北海道の魅力を積極的に発信 札幌MK観光課責任者の田口富樹雄社員インタビュー

ひと よみもの
北海道の魅力を積極的に発信 札幌MK観光課責任者の田口富樹雄社員インタビュー

感染症対策にともなう新しい生活が始まり、今後は自動運転による新しい時代を迎えます。MKとしましては、変化が激しい中でも、各人ができること、やるべきことを進めていくほかありません。特に現場では日々試行錯誤を繰り返しながら、お客様へのサービス向上に努めています。ここでは、そんな現場の努力を伝えていきたいと思います。
今回、札幌MKの観光課責任者を務める、開業初期メンバーのドライバーに話を聞くと、依頼を受ける待ちの姿勢から積極的にお客様にアプローチし発信する必要性を感じていました。

 

 

田口富樹雄社員インタビュー

札幌MK セミハイヤー・アルファード乗務 観光課責任者 田口 富樹雄 社員

札幌MK セミハイヤー・アルファード乗務 観光課責任者 田口 富樹雄 社員

広い北海道の移動はアルファードが快適

札幌MKの開業から1ヵ月後に入社し、13年目の田口富樹雄社員。
「入社当初はセダン型タクシーに、その後観光の仕事をしたくて6年前からセミハイヤー部門のクラウンHV、そしてアルファードへと乗務することになりました」と振り返ります。
現在は、概ね2週間ごとに昼勤と夜勤を交互に繰り返しつつ、観光課の責任者を務めています。
観光課は、「京都MKほど大きくはない」ということですが、ドライバー60人、アルファード35台の体制。
「観光でご案内する地域は小樽・積丹から、洞爺・登別、さらに富良野・旭川まで、車で片道2時間移動することもよくあります。
そうなると8時間貸切ご利用でも、観光地での滞在は3時間で、残りの5時間は移動時間です。
そのような遠方への観光にはアルファードのような広く快適な車両が向いています」。
「アルファード・セミハイヤー部門には空港送迎も月に100~150件、会社・法人関係の貸切のご依頼も多くいただいておりました。」

広く快適なアルファードに乗務する田口社員

広く快適なアルファードに乗務する田口社員

 

コロナ禍で知る「受け身ではダメ」

コロナ禍では、その状況も一変したと言います。
「多数あった長距離や貸切の仕事もコロナ禍では少なくなりました。売上も下がりました。これまで、セミハイヤー・アルファードの仕事は会社から振り分け与えられていたのだと、会社に甘えていた部分が大きかったのだと気づきました。他の普通車タクシー・セダン車両の方の苦労が改めてわかりました。地道に街中で手を上げてくださるお客様を見つけないといけないのです。そしてこの『流し』の仕事で、どの道を通ったらお客様がいっらっしゃるのかと工夫を重ねる、お客様に目を向けるそういった努力が大切だったのです」。

取材をした11月中旬には感染状況も落ち着き、徐々に仕事も戻ってきたようでした。
「先に昼の仕事が戻り、ようやく夜の仕事も戻ってきました。それでもコロナ前なら、ススキノのMKのりばに、お客様が並んで30分ほど待っていただいていたものが、今は5~6人が並ぶ程度です。待ち時間が少ないので丁度良いくらいとも言えますが、まだまだ平日は少なく、午前2~3時はお客様がいらっしゃらない状況です」。

そして札幌MKでは観光のお客様に対して積極的に動き始めています。
「これまでは来たものを受けているだけでした。北海道に観光に来られる一般のお客様はレンタカーを使われることが多かったのです。コロナ禍で考え、受け身ではなく、こちらから発信することが必要だと、MKトラベルと連携して3泊4日のツアーを複数企画し、広報を始めました。これまでもMK会員様には案内をしていましたが、今回それを広げて、一般のお客様に知っていただけるよう、WEBなどにも多く掲載しています。東京や大阪の方などからよくご利用いただいています」。

 

北海道の冬と歴史文化が魅力

観光課の責任者を務める田口社員に今の北海道の魅力を聞きました。
「このスキーシーズンは、ニセコがおすすめです。東京や大阪からも多く来られています。もともと人気があるところですが、今シーズンはインバウンドの外国からのお客様が少ないので、混み合っておらず狙い目ですね。また、例年もそうですが、札幌小樽を中心にイルミネーションがきれいでおすすめです」。

「北海道は自然が豊かで食べ物がおいしいと評判ですが、自然や食べ物以外も、本州にはない異文化があります。2020年には国立アイヌ民族博物館ができました。2021年には北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録されました。他の地域にはない魅力ですので、本当はこちらも見学してほしいですし、案内できたらうれしいです。北海道は歴史が浅いと思われがちですが、1万年前から縄文文化があり、これらを発信していきたいと思っています」。

 

コロナ後や今後の取組み

最後に今後の取組みや目標を聞いてみたところ、田口社員個人についてはしっかり安全運転をするということでした。
「年を重ねるにつれ、よりいっそう安全運転をしなければと思うようになりました。接客が好きなので会話をしてお客様に注意を払いがちになりますが、道路状況を見て安全運転をしなければなりません。北海道の冬道では、スピードを抑え、車間距離をとって、そして滑ることを考え隣の車と並行して走行してはいけません。路面がどう変わるかわかりません。急に滑りやすい路面になります。特に夜は見えにくく、マンホールやくぼみで滑ることがよくあります。こちらは大丈夫でも相手側がぶつかってくるかもしれないので、周りの車の動向にも注意が必要です」。

MKオリジナル北海道観光タクシーツアーをWEBに掲載中

MKオリジナル北海道観光タクシーツアーをWEBに掲載中

観光課のこれからについても話してもらいました。
「以前は現地観光勉強会をしていました。しかし、どれくらいの距離なのか、車いすでいけるのか、どこが写真撮影のスポットなのか等、現地に行ってみないとわからないことが様々あります。ですので、現地観光勉強会を少しずつ再開しています。コロナ禍でも各自で勉強し、スマホなどで情報交換もしていましたが、どうしても一人だと自分の関心事だけになってしまいます。仲間と一緒だと他の人の関心事に触れ、私を含め皆にとってより広く勉強になります」。
「観光課を立ち上げた当初は観光の資格取ることから始めました。観光の依頼も入ってくるだろうと、仕事を受けられるようにする状況でした。これまでは受け身でしたので、これからは積極的に発信していきたいと思っています。今観光課は35台のアルファード、約60人の組織で、20~30代も多くいます。若い世代で観光含めた新しいブランド築くことを目指します。57歳の私は裏方に徹し、支える側の人間になりたいと思います。期待している若手に声をかけて成長を促してまいります」。

「私はサポート役に徹する」と積極的にメンバーに声をかける田口社員

「私はサポート役に徹する」と積極的にメンバーに声をかける田口社員

 

 おわりに

運転を仕事とする運輸業のなかでも、タクシードライバーは1対1の接客が必要とされます。
運転技術に加えて、いかに安全安心のサービスを提供できるかが非常に重要となります。
MKタクシーは、徹底してサービスの向上に努めています。

札幌MKでは仲間になっていただける従業員を募集しています。
採用に関するお問合せは下記担当にご連絡ください!
☎011-812-6565(担当:渡辺)

 

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