MK初の女性ファーストハイヤードライバー 山本瑠美社員インタビュー

ひと よみもの
MK初の女性ファーストハイヤードライバー 山本瑠美社員インタビュー

MKタクシーには、多くのドライバーが在籍していますが、その中でもサービスや運転技術で最高峰に位置するのが「ファーストハイヤー」です。
今回は、2019年に女性として初めてのファーストハイヤーとなったメンバーの一人である山本瑠美社員に話を聞きました。

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ファーストハイヤーとは

MKタクシーのドライバーの中でも、VIPの送迎や国際会議等での送迎を担当するのが、「ファーストハイヤー」です。
運転技術はもちろん、接客や観光・地理知識などが特に優秀と認められ、安心丁寧な運転と最高のおもてなしをできる者のみが選ばれます。

山本瑠美社員は、入社4年目にしてファーストハイヤーに選ばれました。
MKタクシーでも女性としては初めてのひとりです。

 

 

山本瑠美社員インタビュー

山本瑠美 社員

山本瑠美 社員

 

山本 瑠美(やまもと るみ)社員の略歴

2016年 MK入社(大学新卒採用)
2018年 イギリスに2ヶ月間の語学留学に派遣
2019年 ファーストハイヤーに昇格(女性初メンバーの一人)

 

ファーストハイヤーに求められる心得

MKのなかでも特にお客様へのおもてなしを体現するのがファーストハイヤーで、求められることも大きいものです。
ファーストハイヤーへの昇格時には、どのような意気込み・気持で就いたのか、振り返ってもらいました。

「ファーストハイヤーは、これまで以上に、身だしなみから高いレベルを求められていると感じました。制服をきれいに整え、靴をきれいに磨く、当たり前のことですが、欠かさず行うことを心掛けました。」

いつでも手入れできるよう道具を用意しておく

いつでも手入れできるよう道具を用意しておく

例えばその日最後の客様に対しても、きれいにしておく必要があり、実際に取材時にも、山本社員はバッグの中に靴磨きの道具を入れて、いつでも手入れができるように用意をしていました。
女性初ということで、見習う女性の先輩がいないということもありましたが、

「髪型や化粧については、入社したときからキャビンアテンダントの方やホテルのスタッフの方を見て意識していました。」

そして特に次のことを心がけたと言います。

「ファーストハイヤーでは、何でもお客様にお尋ねするのではなく、『何を求められているか』を表情などでで読み取ることが必要とされています。『暑いですか、寒いですか』と訊くのではなく、お客様の仕草などで暑いのだと読み取り、すかさず車内の温度を下げる、そういう気遣いができなければならないと思います。」

 

これまでにない仕事での工夫

ファーストハイヤーになる前のジャンボハイヤーでは、修学旅行や空港送迎のスカイゲイトシャトルが多かったといいます。
ファーストハイヤーでは、一般の観光案内が多くなっていき、それまでにない仕事も多くなります。山本社員も、ザ・リッツ・カールトン京都(ホテル)の専属ドライバーとなったり、G20サミット関連会議や即位の礼の国賓の方の送迎等を行いました。

「観光案内でも想定外なことが起こりますが、国賓の方の送迎には、特に臨機応変が求められますね。どのタイミングで依頼かかるかわからないことも多いです。だからと言って、全く体を休めず運転に支障をきたすといけません。休みながらいつでも待機ということが必要です。」

車列を作って国賓の方を送迎する様子(一例)

車列を作って国賓の方を送迎する様子(一例)

国際会議などでは、国賓の方が乗車される車とそのスタッフの方が乗車される車が連なって走行することもあります。

「私はスタッフの方が乗車される車を運転することが多いですが、先行する車との間に他の車を入れないように走行しなければなりません。道路状況の下見はできますが、実際にその道路で車列をつくって走行する予行練習はできないことが多いです。」

そこでは走り方に工夫があると言います。
実際には会議によって対応がまちまちで、警察からの個別の指示もあるなど、一様ではないということですが、一つ工夫の例を出してもらいました。

「例えば、先輩が運転されている車の後ろについていくときには、車道のなかでも少し右よりに走行します。先輩の車のミラーから、私の車が見えるようにします。そして、車線変更するときには、前の先輩の車がウインカーを出し、先に後ろの私の車から車線変更を開始します。それを確認してもらって、前の車が車線変更します。そうすることで両車の間に他の車が入ってこられない、という状態をつくります。」

 

コロナ禍ではお客様を明るく元気にする仕事

このように書いてきましたが、それもこの一年間は状況が一変しました。
インバウンドのお客様はほぼゼロに。国際会議もありません。一般の観光も春と秋に少しありましたが、激減しました。
取材時も、山本社員はハイヤーの車でタクシー営業をすることが多くなっていました。コロナ禍で注意することは、

「お客様が降りられたらその都度、車内を消毒することはもちろんです。自分が感染しない、体調をくずして免疫が落ちないように、よく『食べること』『寝ること』『運動すること』には気をつけています。。

コロナ禍では、貸切運行のハイヤーは他のお客様との接触がないので、お役に立てることも多くなっています。
山本社員も、医療従事者の方の送迎、検体回収にかかる送迎、軽症者の方の送迎などを担当しました。

そして、最も気遣うのは、お客様の気持ちの面だと言います。

「コロナ禍で、お客様が精神的につらくなっていらっしゃる方も多いです。そこで、少しでも、私の車に乗車されている間だけでも、明かるい気持ちになっていただければと、明るく前向きな話題や笑顔を意識しています。お客様とは一期一会ですので、乗車時には気持ちよく過ごしていただきたいと思っています。」

 

今後に向けていま取り組むこと

山本社員は、コロナ後に向けた取り組みも進めていました。

「直近では、社内の観光の試験が現在Aコードですので、一番上のSコードを目指し、ESD(English Speaking Driver)が現在2級ですので一番上の1級を目指して、勉強しています。」

「コロナ禍が落ち着いてくれば、日本人のお客様が観光に来られると思いますので、上質な観光案内ができるよう学んでいます。緊急事態宣言下でなければ、すいている観光地を巡っていましたが、外に出れない時期は、本や雑誌などで知識や情報を仕入れています。できれば、今年の春、あるいは秋には、お客様を美しい観光地に案内したいですね。京都だけでなく、吉野など他府県へも、ゆっくりくつろいで、会話を楽しみながら案内できればと思います。」

「さらにコロナが収束すれば、海外のお客様にも来ていただきたいです。これまでは社内の勉強会『サロン』がありましたが、いまは社内の先生と電話先で会話する『電話留学』を活用しています。」

社内試験の合格を目指し過去問を勉強する

社内試験の合格を目指し過去問を勉強する

 

女性もたくさん活躍するハイヤー部に

「私が長期的な将来像として思い描くのは、エルダーをしてくださった先輩のようにと思っています。」

MKでは新卒入社した人材を育てるため、トレーニングセンターからジャンボハイヤーに変わるとき、業務としてはタクシーから空港送迎シャトルがメインになっていきます。
そのときに、先輩のファーストハイヤーが添乗指導する機会があり、これをエルダー制度と呼んでいます。
エルダーになった先輩は、その後も何かと後輩に目を掛けているようで、後輩にとってはエルダーの先輩があこがれになっています。
そして、

「私も、第26期新卒トラベルコーディネーターの女性社員のエルダーをしました。ファーストハイヤーの女性はいまはまだ4人ですが、担当した後輩が、ファーストハイヤーを目指し、ファーストハイヤーになっていくように見守りたいと思います。」

女性初のメンバーとして女性が働きやすい環境を目指すとのことでした。

 

 

おわりに

MKタクシーのファーストハイヤーは、親切丁寧なMKタクシーーの中でも特に優秀と認められたドライバーによる洗練されたサービスを提供しています。
一般の方でも観光やビジネスにご利用いただくことが可能です。

英語をはじめとるす外国語対応ドライバーもいます。
厳正な社内審査を通過したドライバーが海外のお客様もサポートいたします。
英語のほか、スペイン語、フランス語、韓国語、中国語も対応可能です。

日常の様々なシーンから特別なシーンまで、上質なひとときをお愉しみください。

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