【関連会合編】伊勢志摩サミット送迎担当のMKドライバーにインタビュー
目次
2016年に開催された伊勢志摩サミット及び各都市での関連会合において、MKが要人や関係者の送迎を任されました。
首脳会議に前後して広島、高松、倉敷、京都、神戸での関連会合の一端に携わったドライバーにインタビューしました。
MKが送迎を担当した会合
会合 | 開催日 | 開催地 | 延車両数※ |
外務大臣会合 | 4月10日~11日 | 広島市 | 85台 |
情報通信大臣会合 | 4月29日~30日 | 高松市 | 64台 |
教育大臣会合 | 5月14日~15日 | 倉敷市 | 20台 |
首脳会議 | 5月26日~27日 | 志摩市 | 283台 |
下院議長会議 | 9月3日~4日 | 京都市 | 28台 |
保健大臣会合 | 9月11日~12日 | 神戸市 | 214台 |
※ MKの担当車両数。下見利用分含む。
京都MK・大阪MK・福岡MKから精鋭部隊を編成し、運行管理者も現地入り。
安全運転の指導と業務内容の指示を行い万全の体制で臨みました。
首脳会議編はこちら
広島会合(外務大臣)・倉敷会合(教育大臣)担当ドライバーのインタビュー
荒井 真太朗 社員(京都MK)「笑顔・挨拶・掃除を意識」
生年:1984年
入社:2008年
高松会合は四国での初開催で、多くの方々が関わり非常にプレッシャーがかかる中担当させていただきました。
満足されてお帰りになったと伺っており、ひとまず安心しております。
準備としては、まず自身で一通り走っての下見。
続いて県警の方々と当日走る全ルートを試走し、どの車線を走るべきかや目印、その他地元の情報を聞かせていただきました。
本番当日に特に意識したのは笑顔・挨拶・掃除です。
特別に喫煙車として運行しましたので、清掃は主に灰皿のケアです。
要人の皆様にいかに気持ちよく働いていただけるか、そのことだけを念頭に尽力しました。
それがMKらしいかなと思います。
要人の方からは「2日間ありがとうございました、またよろしく」とお言葉を頂戴し、お名刺を置かれて降車いただきました。
広島会合(外務大臣)担当ドライバー
桂 伸隆 社員(京都MK)「光栄な機会の責任を強く感じる」
生年:1973年
入社:2008年
外務大臣夫人車(岸田外務大臣夫人)を担当させていただきました。
世界的にも知られている広島で、国際会議のほんの一端ではありますが、担うことができたことを光栄に思います。
弊社の諸先輩方が築き上げてきた「信頼」があったからこその与えられた機会であり、私自信もその「責任」というものを強く感じました。
お客様は移動中の最終の確認打ち合わせをされたり、資料に目を通されたりしておられましたので、いつも以上に柔らかで滑らかな運転を心がけました。
警察の先導・規制がない中、4台の車列が乱れないように、入念な準備と周囲の一般車の動きにも注意が必要でした。
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四方 大輔 社員(京都MK)「初めての街を走っていると思われないよう入念に準備」
生年:1979年
入社:2002年
今回私は連絡車として、スタッフの方の送迎を担当しました。
広島市内での移動で、スタッフの方が下見するためにご利用されました。
もちろん、私にとっては初めて走行する街ですので、行き先の確認を徹底しました。
実際には初めての走行でも周りからは「初めてには見えない」ように気をつけました。
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山川 純一 社員(大阪MK)「大阪に行くときもよろしく、とのお言葉を頂戴」
生年:1976年
入社:2014年
このような重要な仕事を任せていただき、非常によい経験となりました。
今までのタクシー業務、ハイヤー業務の経験があったからこそ、何事もなく要人送迎ができたと感じています。
今回で新たに気づいたこともありましたので、今後の業務に生かしていきます。
また、この経験を他のドライバーの方にもお伝えしていきたいと考えています。
お迎え場所から目的地まで3ルートを確認し、地元のドライバーに聞いて、出発前に実走でも確認しました。
遅延はもちろん、早く着きすぎることもないように到着時間の調整を行いました。
ルート内でのコンビニ、飲食店なども念のため把握しました。
要人の方からは「運転や接客に関して、何か特別な訓練を受けておられるのですか? やっぱりMKさんは安心して利用できます。大阪に行くときにもぜひお願いします」と言葉をいただくことができました。
中村 功治 社員(福岡MK)「やっぱりMKさんはすごいね、とのお言葉」
生年:1971年
入社:2008年
たくさんの車両と一緒に行う仕事でしたので、緊張感がありました。
何かトラブルがあれば非常に注目されると思うと一層気合が入りました。
走行したことのない土地での仕事でしたので、第一はもちろん事故のないように、次に高速道路での乗降で間違いがないように気をつけました。
お客様との会話はMKグループの話になり、「各地からMKさんが集まって、やはりすごいですね」とおっしゃっていただけました。
高松会合(情報通信大臣)担当ドライバー
柳下 幹 社員(京都MK)「10年に1度の国際会議は全員にとって得がたい経験に」
生年:1972年
入社:1996年
10年に1度ともいえる国際会議において要人送迎の主要部分を担当するという業務を無事終えることができて、安堵しております。
大臣用に指定されていた車両が前日に飛び石でフロントガラスが破損していしまい、修理に気を揉みました。
車両、人員と情報が全体で滞りなく行きわたるようにすることが数日間絶え間なく求められました。
そんな緊張した中で、ベテランから新人まで油断なく運行できた経験は、参加した全員とハイヤー課にとって得がたい資産となったと思います。
ご依頼主とご乗車された要人が引き立つことを、参加者全員が心がけることが最も大切なことだと考え、お客様のいない場所でも会話や振る舞いに気を配りました。
安全運行が果たせるよう、移動日のうちの半日を費やし、現地の乗降場所や立ち寄り地、導線、経路の全てを全員で下見し、確認しました。
私を含め各車とも、要人の方より、心遣いのお言葉を頂戴しております。
車両内ではリエゾン(橋渡し・連携役)の方々が要人のケアをしますので、直接のお話は少なかったですが、大臣・政務次官の方々から、それぞれの担当ドライバーへ格別のねぎらいのお言葉があったと聞いています。
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倉敷会合(教育大臣)担当ドライバー
出典:G7倉敷教育大臣会合 G7 Kurashiki Education Ministers’ Meeting in Okayama:文部科学省
池原 正澄 社員(京都MK)「大きなイベントをまっとうできたのはキャリアに」
生年:1973年
入社:1996年
おびただしい数の警察官の方々、緊張感溢れる事務方の表情が倉敷の街の雰囲気を全く違うものにしていました。
今回携わったドライバー全員のキャリアにとって大きなイベントであり、そのなかに私が加われたのは光栄でした。
求められる我々の立場は、携わる仕事によって毎回異なります。
今回の仕事では、与えられる指示事項の完全な遂行と、求られる乗務員像を全うすることを目指しました。
今回、私は要人を担当する機会はありませんでした。
しかし、実感できたのは、普段から要人クラスの方々と仕事をさせていただける機会に恵まれ、経験を積むことができるということです。
おかげでG7という非日常の機会にも平常心で臨めました。
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神戸会合(保健大臣)担当
柴田 大輔 社員(京都MK)「次の機会への課題は山積み」
生年:1981年
入社:2004年
この度は、G7保健大臣会合の送迎という重要な仕事に関われたことを誇りに思います。
今回ハイヤー部門を全てMKグループにお任せいただけたことは先輩方の築いてこられた信頼の賜物だと身の引き締まる思いで運行いたしました。
要人送迎は特に、目的地に安全にお送りするのは当然のこととして、すべての瞬間において完璧な運行が求められます。
最適な車線を走行できるように試走するなど準備できることは全てするつもりで臨みました。
それでもなお、次の機会への課題は山積みです。
リエゾン(連絡担当者)がアテンドされていましたし、私は運転手に徹しましたので、直接言葉を交わすことはありませんでした。
それでも降車時の表情は私に職業的な充足感を与えてくれるに十分なものでした。
ありがとうございました。
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吉田 皓一朗 社員(京都MK)「恥ずかしくない身だしなみや言動を意識」
生年:1988年
入社:2011年
G7保健大臣会合という世界中が関係する催しに関わることができ、とてもよい経験ができたと思っています。
これからもこのような業務を任せていただけるように、精進したいと思います。
万が一にもミスを犯さないように、運行予定ルートや配車時間、お迎え先、お送り先などの入念なチェックを行いました。
また、少し大げさかもしれませんが、日本のハイヤーとして、MKハイヤーとして恥ずかしくないように身だしなみや言動ひとつひとついつも以上に意識をしておりました。
リエゾンの方がいらっしゃったので、私が直接要人の方とお話をする機会はありませんでしたが、要人のお送りを終えられたリエゾンの方に、「おかげさまで無事終わりました。ありがとうございました」とお言葉をいただきました。
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棚原 功 社員(京都MK)「VIPのお供は一生に残る仕事」
生年:1969年
入社:2000年
今回G7の担当はカナダの大臣車輛でした。
たくさんの方々が関わる世界的なイベントでVIPの方のお供をできたことは本当によい経験で、一生に残る仕事でした。
今はとても安心しております。
車での移動の際は、随行、警察車両との動きの連携などいろいろと細かいことがありました。
常に周りの状況の変化に気をつけねばならず大変でしたが、車内でお仕事をなされる大臣に気をつかわせないよう、スムーズかつ冷静な運行に気を付けました。
特に大臣とお付きの方々との会話はございませんでしたが、最終日、空港に到着した際、お飲みになられた容器を「置いていっていいですか?」と尋ねられたのは印象的でした。
もちろん私も笑顔で答え、ほんの一瞬なごやかなときが過ぎたG7の仕事でした。
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野原 竜太郎 社員(京都MK)「日本語で『ありがとう』と」
生年:1989年
入社:2012年
普段ももちろん集中力を高めて運転しますが、いつも以上に気を使って運転するため、距離は短かったものの距離以上に長く感じるお供でした。
頻繁にできる仕事ではないので、よい経験になったと思います。
車列での前車やまわりの車との車間、信号、路面の凸凹など、運転には最新の注意を払いお供しました。
日本語での「ありがとう」という言葉が一番印象に残っています。
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吉井 利幸 社員(大阪MK)「お客様に応じた対応を見極め」
生年:1958年
入社:2001年
警察の方のスケジュール(出発時間等)と私たちのもので少し違うところがあったため、事前に確認しました。
目的地まで無駄な車線変更をせず、一番安全にスムーズに走るにはどの車線を走るのがよいか考えました。
交差点では4両目、最後尾の車が赤信号にかからないように気をつけました(ただしこれはいつものことです)。
今後も、ドアサービス等について、お客様に応じてでしゃばらないよう見極めを間違わないようにしたいと思います。
天野 賢太郎 社員(大阪MK)「急な行程変更でも時間通りに」
生年:1957年
入社:2009年
ドイツ大臣車を担当させていただき、貴重な経験になりました。
移動中はいつも以上にやわらかくなめらかな走行を心がけ、4車列が乱れないよう交差点進入時や一般車の動きにも注意しました。
お供中、行程にない公園を歩いて見学されるとのことで、降車場所と乗車場所が変更になりました。
出てこられる場所にタイミングを見計らって車を着けたときには、リエゾンの方々から大変感謝され、うれしく思いました。
今回の経験を活かし、どのようなときでも、対応できるように平常心で業務にまい進していきたいと思います。
水畑 いつみ 社員(大阪MK)「去り際に笑顔で握手を求められる」
生年:1958年
入社:2008年
要人送迎は、関係スタッフや警護を行う警察関係者も皆さん大変気を遣われています。
余裕を持った準備や打合せ、他の方の動きを理解し、気持ちよくいいチームプレーで終えられたと思います。このような仕事に関われてありがたく思います。
基本的にこちらから話しかけることはありませんが、それだけに印象は大事です。
身だしなみや、安心してご利用いただける所作、運転、黙っていても感じる空気感は大事にしています。
お帰りの日にお迎えの際、お客様がお連れの方に、「Oh、先日と同じドライバーだ! とってもスムーズな運転ですばらしいドライバーだよ!」と話してくださいました。
また、空港での去り際には「ありがとう!」と笑顔で握手を求めてこられました。
今後も、日本でよい印象を持って帰っていただけるよう、自分磨きをしたいと思います。
おわりに
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5月26日~27日に志摩市で行われた首脳会議担当ドライバーのインタビューはこちら
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MKでは、外国語対応ドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を行っているほか、近年は営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。
充実した研修制度によって育成したESD(Englishi Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。
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