2014イギリス語学留学vol.4 ともに学び遊び生活する貴重な体験|MKタクシー巻木茂徳
目次
1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
京都MKハイヤー課の巻木茂徳社員によるレポートを紹介します。
MKの海外研修制度
第23期となる今回は、京都MK伏見営業所の井上睦久社員、上賀茂営業所の桂伸隆社員、高本仁斎社員、ハイヤー課の巻木茂徳社員、札幌MKの蝦名聡社員、神戸MK芦屋営業所の藤井辰弘社員の6名がイギリスで1ヶ月間学びました。
海外研修出発式
2014年9月13日に京都MK本社で「第23回海外研修出発式」を行いました。
出発直前インタビュー
海外研修を志望された理由は?
自分の語学力を高めて、営業に活かしたいからです。
出発が近づいてきましたが、今の気持ちは?
留学中何か問題が起こらないか? ちゃんと英語が伝わるか? という不安はあります。
コミュニケーション力のスキルアップ、友達作りなど期待もあります。
最後に意気込みを一言
目標は、自分自身の語学力をbrush upして、簡単なビジネス英語ができるレベルまで持っていきたいです。
帰国後は、留学中の経験を活かして、ESD(English Speaking Driver)の仕事を主にしていきたいです。
海外研修レポート
イギリスへと向かう飛行機の機内では、期待と不安が重なり合い、2ヶ月間の留学がどのようなものになるのか、想像もできませんでした。
ですが、留学を終えて、本当によかったと思っております。
大変貴重な経験をさせていただきました。
タクシードライバーから情報収集
ヒースロー空港に着くと、到着ゲートで出迎えのタクシードライバーさんと無事合流することができ、お世話になるホームステイ先へと向かいました。
道中、タクシードライバーさんから色々情報収集をし、今後の予定の参考にしました。
「これからイギリスは雨がよく降るから傘を持っていた方がいいよ」と言われましたが、留学最終週、まさにその通りになってしまいました。
車に揺られること1時間半から2時間ほどで、ポーツマスに到着。
一軒一軒、6人がお世話になるホームステイ先へと送られました。
これから英語漬けの毎日がやってくるのだな、と思いながらホームステイ先の家に入っていきました。
素晴らしいホストファミリーとハウスメート
私のホストファミリーは デイビットさんと フェイさんのお2人で、とてもすばらしい方々でした。
デイビットさんは料理が趣味で、朝昼夕3食毎日彼が作ってくれました。「俺は元シェフだ」と断言していましたが、どうやら冗談だったようです。
奥様のフェイさんは手芸が趣味で、玄関に入ると彼女の作品がたくさん飾られていました。
私のほかにフランス人のアランと韓国人のホエンの2人がホームステイをしていました。
20代半ばから50代半ばと年齢に幅はありますが、2人ともすばらしいハウスメートでした。
ホームステイの生活は、食事の時間が決まっており、朝食は8時から、夕食は18時半からでした。
週末はだいたい家にいたので、必要であれば用意してくれました。
積極的にコミュニケーションをとるため、食事は家でとるように心がけていました。
質問にも親切丁寧に応えてくれる先生方
翌日から、学生生活が始まりました。クラス分けを終え、昼から授業がスタート。
私のクラスには、ヨーロッパと中央アジアの方が多く、日本人は私を含めて4人いました。
学生のカンタさんとユウキ君、会社から出向してきたトモさんの4人です。
そしてドイツのルーディー君、中国のヤン君、オマーンのモハメドさん、サウジアラビアのモハンナさん、イスラエルのオズラムさん、フランスのアランさんとジョセフさん。
20代~30代中心のクラスでした。
午前の授業はグラマー(文法)、午後からは会話が中心でした。
やはりリスニング力が弱く、最初は聞き取りができませんでした。
しかし徐々に慣れてきて、最後の週の授業では大体理解できるようになりました。
一番印象に残っているのが、午前を担当していたBillの授業です。
ロンドン出身の先生で、毎日授業前に生徒と握手をしていました。
ダジャレ好きで、「俺は真のイギリス人紳士だ」「俺の彼女はニコール・キッドマンに似ている」と自慢していました。
本当かどうかはわかりませんが、授業を楽しくしようと懸命な様子がうかがえました。
日常生活でわからない単語や言い回しなどがあれば、自分から積極的に質問しました。
先生方は、さすが経験豊富な百戦錬磨の教育者です。
時間を惜しまず親切丁寧に教えていただき、感謝しております。
大盛況に終わった卒業式でのパフォーマンス
3週間というのは満足いくまで語学を習得するには短い期間かもしれません。
世界中から来た志の高い仲間たちとともに、学び、遊び、生活することで、留学の意義を肌で感じました。
多くの人たちが英語を第2言語として学び、コミュニケーションのツールとして利用していることを実感できました。
卒業式のときには、MKタクシーの宣伝をしたいと相談したら、快く受けてくれました。
MKからの留学生6名全員が持てる能力と知恵を振り絞ってスピーチを完成させ、いざファイナルステージへ。
私は最後のトリを任されました。札幌から神戸、京都へと進みそれぞれの地域の説明を終えると、私の出番が回ってきました。
「とにかく盛り上げてくれ」とのことでしたので、大きな声と魅了のスピーチ。さらにMKタクシーを覚えてもらえるように、制服を着て臨みました。
結果、大盛況に終わり、内心ホッとしました。
古代から今へと至る 様々な建造物たち
3週間の語学学校を修了し、イギリス生活も残すところあと1週間となりました。
どこへ旅行に行こうかと、週末に計画を立て、結局Solisburyの町とロンドンに滞在することにしました。
2泊3日の旅で、まずはSolisburyへ。人口約11万人の小さな町で、ここには世界遺産のストーンヘンジがあります。
駅からツアーバスが出ていて、ツアー代は£26(日本円で約4,700円)。蝦名社員とともにいざ出発。
しかし、その日に限って雨と風がきつく大変でした。
初日にピックアップしてくれたタクシードライバーさんの天気予報が的中しましたが、めげずに目的地へ向かいました。
ストーンヘンジは、紀元前3000年から建造が始まったとされる巨大建造物です。
円陣上に置かれた巨石があり、あまりにも大きくて圧倒されました。
せっかく来たので写真を何枚か撮り、その後次第に雨がきつくなってきたため、引き返しました。
Solisbury駅へ戻り、次の目的地ロンドンへ直行。
2時間ほどかけてWaterloo駅に到着、まさにロンドン。大都会だと感じました。
Waterloo駅からVictoria駅へ。たった2駅の距離なのに乗り方がわからず四苦八苦して、Victoria駅へ到着するのに30分ほどかかりました。
その後宿探しを始め、予算を決めて探すことおよそ5軒目にて、格安の宿を発見。しかも朝食込み。
蝦名社員と大喜びして、最高の夜を過ごしました。
その晩、SOHOというエリアで夕食をとることにしました。
非常ににぎやかなエリアで、まさに娯楽街でした。
ここからは蝦名社員と分かれて単独行動となり、一人旅を満喫しました。
私は博物館と建造物をめぐりました。
ロンドンの博物館は大体無料で見学することができ、2ヶ所ほど回りました。
イギリスの建造物はレンガ造りが多く、日本の木造建築と異なり、大変興味深かったです。
ビッグベンやウェストミンスター寺院など、語り尽くせないほど様々な建物がありました。
旅も終盤に差し掛かり、どうしてもこれだけは見たいと思っていたのが、タワーブリッジです。
Waterloo駅から川沿いの遊歩道を歩きながらロンドンブリッジを越えてしばらく、なんと奇跡が起こりました。
通常1日に3回しか上がらないはずの跳ね橋が上がっていたのです。
ここぞとばかりにシャッターを切りまくりました。
約3時間かけて歩いたかいがあり、大変貴重な体験でした。
MK社員は是非英国留学へ参加を
4週間の滞在期間でしたが、たくさんのことを体験することでき、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。MK社員の皆様方、ぜひともこのすばらしい英国留学に参加していただきたいと思います。
社会人になって世間を見てきたからこそ、得られるものが英国にはたくさんあります。
近く、日本はさらに国際交流が進むでしょうが、一人でも多くのMK社員が世界のお客様をおもてなしできる組織になってほしいと思います。
おわりに
MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。
このような充実した研修制度によって育成したESD(Englishi Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。
外国語のスキルを活かした仕事がしたい!海外のお客様に日本の魅力を伝える仕事がしたい!
そんな方はぜひ一度MKタクシーへお問合せください。
海外からの大切なお客様の対応の際は、一度MK観光タクシーにご相談ください!