2001イギリス語学留学 世界の縮図で英語を学ぶ|MKタクシー柳下幹

ひと よみもの
2001イギリス語学留学 世界の縮図で英語を学ぶ|MKタクシー柳下幹

1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
京都MKハイヤー課の柳下幹(やぎした かん)社員によるレポートを紹介します。

 

 

MKの海外研修制度

第10期となる今回は、京都MKハイヤー課の柳下幹社員らの2名がイギリスで1ヶ月間学びました。

 

海外研修出発式

MK新聞2001年10月1日号より

MK新聞2001年10月1日号より

2人は、9月11日から3日間、ブリティッシュ・カウンシルでの事前研修を終え、9月21日に英国へ向け出発しました。
事前インタビューでは
「まずは楽しみです。チャンスが会社の中にあるのでチャレンジしました」
と意気込みを語っています。

 

英国留学制度(2001年当時)

この留学制度は、英国領事館が管轄する英国文化センターのケンブリッジ・イングリッシュスクールの協力のもと、英会話教育の一環として、国際社会に適用する資質の向上を目的として1992年より始められた。
対象はMKの乗務社員と事務職員で、期間中の諸費用はすべて会社側の負担。給与・賞与も規定通りに支払われる。
国際観光都市京都には、年間約50万人の外国人観光客が訪れる。
MKではこれに対応できるように、英会話ドライバーの充実、質の向上を図るためにこのような留学制度を設けているほか、各営業所でも英会話学習を行っている。
なお、英国文化センターの実力認定試験でAランクと認定されたドライバーは、運賃とは別に外国語サービス料をいただいている。

 

 

海外研修レポート

MK新聞2001年10月1日号より

MK新聞2001年10月1日号より

翼よ、あれがロンドンの灯だ

飛行機は少しずつ高度を下げているようだった。
昼前に日本から飛び立ち、途中パリを経由して約14時間、日本時間ならもうすぐ夜明けというころにドーバー海峡上空で、私たちは日没を迎えた。
日没と共に睡魔がやってきた私に、「おい」と隣に座っている同行の清水社員が声を掛けた。まぶたを開けると眼下には光の海が広がっていた。
「翼よ、あれがパリの灯だ」はリンドバーグの言葉だったが、私の目の前に広がるロンドンの灯りはまさしくイギリスヘの到着を知らせてくれた。

 

イギリスでのタクシーなどの交通事情

ヒースロー空港には、滞在先の語学学校が手配してくれたタクシーが迎えに来ていた。
ドライバーの格好はだいぶルーズだったが、荷物の積み降ろしや、道中の案内などはとても丁寧にしてくれた。
後日ロンドンタクシーや滞在先のケンブリッジ市内でもタクシーにはたびたびお世話になったが、彼らのプロ意識はなかなか高い。
乗客の要望に対しては正確に教えてくれる。

イギリス国内はどんなに田舎でも「通り名」が付いており、住所は通り名と番地で表記される。簡単な地図だけでも大体の見当はつくようになっている。
ケンブリッジくらいの都市ならば、エムケイのように自動配車出来るようになっているので、夜間に出歩く場合は、安全で快適であった。
ケンブリッジでは原則的に中心部への自家用車の乗り入れば禁止のようだった。
中心部へ出かける際は必然的にバスを利用することになる。
バスは同日ならば片道料金で往復できるようになっている。
料金はケンブリッジでは一ポンド(約180円)であったが、郊外からの乗客のために、中心部から三キロメートル位の所に広い無料の駐車場があり、そこからバスに乗り換えられるようになっている。
伝統ある町並みを大切にしつつ、利便性を確保するための工夫である。

都市間の交通では、鉄道とコーチと呼ばれる長距離バスが激しい競争をしている。
コーチは鉄道に対して料金半額で、時間が二倍くらい掛かるので「速さの鉄道」対「安さのコーチ」と言う感じだ。
双方とも往復は激安で、片道の二割増くらいで済むようになっていた。
国全体の政策として、社会的な資本を充実させることで生活の質を向上させていくという方針があることを、わずかな滞在時間の中でも見て取れた。

 

33ヶ国から生徒が集まる学校生活

よく日本人は海外に行くと日本人同士で集まるといううが、これは日本人ばかりでない。
学校でも大体同じ文化圏同士が集まっている場合が多い。アラブ人同士、ヨーロッパ人同士など。
が、私たちの滞在期間は短く、日本人とばかり付き合っても、ここまで来た甲斐がないということで、清水社員とイギリスを離れるまでは決して日本の会話はしないと約束した。
私たちが滞在している間、33ヶ国から生徒が集まってきたというから、学校内はいわば世界の縮図であり、我々の共通している唯一のものだった。

 

ホストファミリーとの生活

学校から自転車で5分くらいのところにホームステイすることになっていた。
1ヶ月とはいえ、他人の家庭に居候するわけであるから、出来れば家族同様に付き合えることが望ましいと私は考えた。
が、それをどうして、伝えようか考え、玄関のドアが開いたとき、一番良いと思われるその答えを言ってみることにした。
“Hello nice to meet you. I’m your new son.”それが彼女の返事だった。

ホストファミリーでの生活は私にとって第二の教室と言っても差し支えないものだった。
皆さんのおかげで、イギリスと英語について書物で習うよりも多くの事柄を学ぶ事が出来た。

 

 

おわりに

MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。
このような充実した研修制度によって育成したESD(Englishi Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。
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第1期~第10期の海外研修レポート

 

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