる、ができるようになりました。言いたい時に言いたいことを言えるようになったと実感し、自分の英語に自信が持てるようになりました。

そしてこの海外研修の経験者は過去に留学経験のある方が多いですが、私は初めての留学ということで、彼らより何倍も経験し吸収できたことが多いと実感しています。

もう一つの目標「知見を広げる」に関してですが、大小関わらず疑問に思ったことはすぐに先生やホストファミリーに質問をし、その場で解決するように心がけました。少しでも理解のある場合は、まぁこういうことだろうと受け流すこともあると思いますが、私は全てが初体験で何も知らないからこそ些細なことを質問し、さらにそこから派生した知識を得たり、会話をする機会が増えることによってスピーキングの練習にもなりました。恐れず質問したことで学ぶことの喜びや会話力の向上、友達づくりにも役立てることができました。

夏を選んだことで本当にたくさんの友達との出会いがありました。留学前半は多国籍の若い女の子たちが10人以上おり、時間があれば集まっては会話をし、休みの日は出かけて、時間がどれだけあっても足りないと感じるほどでした。

後半は、サウジアラビアの男の子たちと仲良くなり、サウジアラビアの有名な料理も振る舞ってもらいました。その中の一人とは、一時期同じホストファミリーの家で暮らす同居人として時間を過ごしました。家族のように毎日たくさん会話をしました。英語のアプリで一緒に単語を学んだりリスニングの練習をしました。彼のおかげで他のサウジアラビア出身の方たちとも仲良くなり、また、学校内は普段男女のグループで別れていましたが、その境目もなくなり交友関係がさらに広がるきっかけになりました。

その中でもさらに仲良かった友達とは、毎日授業終わりに3時間ほどずっと会話をしていました。ただひたすらコーヒーを飲みながら会話をして、それが非常に自分のスピーキング力を成長させてくれました。最後の日はお互い泣いてしまい、湿っぽい終わりになったので今そのシーンを思い出すだけでも涙が込み上げてきます。

ホストファミリーは40代のご夫婦と6歳、3歳、0歳の子供たちでした。他の留学生を受け入れているファミリーより格段に若く、子どもも3人と比較的珍しく忙しいご家庭でした。ですが、忙しい中で私と会話する時間を作ってくださり非常に感謝しています。

特に、子どもたちとコミュニケーションを取る時間が一番楽しかったです。留学生活の最初の頃は子どもたちの言っていることがなかなか聞き取れず苦労しましたが、だんだん聞き取れるようになり喜びを感じていました。彼らは幼く文字が読めないので、時間がある時はお母さんに変わり、寝る前の絵本の読み聞かせをしていました。子どもに分かりやすく読んであげ、さらに感情も乗せなくてはならない絵本の読み聞かせはとても良い練習になりました。

最後に

ホストファミリーにも友達にも先生にも恵まれ、幸せな3ヵ月でした。数え切れないくらいの出会いや別れとともに、数え切れない経験をし、一皮も二皮も剥けた気がします。

おわりに

MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。

充実した研修制度によって育成したESD(English Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。

 

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第38期のレポートはこちらから

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