フットハットがゆく【245】「空しきスポーツ②」|MK新聞連載記事

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フットハットがゆく【245】「空しきスポーツ②」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、塩見多一郎さんのエッセイ「フットハットがゆく」を2001年11月16日から連載しています。
MK新聞2014年4月1日号の掲載記事です。

 

空しきスポーツ②

スポーツというのは筋書きのないドラマですから、観戦にいって空しかった思い出を前回は書きました。
今回は実際にスポーツをやっていて空しかった思い出を書きます。

小学校低学年からスイミングスクールに通い始めて、5年生のときには学校で1番になりました。
特にスタートの飛び込みが得意で、体を「へ」の字に曲げて飛び込むのが得意でした。
そこで水泳の授業のとき、体育の先生が飛び込みの見本を皆に見せてあげてくれ、と言いました。
クラスの生徒全員が僕の飛び込みを見るためにプールサイドに上がってキレイに整列しました。
僕はさっそうと飛び込み台にあがり、いつもの10倍くらいの勢いで飛び込みましたところ、水泳パンツが緩んでいたのが、ズルッと膝までずれて見事にお尻丸出しに…。
プールサイドが笑いの渦になったのは言うまでもありません。

少年野球もやっていました。
毎週日曜日は野球をやっていました。
でも好きな割に下手で2軍でしたが、それでも2軍の試合とかありまして、時々試合に出ますと、まぁ緊張してよくエラーしました。
レフトを守っていて、ショートがトンネルしたゴロをレフトの僕もトンネルして、ダブルトンネル…なんてことも2軍の試合ではありましたね。
真っ正面のフライをポロリとこぼす割に、ガッツ系だったので難しい球にくらいつきファインプレーがたびたび飛び出すという、よくわからん選手でした。

中学でも野球部に入りましたが、転校した先に野球部がなかったのでサッカー部に入りました。
まぁこれもあんまりうまくはなかったのですが、とにかくガッツ系だったので…ガッツ系というのは技術より根性で何とかする感じの意味で使っています…なので、センターフォアードに抜擢(ばってき)され、俗にいう泥臭い点をよく取りました。
ただ今でこそ言えるのですが、卒業するまでオフサイドのルールがよく分かっておりませんでした。
あるライバル校との試合では、僕がゴールを決めて、試合が終わったとき、あぁ勝った!と思って喜んだのですが、チームメイトの反応がいまいちだったのでよくよく聞くと、僕のゴールはオフサイドで得点になっておらず、結局引き分けだったという…。

高校では、その頃好きだった女の子が「ラグビー選手が格好いい」と言ったのでラグビー部に入り、1年の冬からレギュラーになれました。
野球をやっていたときはよくポロポロとボールを落としましたが、ラグビーではほとんど落球しませんでした。
ラグビーでは前にボールを落とすとノッコンといって反則になるのですが、試合でノッコンをした記憶がほとんどありません。
楕円球との相性がよかったのですかね?…ただ、2年の頃から腰、指、肩など骨折し、ケガとの戦いでした。
さらに、タックルを受けて激しく尻餅をついたときの打ちどころが悪くて切れ痔になり、それからというものトイレに行くたび出血するという、うん命をたどらなければなりませんでした。
ラグビーと相性がよかったのかどうか今でもよくわかりません…(笑)。

 

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