定年退職社員インタビュー「出会いが視野を広げてくれた」林美喜三 社員
MKドライバーとして23年9ヶ月。西五条営業所の林美喜三(はやし みきぞう)社員が去る2008年3月20日、68歳で惜しまれながら引退した。
記事は、MK新聞2008年4月1日号の再録です。
原則として、掲載時点の情報です。
林美喜三社員インタビュー
繊維業界からMKドライバーへ
林社員は1939年生まれ。
高校卒業後は繊維関係の仕事に就き、織物のデザインなどを手がけてきた。最初は景気が良かったが、次第に斜陽産業となっていく。
20年以上にわたり勤めた会社の社長が亡くなり、5年ほど経営を引き継いだものの、「和箪笥が嫁入り道具にならなくなった時代。箪笥がなければきものも売れない」と転職を決意した。
前の会社の知り合いがMKタクシーで働いていた縁で、MKタクシーへの入社を決める。
ちょうどモリ・ハナエデザインの制服を導入した頃だった。
「新人研修で市役所の前で声出しを行ったことが印象に残っています。」
観光に注力 初めての修学旅行も担当
元々観光には興味があり、入社以来ずっと観光課に所属してきた。
特に絵画が好きで、繊維業界で培われた美意識も役に立った
「絵も庭も仏像も、“美”という意味では一緒。繊維業界にも相通じるものでした。」
さらに美意識を磨くため、生け花も習いに行ったという。
「仕事を通じてたくさんの方とお会いし、いろんなことを覚えて視野も広くなりました。」
修学旅行でのタクシー観光は今や珍しくないが、MKタクシーとして初めてのタクシー修学旅行を担当した。
「みんな初めての試みで、セールス担当者もドライバーも手探りの状態でした。」
これを皮切りに、修学旅行でのタクシー利用はうなぎ登りに増えていく。
「みんな1度きりの修学旅行。いろんな生徒様といろんなところに行きましたが、どれもとても楽しいものでした。」
引退後の夢は 四国八十八ヵ所巡礼
引退後は奥様と四国八十八ヵ所を巡礼したいと思っている。テレビも何もない、俗世界と離れた巡礼が夢だ。
「西国33ヵ所は大体回ったので、行ったことのない四国に行きたいです。」
これまで仕事の帰りが遅く奥様と話をする時間も少なかった。
多くは語らないが、「仕事のストレスを家に持ち帰らないように心がけてきた」と、奥様のことを大事にしていることが伝わってくる。
とにかく事故に注意
この仕事はいかに事故を起こさないかが全て。
私はお客様が手を挙げられたときでも、まずは一呼吸置いて安全確認することを心がけてきました。
これからタクシーを続けられる方も、全てに注意力を持って、事故防止に努めていただきたいと思います。
MKタクシーの仕事
MKタクシーでは、昼勤専属の観光ドライバーから、夜勤専属のドライバーまでライフスタイルにあわせて多彩な勤務体系を選ぶことができます。
途中で勤務体系を変更することも可能です。
たくさん稼ぎたい若いうちは夜勤専属で、家族と過ごす時間を大切にしたい時期には昼勤専属で、高齢になって通常の勤務がつらくなってきたら、短時間勤務でとライフステージにあわせた勤務が可能です。
高い接客技術と語学を身に着けることで、国賓クラスのVIPや国内外の著名人などの送迎を担当するファーストハイヤードライバーを目指すことも可能です。
海外からのお客様やVIPのお供をするファーストハイヤーを目指すことも可能です。
観光勉強会や外国語勉強会など、会社がキャリア形成を全面的にバックアップします。
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