「2025年」京都で厄除け、各地で行われる節分10選まとめ
目次
「福は内、鬼は外」と言いながら福豆を撒いたり、恵方巻きをかじったりする京都の伝統行事である節分。
節分とその前日には、京都各所で特色ある京都だけの節分行事が行われます。
京都では古くからある伝統的な節分行事から、豪華賞品がもらえる節分行事まで多彩です。
節分の日は、ぜひMK貸切観光タクシーを使って余裕のある京都観光をしてください。
今回は、MKタクシーがオススメする京都の節分行事をご紹介します。
京都で節分行事が開かれるのは20社寺以上!
京都のほかのスポットの節分も知りたい方はこちら↓
そもそも、節分とは?
節分(せつぶん)とは読んで字のごとく季節の分かれ目で、冬と春の分かれ目を指します。
2月の節分は、春のはじまりである「立春」の前日が節分と定められています。
2025年の節分の日はいつ?
節分の錦絵 出典:国立国会図書館デジタルコレクション
2025年の節分の日は2月2日です!
前述のように立春は、冬至(新暦12月21日or22日)と春分(新暦3月20日or21日)の中間です。
新暦では2月3日〜5日になります。
節分はその前日なので、基本的に節分は2月2日〜4日になります。
恵方巻の「恵方」とは?
節分といえば、「恵方巻き」、恵方とはその年の吉をもたらすとされる方角です。
歳徳神(さいとくじん)といわれる福徳をもたらす神様がいる方角を恵方と言います。
巻き寿司をその年の恵方を向いて食べることが恵方巻の由来です。
2025年の恵方は?
2025年の節分。
恵方巻を食べる方角は「西南西」です!
恵方は5年周期で順番が変わり、【東北東・西南西・東南東・西北西】の順に周ります。
ちなみに前年の2024年の節分は東北東でした。
京都の節分イベント10選
① 吉田神社「追儺式」〈左京区〉
節分が盛んな京都でも、最も盛大な節分祭が行われるのが吉田神社です。
中でもおすすめは、節分の前夜に行われる追儺式(ついなしき)です。
京都の吉田神社の節分、追儺式は歴史が古く、かつて宮中で行われてきた儀式を今に伝える節分の神事です。
境内で暴れ回る鬼を、四つ目の仮面をかぶった大舎人(おおどねり)が退治するという節分の流れです。
鬼を追い払う側の大舎人(おおどねり)は、仮面をかぶることで、金色の4つの目を持った異形の中国の神様の「方相氏(ほうそうし)」になります。
鬼のようにも見えますが、こちらは伝統ある衣装で注目ポイントです!
屋台の周りを練り歩く鬼と遭遇したり、豪華賞品が当たる福豆抽選会なども楽しめます!
公式ホームページ:吉田神社
② 壬生寺・節分会「壬生狂言&山伏練り歩き」〈下京区〉
2月1日~3日にかけて、さまざまな行事が行われる京都、壬生寺(みぶでら)の節分会(せつぶんえ)。
初日には京都、聖護院の山伏と壬生寺保育園の園児が、元祇園梛神社(もとぎおん なぎじんじゃ)から壬生界隈を練り歩きます。
山伏たちの背中にぶら下がっている玉は結袈裟(ゆいげさ)と言います。前にも4個あり、6個で六波羅蜜をあらわします。
頭にかぶっているのは頭襟(ときん)と言い、大日如来の宝冠を表しています。
壬生寺本堂は1962年に本尊もろとも放火で焼失し、1970年に鉄筋コンクリート製で再建されたものです。
練り歩きの他にも無料で観覧できる【壬生狂言】といわれる由緒ある無言劇や、素焼きの焙烙(ほうらく/ほうろく)と呼ばれる厄除け道具も有名です。
公式ホームページ:壬生寺
③ 下鴨神社「追儺弓神事」〈左京区〉
京都最古の神社のひとつ、世界遺産 下鴨神社でも節分祭が開催されます。
下鴨神社の節分祭は朝10:00から本殿で節分祭、11:00から南鳥居付近で古神札焼納式、12:30から舞殿で追儀弓神事、13:30から福豆・福餅撒き、14:00から南鳥居付近で御真木神事が行われます。
その中でも特に、京都の大学の弓道部に所属する学生が神聖な衣装を着て行う、追儀弓神事では、迫力ある弓の音を聞いたりして素晴らしい雰囲気を楽しめます。
追儺弓とは平安時代の宮中行事として節分に行われていたもので、病気や災害などの厄を鬼に例えて祓う行事です。
弓矢を放った際に出る弦の音は邪気を祓う効果があるとされています。
公式ホームページ:下鴨神社
④ 八坂神社「豆まき」〈東山区〉
京都、祇園祭で有名な八坂神社では、本殿前の舞殿から雅楽会や京都の芸舞妓さんらが節分恒例の豆まきを行います。
アクセスも良く、この時にしか見れない八坂神社を楽しめます。
節分の豆まきは2月2日のみが多い中、京都の八坂神社では2月1日にも開催されます。
13時に先斗町歌舞会、14時に弥栄雅楽会、15時に宮川町歌舞会、16時の商店会と4回の豆まきが行われます。
豆まきはバランスよく撒くよう配慮されています。
各、豆まきははじまってわずか1分ほどで、順次豆がなくなり終了します。
公式ホームページ:八坂神社
⑤ 北野天満宮「北野追儺狂言」〈上京区〉
京都、北野天満宮の節分では、「北野追儺(ついな)狂言」を見ることができます。
北野天満宮の摂社のひとつである福部社の神様を題材とした、「福部の神」という演目を一部北野天満宮用に改作した狂言が行われます。
演ずるのは、14世茂山千五郎の弟である茂山茂さんです。
鬼が暴れまわっているところで、お多福の面をつけた福部の神があらわれ、北野天満宮の由緒を語ります。
鬼が神様にひれ伏して弱ったところに、参拝者たちが豆を投げつけて鬼が退散するという筋書きです。
参加型イベントにもなっていて、現れた鬼に豆を投げてやっつける体験もできます。
狂言奉納のあとには京都、上七軒の舞妓さんの日本舞踊も見ることができます。
北野天満宮の門前町の花街である上七軒は、北野天満宮と強い結びつきがあります。
もちろん、お芝居の後には舞子さんや狂言師による豆まきも行われます。
公式ホームページ:北野天満宮
⑥ 平安神宮「大儺の儀(だいなんのぎ)」〈左京区〉
京都平安神宮の節分、大儺の儀(だいなんのぎ)は、平安宮中で行われていたという儀式を再現したものです。
子どもの衣装や精細な所まで厳密な時代考証を経て1974年に復活しました。
京都の平安神宮は1895年創建なので、古くから連綿と続いてきた儀式というわけではありません。
仮面をかぶっているのは、方相氏という古代中国で鬼を払うという目が4つある異形の神様です。
本来は神道とも仏教とも直接関係はありませんでしたが、今は神道・仏教行事として行われています。
もとは鬼を追い払う側であった方相氏は、次第に追い払われる側へと変わっていきますが、矢を放ち、桃の枝を振ることで邪を追い払います。
公式ホームページ:[公式]Heian Jingu Shrine 平安神宮 | 京都 平安神宮の参拝情報と神前結婚式・七五三など各種ご祈祷、名勝神苑のご紹介
⑦ 藤森神社「追儺式(ついなしき)」〈伏見区〉
京都・洛南の藤森神社の節分では、暗くなった夕方から提灯が点灯し、「太鼓奉納」や「豊栄の舞」、「追儺式」等の節分行事が行われます。
まずは迫力ある太鼓奉納の後、豊栄の舞が始まります。
雅楽の演奏のもと、子供が扮する仏教の想像上の霊鳥である迦陵頻伽(かりょうびんが)や、巫女が舞います。
そしていよいよ追儺式。
京都の藤森神社の節分では、音響あり照明ありスモークありと演出が盛りだくさんです。
ちょっとした演劇のように盛り上がります。
まず、花道からあらわれる鬼たち。
拝殿の上で暴れまわる鬼に対してクモの巣がらめにして降参、退散させます。
こうして追儺式が終わると最後には節分恒例の豆まき、先ほど迦陵頻を舞った子供が豆を投げたり、巫女が弓を持って立ち向かいます。
最後には巫女がクモの糸を使い、鬼をがんじらめに。
豆には、抽選券がついており、何とテレビなども当たります。
2023年には、例年の2倍を超える300件超の賞品があたるとあって、例年以上の盛り上がりを見せました。
公式ホームページ:藤森神社
⑧ 城南宮「節分祭」〈伏見区〉
夜に開催される行事が多い京都の節分。
京都の城南宮では朝早く9時から節分祭がはじまります。
神職が行う、矢を放ち厄を払う「弓矢の儀」や「豆まきの儀」があります。
本殿内で神事を終えたあと、神楽殿で鬼門と裏鬼門に向けて矢を放ち厄を払う「弓矢の儀」が行われ、続いて「豆まきの儀」が始まります。
神職の3人が、実に典雅な動きで豆をまきます。
豆をつぶのまま撒くので、拾って食べるわけにはいきません。
イベント感は少なく、京都古式ゆかしい神事としての節分行事を感じることができます。
公式ホームページ:城南宮 | 京都の南、方除け ・厄除けの祈祷、車のお祓いの神社。巫女が神楽を舞い、庭園は花と紅葉の名所です
⑨ 松尾大社「石見神楽奉納」〈西京区〉
京都松尾大社の節分大祭では演劇、石見神楽(いわみかぐら)や豆まきが楽しめます。
本殿での神事に先立ち、拝殿で石見神楽が演じられます。
石見神楽は、石見地方に伝わる神楽の一種です。
特に出雲神話に取材した演目が人気です。
出雲神話の主人公である素戔嗚尊(スサノヲノミコト)が、松尾大社のご祭神である大山咋神(オオヤマグイノカミ)の祖父神であるという縁で法能されています。
この演目は特に、壮大なスケールとまるで生きているかのような大蛇の動きに注目です。
松尾大社の石見神楽は、島根県種楽保存会によるものです。
公式ホームページ:松尾大社 – MATSUNOO TAISHA
⑩ 聖護院「追儺式(ついなしき)」〈左京区〉
京都壬生寺で節分前日に行われる「山伏練り歩き」にも聖護院の山伏が登場しました。
節分当日には、聖護院の節分、追儺式に登場します。
京都聖護院といえば、天台宗系の修験道である本山修験宗の総本山です。
法螺貝の勇壮な音を響き渡らせながら、山伏が登場してくると追儺式のはじまりです。
赤・黄・青の鬼たちは聖護院の宸殿(しんでん)内を暴れまわります。
最後は不動明王の力を借りた山伏の登場です。
山伏の法力によって、鬼たちはついに調伏させられてしまいました。
追儺式が終わると、山伏、年男、福女による節分恒例の豆まきです。
なお、聖護院での節分、豆まきの掛け声は「福は内」だけです。「鬼は外」は言いません。
山伏さんの法力により、改心した鬼たちも豆まきに参加しているからです。
境内あちこちに鬼が現れ、一緒に写真撮影にも応じてくれます。
豆まきのあとには、山伏たちによる採燈大護摩供が行われます。
点火前に、東西南北の四方に加えて東北の鬼門方面に弓が放たれます。
放たれた矢を運よくゲットできたら、強力な厄除けグッズになるそうです。
聖護院では通常、非公開(要予約)の宸殿(しんでん)が特別公開されたり、採燈大護摩供や甘酒の無料接待も行われます。
公式ホームページ:本山修験宗総本山 聖護院門跡
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まとめ
節分の時期は、京都のいたるところで朝から夜まで節分行事が行われます。
うまく回れば一日で何度も京都の豆まきに参加することも!
中には賞品が当たる、お楽しみ抽選券付きの豆まきもありますよ。
京都各所で行われる節分行事をうまく回るには、やはりタクシーがおすすめです。
節分では、たくさん厄除けのご利益を京都で頂き、無病息災を祈りましょう!