MKタクシーが京都の中高生1,000人の京都検定チャレンジを支援
目次
MKタクシーは、京都市と協力して中学生・高校生1,000人が京都検定を受験するための支援を行っています。
2015年より2023年までの9年間、受験支援のために京都市に毎年200万円の寄付を行っています。
あわせて、京都検定1級を所持しているMKタクシーのドライバーによる中高生対象の京都検定事前講習会を開催しています。
京都検定受験支援のため200万円を寄付
京都市による中高生対象の京都検定チャレンジ事業
京都市では、「歴史都市・京都」の魅力を世界に発信するとともに、国内外から訪れる方々に京都ならではの「おもてなし」を実践できる子どもたちの育成を目指し、中学生・高校生が「京都・観光文化検定試験(京都検定)3級」に無償でチャレンジできる機会を提供されています。
受験支援のためMKタクシーが200万円を寄付
この支援について、MKタクシーとしてはSDGsの取組みの一つに位置づけています。
未来の京都を支える人材として今の子どもたちが京都の魅力を知ることが大切です。
将来進学や社会人となって他府県の友人知人、周囲の人々に京都の歴史と文化を語っていただくことを願っています。
そして、それが地域社会の魅力を高め共に生きることにつながるでしょう。京都検定が続く限り毎年寄付活動は続けていきたいと考えています。
年 | 寄付額 |
2015年 | 200万円 |
2016年 | 200万円 |
2017年 | 200万円 |
2018年 | 200万円 |
2019年 | 200万円 |
2020年 | 200万円 |
2021年 | 200万円 |
2022年 | 200万円 |
2023年 | 200万円 |
累計 | 1,800万円 |
2022年に紺綬褒章を受章
MKタクシーは受験支援の活動に対し紺綬褒章を受章しました。
2022年11月8日にMKタクシー本社で伝達式が行われ、京都市教育長の稲田新吾様より、紺綬褒章の褒状が授与されました。
MKタクシーでは寄付にとどまらず、京都の未来を担う子どもたちの育成に少しでも協力できるよう継続的な支援を行っていきます。
京都検定&おもてなしMK観光ドライバーが中高生の先生に
MKタクシーの観光ドライバーが教える事前講習会
京都検定チャレンジ事業では、毎年寄付のみならず京都市教育委員会が主催する検定対策事前講習会にMK観光ドライバーを講師として派遣し、学習への取組みに協力をしています。
京都文化を伝え広める「未来の語り部」を育てることに、直接関わってきました。
2022年の講習会
2022年は、6月19日の京都市総合教育センターでの講習会に京都検定1級資格を持つ、山科営業所の塚本彦成社員を派遣しました。
京都府内各地から多数の中高生が集まった会場は、いつもの学校とは違う雰囲気で、中高生は少し緊張気味でした。
そこで、塚本社員は心と体をほぐす手遊びで講習会をスタート。
京都には美しいものや惹きつけるものがたくさんあると伝えつつ、試験に出そうな問題をクイズ形式で出題するなど、楽しく合格も意識した学習を進めました。
2023年の講習会
2023年は6月18日に京都市総合教育センターでの講習会に同じく山科営業所の塚本彦成社員を派遣いたしました。
京都府内各地から中高生が多数が集まった会場で塚本社員は、京都には美しいものや惹きつけるものがたくさんあると伝えつつ、試験に出そうな問題をクイズ形式で出題するなど、楽しく合格も意識した学習を進めました。
京都検定講習会の開催実績
日程 | 会場 | 講師 |
2015年11月3日 | 京都市総合教育センター | 塚本彦成 社員 日笠文夫 職員 |
2016年11月3日 | 京都市総合教育センター | 塚本彦成 社員 |
2017年11月3日 | 京都市総合教育センター | 塚本彦成 社員 |
2018年10月21日 | 京都商工会議所 | 塚本彦成 社員 |
2018年11月23日 | 京都商工会議所 | 日笠文夫 職員 |
2019年11月4日 | 京都経済センター | 塚本彦成 社員 |
2019年11月17日 | 京都経済センター | 塚本彦成 社員 |
2020年11月23日 | 京都経済センター | 塚本彦成 社員 |
2021年11月23日 | 京都経済センター | 塚本彦成 社員 |
2022年6月19日 | 京都市総合教育センター | 塚本彦成 社員 |
2023年6月19日 | 京都市総合教育センター | 塚本彦成 社員 |
講習会の講師を担当する塚本彦成社員にインタビュー
京都検定1級取得がきっかけで講師担当に
中高生の京都検定の講師ももう9年にもなるのだと振り返っています。
最初のきっかけは私が京都検定1級取得していたので、講師として派遣されるようになったと思いまます。
当初は個別の高校へも教えに行ったこともあります。
最近は京都市教育委員会が主催する講習会に指名いただくことが続いています。
講習後も質問に来る熱心な生徒
時代の流れかは分かりませんが、よく京都の伝統的な習わしを皆さんの家庭でも行っているのかなと聞いているところ、今回の生徒さんでは伝統的な習わしを行っているところは少なかったですね。
それでも、毎回熱心な生徒さんが多いなと思います。講習会が終わった後にも質問に来られますし、特に今回は画像を多く用意していましたが、時間の関係で全部は紹介できませんでした。
すると、終わった後に、スマホやタブレットで写真を撮っていらっしゃいました。
スマホやタブレットをこうして勉強に活用しているのだと、私の世代では考えつきませんでしたので、感心しました。
最近の京都検定の傾向
京都検定は20年続いていますが、毎回の問題には目を通しています。個人的には、最近は難易度が高くなっているなと感じています。
今回皆さんが受けられる3級も、基本レベルという設定ですが、最近はレベルが相当高高い問題が出ていているなと感じています。
しっかり勉強しないと、3級と言えども、合格できません。
一方で話題性のある問題、京都の今を反映する問題が出ていますので、私も京都検定の問題対策をすることで「生誕何周年記念!」「特別公開!」の情報を把握し、本業の観光案内にも活かしています。
2021年から3級は年2回開催になりましたが、2級や1級についても受験機会が増えるとよいなと思います。
私の周りにも京都検定2級・1級を受けたいという方は多くいますし、仕事等の都合で受験機会を逃していることも多いので、回数が多くなると、これまで以上に京都検定を活用できそうです。
京都検定講習会を担当して
毎回の講義が楽しみです。
京都検定には、基本的な問題のほか、毎回変わるテーマや時事問題が出されるため、それらの対策で自身でオリジナル資料を作って授業に臨んでいます。
中高生だけでなく、伝え手も一緒に成長しているのです。
MKタクシーは、京都検定に限らず、京都の未来を担う人材育成に少しでもご協力できればと思います。
MKタクシー社内でも観光おもてなし教育
MKタクシーでも、観光案内ができる京都通ドライバー育成のために、社員の京都検定受験を積極的に推進しています。
特に、毎年入社する新卒社員をトラベルコーディネーターとして育成し活躍しております。
京都市が設置している「京都観光おもてなしコンシェルジュ」、「京都国際観光おもてなしコンシェルジュ」にはMKタクシーからは一事業者として最多規模の社員が任命されています。
京都観光おもてなしコンシェルジュの一覧:コンシェルジュ « 京都観光サポーター制度公式サイト~京都おもてなし情報館~
おわりに
今後も、MKタクシーは「観光・おもてなし」の社内教育に注力するとともに、より広く京都の未来を担う人材育成に少しでもご協力できればと考えております。
京都検定は、2023年で20周年を迎えました。これからもMKタクシーは京都検定への貢献を継続します。
さらにMKタクシーは、京都検定に限らず、「おもてなし」を実践できる人材の育成につなげてまいります。
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MKタクシーのSDGsへの取り組み
MKタクシーは、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを行っています。
具体的には、次の3つの柱を中心とした活動を行っています。
- 交通とエネルギーの課題をお客様目線で解決
- 誰もが健康でやりがいを持ち活躍できる社会をつくる
- 地域社会の魅力を高め共に生きる
京都検定受験促進事業は、このうち「地域社会の魅力を高め共に生きる」の一環です。
今後も、SDGsの達成のため、様々な事業に積極的に取り組んでまいります。
MKタクシーのSDGsへの取り組みについては、こちらをご覧ください。