森英恵から小篠ゆまデザインへ!MKタクシー制服の変遷

よみもの
森英恵から小篠ゆまデザインへ!MKタクシー制服の変遷

今ではタクシードライバーが制服を着用していることは当たり前ですが、昔は短パンに雪駄が普通だったそうです。
そんな時代に、いち早く制服を導入したのがMKタクシーです。
世界の森英恵によるモリハナエデザインとして一躍注目された3代目の制服をはじめ、これまでのMKタクシーの制服の変遷を紹介します。

 

1~2代目の制服(1971~1983年)

【1代目】1971年5月 濃い茶色のジャケット

他社との差別化による意識向上のため制服導入

1971年5月導入の制服

1971年5月導入の制服

1971年5月導入の制服

1971年5月導入の制服

MKタクシーは、1960年にミナミタクシーとして創業しました。

創業当時の制服は、他社と格別違ったものではありませんでした。

1969年に給与制度としてMKシステム*1を導入して以降、一般のタクシー乗務員と違った服装による差別化と意識の向上が求められるようになりました。
そこで、様々な検討の結果、1971年5月21日から新制服が導入されるすることになりました。
濃い茶色で上着丈の短いジャケット風というものでした。
※後の制服と異なり、内勤職員は着用しませんでした。

 

新制服でのMK団地落成祝賀式

1971年6月11日 MK団地落成祝賀式

1971年6月11日 MK団地落成祝賀式

5月21日の新制服導入直後の6月11日には、MK団地営業所*2の落成祝賀式が行われました。
落成祝賀式では、新調してまもない制服をまとったドライバーがずらりと並びました。
このときは新制服の発表会などは行っていないので、落成祝賀式が新制服での初めてのハレの場でした。

 

【2代目】1973年11月 縞シャツに蝶ネクタイ

ハイヤー並のサービスを提供するドライバー専用制服

1973年11月導入の制服(縞シャツに蝶ネクタイは1974年6月より)

1973年11月導入の制服(縞シャツに蝶ネクタイは1974年6月より)

1973年12月21日、MKグループによって設立されたエムケイ無線事業協同組合が、タクシー無線を開局することになりました。
開局に先立ち、無線をご利用いただくお客様を中心に、高級な車とサービスを提供することを目的に「中型クレジット車」として11両を導入しました。
車両は当時は珍しかった黒塗りのクラウンで、自動ドアは付けずにお客様の乗降時には、ドライバーが車外に降りてドアの開閉を行うドアサービスを実行することとしました。
今ではMKタクシーの代名詞であるドアサービスは、このときに始まったのです。

新入社員教習

新入社員教習

無線開局に先立つ11月21日から中型クレジット車は運行開始し、ハイヤー並みのサービスの提供を始めました。
中型クレジット車には、社内でも特に選抜されたドライバーのみが乗務することができます。
これまでの制服と白カッターとネクタイは同じものでしたが、上着はブルーのスーツ風の上品なものに変更しました。
制服に帽子が導入されたのも、このときが初めてです。

 

京都の人々に親しまれた制服

無線開局後まもないコールセンター

無線開局後まもないコールセンター

当初はワンランク上のサービスを提供する中型クレジット車のドライバー限定の制服でした。
1年後の1974年の11月冬期からは、全社員が同じ制服を着ることとなり、内勤職員も着用しました。

全社員への導入に先駆けて、1974年6月17日から、白カッターが太い紺のストライプの縞シャツへと変わりました。
あわせて、ネクタイもえんじ色の蝶ネクタイへと替わりました。
新制服導入当初は、この縞シャツと蝶ネクタイに抵抗を感じるドライバーも少なくありませんでした。
新制服がドライバーに定着したのは、柊屋の女将が「粋なシャツだ」と褒めたとか、全員業務集会にお招きしたワコールの中村社長室長が「来る前にワコールの女子社員達にMKのどこが良いか、と聞いたところ『MKはあのシャツが一番良い』と言っていた」と講演されたため、などと言われています。
縞シャツは、京都市民にもMKタクシーの象徴として強烈な印象を与えたようです。
MK会員*3の一人から、同じようなシャツを着て飲みにいったら、ホステスに『MKさん』と言われた」という話しもあります。
この少しあとに、同じような縞シャツが全国的に流行しました。タレントなども大勢縞シャツを着てテレビに出ていましたが、京都ではMKタクシーのドライバーと間違えられるため、余り売れなかったそうです。

 

森英恵デザインの3代目制服(1983~2005年)

世界一のデザイナー森英恵を口説き落とす

1983年10月の制服

1983年10月の制服

新たに制服を作るにあたり、会長の青木定雄は、日本一のデザイナーとして知られる森英恵さんにデザインを依頼しました。
しかし、けんもほろろに断られ、その後もさまざまなルートを通じてお願いをしましたが、容易に承諾が得られませんでした。
どうしても諦めきれない青木定雄は、直接面会してなぜ森英恵さんがデザインした制服が必要なのかを誠心誠意訴えました。
「尊敬されるパイロットと同じ大切な命を預かるのに、なぜタクシー乗務員は尊敬されないのか、そのために世界の森英恵先生の制服が必要です」と。
その志に打たれた森英恵さんは、ようやくデザインを受けてくれることになりました。
最初に依頼してから実に5年目のことです。

MK新聞1983年5月1日号

MK新聞1983年5月1日号

1982年末には森英恵さんと正式に契約を行いました。契約にあたっては「森英恵先生の名誉を傷つけないこと」との条件が設けられ、MKタクシー従業員ひとりひとりの自覚が求められました。
1983年4月21日には、実際にデザインにかかる前にMKタクシーの実態を見たもらうために上賀茂本社にお招きしました。
MKの青木定雄会長自らMKの歴史や経営方針などの説明を行い、さっそく森英恵さんにデザインにとりかかっていただきました。

MK新聞1983年5月1日号

MK新聞1983年5月1日号

1983年9月には森英恵さんのデザインによる新しい制服のデザインが完成し、公表されました。
タクシーの制服をあの森英恵がデザインするということは評判になり、テレビ雑誌などにも早くから取り上げられ、大いに話題となりました。

グレーの上着で、ジャケットの襟なしのデザインが個性的。縁につかわれた蛇腹が全体の印象を引き締める。
シャツはブルーのボタンダウンで、ネクタイはえんじ色と黒のストライプ。
ハンカチ、ベルト、ソックスも全てMKマークの入った「ハナエ・モリ」オリジナル。
防止やジャケットの胸には「MK」のロゴに鳥の翼をあしらったマークが付けられている。

MK新聞1983年10月1日号

MK新聞1983年10月1日号

 

MK新制服・森英恵デザイン・発表会

1983年10月12日に祇園モータープールで発表会

MK新制服・森英恵デザイン・発表会

MK新制服・森英恵デザイン・発表会

1983年10月12日に、いよいよ森英恵デザインの新制服発表会を祇園のモータープールで開きました。
何日か前から祇園周辺でチラシを配り、来場者をバイキング料理で接待しました。
新制服の展示だけではなく、これまでのMKタクシーの20年間の歩みをパネルにまとめて展示しました。様々な運動や社員教育を通じて、レベルアップを図って来た道筋を解説し、なぜ森英恵デザインの制服が必要だったのかを示しました。

森英恵デザインの新制服発表会では、関係者だけでなく、祇園界隈の芸妓舞妓さんら一般の方々も多く来場され、高い評価を受けました。
発表会から4日後の1983年10月16日から全社員の着用がはじまりました。

MK新制服・森英恵デザイン・発表会

MK新制服・森英恵デザイン・発表会

 

大いに注目を浴びる新制服

全社員の着用がはじまる2日前の10月14日に、裏千家若宗匠の千政之さんと三笠宮容子(まさこ)さんの結婚式の披露宴が都ホテルで行われました。
その送迎をMKタクシーが一手に引き受けることになっていました。
送迎担当のドライバーは、新しい制服で乗務し、千宗室家元から「これが森英恵さんの制服ですか」と声をかけられたそうです。

それ以外にも、修学旅行の女子生徒や女性観光客から「これが森英恵デザインですか、いっしょに写真を撮らせてください」などと言われることもしばしばだったという話しが残っています。

注目を浴びることでドライバーの意識も一層引き締まります。制服が社員教育につながりMKのサービス向上に寄与したことは疑いようがありません。

MK新制服評判記

MK新聞1983年11月1日号

MK新聞1983年11月1日号

  • 色も素直で、ネクタイとのバランスもよろしおすなあ。ええかんじやと思います。
  • パッと見て清潔でかっこいい感じね。
  • タクシーの制服というと紺色のイメージがあるけどこれは従来の枠を超えた感じ
  • さすがに森英恵さんだなあ、と感心しました。都会的でスッキリしていて、ホントにすてきです。いっぺんで好きになりました。
  • 色といい、形といい、小物に至るまで全体の調和がとれて本当にすばらしい。さすがは森英恵さんです。
  • 単に制服を変えた、というにとどまらず、MKが理想に向かって歩んできたひとつの到達点だと思う。
  • タクシーの乗務員の格がグンと上がった感じがします。
  • 制服が、人間性というか、存在そのものの象徴になっていて、MK全体の大きなイメージアップです。

 

森英恵先生インタビュー「MKイズムに共鳴」

MK新聞 昭和56年(1981)年10月16日号

MK新聞 昭和56年(1981)年10月16日号

MK新聞*4 昭和56年(1981)年10月16日号より

伝統の京にふさわしい品格を

Q:

先生は、今度のMKタクシーの制服を、どういうイメージでお作りになりましたか。

森英恵先生:

MKタクシーは、京都が本拠地ですね。
日本の古い歴史と伝統が美しく生きつづけている街です。だから、日本人はもちろん、来日してくるたくさんの外国の人たちも一度は必ず京都へ立ち寄ります。
京都は、伝統的な日本文化を象徴しながら、インターナショナルな街でもあるわけです。
そんな伝統的な京都のイメージと国際感覚を共存させる必然性を感じました。
つまり、どこの国の人々が見ても、キチンとしていて洗練されたものでありたいと願って制作にあたりました。

会長にお会いしポリシーに驚き

Q:

MKタクシーは、乗務員の社会的地位向上をめざす意識改革のために、先生の制服を採用したと聞いていますが、青木会長の経営方針について、どのような感じをお持ちですか。

森英恵先生:

青木会長(引用者注:創業者の青木定雄)にお目にかかるまでは、この仕事は私に向いているかどうかと迷っていたのでした。
すると、ある日、青木会長が会社のビデオテープをお持ちになって、たずねて来られたんです。
そして、会長自ら、私にプレゼンテーションをしてくださいました。
ビデオテープを見ながら、会長のお話を聞いていた私は、そのアイデアとポリシーに感激してしまったのです。
仕事に、経営者として、こんなにもピュアーに情熱を燃やしていらっしゃるのなら、私もお手伝いをし、お役に立ちたいと思いました。
青木会長は、実にさわやかな経営感覚が、一本通っている方です。
それにうたれました。

外側をつくって内の精神整える

Q:

森英恵先生の制服によってタクシーのイメージを改革しようとする青木会長の思想に共感されてデザインをされたわけですか。

森英恵先生:

そうですね。タクシーの乗務員に、お客様の命を預かる陸のパイロットとしての誇りを持たせるということも、すばらしい。
それに、人というのは、内側は外側をつくり、外側は内側をつくるというのが、今の時代の考え方です。
外側を整えることによって、内側つまり精神面も整えるという青木会長のお考えは、当を得ていると思います。

帽子に威厳もたせる

Q:

デザインされるに当たり、どういう点に注意されましたか。

森英恵先生:

会社を訪ね、実際に働いている社員の方の姿を見たり、京都に行くたびにMKタクシーを利用して、運転なさっている人たちに今着ている服の感想をじかに聞いたり、十分な手応えを得て、デザインの参考資料にしました。
洋服の色にグレーを選んだのは、派手な色より京都の街にしっくり溶け込む色が、似合うと考えたからです。
形は、襟無しブレザーでヨーロッパ風に仕上げました。
帽子は特に重点を置き、威厳のあるものにしました。
いつも座っている乗務員の帽子が、お客様に与える印象は大きいものです。
お客様に安心感を与えるでしょう。
この制服のデザインは、全体的にエレガントで洗練された品の良さを追求しました。
日本の伝統美と国際性を併有する京都の街とMKタクシーの企業ポリシーの調和を試みたわけです。

お客様に安心感を

Q:

タクシーの制服を初めてデザインされるということについてどのようにお考えでしたか。

森英恵先生:

今までに経験のないことですからね。
でも、青木会長は完全主義者なので、いろんな人を通してアタックがあり、最後には、先程も言いましたように、ご自身で来られたわけです。
その時に、初めて、やってみようという意気が自分の中に沸きあがってきたのです。
ですから、会長の意図を充分理解し、デザインに反映させたという感覚があります。
そして、今思うことは、MKタクシーの皆さんのこのグレーのユニフォームと、タクシーの黒い色とお客様のカラフルな装いが、一体となって、京都の街を駆け巡ることにより、京都のたたずまいに、新しい品格を醸し出して頂きたいということです。
MKタクシーの皆さんは、社員教育の徹底により、マナーもエチケットもすばらしいですから、ユニフォームや車の色の落ち着きとともに、京都の街のモラルに、心のこもった彩りを添えて頂きたいと願っています。

 

小篠ゆまデザインの4~5代目制服(2005年~)

【4代目】2005年10月 小篠ゆまデザイン

国際会議などにぴったりのフォーマルな新制服
2005年10月 小篠ゆまデザイン

2005年10月 小篠ゆまデザイン

モリハナエの制服導入から22年余りたち、国際会議などの公の行事での活躍の場が広がってきました。
タクシー自由化という第二の創業期を迎え、改革の象徴として制服のリニューアルを決めました。
デザインは、コシノヒロコ氏の二女で、新進気鋭のデザイナーである小篠ゆま氏に依頼しました。

2005年10月21日から新しい制服へと一新されました。

京都駅八条口のMKタクシー専用のりばでの展示

京都駅八条口のMKタクシー専用のりばでの展示

 

小篠ゆま氏「ホスピタリティを表現」
MK新聞 平成17年(2005)年10月1日号

MK新聞 平成17年(2005)年10月1日号

MK新聞 平成17年(2005)年10月1日号より

デザインのコンセプトとして、いつも実感するMKタクシーのホスピタリティをいかに表現するかにまず心を配りました。
さらに、冠婚葬祭などのシーンでも違和感のない「フォーマル感のあるデザインにするため、テーマカラーは黒とし、ポイントカラーとしてベストのストライプやネクタイのドットに高級感のあるシャンパンゴールドを配しました。
シャツの白と組み合わせ、3色でスタイリッシュな印象を作り出しています。
また、いつも端正な印象をお客様に与えるように、襟元がくずれにくいなど細かいところで様々な工夫を凝らしました。

[プロフィール:1968年大阪市生まれ。98年にDEBUTCOLしECTlONを発表、以降、国内外で活躍中。コシノヒロコ氏の二女。企業ユニフォームを手がけるのは今回が初めて。]

 

旧制服はパキスタンの被災地へ寄贈

旧制服をパキスタンへ寄贈

旧制服をパキスタンへ寄贈

新制服導入に伴い、ドライバーや職員の旧制服が不要となりました。
「ただ捨てるより、必要とされる地域に送ろう」との声が上り、シャツやスラックスの在庫や状態の良い中古品を回収し、パキスタン大地震の被災地へ支援物資として寄贈しました。
子供服などもあわせて集まった78箱の衣料は、NGO団体「アジアアフリカ環境センター(神戸市)」から現地の赤十字を通じて、現地へと届けられました。

 

イベント用の子供用制服
子供用制服

子供用制服

小さなサイズの子供用制服を特別に作成し、イベント等での記念撮影用に使用しています。
お子様本人はもちろん、保護者の方にも「かっこいい」と大変好評をいただいています。
例年だと、ゴールデンウィークに大阪南港ATCホールで開催される「トミカ博」に付随して行われる「のりもの大集合」イベントや、8月5日のタクシーの日前後にMKボウル上賀茂で行っている「MKグループ感謝祭」で登場します。

 

【5代目】2020年3月 小篠ゆまデザイン

 

2020年1月28日 新制服発表会

MKタクシーは、1960年のタクシー運行開始以来、2020年10月で60周年*5を迎えました。
ミナミタクシーとして、京都でたった10台からはじまったMKタクシーですが、今では全国8都市に展開し、タクシー・ハイヤーあわせて1,909台、バス160台にまで拡大することができました。
60周年を迎えるにあたって、3月21日から制服をリニューアルしました。
2020年1月28日に報道機関向けの新制服発表会を開催しました。

 

5代目の新制服

左:松本博之 右:阿南萌花

左:松本博之 右:阿南萌花

(プレスリリース資料より)

新制服は、前回と同じく、コシノヒロコ氏の次女でファッションデザイナーの小篠ゆま氏にデザインを委託しました。
「お客様の満足」「従業員の満足」「社会への貢献」という「三方よし」の精神を軸に、お客様からご覧いただいたときの清潔清楚感、従業員の着心地や機能性・耐久性、環境に優しいリユース(社会貢献)などに配慮しています。
東京オリンピックに向けた世界に通用するデザイン、シンプルでありながら「MKらしさ」が感じられ長く愛用できるデザインに仕上げていただきました。

左から、松本博之、小篠ゆま、青木信明、阿南萌花

左から、松本博之、小篠ゆま、青木信明、阿南萌花

  • 導入日  2020年3月21日
  • 制服の種類 冬季コート
    男女ともにパンツスーツ
    男性:三種類のジャケット(北海道限定防寒用含む)・ベスト・シャツ・ネクタイ
    女性:女性用ジャケット・ベスト・シャツ・スカーフ※オールシーズン着用、組み合わせは季節により異なります。
  • デザイン 小篠(こしの) ゆま氏
  • 製作   青山商事株式会社

ネクタイとスカーフ

ネクタイとスカーフ

男性のネクタイと女性のスカーフは、MKタクシーのコーポレートカラーであるオレンジとピンクをあしらう。

 

デザインを担当した小篠ゆま氏について

小篠ゆま氏

小篠ゆま氏

(プレスリリース資料より)

文化服装学院服飾研究科卒業後、渡英。
1998年に自身のブランド「YUMA KOSHINO」を発表。
女性ならではの感性のエネルギーを楽しく心地よいデザインで表現し幅広い支持を得ている。
現在、HIROKO KOSHINO全ブランドのクリエイティブディレクターを務め、映画や舞台への衣装提供、企業や学校などのユニフォームを数多く手掛けている。
母は日本のファッション界を代表するコシノ三姉妹の長女コシノヒロコ。

 

おわりに

MKタクシーは、創業以来の歴史の節目節目に制服を新たなものにリニューアルしてきました。

5代目の制服を導入した今、超高齢社会や訪日外国人の増加など社会情勢は刻々と変化しています。そんななか、ドア・トゥ・ドアの移動サービスを提供するタクシー事業の重要度はますます増しています。
この度の制服リニューアルを機に、新たな制服がMKタクシーの顔として今まで以上に市民の皆様に親しまれるよう、より洗練されたサービスの提供に努めてまいります。

MKタクシーホームページ

 

*1:それまでタクシー業界で一般的とされていた「売上の○%を支給」や、「売上の○%+固定給」といった給与体系とは異なる、「売上-経費」という給与システム。
乗務員にとって収入の増加だけでなく、経費の節減も即本人の配分として還元される。
この給与制度導入により、大幅な所得向上が実現した。
MKと称されるようになったのも、この「MKシステム」という給与制度の名称が最初である。

*2:住環境の整備による待遇改善こそが安全とサービス向上に必須であるという考えから、開業翌年の1961年から会社の支援により格安で住宅を提供する住宅政策を開始。その集大成が羽束師(京都市伏見区)に設けられたMK団地。
通勤時間の無駄を省くために、自宅を営業所として正式に認可を取ることで、自宅から出庫入庫が可能となり、営業効率が大幅に向上された。

*3:無線局開局と同時に設けた会員制度。MK独自のチケットを利用できる。

*4:MKタクシー車内やMKグループの施設に設置されている月1回発行の情報紙。
京都をはじめMKタクシーが走る各地の情報や、 楽しい読み物から教養になる連載の数々、運輸行政に対するMKの主張などを掲載。
1970年に「MK速報」として刊行されて以降、2020年(令和2年)1月1日号までに累計882号を発行

*5:前身のミナミタクシー設立の10月26日が創立記念日。

この記事が気に入ったらSNSでシェアしよう!

関連記事

まだ知らない京都に出会う、
特別な旅行体験をラインナップ

MKタクシーでは様々な京都旅コンテンツを
ご用意しています。