電気自動車などZEVで地球環境へ貢献|MKの環境への取り組み

よみもの 特集
電気自動車などZEVで地球環境へ貢献|MKの環境への取り組み

MKタクシーは二酸化炭素排出実質ゼロに取り組む一環として、2025年までに所有する車両の30%をZEV(Zero Emission Vehicle)に、2030年までに全車ZEV化を目指しています。
取り組みについて、「MKの環境への取り組み」としてMK新聞にて隔月掲載しています。今回は2022年12月1日号から2023年2月1日号に掲載された内容をお届けします。

ZEVで地球環境へ貢献 MKの環境への取り組み

本社東ガレージにEV充電器完成

2022年11月10日にMKタクシー本社東ガレージにEV専用充電器が完成しました。

これまで、EVの充電は各営業所で1台ずつ行ってきましたが、車両台数の増加に伴い、円滑に充電を行うため本社東ガレージに2台同時に充電できる急速充電器が導入されました。
設置された急速充電器の1基あたりの総出力は180キロワットで、同時充電の場合、1口最大90キロワットのスピード充電が可能です。
東ガレージには2基が設置され4台を同時充電することが可能になりました。

充電する車両

充電する車両

軽EV導入

2022年11月16日には、日産自動車の軽EV「サクラ」が導入されました。

今回の軽EV導入には、日産自動車と京都府、京都府タクシー協会に所属するMKを含む三社が連携しています。
京都では、狭路や坂道が多いため、小回りが利くコンパクトな車両の運用が効果的です。

今回の軽EV導入を記念し、京都府内の小学生が「目指せCO2ゼロチャレンジ」をテーマに描いたイラストをラッピングしたタクシーが各タクシー会社1台ずつ運行します。また、走った距離(km)×10円が京都府の環境団体に寄付されます。

MK仕様にラッピングされた日産 軽EV サクラ

MK仕様にラッピングされた日産 軽EV サクラ

EVで修学旅行

MKでは、年間約1,000校の修学旅行のお供をしています。
班別研修として班ごとにタクシーに乗車し予め、生徒様が計画したコースを巡ります。
観光地にはドライバーも同行します。

去る2022年12月11日、福井県福井市の啓新高等学校様の修学旅行が全車EVで行われました。

EVで修学旅行を行う利点としては、エンジンの音がなく、静かなため、運転しながら案内する車窓観光がしやすいことが挙げられます。
修学旅行のお供では、タクシー研修後の行程が決まっているためどうしても生徒様が考えた計画通りに観光地を巡れないことがあります。
しかし、せっかく京都を訪れた生徒様にできる限り観光地を見ていただきたい。
そんなドライバーの思いから、車窓から神社仏閣を見ていただき、ご案内するのが車窓観光です。
車内が静かであればこういったご案内が聞き取りやすく、ドライバーも大きな声を発さなくて済むので、コロナ感染防止対策にも役立ちます。

出発時の様子

出発時の様子

修学旅行で実際にEVを見て乗車いただくことで、SDGsの取り組みを直接感じていただき、生徒様の学習の一翼になればと思います。

今後、EVを活用した修学旅行では、京都の観光地を巡りながら、SDGsの取り組みを積極的に行う施設も訪問できるコースを提案していきたいと考えています。

今回のEV修学旅行に参加した生徒様やドライバーの声を紹介します。

生徒様

「大きく、最先端のカッコいい車で京都を巡れて良かったです」。

「とても静かで、ドライバーさんの声も良く聞こえました」。

「初めてEV車に乗りましたが、広くて快適でした」。

ドライバー

「環境に配慮した取り組みをしていることをたくさんの方に知っていただける良い機会だと思います」。

「SDGsが注目される中、修学旅行で使用するのは、とても意義があると思います」。

「環境に優しいというイメージは伝わりやすいので、とても良いと思います」。

「音が静かなので、案内がしやすいです」。

ラグジュアリーEVとしてBMWi7、iXを導入

2022年12月23日、お客様にラグジュアリーで革新的なクルマ体験を提供し、ドライバーの安全と脱炭素社会の実現に向けた都市交通改革を目的にBMW社のラグジュアリーEVであるi7、iXが導入されました。
両車種ともインテリアにリサイクル素材を使用し、車内空間から環境に配慮されています。
各車の機能をご紹介します。

ラグジュアリーEVBMWi7、iX

ラグジュアリーEV BMWi7(右)とBMWiX(左)撮影 MKタクシー

BMWi7

BMWi7は最大650km走行可能で無充電での終日の貸切配車も対応可能です。
後部座席には31インチの8Kシアタースクリーンが搭載されており、車内で迫力のある映像をお楽しみいただけます。

31インチの8Kシアタースクリーン

31インチの8Kシアタースクリーン

すべての座席にマッサージ機能があり、お好みに合わせてご利用いただけます。
移動中に体の疲れを癒してください。シアタースクリーン、リクライニング機能、マッサージ機能などは後部座席のタッチ・スクリーンで操作することができます。
お好きなモードで移動中もお楽しみください。USBポートや非接触充電器も完備。ビジネスシーンでの活用も期待されます。

様々なモードを専用のタッチスクリーンで操作

様々なモードを専用のタッチスクリーンで操作

BMWiX

BMWiXはSUVタイプの電気自動車になります。最大615km走行可能でBMWi7と同様に無充電での終日の貸切配車に対応可能です。
SUVタイプらしく荷室が広いのが特徴で、大きな荷物があっても安心してご乗車いただけます。
客室は大型のサンルーフを備えており、明るく開放感に満ちています。

開放感のある車内

開放感のある車内

従来のEVのような後部座席の窮屈さを全く感じません。また、車高が低く、乗り降りが容易です。
BMWiXもUSBポートを完備。目的地まで快適な空間をお楽しみください。

従来のSUV車両に比べて車高が低く乗りやすくなっている

従来のSUVに比べて車高が低く乗りやすくなっている

MKタクシーの公式YouTubeチャンネルではBMWi7のレビュー動画を公開中!
こちらも是非ご覧ください。

 

ゼロカーボンシティー事業への寄付で京田辺市から表彰

MKタクシーは京田辺市のゼロカーボンシティー推進事業への寄付において京田辺市から表彰を受けました。
2023年2月14日(火)に京田辺市役所で伝達式が行われました。

京田辺市長 上村 崇様(右)と青木信明社長(2月14日伝達式にて)

京田辺市長 上村 崇様(右)と青木信明社長(2月14日伝達式にて)

経緯として、京田辺市では持続可能で個性と魅力にあふれ、安心して暮らせるまちづくりの一環としてゼロカーボンシティー推進事業をされています。
MKタクシーはこの事業に賛同し、企業版ふるさと納税を通して100万円の寄付を行いました。

伝達式では、エムケイ㈱代表取締役社長の青木信明より「京田辺市のゼロカーボンシティー事業に共感し今回の寄付に至りました。MKタクシーでもカーボンニュートラルに向けて様々な取り組みをしています。今後、京田辺市が車両のZEV化などする際は全面的に協力させて頂きます。今後ともよろしくお願い致します。」と挨拶が述べられました。

伝達式終了後には上村崇市長と青木信明社長による対談が行われました。

対談では、昨今の環境問題やZEV化について意見が交わされました。

環境問題への取り組みに意気投合した対談

環境問題への取り組みに意気投合した対談

神戸MKのLPGスタンド跡地に水素ステーションをオープン

神戸MKでは、日本エア・リキード合同会社提携し、エア・リキード MK神戸空港前水素ステーションを開設しました。
このステーションは神戸MKが2021年まで運用していたLPガススタンドの跡地を再整備したものです。
本ステーションはタクシーだけでなくバスやトラックその他の商用車に加えて通常の自家用燃料電池自動車にも対応しています。

去る7月7日に日本エア・リキード合同会社、兵庫県、神戸市、神戸MKなどが参加したエア・リキード MK神戸空港前水素ステーション開所式が行われました。

テープカットの様子

開所式では経済産業大臣 西村 康稔様からビデオメッセージをいただくなど厳かな雰囲気で進行しました。
神戸MK代表取締役 青木義明から「本日、日本エア・リキード様と協力して水素ステーションを開業できたことは非常に素晴らしいことです。そもそも現在のこの水素ステーションの場所では、LPガス事業を行っていました。LPガスは環境に優しくクリーンなエネルギーとして、タクシーの主流の燃料とされていたが、最近では使用する会社も少なくなり当社のLPスタンドも2年前に閉業いたしました。その中で、日本エアリキード様から水素ステーションのお話を頂戴し、脱炭素へ向けての素晴らしい取り組みであり、MkのLpスタンドの跡地を利用して連携して水素ステーションを開業することにしました。エムケイグループでは2030年までに全車をゼロエミッション車にすることを目標にしています。まだまだ、タクシー・ハイヤーで使えるEV車やFCVの車種も少なく、充填所や充電所もまだまだ少ないです。そしてコストがかかるという課題はありますがそれをクリアして全車をFCVに変えていきたいと考えております。」と挨拶しました。

当日は充填のデモンストレーションも公開された

当日は充填のデモンストレーションも公開された

FCV トヨタMIRAIを導入

水素ステーションを開設にあわせてFCV(燃料電池自動車)のトヨタ 「MIRAI」を導入しました。FCVは水素と酸素が化学反応を起こした後は水に姿を変え、その蒸気はパイプから外に排出されます。
これにより、空気を一切汚すことなく走行が可能です。
ガソリン車に比べると低振動・低騒音のため、お客様に快適な車内空間を提供するための要の部分であるためタクシー、ハイヤー向きのです。

新しく導入したミライ

FCV車両のBMW iX5 Hydrogenを導入

MK新聞8月1日号では神戸MKが運用に関わるエア・リキード MK神戸空港前水素ステーションが開設されたことをお伝えしました。

去る8月22日に水素ステーション開設の一環として神戸MKにBMW iX5 Hydrogenが導入されました。
BMWiX5 HydrogenはBMW社最新のFCV(Fuel Cell vehicle=燃料電池自動車)です。

BMW iX5 Hydrogen

BMW iX5 Hydrogen

航続距離は約500kmで終日の貸切業務にも対応可能です。大型の水素ボンベを内包していますが車内空間は広々としています。
また、サスペンションは専用設計のため快適な乗り心地を味わうことができ、車内の静粛性にも優れています。

ラゲッジルームも広く大きな荷物でも安心

おわりに

MKのZEVの取組

MKでは今後も二酸化炭素排出実質ゼロに取り組み、EVを順次導入していきます。
併せて充電環境の整備を行い円滑にZEVを運用する体制を構築し、お客様に革新的なクルマ体験と快適で安全な車内空間を提供していきます。
是非、ご期待下さい。

MKタクシーの社会貢献活動記事

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