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京都で蓮を最も美しい時間帯に見るなら早朝拝観の「法金剛院」へ

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京都で「花の寺」としていえば法金剛院です。7月の蓮(ハス)の開花期には、早朝7時から拝観できる「観蓮会(かんれんえ)」が開かれることで京都でも有名です。
早朝に開花し、昼ごろには元気がなくなってしまう蓮は、早朝のうちに見るに限ります。
蓮の開花は京都で最も暑い時期なので、法金剛院の早朝拝観で少しでも涼しい時間帯に観光できるのもうれしいですね。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年と異なる点が多いのでご注意ください。

 

 

法金剛院(ほうこんごういん)とは

平安時代の初めの貴族である清原夏野の山荘だった地に、1130年、鳥羽天皇の中宮である待賢門院璋子が寺院を建立したのが法金剛院の始まりです。
法金剛院境内の庭園にある青女の滝(せいじょのたき)は、日本最古の滝石組として特別名勝に指定されています。
春は待賢門院桜、夏は蓮(ハス)が有名で法金剛院は「関西花の寺二十五ヵ所」の第13番霊場にも選ばれています。

拝観情報

開苑時間 9:00~16:00
7:00~16:00(観蓮会期間)
受付はいずれも15:30まで
後述のとおり、2020年は異なります。
拝観料 500円
後述のとおり、2020年は400円
TEL 075-461-9428
住所 京都市右京区扇野町49
アクセス JR「花園」より徒歩3分

公式ホームページ:法金剛院 | 関西花の寺 第一三番霊場

 

夏の花、蓮(ハス)について

早朝に訪ねたい蓮(ハス)の花

法金剛院の蓮 2019年7月10日 撮影:MKタクシー

法金剛院の蓮 2019年7月10日 撮影:MKタクシー

夏を彩る花の代表といえば蓮(ハス)の花。
京都では7月に入ると咲き始めます。
蓮(ハス)は古くから清浄の象徴として仏教とも縁が深く、仏像を支える蓮台は、文字どおり蓮(ハス)の花を模したものです。
極楽浄土に咲く花とされ、実際に蓮(ハス)が一面に咲き誇る光景は「浄土」のようです。
蓮の地下茎はレンコンとして食用になります。

蓮は早朝に開花し、昼ごろには元気がなくなってしまう花です。蓮を見るなら朝のうちがおすすめです。

蓮の名前の由来

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法金剛院の蓮 2019年7月10日 撮影:MKタクシー

蓮(ハス)の名前は、花の中心部にできる花托(かたく)が蜂の巣に似ていることから「はちす」となり、「はす(蓮)」と呼ばれるようになったという説が有力です。
確かによく見ると蓮の真ん中は蜂の巣のようですね。

 

法金剛院の「観蓮会(かんれんえ)」

夏の風物詩、観蓮会とは

法金剛院は、普段は9時開門ですが、蓮の開花期にあわせて「観蓮会」として7時から早朝拝観ができます(2020年は7:30より)。
2020年は、7月11日(土)から8月2日(日)まで開催されます。

京都には法金剛院以外にも蓮で知られる寺社が多くあります。
蓮が最も美しいのは朝のうちですが、多くの寺社が開門になる9時や10時には既にピークは過ぎてしまっています。
そこで、法金剛院では、蓮の開花にあわせて観蓮会として早朝開門しています。京都の寺社でもわざわざ観蓮会のように、蓮のためにそこまでやってくれているのは法金剛院くらいです。

なお京都の法金剛院など寺社以外では、京都府立植物園や宇治市植物公園でも2~3日の短期間だけですが観蓮会として早朝開園が行われます。
いずれにしろ観蓮会として長期間の早朝開門をやっているのは京都では法金剛院のみです。

猛暑の京都でも涼しい早朝

最近の京都は7月でも昼間は35度を超える猛暑日が普通になってきましたが、さすがに観蓮会のある早朝はひんやりとし、快適に蓮を見ることができます。

例えば、7/17の京都の時間ごとの気温の平年値は
 7:00  24度
 14:00 30度
と、6度も低いです。

とはいえ、法金剛院の観蓮会の早朝でも京都で長時間直射日光を浴びると危険なことは間違いありません。
場合によっては早朝といえども暑さ対策もお忘れなく。

法金剛院の境内案内

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法金剛院の境内図 撮影:MKタクシー

京都市右京区花園にある法金剛院。
「花園」という地名自体が古くから京都でも花で知られる法金剛院に由来するものです。

法金剛院の拝観は丸太町通に面している南側の表門から入り、中門内に拝観受付があります。
主役である蓮は、法金剛院の苑池内と礼堂東側に並べられる鉢植えで咲いています。
苑池の北にあるのが有名な「青女の滝」です。

礼堂(らいどう)前の鉢植えの蓮

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礼堂前の蓮 2017年7月26日 撮影:MKタクシー

早朝7時ぴったりに法金剛院へと到着。
開門されたばかりの早朝拝観受付を過ぎ、観蓮会が行われている法金剛院の境内へと入ります。
参道を進んで苑池に突き当り、左に曲がるとずらりと並んだ鉢植えの蓮(ハス)が目の前にあらわれます。

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礼堂前の蓮 2017年7月26日 撮影:MKタクシー影

蓮が主役の観蓮会なので、すぐにでも蓮を楽しみたいのもやまやまですが、まずは礼堂から仏殿へ向かいましょう。
寺社を拝観するときは、まず本堂(本殿)からお参りするのがマナーです。
蓮に背を向けて法金剛院のご本尊である阿弥陀如来をお参りします。

法金剛院の阿弥陀如来像は平安後期の作です。
典型的な京都の定朝様の仏像として重要文化財に指定されています。
法金剛院のご本尊の穏やかなお顔とたおやかな体に心が癒されます。

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礼堂前の蓮 2017年7月26日 撮影:MKタクシー

法金剛院のご本尊のお参りを終え、礼堂前に並ぶ蓮を楽しみましょう。
鉢植えならではの、下から見上げた蓮の花。
青い空に映えます。さすが観蓮会。

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礼堂前の蓮 2017年7月26日 撮影:MKタクシー

法金剛院では実に90品種もの蓮(ハス)が早朝から咲きます。
順次開花する鉢植えの蓮(ハス)は、観蓮会の7月上旬から下旬まで見頃が続きます。
法金剛院の蓮はレンコン用ではなく、観賞用品種の花蓮(ハナハス)です。

赤に白に一重八重、様々な色、形の蓮(ハス)が法金剛院を彩ります。
一部を除いて蓮の品種名が書かれていないのは少し残念です。

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礼堂前の蓮 2016年7月11日 撮影:MKタクシー

鉢植えの蓮の見頃は、7月上旬~下旬と観蓮会の期間いっぱいです。
実際、観蓮会中だといつ訪れても見頃の蓮が出迎えてくれます。
京都の法金剛院では開花状況に応じて観蓮会中は蓮(ハス)を入れ替えてくれているのかもしれません。
ありがたいことです。

苑池の蓮(ハス)

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苑池の蓮 2017年7月26日 撮影:MKタクシー

法金剛院の苑池の蓮の見頃は7月中旬です。
苑池の蓮は、鉢植えと違って開花状況によって入れ替えることはできません。
年によっては、観蓮会のはじめごろには見頃前で、終わりごろには早朝でも見頃過ぎになっていることもあります。

とはいえ法金剛院でも蓮の品種によってばらつきがあります。
1つの茎から2つの花が咲くという珍しい蓮である「双頭蓮」は、開花期は7月の初めごろです。
双頭蓮は、観蓮会が始まってすぐくらいに行かなければ見ることはできません。 

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苑池の蓮 2007年7月28日 撮影:MKタクシー

蓮と言えば、見た目だけではなく甘く爽やかな香りも魅力です。そよ風とともにもわっとするくらいの香りが法金剛院の境内のあちこちを包みます。
観蓮会では視覚と嗅覚から極楽浄土へといざなわれます。

法金剛院の苑池を中心とした池泉回遊式庭園は、京都の典型的な浄土式庭園として知られます。
しかしこの時期は一面大きな蓮の葉で覆われていて水面が見えません。元気すぎる蓮によって、他の季節とは様相が異なります。

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青女の滝 2017年7月26日 撮影:MKタクシー

特別名勝に指定されている法金剛院の滝石組「青女(せいじょ)」の滝。
最古の人工滝と言われ、国の特別名勝に指定されています。

特別名勝は、京都でも龍安寺石庭や天龍寺曹源池庭園、天橋立などわずか14件しか指定されていません。
数でいえば17ある世界遺産「古都京都の文化財」よりも希少価値が高い文化財と言えます。
今回のテーマは観蓮会なので、青女の滝については簡単に触れるだけにしますが、観蓮会の法金剛院にはそんな貴重な京都の文化財があるのです。

青女の滝は長らく土に埋もれていたのが1968年に法金剛院で発掘され、今のように整備されました。
数年前までは水は流れておらず、大雨の直後だけ往時のように滝が見られると聞いていましたが、常時水が流れるようになりました。

関西花の寺二十五ヶ所にも選ばれる法金剛院

法金剛院は、関西花の寺二十五ヶ所の第13番霊場に選ばれています。
二十五ヶ所のうち、蓮がメインで「花の寺」に選ばれているのは、実は法金剛院だけです。
その意味では関西でも随一の蓮が美しいお寺と言ってもおかしくはないでしょう。
意外なことに、関西花の寺二十五ヶ所選ばれている京都のお寺も、法金剛院だけです。

関西花の寺二十五ヶ所は、それほど歴史があるものではなく、1993年に始まったまだ新しいものです。
しかし、今や二十五ヶ所を何回かに分けて順番に巡る日帰りバスツアーが人気を博しています。
専用の御朱印帳も人気を集めています。

第1番霊場は、「丹波あじさい寺」として知られる丹州観音寺です。  

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蓮(ハス)以外も美しい「花の寺」

法金剛院は、関西花の寺にも選ばれるくらいなので、蓮(ハス)だけでなく同時期に多彩な花が早朝から咲いています。

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あじさい 2017年7月26日 撮影:MKタクシー

法金剛院の境内図前のアジサイが出迎えてくれます。
これも雨に濡れて美しいです。

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オニユリ 2017年7月26日 撮影:MKタクシー

受付からの参道は、雨に濡れたオニユリが彩ります。

法金剛院から歩いて10分も離れていない妙心寺退蔵院も蓮で知られます。
あわせて行ってみましょう。

2020年の法金剛院早朝拝観情報

2020年は新型コロナウイルス感染防止対策のため、法金剛院ではしばらくの間拝観を休止していました。
しかし、蓮の開花にあわせてようやく7月11日より法金剛院の拝観が再開されます。
ただし、例年と異なる様々な制約があるのでご注意ください。

2020年7月11日時点の情報です。

拝観期間(例年どおり)

観蓮会は、7月11日(土)から8月2日(日)までの開催です。
3週間あまりというのは例年どおりです。
8月3日以降の観蓮会終了後の法金剛院の拝観については、未定です。

拝観時間(短縮)

7:30~12:00(受付は11:30まで)
例年の開門時間は7:00ですが、2020年は30分遅い7:30です。
例年の閉門時間は16:00ですが、2020年は4時間早い12:00までです。
法金剛院の拝観は午前中のみとなるので、ご注意ください。

拝観範囲(制限あり)

法金剛院の拝観は庭園のみです。
例年は拝観できる本堂や宝物庫へは入ることはできません。

拝観料(値下げ)

拝観範囲に制限があるため、例ねより100円安い400円です。
大人 :500円→400円
団体 :400円→350円
小人 :300円→250円
障害者:300円→250円

予約(必要)

前日までに予約が必要です。
予約の受付は

 受付時間:9:00~16:00(月曜日~土曜日)
 電話番号:075-461-9428
 メール :haikan@houkongouin.com

その他注意事項

  •  マスクを着用(受付で50円で販売)
  • 受付で手指の消毒
  • 受付で検温
  • トイレ使用禁止
  • 脚付きカメラ使用禁止

法金剛院以外の2020年の早朝開園情報

京都市内で蓮の早朝拝観を行っている寺院は法金剛院だけですが、その他に早朝開園を行っている植物園があります。
2020年の情報を紹介します。

2020年7月11日現在の情報です。

宇治市植物公園(7月11日・12日「観蓮会」開催)

観蓮会 2020年7月12日 撮影:MKタクシー

観蓮会 2020年7月12日 撮影:MKタクシー

例年7月中旬に宇治市植物公園で開催されている「観蓮会(かんれんかい)」。
イベント等は大幅に縮小されますが、2020年も開催されます。

日時   2020年7月11日(土)~12日(日)

開園時間 午前7:00

イベント 巨椋池の蓮展(6月27日(土)~7月26日(日))
     蓮の写真展(6月30日(火)~7月19日(日))
     例年開催の象鼻杯、蓮茶の呈茶、蓮ヨガ、蓮案内は中止

宇治市植物公園(公式ホームページ)

京都府立植物園(中止)

7月10日(金)~12日(日)に予定されていた「観蓮会~蓮を楽しむ3日間」は、中止となりました。
7月23日(木)~8月16日(日)に予定されていた「夏の早朝開園」も中止です。

京都府立植物園 Kyoto Botanical Gardens/京都府ホームページ

おわりに 

暑い京都の夏は涼しい早朝がおすすめです。かぐわしい香りとともに咲き誇る法金剛院の観蓮会で視覚と嗅覚で早朝から楽しんでください。

早朝7時の観蓮会で法金剛院まで行くのは大変だという方は、24時間営業のMKタクシーが便利です。京都在住や京都泊でも早朝7時はなかなかしんどいです。
MKタクシーなら迎車料金も不要です。

MKタクシーのご予約は075-778-4141まで

便利な配車アプリも是非ご利用ください! → MKスマホ配車

京都観光には観光貸切タクシーもおすすめです。

MKの観光貸切タクシーの詳細はこちらをご覧ください

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京都の夏の花おすすめスポット記事 

紫陽花(アジサイ)<見頃:6月中旬~7月上旬>

桔梗(キキョウ)<見頃:6月下旬~10月上旬>

蓮(ハス)<見頃:7月中旬~8月中旬>

百日紅(サルスベリ)<見頃:7月下旬~9月上旬>

木槿(ムクゲ)<見頃:7月~8月>

芙蓉(フヨウ)<見頃:8月下旬~9月下旬>