フットハットがゆく【315】「ユーチューバー」|MK新聞連載記事

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フットハットがゆく【315】「ユーチューバー」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、塩見多一郎さんのエッセイ「フットハットがゆく」を2001年11月16日から連載しています。
MK新聞2020年2月1日号の掲載記事です。

 

 

ユーチューバー

 

田舎暮らしを始めたことを機に、その様子を映像記録に残していきたいと思い、何か新しいことがあれば撮影編集し、ネットのYouTubeにアップしています。
ではあなたはユーチューバーなのか? と言われると、厳密にはまだ違うのです。
YouTubeに動画をアップすればユーチューバーなのだと言えば、確かに僕はユーチューバーなのですが、YouTubeで収入を上げられる人がユーチューバーなのだと言えば、僕はまだまだ社会人から見た幼稚園児くらいのレベルなのです。

 

ユーチューバーの収入源は広告による報酬で、動画の再生回数に0.1をかけたものが、おおよその広告料と言われています(多少変動するそうです)。
つまり、10万回再生された動画があるとすると、1万円がユーチューバーの収入となるのです。

 

僕は自分のYouTubeチャンネルを開設したばかりで、まだ10数本しか動画をアップしていませんが、一本の動画の再生回数はせいぜい200~300程度です。
300回再生されたから30円の報酬が入るのかというと、またそこも違います。
チャンネル登録者、いわゆるフォロアーが1,000人を超えないと、広告すら表示されないので、収入もないのです。
僕のチャンネル登録者は現時点で120人ほどですので、収入を得られるまでほど遠いのです。

 

とはいっても僕も10年間地上波のTV番組を作り続け、そのYouTube版を1,000本以上の動画として投稿してきましたから、制作技術者としてはベテランです。
個人のチャンネルも地道に工夫して、僕なりの情報を発信していきたいです。
ちなみにTV番組のYouTube版はさぞかし広告収入があったかと思われるかもですが、番組では著作権のかかる音楽を使用していましたので、広告料は全てそちらに持って行かれ、番組としての収入はわずかでした。
個人のユーチューバーはそうならないように著作権フリーの曲を使いますので、似たようなBGMが多くなるのです。

 

さて、音楽著作権や映像著作権問題をクリアにしつつどんどん進化を続けるYouTube、映像の画質がますます向上し、被写体以外の背景なども鮮明に映るようになった結果、プライバシーの侵害、なる問題が出てきました。
そこでYouTubeは「顔認証ボカシ機能」を開発、僕も使ってみました。
とある古い神社のお祭りを撮影し動画をアップした際、顔認証で僕以外の人の顔にボカシをかける設定をしました。
まぁ見事に祭りを行き交う人々にボカシがかかり感心したのですが、どうしてもボカシがかからないしわくちゃのおばあさんがいて困りました。
顔認証されない顔、いいのか悪いのか…。
また、神社の古い回廊を歩くシーンで、木の壁の一部に急にボカシがかかりました。
壁のシミを顔認証してしまったようです…確かに壁の汚れが人の顔に見えることはありますけど…怖い。
さらに境内の露店でたこ焼きを焼いているシーンを撮っていたのですが、急にたこ焼きの一つにボカシがかかりました。
たこ焼きの焦げ具合を顔認証してしまったようで、結局全部手動で直しました。YouTubeの進化もまだまだこれからですね(笑)。

 

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