1997イギリス語学留学 英語が通じて心が通じる感動の経験|MKタクシー藤崎直彦

ひと よみもの
1997イギリス語学留学 英語が通じて心が通じる感動の経験|MKタクシー藤崎直彦

1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
京都MKハイヤー部の藤崎直彦(ふじさき なおひこ)社員によるレポートを紹介します。

MKの海外研修制度

第6期となる今回は、京都MKハイヤー課の藤崎直彦社員らの2名がイギリスで1ヶ月間学びました。

語学研修・英国へ「元気で行ってまいります!!」

MK新聞1997年10月1日号より
MK新聞1997年10月1日号より

1997年で6回目となる英国への語学留学。
毎年多数の応募者の中から激しい選考試験を通過した数人が英国のベル教育財団ベルスクール・ケンブリッジ校において、約一カ月間の語学研修を受ける。
本年の留学生は、ハイヤー部の藤崎直彦社員と同じく岸田千春社員の二人
8月25日からの四日間の事前研修を終えた二人は、8月30日、英国へ出発。
当日に行われたMK本社での出発式では、役員や同僚社員らの激励を受けた。

激励に答えて藤崎社員が
「皆様の期待に恥じぬように、頑張ってきます」
と決意を力強く述べ、本社を後にした。
岸田社員は今年入社したばかりの新卒ハイヤーウーマンであり、留学制度が始まって以来初めての女性研修生として注目を集めている。

出発式で決意を述べる藤崎社員 MK新聞1997年10月1日号より
出発式で決意を述べる藤崎社員 MK新聞1997年10月1日号より

英国留学制度(1997年当時)

この留学制度は、英国領事館が管轄する英国文化センターのケンブリッジ・イングリッシュスクールの協力のもと、英会話教育の一環として、国際社会に適用する資質の向上を目的として1992年より始められた。
対象はMKの乗務社員と事務職員で、期間中の諸費用はすべて会社側の負担。給与・賞与も規定通りに支払われる。
国際観光都市京都には、年間約50万人の外国人観光客が訪れる。
MKではこれに対応できるように、英会話ドライバーの充実、質の向上を図るためにこのような留学制度を設けているほか、各営業所でも英会話学習を行っている。
なお、英国文化センターの実力認定試験でAランクと認定されたドライバーは、運賃とは別に英会話サービス料をいただいている。

海外研修レポート

MK新聞1997年10月1日号より
MK新聞1997年11月1日号より

二つの悲劇的な事件に遭遇

約十年ぶりの海外。期待半分・不安半分で迎えた出発式。その出発式で私は宣誓という大役をおおせつかった。
気持ちが高ぶり、前日はなかなか寝つけなかった。多くの方を前にして「必ずやファーストジェントルマンになって帰ってきます」と誓った出発式。果たしてその結果はいかに?

このイギリス留学は私にとって一生忘れられないものとして記憶に刻み込まれるであろう。
なぜなら、二つの悲劇的な事件が起こったからである。
第一はダイアナ元妃のカークラッシュ事故。その事故はまさに私がイギリスに足を踏み入れた日の晩に起こった。
その後の一週間は、みな悲しい表情をしていた。
土曜日にロンドンで行われた葬儀に私もかけつけた。その時に流れていたエルトン・ジョンの美声が、今でも頭の中に残っている。

第二はロンドンで起きた列車事故。
この死者数人、負傷者数百人を出した列車事故の日に、私はまさに現場の近くにいた。
普段なら列車で三十分の道のりを、列車がストップしそれに伴い道路も交通麻痺を起こしたために三時間ほどかかった
暗雲たちこめる長い一日だった。私は世の中の無常を悟った。
さて心痛む話はこれくらいにして、イギリスで感じたことを書いていこうと思う。

シンプルな食事と愉快なパブ

まず食事の面。イギリス料理を一言でいえばシンプル。
改めて日本人はグルメだなと感じた。半面、日本人でよかったとも感じた。
「フィッシュ・アンド・チップス」といわれているように魚のフライとフライドポテトとチキンが主流。
毎日、食事にはポテトが出てくる。ポテトが大好きな人にはイギリスはおススメである。
京懐石などの創作料理をイギリス人は理解できるのか、とも感じた。
紅茶はさすがにおいしかった。私はホームステイ先で毎日食後にミルクティーを飲んでいた。レモンティーよりもミルクティーが主流なようだ。
イギリスにはいたるところに「パブ」とうビールが飲める店がある。
日本でのパブのイメージと違い、若者からお年寄りまでがビールやジュースをちょびちょび飲みながら、愉快に会話を楽しむ空間である。
ビール好きにはたまらないスポットである。ここでは昼間からアルコールが頂ける。ただし冷えていないビールが多いので、うまいと感じるかどうかは疑問。

スクール仲間とのパーティーより(右端が本人) MK新聞1997年11月1日号より
スクール仲間とのパーティーより(右端が本人) MK新聞1997年11月1日号より

日本との違いを感じる英国の生活習慣

次は生活習慣の面。
イギリス人はとにかく列をつくるのが好きな国民である。バス停でも律義に列を作って待っている。
エスカレーターでも急
いでいる人のために必ず左側を空けておく。
イギリス人が紳士的といわれるゆえんがここにある。また彼らはわりとのんびりしているように感じ、どこか余裕をもっているようにも思えた。

彼らは、仕事よりも家族との時間、そして休日を大切にしている。
仕事と休日をきっちり区別している。驚いたことに土・日に店を閉める店が多い。
日本だったら土・日はかき入れ時なのに…。日本に帰ってきて、時間時間に追われて生活している自分に、気持ちの面だけでも余裕を与え続けたい。
スポーツではフットボール(サッカー)が国民的スポーツ。
みなテレビにかじりついて試合を見ている。日本でいうプロ野球みたいなところだろうか。

そしてもっとも難解な習慣がチップ。
チップは相手の行為に対する感謝のしるし。どの程度渡したらいいのか、何回も戸惑った。
欧米では当たり前の習慣だが日本にはない。
やはり、すべてお金ではわりきれないという考え方が日本には強いのかもしれない。
半面、目に見えないサービスというものに日本人は敏感ではないのかもしれない。

ホームステイ先にて MK新聞1997年11月1日号より
ホームステイ先にて MK新聞1997年11月1日号より

英語が通じて心が通じる瞬間を何度も経験

イギリスでは、この筆無精の私がめずらしく多くの友人に手紙を出した。
そして何人かの友人から手紙をもらい涙が出るほどうれしかった。
その手紙で励まされもした。いくら表では強がっていてもここは異国。私の気持ちのどこかに少し人恋しさみたいなものがあったのだろう。

何もかもが英語での生活。私は、努めて日本語は使わないようにし、日本人同士でも英語を使うようにしていた。
私の通っていたスクールには、世界各国から生徒が集まり、その数なんと三十力国以上。文化も習慣も違う。
ただ一点、英語を話すという点でみんながつながっていた。
日本語だったらすぐ伝えられるのに、英語を話して相手に分かってもらえない時のもどかしさ。
なんとかジェスチャーをまじえてやっとの思いでわかってもらったことしばしば。
言いたいことを相手に理解してもらうのが、こんなにも難しいことかと気付かされた。

世界の人々が言葉の違いから、なかなか理解しあえない一面がここから垣間見られたような気がする。
でも日々がたつにつれてお互い理解が深まり、英語で会話もできるようになり、初めて友情が生まれてくる。
お互い英語で気持ちを相手に伝えようとし、その思いがお互いの心に通じる。
そんな瞬間を何度か経験した語学の授業は、話すことを中心としたとても実践的な授業だった。

最後に…、私をバックアップしてくれた家族、友人をはじめ会社の皆様には深く感謝しております。
本当にありがとうございました。これからもイギリス人に見習って紳士的な態度で仕事に励んでいきたいと思っています。

おわりに

MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。

充実した研修制度によって育成したESD(Englishi Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。

海外からの大切なお客様の対応の際は一度MK観光タクシーにご相談ください!

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第1期~第10期の海外研修レポート

 

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