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京都検定1級受験者必読!1級に合格したMKドライバーが教える勉強法

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合格率数%と、難関で知られる京都検定1級の合格は、京都の観光業界に携わる者にとってひとつのステータスです。
MKタクシーには、現在4名の京都検定1級合格者が在籍しています。

伊藤司朗社員、柴田大輔社員、塚本彦成社員他の京都検定1級合格者に、合格のためのオススメ勉強法や苦労した点など、京都検定1級合格の秘訣を聞いてみました。
京都検定1級にチャレンジしようという方は必見!
2級や3級についても、基本的な勉強法は全く変わりません。

 

京都検定1級とは

京都商工会議所が主催する、「京都・観光文化検定試験(通称・京都検定)」の最上級です。
受験するには、まず2級に合格している必要があります。
2019年は12月8日(日)に試験が行われます。

出題程度・合格基準

記述式
  •  語句・穴埋め等問題60問以内
  •  小論文5問以内
程度・内容
  • 京都の歴史・文化などについて高度な知識レベル
  • 京都の魅力を発信でき、次世代に語り継ぐことができる
  • 公式テキストに準拠して出題
合格基準
  •  80%以上(120点以上)

京都検定1級の合格率推移

  合格率 受験者数 合格者数
2005年 4.5% 803 36
2006年 13.6% 670 91
2007年 8.1% 1,125 91
2008年 16.6% 945 157
2009年 5.2% 931 48
2010年 17.9% 887 159
2011年 5.5% 935 51
2012年 15.2% 913 139
2013年 4.3% 904 39
2014年 4.0% 1,040 42
2015年 1.8% 848 15
2016年 10.4% 797 83
2017年 2.2% 812 18
2018年 13.4% 793 106
合計 8.7% 12,403 1,075

年によって幅はありますが、京都検定1級は合格率が概ね1割を切る難関試験です。
これまでの京都検定1級延べ合格者数もようやく1,000人を超えたところです。

その他

準1級制度の開始

2019年より、京都検定に準1級が新たに設けられました。
これは、京都検定1級受験者のうち、正答率が70%以上80%未満の者を準1級に認定するものです。

受験者の9割が不合格だった難関の京都検定1級において、惜しくも1級の合格基準には届かなかったものの、一定の成績優秀者を認定するものです。
果たしてどれくらいの人数が京都検定準1級に認定されるのでしょうか。

京都検定マイスター制度

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京都検定マイスターバッジ

2016年より、京都検定1級に複数回合格した者を「京都検定マイスター」として表彰する制度が始まりました。
表彰者には、京都検定マイスターバッジが贈られます。
バッジには、京都検定1級の合格回数分のスワロフスキーのクリスタルガラスがはめ込まれています。

京都検定1級は、従来より合格しても受け続ける受験者が一定数いたことも特徴です。
制度がはじまった2016年時点で、最高9回合格者がいたというから驚きです。
この制度の開始により、過去の京都検定1級合格者が、京都検定マイスターを目指して改めて京都検定1級を受験するという動きもはじまりました。
京都検定マイスター制度開始前には、54人の京都検定1級複数合格者がいましたが、うち1名はMKタクシー所属です。

京都検定1級に合格するための勉強法の秘訣 

これまでの京都検定1級合格者に聞いた、京都検定1級合格のための勉強法の秘訣をまとめました。

とにかく京都検定公式テキストを覚える

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新版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック
あらゆる試験で公式テキストは最重要

京都検定の公式テキストブックは、単に京都検定を勉強するための本ではありません。
京都のことを網羅したガイドブックとしての出来もすばらしいものがあります。
MKタクシーの観光ドライバーによって組織されている観光課でも、基本となる講義用テキストとして京都検定の公式テキストを採用しています。

京都検定に限らずあらゆる試験に共通することですが、公式テキストは極めて重要です。

実は京都検定公式テキストだけで合格可能

京都検定1級ともなれば、公式テキスト以外からもたくさん出題されるイメージがあるかもしれません。
京都検定公式テキストだけでは足りないのではないかと不安を持つ受験者も多いでしょう。

しかし、実際は京都検定1級といえども、ほとんどが公式テキストから出題されます。一度、京都検定公式テキストを片手に京都検定1級の問題を解いてみてください。じゅうぶん合格点をとれるはずです。
年によりますが、概ね150点中130点くらいは京都検定公式テキストさえあれば回答できます。
時間が無制限であれば、京都検定公式テキストが片手にあれば、誰でも京都検定1級に合格できるのです。
あれこれと手を出さず、京都検定公式テキストを確実におさえていくのが基本中の基本です。

細かいテクニックですが、京野菜のついては京都検定公式テキストはビジュアルを載せてくれているのは一部だけです。
似たような野菜がたくさん並ぶので、別途それぞれのビジュアルを調べて頭に入れておくと、覚えやすさがかなり違います。

公開テーマ問題と時事問題は要対策

ただし、京都検定公式テキストではカバーできない例外が2つあります。
1つば、その年の公開テーマ問題です。
2019年の場合は「千本通」。公開テーマはかなり分野を絞ってくれているので、公式テキストの範囲を超えて深く学習しておく必要があります。

もう1つは、時事問題です。
今の京都検定公式テキストは、2016年改訂なので、それ以降の情報は当然反映されていません。
それ以降の重要事項は必ず押さえておく必要があります。
特に、直近1年間にあった京都に関する時事問題は、毎回何等かの形で出題されます。普段から京都新聞などで情報を集めておき、試験前にはニュースをおさらいしておきましょう。
中でも祇園祭の山一番がどの山だったかは必須です。

繰り返し過去問を解いて分析する

過去問は情報の宝庫

これもあらゆる検定試験に共通する基本ですが、京都検定1級においても過去問は非常に重要です。
過去問がなかったり、数が少なかった初期のころはこの点に苦労してきましたが、今は十数回分の京都検定1級過去問が蓄積されています。
過去問からのアプローチが格段にしやすくなっています。

京都検定1級の過去問題を解き、疑問点や不明点を公式テキストと照合しながら1つ1つ調べていきましょう。
学生時代の受験勉強と同じですね。

ノートを作るのは向き不向きが

さらに、それを自分なりにノートにまとめていくのも効果的です。
自分だけのもうひとつの京都検定1級テキストが出来上がります。

ただ、ノート作戦は、人によって向き不向きがあります。
ノートを作ること自体が目的化してしまうということもありがちです。あくまでノートづくりは手段に過ぎないということを、しっかり理解した上で活用しましょう。
MKタクシーの京都検定1級合格者のなかでも、ノート的なものはまるで作らなかったという人もいます。

とにかく京都検定1級の過去問を何度も繰り返し解くことで、不明点をどんどんつぶしていきましょう。

2級と3級の問題を記述式問題として解く

記述式の京都検定1級だけではなく、選択式の2級も3級にも必ず取り組みましょう。
仮に京都検定1級に上位で合格できる実力があったとしても、3級で満点を取ることは至難の技です。
必ず新たに得る知識があります。
過去に2級や3級で出題された問題が、記述式に形を変えて京都検定1級で出題されることもよくあります。

特に効果的な2級と3級問題の活用方法は、選択肢を隠して記述式問題として取り組むことです。
これで、京都検定1級対策として使える過去問の量が3倍になります。

漢字で書かなければならないかどうか

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漢字で書かなければならない対象はどれか

京都検定の1級と2級の最大の差は、1級は記述式だという点です。
正しく漢字を書けなければ正解できないというのは、かなりのハードルです。
もともと漢字を得意とする人にとってはさほど問題にはならないとの声もありますが、多くの受験者にとって、京都検定1級を受けるにあたって避けては通れない壁です。

漢字対策をするにあたって、まず前提として以下の2点が「記述式試験の留意点」として公表されています。

  • 漢字は、公式テキストでの表記にかかわらず、「常用漢字」のレベルで可
  • 「人名・地名」などの固有名詞は、漢字で記載してください

以上を踏まえた上で、京都検定1級の問題に回答する上で、漢字で書けなければならない漢字と、かなでOKな漢字があることを知っておいてください。
やみくもに全ての漢字を書けるようになろうとしても難しいのが現実。
対象を絞っても漢字表記が必要なものは膨大な数あります。
漢字に関しては繰り返し書き取りをすることで覚えるしかありません。

不安なら敢えて仮名で回答する戦略も

京都検定1級の試験本番で、この漢字であってたっけ?と不安になることは必ずあると思います。
仮に漢字で回答して誤っていた場合、0点になります。
しかし、かなで回答した場合は、部分点として2点中1点がもらえます。
京都検定1級の合格点は120点です。
安全策でかな書きして1点を取るか、一か八か漢字で書いて2点を狙うかは、自信の度合いによって使い分けてください。
その1点が京都検定1級の合否をわけるかもしれません。

小論文問題対策は必要か

小論文とは名ばかりで短答5問

京都検定1級がハードルが高いと思われている理由として、小論文問題が出題されるという点があります。
これは、一定のテーマについて150字~200字で回答する問題です。
例年3問出題され、各10点の計30点です。150点満点の2割を占めます

「小論文問題」という名称から非常に敷居が高く感じますが、実際は小論文ではありません。
一般に小論文というと、800字程度以上をいうことが多いですが、その2割程度の分量です。
また起承転結などの論理構成を問われることは全くありません。
指定された5つのキーワードを回答するだけです。つまり、短答が5問並んでいるのと変わりありません。

この京都検定1級の小論文問題対策については、京都検定1級合格者の間でも意見は分かれます。

自分で模擬問題を作る

自分で京都検定1級に出そうな小論文問題を作って模擬回答を作るという作業をくり返すのが効果的だという声と、特別な対策はいらないという声があります。
人によって向き不向きがあるところでしょう。
効果が高いかどうかは別にして、どんな問題が出題されるかを予想しながら自分でいろいろ問題を作ってみるのは楽しい作業です。

実態は短答5問であるという点を重視すると、確かに特別な対策は必要ないという意見はもっともなものです。
余計なことをせずに、京都検定公式テキストと京都検定過去問に取り組むのが近道ではあります。

余計なことはなるべく書かない

京都検定1級の小論文問題の解答にあたっては、少しだけコツがあります。
つい知っていることをたくさん書いてしまいがちですが、絶対に自信がある内容でない限りは避けた方が無難です。
余計なことを書いて、万一間違ったことを書いてしまうと減点対象になります。
日本語としておかしくない程度に文字をつないで最低限の150字になっていればOKです。
合格が目的である以上、余計なことはなるべく書かないようにしましょう。

時代の縦と横のつながりを整理する

テーマ別の公式テキストには大きな欠点

前述のとおり、非常によくできている京都検定の公式テキストですが、一つだけ欠点があります。
テーマ別の構成になっているため、時代の横のつながりがわかりにくくなっているという点です。

京都検定公式テキストには、巻末に年表が載っています。
テーマ別に学習するときも、常に年表をちらちら見ながら、時系列を意識するようにしましょう。

高校日本史教科書通読が効果的

年代別に頭の中を整理するには、市販されている高校の日本史教科書を一読するのは効果的です。
理解を深めていくには、同時代の政治や美術など、横のつながりを知ることは欠かせません。
またそうすることで、自分の好きな分野から、横へと興味の範囲を広げていくこともできます。

ただし、あまり深入りするのは厳禁です。
あくまでメインは京都検定公式テキストです。
京都検定1級合格という目的達成が第一です。

試験本番の注意点

京都検定1級に限った注意点というのは特にありません。
まずは、しっかりと試験当日に向けて体調管理をして落ち着いて受けることです。

時間配分については、京都検定1級は時間が余るでもなく足りないでもなく、ちょうど良いくらいの分量です。
どの順番に解くかも、京都検定1級の過去問で事前にしっかり戦略を練っておきましょう。
わからない問題はとりあえず後回しにしておきましょう。
別の問題を解いているときに連想からふと思い出すこともあります。

京都検定1級は、8割以上正解しなければ合格できません。ちょっとしたミスが命取りになります。
時間ぎりぎりまで、うっかりミスや誤字がないかをチェックしましょう。

京都検定と観光タクシーの仕事

京都検定への取り組みと、観光タクシーという仕事について聞いてみました。

  • 京都に関して幅広い分野について、系統立てて勉強することができました。京都検定がなければこのような機会はなかったでしょう。
  • 京都検定はあくまで力試しです。知識は必要ですが、知識の押し売りにならないように常に心がけています。
  • 1級に受かっても、まだまだ京都は知らないことばかりで、お客様に教えられることはたくさんあります。
  • 観光ドライバーをとりまとめる立場として、観光ドライバーは全員京都検定2級を取るべきと言い続けています。これからも、京都検定受験を推進していきます。

 

MKタクシーの京都検定1級取得ドライバー

伊藤司朗 社員

2007年京都検定1級合格

生年 1950年
入社 2001年
所属 国道十条営業所
その他 京都国際観光おもてなしコンシェルジュに認定

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伊藤司朗 社員

塚本彦成 社員

2010年京都検定1級合格

生年 1961年
入社 2008年
所属 山科営業所
その他 京都観光おもてなしコンシェルジュに認定

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塚本彦成 社員

柴田大輔 社員

2010年京都検定1級合格

生年 1981年
入社 2004年(トラベルコーディネーターとして)
所属 ハイヤー課
その他 京都国際観光おもてなしコンシェルジュに認定

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柴田大輔 社員

 

MKタクシーと京都検定

MKタクシーでは、第1回から社員・職員に対して京都検定の受験を推奨しています。
受験料補助制度や京都検定1級合格祝金制度も整備され、団体受験により内勤者を含めて毎年100人以上が挑戦しています。

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京都市では、京都の魅力の発信と「おもてなし」を実践できる子どもたちの育成のため、中高生が京都検定3級に無償で受験できる機会を提供されています。

MKタクシーは、2015年度より毎年、この京都検定を応援する事業に200万円の寄付をするとともに、京都検定対策勉強会への講師派遣の協力をしています。

MKの観光貸切タクシーの詳細はこちらをご覧ください

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