北野天満宮の梅苑は京都随一!見頃が長いおすすめの名所

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北野天満宮の梅苑は京都随一!見頃が長いおすすめの名所

京都に限らず、梅の名所と言えば天神さんでしょう。
祭神の菅原道真公は、梅を愛したことで知られます。
日本中に12,000社あるともいわれる天神さん(天満宮)の総本宮は、京都の北野天満宮です。
境内の50品種1,500本の梅は、日本でも屈指の人気と美しさを誇ります。
そんな北野天満宮の梅の魅力に迫ります。
2024年の梅苑は2月1日(木)に開苑しました。

 

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北野天満宮と梅

北野天満宮の祭神である菅原道真公

天満宮神像 野村文紹「肖像」出典:国立国会図書館デジタルコレクション

天満宮神像 野村文紹「肖像」出典:国立国会図書館デジタルコレクション

北野天満宮をはじめとする天満宮(天神さん)の祭神は、学問の神として名高い菅原道真公です。
菅原道真は代々学者と勤める家柄に生まれました。決して高い身分の生まれではありませんが、その学識と忠誠心を買われて、右大臣にまで出世を果たしました。
藤原一門がトップを占めていた当時にあって、自らの才能だけでここまで出世したのは稀有のことでした。
しかし、あまりの出世が悲劇を招きます。菅原道真を妬んだ時の権力者である藤原時平は、菅原道真が謀反をたくらんでいると讒言し、罪を着せられてしまいます。
無実の罪で九州の大宰府(だざいふ)へと左遷された菅原道真は、都へ帰ることを夢見ながら、許されることなく2年後に病死しました。

1886年 芳年「月百姿」 出典:国立国会図書館デジタルコレクション

1886年 芳年「月百姿」 出典:国立国会図書館デジタルコレクション

菅原道真が悲運の死を遂げたあと、藤原時平をはじめ左遷に関わった人々やその係累が次々と亡くなりました。
当時の人々は、これを怨みを抱いて亡くなった菅原道真の怨霊のしわざであると考えました。
恐れおののいた人々は、怨霊を鎮めるために菅原道真を神として祀るようになりました。
これが北野天満宮をはじめとする全国の天満宮のはじまりです。

「集古十種」 出典:国立国会図書館デジタルコレクション

「集古十種」  出典:国立国会図書館デジタルコレクション

やがて菅原道真公は学問の神様として篤い信仰を集めるようになりました。
今も多くの人々が菅原道真公にあやかろうと北野天満宮をはじめとする全国の天満宮を訪れています。

北野天満宮の紅梅 咲きはじめ 2022年1月13日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の紅梅 咲きはじめ 2022年1月13日 撮影:MKタクシー

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菅原道真公が愛した梅

北野天満宮の祭神である菅原道真公は、梅を愛したことで知られています。
菅原道真公には、死後様々な伝説が付託されるようになりましたが、”梅愛”は後世に生まれた伝説ではありません。
実際に、菅原道真公は梅をテーマとした多数の和歌や漢詩を残しています。

雲龍梅(老松社前) 三分咲き 2021年1月31日 撮影:MKタクシー 

北野天満宮・老松社前の雲龍梅 三分咲き 2021年1月31日 撮影:MKタクシー

日本ではかつては桜より梅の方が人気が高かったことはよく知られています。
しかし、菅原道真の時代は、既に花と言えば桜の時代でした。
菅原道真が生まれた承和年間には、もう京都御所の紫宸殿(ししんでん)前の「左近の梅」は「左近の桜」へと植え替えられていました。
菅原道真の没後すぐの延喜5年(905年)に完成した古今和歌集でも桜の歌が75首に対し、梅の歌は22首しかありません。
時代は既に桜になっていましたが、菅原道真はあくまで梅を愛し続けたのです。

紅梅 三分咲き 2021年2月10日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の紅梅 三分咲き 2021年2月10日 撮影:MKタクシー

菅原道真公が詠んだ梅の歌のなかでも最も有名なのが、政敵の陰謀で京都から左遷された大宰府(だざいふ/福岡県)での

東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春を忘るな

という拾遺(しゅうい)和歌集に掲載されている歌です。
古文の教科書にも掲載されており、知っている人も多いでしょう。
大意は「東風が吹いたならば、(大宰府の)私のもとまで匂いを届けておくれ、(都にある私の家の)梅の花よ。主人がいなくなったからといって、春を忘れてしまうなよ。」という意味です。

1885年 伴源平 編「絵本天満宮実伝記」 出典:国立国会図書館デジタルコレクション

1885年 伴源平 編「絵本天満宮実伝記」  出典:国立国会図書館デジタルコレクション

この梅は、大宰府1に流された道真公を慕って、京都の庭の梅の木ははるばる大宰府まで飛んでいき、根を下ろしたと言われています。「飛梅伝説」と称されます。
今も本殿前にはその後継樹といわれる紅和魂梅(べにわこんばい)が開花しています。

1704年刊行 金屋平右衛門編「宝永花洛細見図」出典:国立国会図書館デジタルコレクション

1704年刊行 金屋平右衛門編「宝永花洛細見図」出典:国立国会図書館デジタルコレクション

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古くから梅の名所の北野天満宮

菅原道真公がなくなって44年後に創建された北野天満宮は、梅をこよなく愛したご祭神にちなんで、神紋も梅です。
境内には、古くからたくさんの梅が植えられてきました。

北野 山本泰順 1658年刊行「洛陽名所集」 出典:国立国会図書館デジタルコレクション

北野 山本泰順 1658年刊行「洛陽名所集」 出典:国立国会図書館デジタルコレクション

万治元年(1658年)に刊行された京都観光ガイドブックである「洛陽名所集」では、北野天満宮の境内一円で梅が開花しています。
梅園らしきものはありませんが、すでに北野天満宮といえば梅であったことが見て取れます。

北野天満宮 秋里籬嶌 1780年刊行「都名所図会」 出典:国立国会図書館デジタルコレクション

北野天満宮 秋里籬嶌 1780年刊行「都名所図会」 出典:国立国会図書館デジタルコレクション

安永9年(1780年)に刊行された「都名所図会」に掲載されている北野天満宮の絵図を見ると、梅だけでなく松も目立ちます。
境内各所に梅の花も見られますが、今の梅苑のようにまとまって植えられていたわけではありません。
今のようにまとまって梅が植えられるようになったは、案外古いのもではないのかもしれません。

雪と北野天満宮の梅 2023年2月21日 撮影:MKタクシー

雪と北野天満宮の梅 2023年2月21日 撮影:MKタクシー

現在の梅苑の位置は、元禄14年(1701年)ごろに図では、「中之森」という林になっています。
今も今出川通り以南には「下ノ森通」がありますが、かつての北野天満宮境内には、上之森、中之森、下之森の3つの森が広がっていました。
明治初年の図でも、参道沿いには日小屋が並ぶほかは、「林」が広がっていました。
梅苑が今の形に整備されたのも、1966年のことです。
今では、北野天満宮の境内には梅苑をはじめ計50品種・1,500本もの梅が植えられています。

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全国の天満宮も梅の名所

菅原道真公を祀った天満宮では、たいてい梅が植えられています。
中でも太宰府天満宮(福岡県)、防府天満宮(山口県)、亀戸天神(東京都)などは全国的にも良く知られた梅の名所です。
関西でも北野天満宮のほかに、大阪天満宮、道明寺天満宮(大阪府)、菅原天満宮(奈良県)などが有名です。京都では長岡天満宮(長岡公園)や生身天満宮などが挙げられます。

大阪天満宮の枝垂梅 2020年2月24日 撮影:MKタクシー

大阪天満宮の枝垂梅 2020年2月24日 撮影:MKタクシー

全国いたるところで天満宮のご祭神である菅原道真公は梅とともに祀られています。
梅が大好きだった菅原道真公もさぞかし喜んでいることでしょう。

菅原天満宮の紅梅 2019年2月9日 撮影:MKタクシー

菅原天満宮の紅梅 2019年2月9日 撮影:MKタクシー

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北野天満宮の梅

北野天満宮の梅の見頃は2月中旬~3月中旬

梅の見頃が長期間続く北野天満宮

北野天満宮・梅苑の紅梅 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・梅苑の紅梅 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

多彩な品種が植えられている北野天満宮では梅の見頃の期間も長期間に渡ります。

早咲きの梅の見頃:1月下旬~2月中旬
平均的な梅の見頃:2月中旬~3月上旬
遅咲きの梅の見頃:2月下旬~3月下旬

北野天満宮の境内一円で多くの梅が開花しているのは、2月中旬~3月中旬です。
中でもピークを迎えるのは、2月下旬~3月初めごろです。
以上の期間以外でも、さらに早咲きの梅は1月初めから、遅咲きの梅は3月下旬まで開花しています。
梅苑は、多くの梅が見ごろを迎えている例年2月初~3月中旬くらいまで開苑しています。

北野天満宮・三光門前の白梅 2022年2月12日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・三光門前の白梅 2022年2月12日 撮影:MKタクシー

ただし、上記は目安です。
桜以上に開花期間がずれることが多い梅は、年によっては半月程度開花が早まったり遅くなったりする場合があります。

 

年末から開花しはじめる早咲きの梅

雲龍梅(老松社前) 咲きはじめ 2019年1月27日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・老松社前の雲龍梅 咲きはじめ 2019年1月27日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の境内では、年明けから早咲きの雲龍梅(老松社前)や寒紅梅(絵馬殿前)が開花しはじめ、早々と京都に春を告げます。
例年12月中に開花しはじめます。開花するとだいたい毎年「北野天満宮で梅が開花」と京都新聞に記事が掲載されます。
開花が早い年には、まだ北野天満宮境内の紅葉が見頃であることもあります。

雲龍梅(老松社前) 2019年2月16日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・老松社前の雲龍梅 2019年2月16日 撮影:MKタクシー

枝が左右にくねくねよじれ曲がりながら伸びる樹木の樹形を雲龍型といいます。
雲龍型をした梅は、雲龍梅や香篆梅(こうてんばい)と呼ばれます。
北野天満宮以外でも普通に見られる梅の品種です。

思いのまま 2020年1月3日 撮影:MKタクシー

思いのまま 2020年1月3日 撮影:MKタクシー

お正月には、北野天満宮の絵馬所前で招福の梅の枝である「おもいのまま」の授与が行われます。
北野天満宮で剪定された梅の枝が用いられます
2014年に60年ぶりに復活しました。

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2月には梅苑が開園され梅シーズン本番に

2月に入ると、有料の北野天満宮梅苑が公開され本格的な梅シーズンとなります。
開花が早い年は、1月中から北野天満宮梅苑が開苑されることもあります。

梅苑 見頃 2021年2月20日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・北野天満宮・梅苑 見頃 2021年2月20日 撮影:MKタクシー

2024年は2月1日(木)から北野天満宮梅苑が開苑予定です。
閉苑は開花状況によって変わりますが、概ね例年3月下旬までです。2022年は3月21日、2023年は3月19日に閉苑となりました。
新型コロナの影響も落ち着き、京都を代表する梅の名所として北野天満宮梅苑はにぎわいを見せました。

2022年は、新たに北野天満宮梅苑に「花の庭」が開苑されました。
京都には、かつて「雪月花の三庭苑」と称される名園がありました。
このうち、「雪の庭」は妙満寺に、「月の庭」は清水寺成就院に現存しますが、北野天満宮の成就坊にあったとされる「花の庭」だけが残っていませんでした。
この「花の庭」が2022年1月28日に「令和再興」されました。

北野天満宮の雪をかぶった雪 2023年2月15日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の雪をかぶった雪 2023年2月15日 撮影:MKタクシー

「花の庭」の詳細については、北野天満宮にも資料が残っていません。
花の庭があったのは、北野天満宮ではなく祇園という説もあります。
2022年に復興された花の庭は、かつてあった庭園を復元したものではなく、現代版の花の庭として新たに作庭されたものです。

梅苑の舞台 見頃 2021年2月26日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・梅苑の舞台 見頃 2021年2月26日 撮影:MKタクシー

2021年の北野天満宮梅苑では、苑内南側に常設の舞台が設置され装いも新たになりました。京都一の梅の名所がさらにパワーアップしたのです。
梅苑内を一望できる舞台からは、今までにない景色が見られます。
いつもは下から見上げる梅を、上から見下ろすことができます。
タイミングが良ければ、まるで梅の海に浮かぶような気分を味わえることでしょう。
梅苑内の庭園も、洲浜が作られるなど再整備が行われました。

2017年には、北野天満宮梅苑の北東部分に文道会館が完成しました。木造風の外観ですが、鉄筋コンクリート造です。
内部には300人収容可能な多目的ホールも備えています。

なお、これらの再整備事業の資金を賄う目的もあって、梅苑の入園料も段階的に値上げが行われています。
北野天満宮の梅苑入園料は、2015年まで600円でしたが、2016年に100円値上げの700円となり、2020年に300円値上げの1,000円となり、2023年に200円値上げの1,200円となりました。
お茶菓子付きの入苑料なので、どちらかというと以前が安すぎる入苑料だったと言えるでしょう。

梅花祭の野点大茶湯 2006年2月25日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・梅花祭の野点大茶湯 2006年2月25日 撮影:MKタクシー

 

2024年の北野天満宮では、3回目となる「盆梅展」が行われました。盆梅とは、鉢植えの梅の盆栽です。
2024年に73回目を迎える歴史ある長浜盆梅展とのコラボ企画です。
長浜盆梅展と言えば、歴史も規模も日本一の盆梅展として、人気があります。
その長浜盆梅展から、10鉢前後の盆梅が北野天満宮までやって来ます。

北野天満宮梅苑内の文道会館ホールで開催されます。
2023年は2月開催でしたが、2024年に1月開催で梅苑の開苑期間とはずれています。
入場には、500円が必要です。

北野天満宮の梅 2020年3月6日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の梅 2020年3月6日 撮影:MKタクシー

盆梅展
開催期間2024年1月13日(土)~28日(日)
受付時間9:00~16:00(最終受付15:40)
入場料入場料500円(未就学児無料)

長浜盆梅展の公式ホームページ:https://bonbai.jp/

 

2024年の梅の開花シーズンには、北野天満宮の宝物殿で春の特別公開も行われます。
テーマは刀剣で、北野天満宮に伝わる約20振りの刀剣が一挙公開されます。

宝物殿特別公開
開催期間2024年1月25日(木)~3月25日(月)
受付時間9:00~16:00(最終受付15:30)
入場料大人 1,000円
中高生 500円
小人・修学旅行生 250円

 

雪と北野天満宮の梅

梅は早春の寒い時期に開花するため、雪が降り積もった梅の景色を見ることができます。
京都は、市内でも北に行くほど雪が降りやすいのが特徴です。
京都駅や四条界隈では積雪が見られなくても、北野天満宮など今出川通以北では雪が積もっているということもよくあります。

雪と北野天満宮の梅 2023年2月21日 撮影:MKタクシー

雪と北野天満宮の梅 2023年2月21日 撮影:MKタクシー

北野天満宮では、朝の早い時間であれば年数回ほどは雪と梅の景色を見ることができます。
お昼ごろには溶けてしまうことも多いため、なかなかみられるチャンスは多くはありません。

雪と北野天満宮の梅 2023年2月21日 撮影:MKタクシー

雪と北野天満宮の梅 2023年2月21日 撮影:MKタクシー

雪が降り積もると、紅梅も白梅も白一色で覆われます。
雪の合間から赤や白の梅の花がちらちらと見えます。
北野天満宮の境内各所にいるなで牛さんも、雪の日には寒そうに見えます。

雪と北野天満宮の梅 2023年2月21日 撮影:MKタクシー

雪と北野天満宮の梅 2023年2月21日 撮影:MKタクシー

雪と北野天満宮の梅 2023年2月21日 撮影:MKタクシー

雪と北野天満宮の梅 2023年2月21日 撮影:MKタクシー

 

毎月2月25日には梅花祭が開催

菅原道真公の命日である2月25日には、北野天満宮で梅花祭(ばいかさい)が開催されます。
北野天満宮の梅花祭も、京都を代表する二月の行事のひとつとしておすすめです。梅花祭では、神事や野点(のだて)大茶湯が行われます。
野点大茶湯は、10時から15時まで開催され、京都の花街である上七軒の芸舞妓が点てたお茶をいただくことができます。

梅花祭野点大茶湯がはじまったのは、菅原道真公没後1050年にあたる1952年の千五十年大萬燈祭からです。
同年には、上七軒の北野をどりも始まりました。

梅花祭の野点大茶湯 2006年2月25日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・梅花祭の野点大茶湯 2006年2月25日 撮影:MKタクシー

野点拝服券は、宝物殿拝観券・撤饌(てっせん)引換券付きで2,000円です。
京都でも芸舞妓さんにお茶を点てていただける機会なんて北野天満宮の梅花祭くらいです。

梅花祭の野点大茶湯 2006年2月25日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・梅花祭の野点大茶湯 2006年2月25日 撮影:MKタクシー

北野天満宮で梅花祭が催される頃には、有料の梅苑だけではなく、境内自由部分の各所でも美しい梅が咲き誇り、京都でも随一の梅の名所になります。
梅花祭は、もともと菜種を捧げる菜種御供が行われていました。
旧暦の2月25日は3月末ごろにあたるため、梅ではなく菜種が用いられていたのです。
しかし、新暦の2月25日に行われるようになったため、梅が用いられるようになったのです。
初穂料は2024年から2,000円→3,000円に改定されました。

 

梅花祭野点大茶湯
日程2024年2月25日(日)
時間10:00~15:00
初穂料3,000円(拝服券・宝物殿拝観券・撤饌引換券含む)
白梅(三光門前) 五分咲き 2019年2月16日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・三光門と白梅 五分咲き 2019年2月16日 撮影:MKタクシー

菅原道真公の命日は、延喜3年2月25日ですが、これは今の新暦に換算すると903年3月31日に相当します2
桜の平年開花日が京都で3月28日、福岡で3月23日であることからすると、すでに梅の見頃は終わっている時期です。
しかし、900年前後はちょうど小氷期にあたり、今より気温が低かったとされています(小氷期の影響で907年に唐、926年に渤海、935年に新羅が滅亡と東アジアは混乱期に)。
気温が低いと見頃の時期も遅くなるので、菅原道真公は梅が咲く頃に亡くなった可能性は高いでしょう。

北野天満宮の雪をかぶった雪 2023年2月15日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の雪をかぶった雪 2023年2月15日 撮影:MKタクシー

 

2023年3月11日(土)には「曲水の宴」

3月11日には、平安貴族の優雅な遊びである「曲水の宴」が開催されます。
川を流れてくる盃の酒を飲み、即興で詩歌を詠むという宴です。
観覧前売券は2月11日(土祝)から頒布されています。

 

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御土居の梅林

枝垂梅(御土居) 見頃 2021年2月20日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・御土居の枝垂梅 見頃 2021年2月20日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の梅苑は、参道の西側だけでなく、御土居にまで広がります。
御土居エリアの南側にはモミジと混ざって梅も多数植栽されています。
北野天満宮の御土居は、境内のすぐ西側を南北に流れる紙屋川(天神川とも)の東側に連なります。
天神川によって刻みこまれた渓谷の底付近に梅林が広がっています。朱色の太鼓橋に紅白の梅が映えます。

北野天満宮の雪をかぶった雪 2023年2月15日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の雪をかぶった雪 2023年2月15日 撮影:MKタクシー

御土居は、豊臣秀吉が京都改造の一環として作った土塁です。
正確には土塁と堀がセットになっており、御土居堀ともいいます。
明治以降御土居の破壊が進みましたが、北野天満宮の境内にあった御土居は保存されてきました。
1965年に御土居は国の史跡に指定され、1981年から復旧整備工事が始まりました。

 

珍しい梅のライトアップもおすすめ

3月に入ると、北野天満宮の梅は満開を迎えます。
多彩な品種が咲き乱れる北野天満宮梅苑では夜間も開苑され、京都でもここだけの夜桜ならぬ「夜梅」のライトアップもおすすめです。
北野天満宮梅苑のライトアップは、2018年から始まりました。好評だったため、毎年行われるようになりました。

紅梅(梅苑ライトアップ) 2019年3月10日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・梅苑ライトアップの紅梅 2019年3月10日 撮影:MKタクシー

北野天満宮梅苑ライトアップの開催時期は梅の開花状況によって変動はあるものの、概ね2月末から3月中旬ごろです。
2024年は、2月23日(金)~3月17日(日)の金・土・日に開催予定です。
梅の開花が早かった2021年は、予定を前倒しして3月7日(日)で終了となりました。
たまにそういう年もあるので、北野天満宮の梅苑ライトアップに行かれる方はご注意を。

 

梅苑ライトアップ
開催日2024年2月23日(金)~3月17日(日)の金・土・日
公開時間20:00まで(受付終了は19:40)
入苑料大人(中学生以上)1,200円
こども 600円
紅梅(梅苑ライトアップ) 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・梅苑ライトアップの紅梅 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の梅苑のライトアップは、日没にあわせて点灯され、最終受付は19:40です。
通常のライトアップと異なり、ろうそくで照らし出されます。

北野天満宮・梅苑ライトアップの紅梅 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・梅苑ライトアップの紅梅 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

ガラスの器に入れられて吊るされたろうそくが、美しく咲き誇る梅をやさしく照らし出します。
梅のかぐわしい香りとあいまって、幻想的なひとときを過ごすことができます。
それほど混雑もしないため、桜や紅葉のライトアップとはまた一味違った美しさを堪能できます。
ただし、ただでさえ寒い時期の夜なので、防寒にはじゅうぶん気を付けて下さい。

紅梅(梅苑ライトアップ) 見頃 見頃 2019年3月10日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・梅苑ライトアップの紅梅 見頃 見頃 2019年3月10日 撮影:MKタクシー

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遅咲きの御神木「紅和魂梅」

3月も下旬になると、京都の多くの梅スポットでは終わりを迎え始めますが、例年だと北野天満宮ではまだまだ見頃が続きます。
梅苑の公開は例年3月半ばで終わりますが、紅和魂梅(べにわこんばい)や枝垂梅が、例年だと3月いっぱいまで境内を美しく彩ります。

紅和魂梅(本殿前) 2020年2月21日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・本殿前の紅和魂梅 2020年2月21日 撮影:MKタクシー

多彩な品種が開花する北野天満宮では、年によっては4月に入っても梅をまだ楽しむことができる場合もあります。
枝垂梅は、梅苑よりも紅梅殿前付近に多く植えられています。

京都府編 1913年刊行「京都府誌」出典:国立国会図書館デジタルコレクション

京都府編 1913年刊行「京都府誌」出典:国立国会図書館デジタルコレクション

北野天満宮の本殿前に咲く遅咲きの紅和魂梅は、古くから北野天満宮の御神木として大切にされてきました。
1913年に観光された京都府誌に掲載されている写真でも、本殿前の紅和魂梅の姿がしっかりと確認できます。

紅和魂梅(本殿前) 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・本殿前の紅和魂梅 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

ながらく単に北野天満宮の「御神木の梅」と言われていましたが、2015年に「紅和魂梅」と名付けられました。菅原道真公の「和魂漢才」の精神に由来します。
品種としては、摩耶紅梅系の梅です。摩耶系の梅はかなり遅咲きです。

紅和魂梅とヒヨドリ(本殿前) 2019年3月12日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・本殿前の紅和魂梅とヒヨドリ 2019年3月12日 撮影:MKタクシー

菅原道真公の飛梅(とびうめ)伝説の梅がこの梅であると伝えられてきました。といっても、1,100年以上前の梅が今も北野天満宮に残っているはずはありません。
梅としてもかなり長寿とはいえ、樹齢は350年程度と推定されています。
しかし、2015年の調査によると、今の紅和魂梅は先代の御神木を接ぎ木によって350年ほど前にクローン増殖された可能性が高いことが判明しました。

紅和魂梅(本殿前) 2019年3月15日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・本殿前の紅和魂梅 2019年3月15日 撮影:MKタクシー

接ぎ木という技術自体は、平安時代から記録に残っており、紅和魂梅が本当に菅原道真ゆかりの梅が接ぎ木によって伝えられて来た可能性も出てきました。
北野天満宮に伝わる伝承は真実だったのかもしれません。

紅和魂梅の前にある2つの覆い屋内の石灯籠は、2014年に北野天満宮の本殿裏から移されたものです。

枝垂梅(紅梅殿前) 見頃 2014年3月21日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・紅梅殿前の枝垂梅 見頃 2014年3月21日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の紅梅殿は、菅原道真公の邸宅を模して1917年に作られた調理所を、2016年に曳き家工法によって南に30メートルほど移されてリニューアルしたものです。されました。
紅梅殿跡地には、摂社の七社と四社が移されました。
2016年には紅梅殿前に菅原道真邸の庭園を再現する小川などの庭園の「別離の庭」が整備されました。

枝垂梅(紅梅殿前) 2020年3月10日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・紅梅殿前の枝垂梅 2020年3月10日 撮影:MKタクシー

 

梅苑内の茶店もお楽しみ

北野天満宮の梅苑内では、北野天満宮の東門前にある老松さんの茶店があります。
梅苑の拝観料には、茶店のお茶菓子が含まれています。

香梅煎と菅公梅 撮影:MKタクシー

香梅煎と菅公梅 撮影:MKタクシー

茶店で引換券を渡すと、お茶の「香梅煎」と和菓子の「菅公梅」をいただけます。
お茶は、茶店に用意されている湯呑に入れてポットでお湯を注いでいただきます。
香梅煎は、玉露に梅肉、昆布が入ったお茶です。
菅公梅は、麩焼きせんべいです。紅白の2枚入っています。
ほんのり甘酸っぱい菅公梅を食べながら、香梅煎をいただきます。

七軒だんご 撮影:MKタクシー

七軒だんご 撮影:MKタクシー

老松の茶店では、他にも七軒だんごなども販売されています。
梅苑を眺めながら、お好みのお菓子をいただきましょう。
とても豊かな時間を送れることでしょう。

梅苑で売られている商品は、老松の店舗でも購入できます。
北野天満宮御用達の「有職菓子御調進所 老松」は、北野以外にも嵐山、大丸京都店、ジェイアール京都伊勢丹、伊勢丹新宿店にも店舗があります。

ホームページ:有職菓子御調進所 老松

梅苑内の老松の茶店 撮影:MKタクシー

梅苑内の老松の茶店 撮影:MKタクシー

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梅の実は大福梅に加工

梅の実 2003年5月21日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の梅の実 2003年5月21日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の梅苑でとれた梅の実は、6月ごろに収穫されます。約2~3トンの梅が塩漬けされ、天日干しなど昔ながらの製法で梅干しに加工されます。
7月下旬ごろから約一ヶ月間は、北野天満宮の本殿前中庭で梅が干されている光景を見ることができます。
からからに乾燥した梅は、再び塩漬けされて梅干しが完成します。
完成した梅干しは「大福梅(おおふくうめ)」という京都でも有名な縁起物になります。
北野天満宮は梅花の名所であるだけでなく、梅干しの名所でもあるのです。

梅の天日干し 2016年8月6日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の梅の天日干し 2016年8月6日 撮影:MKタクシー

大福梅はお正月の縁起物として北野天満宮で授与されます。
元旦に白湯を入れて飲むと、一年間無病息災で過ごせるとされ、京都人にも人気です。
毎年12月13日の「事始め(ことはじめ)」から北野天満宮での授与(700円)が始まります。
年末まで授与されますが、なくなり次第終了となります。

合格祈願梅干 2021年1月13日 撮影:MKタクシー:

合格祈願梅干 2021年1月13日 撮影:MKタクシー:

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北野天満宮について

北野天満宮の祭神は、「学問の神様」として人気が高い菅原道真公です。
日本には12,000社ともいわれるたくさんの天満宮あるいは天神社がありますが、その総本社にあたるのが京都の北野天満宮です。

枝垂梅 2019年2月27日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の枝垂梅 2019年2月27日 撮影:MKタクシー

北野天満宮は、天暦元年(947年)に菅原道真公の怨霊を鎮めるために創建されました。
創建から50年もたたない正暦2年(991年)には、朝廷が特別の奉幣をささげる「二十二社」に加えられました3

紅梅とメジロ 2020年2月18日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の紅梅とメジロ 2020年2月18日 撮影:MKタクシー

江戸時代ごろからは、学者としても名高かった道真公にちなんで、北野天満宮は学問の神様として信仰を集めるようになりました。
今も全国から多くの受験生や修学旅行生たちが北野天満宮に集まります。京都の修学旅行では大定番スポットです。
今の北野天満宮の社殿は慶長12年(1607年)に豊臣秀頼が再興したものです。本殿や拝殿は国宝に指定されています。

北野天満宮 秋里籬嶌 1780年刊行「都名所図会」 出典:国立国会図書館デジタルコレクション

北野天満宮 秋里籬嶌 1780年刊行「都名所図会」 出典:国立国会図書館デジタルコレクション

江戸時代の京都観光ガイドブックである「都名所図会」を見ると、境内に多宝塔や経所など、仏教のお堂があちこちにある点にも注目です。
北野天満宮は、長らく神道と仏教が入り混じった神仏混淆の神社として発展してきました。
明治の神仏分離によって、これらの仏教施設は取り除かれました。立派な多宝塔も、ばらばらに解体されて今は跡形もありません。
かつてあったという雪月花三名園のひとつである「花の庭」もこのときに取り壊されたとされています。

「太政類典・外編・明治四年~明治十年」出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

「太政類典・外編・明治四年~明治十年」出典:国立公文書館デジタルアーカイブ

明治維新後、近代社格制度のもとでは、歴史上の人物を祭神とする神社については、「宮号」の使用は天皇・皇族を祀った神社に限られました。
菅原道真公をご祭神とする北野天満宮は、1871年に北野神社へと改称を余儀なくされたのです。同様に太宰府天満宮が太宰府神社となるなど、全国の天満宮が改称させられました。
戦後になって、再び北野天満宮という社号に復帰しました。

北野天満宮の初天神 2015年1月25日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の初天神 2015年1月25日 撮影:MKタクシー

菅原道真公の命日である毎月25日には、北野天満宮の境内とその周辺で「天神市」の縁日がひらかれ、大変にぎわいます。
掘り出しもの探しにおすすめです。京都の骨董好きがこぞって集まります。
なかでも1月25日に行われる天神市は「初天神」と言われ、いつも以上ににぎわいます。

メジロと白梅(梅苑) 見頃 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

北野天満宮・梅苑のメジロと白梅 見頃 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

梅に集まってくるのは、人だけではありません、蜜を求めて美しいメジロやヒヨドリなども京都中から北野天満宮へとたくさん集まってきます。

北野天満宮の近隣にある花街の上七軒では、梅シーズン最終盤の3月20日〜4月2日には、毎年「北野をどり」が開催されます。

北野天満宮を訪れた修学旅行生とMKドライバー 2019年2月8日 撮影:MKタクシー

北野天満宮を訪れた修学旅行生とMKドライバー 2019年2月8日 撮影:MKタクシー

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おわりに

北野天満宮は、京都を代表する梅の名所です。
1月下旬~3月上旬に京都を訪れた方は、ぜひ北野天満宮を訪ねて下さい。
鉄道だけではアクセスが難しいので、タクシーのご利用がおすすめです。

北野天満宮の雪をかぶった雪 2023年2月15日 撮影:MKタクシー

北野天満宮の雪をかぶった雪 2023年2月15日 撮影:MKタクシー

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拝観情報

拝観時間6:30~17:00(通常時)
社務所は9:00~16:30
拝観料境内自由
TEL075-461-0005
住所京都市上京区馬喰町 北野天満宮社務所
アクセス嵐電「北野白梅町」より徒歩5分
白梅とメジロ(梅苑) 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

白梅とメジロ(梅苑) 2019年3月2日 撮影:MKタクシー

 

北野天満宮「梅苑」

公開期間2024年2月1日(木)~3月下旬
閉苑日は梅の開花状況で決定(2022年は3月21日に閉苑)
ライトアップは2月23日(金)~3月17日(日)の金・土・日
公開時間9:00~16:00(受付終了は15:40)
ライトアップ期間は20:00まで(受付終了は19:40)
入苑料大人(中学生以上)1,200円
こども 600円

2023年より1,000円→1,200円に改定

盆梅展
開催期間2024年1月13日(土)~28日(日)
受付時間9:00~16:00(最終受付15:40)
入場料入場料500円(未就学児無料)

公式ホームページ:北野天満宮

枝垂梅(紅梅殿前) 2020年3月6日 撮影:MKタクシー

枝垂梅(紅梅殿前) 2020年3月6日 撮影:MKタクシー

 

 

 

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北野天満宮へのアクセス

タクシー

徒歩圏内の駅が嵐電しかない北野天満宮へのアクセスは、タクシーが便利です。
1人だとやや高くなりますが、数人で乗ればお得にアクセス可能です。

MKタクシーの概算運賃額

新幹線・JR

京都駅から:2,800円

京阪電車

出町柳駅から:1,500円
三条駅から:2,300円
祇園四条駅から:2,600円

阪急電車

河原町駅から:2,500円
西院駅から:1,400円

地下鉄

今出川駅から:1,000円
西大路御池駅から:1,000円

JR

円町駅から:800円

嵐電

白梅町駅から:450円

その他

嵐山から:2,700円
清水寺から:3,200円
金閣寺から:800円

京都MKタクシーのご用命は

お電話で ➡ 075-778-4141

MKスマホ配車で ➡ iOSAndroid
(MKスマホ配車の詳細はこちら)

Uber Taxiで ➡ iOSAndroid

京都観光には観光貸切タクシーもおすすめです。

路線バス

京都駅より :市バス50・101系統
二条駅より :市バス55系統
円町駅より :市バス203系統
今出川駅より:市バス51・102・203系統
出町柳駅より:市バス102・203系統
三条駅より :市バス10系統
大宮駅より :市バス55系統
西院駅より :市バス203系統

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  1. 本記事では「大宰府」と「太宰府」という表記が混在しているが、菅原道真の時代の役所としての表記は「大宰府」、おおむね鎌倉時代以降の地名や太宰府天満宮の表記は「太宰府」と記載するのが通例。[]
  2. 当時の太陽暦であるユリウス暦では903年3月26日[]
  3. 正暦2年の時点では、十九社。二十二社は伊勢神宮、石清水八幡宮、賀茂神社(上賀茂神社・下鴨神社)、松尾大社、平野神社、伏見稲荷大社、春日大社、大原野神社、大神神社、石上神宮、大和神社、廣瀬大社、龍田大社、住吉大社、日吉大社、梅宮大社、吉田神社、廣田神社、八坂神社、北野天満宮、丹生川上神社、貴船神社。[]

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