新選組ゆかりの金戒光明寺特別勉強会!MKタクシーの歴史大好き観光ドライバーが学ぶ
MKタクシー歴史好きの観光ドライバーを対象に金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)での歴史勉強会を行いました。
金戒光明寺は、京都府左京区の黒谷にあることから「くろ谷さん」の愛称で親しまれ、広大な敷地内には18の塔頭寺院を有しています。
また会津藩主・松平容保公(かたもり)が本陣を構えた場所で、新選組発祥の地としても知られています。
2021年5月24日(火)に行われた勉強会の様子をレポートします。
※写真撮影時のみ特別にマスクを外しています。
▼新選組好きMKドライバーと巡る金戒光明寺“ほぼ貸切”プラン
浄土寺大本山 くろ谷 金戒光明寺について
金戒光明寺様よりメッセージ
今回の勉強会でドライバーにご教授いただいた金戒光明寺の赤尾 実法様よりメッセージをいただきました!
こんにちは。金戒光明寺(以下当山)法教部の赤尾と申します。
当山は、法然上人の時代から800年以上の歴史を繋ぐ、浄土宗七大本山の一角です。幕末には京都守護職の本陣が敷かれ、松平容保公所縁の大方丈、京都市内を一望出来る山門など、荘厳な伽藍が歴史を見守ってきました。
地域の方々からは「くろだにさん」の通称で親しまれ、近年では「五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀仏」「花手水(はなちょうず)」など、老若男女問わず多くの方にご参詣いただいています。
厳しい社会情勢が続く昨今ですが、是非MKタクシー様をご利用の上、当山へご参詣いただき、歴史の先人に思いを馳せていただきたく存じます。
皆様のご参詣を心よりお待ち申し上げております。
金戒光明寺について
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金戒光明寺の位置
金戒光明寺が位置するのは、「岡崎エリア」の北側。
南に徒歩約10分で平安神宮、東に徒歩約15分で哲学の道、真北には境内を接しながら真如堂、西には吉田神社があるという、観光スポットの中心に位置します。
MKタクシーの歴史好き観光ドライバー紹介
① ドライバー歴
② 好き/得意な時代
③ ツアーの見どころ/オススメのポイント
右近 英貴ドライバー(十条ハイヤー)
① ドライバー歴
13年目
② 好き/得意な時代
幕末
③ ツアーの見どころ/オススメのポイント
京都守護職会津藩屯所のあった金戒光明寺。
普段目にする機会の無い場所も含めて満喫できるツアーとなっています。
④ ひとことメッセージ
幕末大好きなお客様、語り合いましょう!
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右近英貴ドライバーは2024年12月18日催行のタクシーツアー「国宝十一面観音めぐりツアー観音寺/道明寺/葛井寺」を担当します。
山口 紗季ドライバー(上賀茂ファーストハイヤー)
① ドライバー歴
6年目
② 好き/得意な時代
幕末
③ ツアーの見どころ/オススメのポイント
虎の間にある襖絵🐅 、紫雲の庭にいる亀🐢
④ ひとことメッセージ
私が一方的に話すのではなく、参加者の皆様と一緒に新選組の事を熱く楽しく話しましょう!!
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宮島 稜ドライバー(十条ハイヤー)
① ドライバー歴
6年目
② 好き/得意な時代
戦国時代
③ ツアーの見どころ/オススメのポイント
新撰組発祥の場所と言われる”謁見の間”が最大の見どころかと思います。是非その当時にタイムスリップした気持ちになって想いを馳せてみてください。
④ ひとことメッセージ
幕末に関して只今鋭意勉強中です!
お客様と一緒に新たな新選組の一面を見つけられたらと思っております。
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三木 諒太ドライバー
① ドライバー歴
5年目
② 好き/得意な時代
幕末が好きです。
③ ツアーの見どころ/オススメのポイント
オススメポイントは、普段入れない場所に入れて、特別感を味わっていただけるところです。
山門にも登ることができ、京都守護職の本陣がここに置かれた理由を想像できるところも見どころの一つです。
④ ひとことメッセージ
新選組についてはまだまだ勉強中ですが、調べていく内に楽しくなって幕末の魅力に引き込まれている現状です。
ツアーを一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです!
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佐々木 澪ドライバー(上賀茂ハイヤー)
① ドライバー歴
3年目
② 好き/得意な時代
平安(王朝文化、10世紀末〜)、源平合戦、室町後期〜江戸初期、幕末、近代
③ ツアーの見どころ/オススメのポイント
まだ壬生浪士組という新選組の組織が成り立っていない時期の縁の地ということで、なかなか珍しい聖地巡礼ができるのではないでしょうか。
④ ひとことメッセージ
歴史好きな父の英才教育を受け、大学も史学科、好きが高じて大学院博士前期課程まで進んでしまいました。
古いものが数多く残る京都の地で、幸せいっぱいに過ごしています。
新選組にハマったきっかけは大河ドラマです。
後世では英雄と言われる人たちも、そこで生きていたんだなという発見ができるようお手伝いしたいと思います、よろしくお願いします!
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西田 和希ドライバー(上賀茂ハイヤー)
① ドライバー歴
3年目
② 好き/得意な時代
戦国時代
③ ツアーの見どころ/オススメのポイント
新選組発祥の場、謁見の間
④ ひとことメッセージ
まだまだ新人で初めてのことも多いですが、皆様にさらに京都を好きになっていただけるようお手伝いをしたいと思います!
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歴史勉強会 内容
10:00 金戒光明寺へ集合
時代劇の撮影している風景を横目に金戒光明寺の赤尾 実法様とMKタクシー観光ドライバー6名がご挨拶を兼ねた顔合わせを行いました。
本日の勉強会の概要を聞くMKタクシー観光ドライバーたち。
10:10 御影堂(大殿)の参拝
御影堂(みえいどう)の参拝
細部の装飾も繊細でとても美しいです。
山越阿弥陀図(拡大写)
阿弥陀如来(中央)が、山の向こう側から、観音(向かって右)・勢至(せいし)菩薩(向かって左)を従えて来迎する様子が描かれています。
阿弥陀如来が正面を向き印を結び、その第一指と二指には結びつけた5色(青・黄・赤・白・黒)の紐がつけてあります。
MKタクシー観光ドライバーたちは順番に鐘を鳴らし、参拝していました。
ツアーにご参加された際は、ぜひご自身の耳で音の響きをご体感ください。
文殊菩薩(渡海文殊形式)
獅子に騎乗する文殊菩薩(もんじゅぼさつ)を中心に、手綱を執る「優填王(うでんおう)」、「仏陀波利三蔵(ぶっだはりさんぞう)」、「最勝老人(さいしょうろうじん)」の四躯は京都市指定文化財。
貴重な像を特別に近くで見学させていただきました。
MKタクシー観光ドライバーは常にメモを取りながら話を聴いていました。
10:30 大方丈(おおほうじょう)
謁見の間
新選組隊長の近藤勇が容保公に拝謁した「謁見の間」が再現されており、幕末の歴史的舞台を身近に感じることができます。
仏間
虎の間
虎の間では、久保田金僊筆「虎の襖絵」を鑑賞することができます。
二面に虎の絵が描かれているのですが、正面の襖絵にはある仕掛けが施されています。
皆さんには虎が何匹いるように見えますか?
ぜひ現地でドライバーと答え合わせをしてみてください。
松の間
大方丈の最も奥にある部屋が「松の間」。
黒い立派な松が襖に描かれています。
こちらの松の襖、よく見るとあるものにも見えるようですが、皆さんには何に見えますか?
11:00 紫雲の庭、ご縁の道
紫雲の庭
紫雲の庭は方丈庭園の最奥に位置する庭です。お寺ならではのご縁を表現する庭として作庭されました。
白砂と杉苔を敷き詰めた庭園は、大方丈から見て右側が美作の国での幼少時代を、左側が比叡山延暦寺での修行時代を、真ん中が浄土宗開宗・金戒光明寺の興隆を表した、一つの絵巻物のような構成となっています。
サツキが見ごろでした。
池には鯉が泳いでいて、睡蓮が咲き始めていました。
ご縁の道
法然上人の唱えた浄土宗の基本的な考え方の一つである「ご縁」を表現する庭として作庭されました。
2本の道がつながって1本の道となる構成は、2人それぞれの人生と出会い、そして共に生きていくという、ご縁のあり様が表現されています。
歩いてきた道を振り返って見渡すドライバーたち。
木陰になっており、小休憩。
新緑に囲まれたお庭は素晴らしく美しく、癒されました。
11:20 お土産売り場のチェック
お庭から帰ってきたMKタクシー観光ドライバーたちはお土産売り場も入念にチェックしていました。
11:30 山門へ移動
金戒光明寺は、同じく浄土宗の大本山である知恩院とともに、江戸幕府が京都ににらみをきかせるための要衝として、城郭構造に改めたお寺なのです。そのため、幕末には会津藩がここを本拠として京都守護職本陣を置き、その配下である新選組発祥の地となりました。
幕末、この山門から、会津藩の藩士たちも洛中の警戒にあたったといいます。
このツアー最大の見どころが普段は非公開の山門へ上ることができることです!
これにはMKタクシー観光ドライバーたちも興奮冷めやらぬ様子でした。
江戸時代末期に建立された山門の楼上内部へ特別に入らせていただくため、赤尾さんから直接鍵の開け方や電気の付け方など、ツアーに参加されるお客様をご案内する手順を学びます。
いよいよ山門へ入り、階段を上ります。
安全のため、上るときは年齢順に登り、下るときは年齢が若い順で下るそうです。
MKタクシー観光ドライバーたちは「足元気を付けてください」「頭上注意してください」など声を掛け合いながら移動しているのが印象的でした。
ここは風通しも良く涼しい、山門からの眺め。
なんとここから大阪府にある あべのハルカスまで見渡せるそうですよ。
11:50 三重の塔
長い階段の先にある三重の塔は重要文化財に指定されています。
階段を登りきるとMKタクシー観光ドライバーから「後ろ振り返ってみてください、ここから眺める夕日もきれいなんですよ」と教えてもらいました。
五劫思惟阿弥陀仏
小脇にいらっしゃったのは、五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀仏。
とても大きな螺髪にMKタクシー観光ドライバーたちも驚いていました。
実はこちら、多くの衆生を救おうとひたすら気の遠くなるような長い時間、修行を続けた結果、髪の毛が伸びてしまい、このようなお姿になったのだそうです。
12:00 会津墓地
階段を上り、案内に沿って奥に進んでいくと会津藩の殉難者墓地があります。ここには多くの会津藩士が眠っています。
墓地の道しるべを発見。もう少し足を進めます。
会津藩主・松平容保(かたもり)公の石像
境内北側にある塔頭・西雲院には会津藩士の墓地があり、2019年6月には会津藩最後の藩主となった松平容保(かたもり)公の石像も完成しました!
石像前で取材をしていた私にも笑顔で丁寧に案内をしてくれました。
MKタクシー観光ドライバーたちから随所にホスピタリティを感じました。
この墓地には、京都守護職が置かれた1862年から5年間の間に亡くなられた方々のお墓と慰霊碑があります。
勉強会後、山門前で赤尾さんと参加したMKタクシー観光ドライバー6名の集合写真。
勉強会が終わるのが名残惜しい、という声もあがっていました。
※写真撮影時のみ特別にマスクを外しています。
番外編
勉強会終了後、MKタクシー観光ドライバーたちが集まって何かをしている様子が目に留まりました。
どうやら先輩社員を筆頭に勉強会の復習をしている模様。
常に向学心をもって仕事に取り組んでいる様子を最後まで感じました。
MKタクシー観光ドライバーの勉強会 感想
- 歴史あるお寺の中を、贅沢にも貸切で回ることができ、普段は立ち入れないところも見学できて感無量でした。
- 山門に上がったのは初めてでした。あの場所からでしたら洛中が見渡せて監視できますね!
- 普段非公開の場所の案内を聞く機会がなかったので非常に有意義な時間となりました。
- 非公開の場所を赤尾さんの解説付きで拝観できたことは特別感がありました。
- 金戒光明寺の赤尾さんのお話が面白く、心を鷲掴みにする話術はアッパレでした!ユーモアを交えながら案内をする勉強にもなりました。
- 赤尾さんのご案内いただけた特別感はもちろん、より一層金戒光明寺様のことを深く知ることができました。
- 特別な体験を楽しみに来られるお客様に、金戒光明寺様の魅力を精一杯お伝えできるよう改めて歴史の学習に精進したいと思いました。
おわりに
MKタクシー観光ドライバーはお客様へより楽しい旅をしていただくため、安全快適な運転技術を身につけるだけでなく、京都の歴史から最新情報まで 日々幅広く知識の醸成に努めております。
今回はその中でも特に「歴史が大好き!」「歴史の知識なら私にお任せください!」というドライバーたち6名が金戒光明寺様にご協力のもと、新選組ゆかりの金戒光明寺特別勉強会を開催することができました。
今回、そんな歴史好きドライバーたちが皆さんと一緒に楽しみながら 通常は非公開の金戒光明寺の寺内を「貸切状態」で満喫できる特別感のあるプランをご用意いたしました。
見どころ①
金戒光明寺の方から直接勉強会を受けた6名のMKタクシーの歴史(新選組)好き観光ドライバーの案内・解説付きです。
見どころ②
謁見の間ではお寺の方からお話を聴くことができる時間を設けました。
見どころ③
普段は上ることができない山門を特別に上ることができます。
当日ご一緒させていただきますドライバーは、金戒光明寺様より山門の鍵を特別に託していただいております。
通常非公開の場所の鍵を開ける際の高揚感もドライバーと共有していただけます♪
現在の京都市街を見下ろしながら、参加者同士で新選組の話に花を咲かせるのもまた一興です。
MKタクシーの歴史大好きな観光ドライバーと一緒に特別な体験をしませんか?
▼新選組好きMKドライバーと巡る金戒光明寺“ほぼ貸切”プラン