2017イギリス語学留学vol.2 新たにタクシードライバークラス設置|MKタクシー中野崇史
目次
1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
ハイヤー課の中野崇史社員によるレポートを紹介します。
MKの海外研修制度
第29期となる2017年1月より、新たに新卒1年目を対象とした3週間コースと中国語を学ぶ台湾留学コースを設けました。
今回の社内審査に合格したのは6名。
ハイヤー課の奥田敦裕社員と中野崇史社員の2名は、中級コースであるイギリス・ノリッジで2ヵ月間滞在します。
ハイヤー課の上山尊之社員と山口紗季社員の2名は、新卒トラベルコーディネーターコースでフィリピン・セブで3週間。
上賀茂営業所の熊代純社員と洛西営業所の若山慎一郎社員の2名が、中国語コースで台湾で3週間学びます。
海外研修出発式
1月13日に京都MK本社で「第29回海外研修出発式」を行いました。
出発直前インタビュー
海外研修を志望された理由は?
私は高校でアメリカに1年間留学していたので、ある程度の日常会話や英語を聞き取ることはできます。
しかし、豊かな表現力、また接客英語となるとまだまだだと感じ、会社の海外研修の制度を利用してスキルアップをするために参加しました。
出発が近づいてきましたが、今の気持ちは?
不安よりも楽しみと期待が大きいです。
私が海外でどれだけのものを得られるかというプレッシャーはありますが、人生経験としていろんなことを学べるチャンスです。
ぜひたくさん学んできたいです!
最後に意気込みを一言
海外研修では英語だけの素晴らしい環境の中なので、毎日時間を無駄にしないように私の学ぶべきことに取り組み学習します。
帰国後は海外研修で学んだことを生かし、私のMKへの入社理由でもあるESDドライバーとして英語で日本、京都の魅力をお客様に伝えられるように頑張ります!
海外研修レポート
京都から20時間かけてノリッジへ
今回私が留学した場所はイギリスの「ノリッジ」という街で、ロンドンから北西方向、車で2時間30分程の所でした。
京都からホームステイ先の家まで20時間程かかりました。
食事もおいしい快適なホームステイ先
到着した時は深夜でしたが、ホームステイ先の夫婦は笑顔で迎えてくれました。
ホストファミリーはとても優しく、また、食事もとてもおいしかったです。
休みの日には一緒にドライブや観光地に連れていただき、2ヶ月を快適に過ごすことができました。
ときにはヒートアップするディスカッション中心の授業
私が通った語学学校では、初日にクラス分けテストがありました。その結果を基に自分の英語力に応じたクラスが振り分けられ、その日から授業が始まりました。
私が想像していた学校の授業は、日本の学校や大学のように、本で学び先生が講義するイメージでした。
実際には私のクラスでは会話を中心とした授業で初日から私はクラスに溶け込むことができました。
私のクラスメートはサウジアラビア、スペイン、イタリア、フランス、ロシア、アルゼンチン、ドイツ、日本の方で国籍はもちろん性別、年齢、宗教も違うのでお互い、いろんなことについてディスカッションができました。
お互いの文化の違いに驚くこともあれば、ヒートアップして言い合いになることもありました。
私のクラスでは基本的にペアを組んで勉強していたので、各々得意や苦手とする英語の文法や発音をお互いにフォローしあいながら学ぶことができました。
先生も素晴らしい先生ばかりで、私は毎日の授業を楽しく学ばさせていただくことができました。
先生とも試行錯誤しながらの「タクシードライバークラス」
今回から、留学先の語学学校にてタクシードライバークラスを作っていただきました。
初めはクラスを担当する先生も困惑していましたが、主に私たちが学びたいことを中心に、お客様との会話や観光案内など、仕事でのシチュエーションを基に授業を進めていただきました。
おかげで個々にいろんなことを質問でき、非常に勉強になったと思います。
課外授業では現地のタクシードライバーへの質問調査
タクシードライバークラスの課外授業では、現地のタクシードライバーの方に質問しに行って、日本と比べるというものでした。
実際にノリッジにあるタクシー会社に赴き、仕事中でしたが、いくつか質問に答えていただきました。
その中で一番驚いた答えは、ロンドンのタクシードライバーになるのは難しくて有名ですが、そのタクシードライバーになるためには、少なくともテストを受ける3、4年前から、原付バイクで街中を走り道を熟知しておかないと厳しいというものでした。
また、そのテキストブックは広辞苑程の厚さがありました。
ちなみに合格率は10%以下ということでした。
今回のタクシードライバークラスが導入されたときに留学できてよかったです。
次に留学するドライバーの方によいものを残せたと確信しています。
海外で観光する側になって気付く心配や不安
休みの日も自分で電車やバスの時間を調べて、現地観光に行きました。
もちろん全て英語なので日本では味わうことのない心配や不安を感じます。
普段は案内させていただいている側ですが、自分が観光する側になるといつもは見えていなかったものが見えたり、気づかなかったことが再確認できます。
休みの日も会社の研修プログラムに相応しい、充実した日々を過ごせたかと感じています。
最後に
今回の留学は英語だけでなく、幅広い意味で非常に貴重な勉強になりました。
ノリッジという場所、学校、ホストファミリー等々、たくさんの恵まれた環境で勉強させていただいたことに感謝します。
今後はこの留学で培ったことを生かして、さらに自分を磨き、会社に貢献していきたいと思います。
おわりに
MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。
充実した研修制度によって育成したESD(Englishi Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。
海外からの大切なお客様の対応の際は、一度MK観光タクシーにご相談ください!