2024イギリス語学留学vol.4 イギリスで経験したこと、そして今後の展望|MKタクシー山下 翔

よみもの 特集
2024イギリス語学留学vol.4 イギリスで経験したこと、そして今後の展望|MKタクシー山下 翔

1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
伏見営業所の山下 翔社員によるレポートを紹介します。

MKの海外研修制度

第37期となる今回は、計4名を派遣しました。

今回は、ハイヤー部の桂伸隆社員・荒川元哉社員、伏見営業所の山下翔社員、山科営業所の村島浩社員が、イギリスに3ヵ月間滞在しました。

 

海外研修出発式

2024年1月12日に京都MK伏見営業所で「第37回海外研修出発式」を行いました。

出発式

出発直前インタビュー

海外研修を志望された理由は?

中学や高校の頃から英語を使うような仕事に憧れはありましたが、これまでの職務経歴ではそういう機会はありませんでした。縁があって当社へ入社し、日々の業務において英語を話す機会を少しずつ経験する中で、語学力をもっと高めたいという思いが強くなりました。コロナ禍に落ち着きが見られた頃、当社を志望した理由の1つでもあった海外研修制度が復活となり、希望を実現させる絶好のチャンスだと思い、志望いたしました。

出発が近づいてきましたが、今の気持ちは?

正直なところ、出発数日前という段階でも海外研修に行けるという実感はあまりありませんでした。ですが、出発日が近付いて周りの方々から激励のお言葉を頂く事が増えるに伴い、実感が湧いてきました。海外旅行の経験は数回あるものの、ホームステイ、それも3ヵ月もお世話になるのは初めてであり、期待と不安がちょうど半々といった感じです。

最後に意気込みを一言

出発式にはご多忙な中、沢山の方々がお集まり下さり、この海外研修がいろんな方のご支援によって成り立っている事を再認識しました。各所への感謝の気持ちを忘れず精進いたします。語学学校では、頑張り次第では上のクラスへ昇格もできるようですし、それを目指して日々取り組んで参ります。またホストファミリーを始め、現地で出会う方々に日本の魅力・京都の魅力を発信したいとも考えています。

語学教育担当職員のGary先生(写真中央)と研修参加者

海外研修レポート

この度、第37回 海外研修の派遣者にご採用いただき、1月13日(土)~4月7日(日)の期間でイギリス・ノリッジにて語学研修プログラムを履修して参りました。まず初めに関係各所の皆様、今回の海外研修に際しまして私共に多大なるご支援を賜り、誠に有り難うございます。拙文ながら、滞在中に現地にて経験したことをご報告させていただきます。

1月13日(土)。手配していただいたシンガポール航空の飛行機にて、17:00ごろ関西国際空港より出発しました。シンガポールで2時間のトランジットを経て、約24時間後にロンドンのヒースロー空港に到着しました(現地時刻で1月14日(日)午前8:00ごろ)。そこからさらに約3時間半タクシーに揺られ、ノリッジのホストファミリーのお宅に到着しました。飛行機・タクシー内のいずれででも熟睡できなかった為、部屋で横にならせていただいたのですが、仮眠を取るつもりが7時間も寝てしまい、早くも時差9時間の洗礼を受けました。

1月15日(月)。語学学校への初日。海外旅行の経験はあったものの語学留学は初めてであり、期待よりも不安が上回る心境で通学しました。授業は9:30からですが、学校側からの指示により9:00に到着、学校での生活に関する説明を受けた後、9:30より最初の授業に参加しました。事前に受験したWEBテストの結果より、私はB1+というクラスの所属となりました。担任の先生はトム、イギリス人の男性でした。後々分かったことですが、かつて彼は日本に住んでいた経験があり、その当時も英語の教師をしていました。その為、日本人が英語を学ぶ上で躓きやすいポイントや多くの日本人が苦手とする内容をよく理解しており指導がとても丁寧で、基礎的な内容の質問にも気さくに応じてくれ、彼のクラスで英語を勉強できたことは私にとって非常に大きく、とてもラッキーでした。

B1+のクラスメートは日本人1名、サウジ人2名、シリア人1名、チリ人の中高生5名というメンバーでした。チリ人のクラスメートたちは若いのに私より遥かに英語力が高く、彼等からはとても刺激を受けました。サウジ人2名は私と同じく母国で仕事を持つ男性であり、労働の大変さや異国の地で英語を学べる喜びを分かち合いました。日本人クラスメートとはよくお互いを励まし合い、私は本当にクラスメートにも恵まれていたと感じます。

2月16日(金)授業後から翌17日(土)にかけ、初めてロンドンを旅行しました。さすがイギリスの首都、見るもの全てが刺激的でとても感動しました。日本で例えると『東京の規模感×京都の歴史感』というのが、私の印象でした。地理的条件によりイギリスは日本に比べ地震がとても少なく、そのおかげで昔に建てられたレンガ造りの建築が街の至る所に残っていました。訪れた中ではビッグ・ベンとタワーブリッジが特に印象的でした。

3月21日(木)。14:00からのSkills & Culture という午後の授業枠を利用し、ノリッジ・ショートツアーを行いました。我々MKドライバー4名がツアーガイド、他の生徒たちにお客様役をしていただきました。京都の観光地を英語で案内するにあたり、現地で行う模擬テストのような課題でした。私はメイズヘッドホテル・ノリッジ大聖堂の2ヵ所を担当しました。本番直前、そして本番中も恐らく私が一番緊張していたかと思います。合計9ヵ所を巡るショートツアーのうち私の順番は2番目と9番目であり、終始緊張の為、楽しむ余裕はありませんでした。特に自分の順番の時は頭がほぼ真っ白でしたが、同行してくれた先生方に確認したところ間違ったことは言ってなかったようで安心しました。総勢で約10名もの方にご参加いただき、できるだけ楽しんでいただきたいという思いから、説明の中に自分なりに考えたジョークも散りばめました。生徒さんたちはポカンとしていましたが先生方にはウケたようで、ホッとしたと同時に少し自信が付きました。京都ではないですが、観光地に関する話をお客様に英語で説明するという初めての経験ができ、勉強になりました。

4月5日(金)。学校で過ごす最終日、11:30からフライデー・セレモニーが開催されました。卒業生である我々を送り出していただき、1人ずつスピーチの時間も頂けました。ご存知の方も多いでしょうが、イギリスは雨の日が多いです。この日の朝も雨降りでした。私はスピーチの際、英語で『私の好きな日本人歌手には、ある美しい歌があります。歌の名は、「はじまりはいつも雨」。今日は我々にとって最終日ですが、これは新たなスタート。日本でも英語の勉強を続けます』と話しました。セレモニー後、1人の先生が『あなたが話していたのは誰の歌か教えてくれない?』と声を掛けてくれました。イギリス人にも理解してもらえるようなスピーチができるようになった、と少し誇らしくなりました。

最後に

3ヵ月の研修を通して、特にリスニング力が向上したと感じていますが、それと同時に自分の弱点も明確になったと感じています。今後も英語学習を続け、お客様の喜びに寄与できるよう精進いたします。

おわりに

MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。

充実した研修制度によって育成したESD(English Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。

 

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第37期のレポートはこちらから

 

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