2023イギリス語学留学vol.4 イギリス留学で得たもの|MKタクシー矢野勇人
1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
新型コロナウイルスの影響により派遣を中止しておりましたが、今回4年ぶりに再開することができました。
ハイヤー部の矢野勇人社員によるレポートを紹介します。
MKの海外研修制度
第36期となる今回は、計5名を派遣しました。
今回は、ハイヤー部の工藤愛社員・諸川諒社員・矢野勇人社員、宇治城陽営業所の下島忍社員が、イギリスで3ヵ月間、ハイヤー部の上山尊之社員が同じくイギリスに2ヵ月間滞在しました。
海外研修出発式
2023年6月30日に京都MK伏見営業所で「第36回海外研修出発式」を行いました。
出発直前インタビュー
海外研修を志望された理由は?
大きな環境の変化を望んでいたからです。
海外研修へ参加する理由は、英語でコミュニケーションをとることへの抵抗を無くしたいからです。
海外の方の送迎の仕事をしながら、自分の伝えたいことを十分に伝えられているとは言い難いと思いました。
日本では照れや甘えが出てしまい、成長角度が低いと感じ、日本語話者の少ない環境に身をおくことで、短期間で成果を上げられるのではないかと考えました。
出発が近づいてきましたが、今の気持ちは?
会社の代表として行くため、しっかり成長して帰国しなければならないプレッシャーはあります。
自分の行動によってそこは変わってくると思うので、独りよがりや受け身にならず、積極的に現地の方と関わりを持つようにしようと考えています。
最後に意気込みを一言
「語学力の向上」と「日本の強みを知り、仕事に活かせるようにする」ことを目標にしています。空港送迎などで海外の方を担当することも増えてきましたが、思い通りにコミュニケーションを取れているとは言い難い現状を打破したいと考えています。また、観光と言っても寺社仏閣を回るだけではないと考えており、海外からみた日本の魅力を感じ取り、日本で観光貸切の業務に活かせるようにしたいと考えています。
海外研修レポート
今回、私はロンドンから電車で2時間ほどのところにあるノリッジという町でホームステイをしながら語学学校に通わせていただきました。
3ヵ月という期間は長いようで短かったように感じます。
イギリスへ旅立つ前に立てた目標は「語学力の向上」と「日本の強みを知り、仕事に活かせるようにする」の2点でした。
英語を使えば使うだけ上達
語学力に関しては、自分で上がったかは正直わからないけれど、先生方や初めから知っている生徒たちにも向上したと言っていただけたので、初めよりはよくなっている思います。
実際、英語のクラスは初めのクラスから2段階上がったクラスに所属する状態で卒業できたので、知らず知らずのうちに上達していたのでしょう。
授業中ではもちろん、授業外でも日本語ではなく英語で会話をしていたことも上達した1つの理由だと考えています。
他の日本人の生徒や他国の生徒は母語が同じであれば大体が母国語で会話をしていたので、いろんな人に驚かれました。
他の生徒を見ながらも、英語を使えば使うだけ上達していくんだと思いました。
上達はしたとはいえ、まだまだ練習が足りないと思うので、仕事を通してはもちろん、サロンや電話留学も積極的に活用して、これからも語学力向上に努めていきたいと考えています。
日本の強み
現地で生活している間、「日本の強み」とは何なのかを考えていました。
現地で感じたのは少なくとも「アニメ/漫画」「自動車」「食文化」は日本の凄いところなのではないかということです。
アニメ/漫画は、翻訳されたマンガが本屋に普通に置いてあるし、日本から来たと言うと、目を輝かせながら「〇〇(アニメのタイトル)って知ってる??」と聞いてくる人が結構いました。
残念ながらそっち方面に疎いので、話が広がらなくて残念でした。
イギリスで驚いたのは、日本車の割合の高さです。
約半数は日本車だったように思います。
語学学校の先生曰く、安くて質がよくて重宝されているようでした。
ドイツ車もいいけど、高いしなぁとぼやいていたのが印象的でした。
食文化は言わずもがなアドバンテージだと思いました。
どこの国の食事もそれぞれいいところはあると思いますが、日本食が一番栄養バランスも見た目も整っているように感じました。(自分が日本人だからそう感じるのかもしれませんが、)
日本食は魚が多いしヘルシーだよね~という話によくなっていたように思います。寿司が大好き!っていう人もたくさんいました(海外の寿司は本物とは程遠いかもしれませんが…)。
また、出身を聞かれたときに、大体の人が「一度は日本に行ってみたいんだよね」と言っていたのは印象的でした。
ヨーロッパからだと直行便であっても13時間以上かかるからなかなか行けないこともあり、憧れが強くなってるのかもしれません。
それを差し引いても、桜や紅葉が綺麗なことは非常に有名で、食と合わせて日本に来る目的になっているのだろうと感じました。
建物の話にはなりませんでしたが、自分がヨーロッパで日本と建築様式が全く違うことに驚いたように、欧米の方からすると、日本の町家とか寺社仏閣などの建物にも感動しているのかもしれないと思いました。
日本の魅力は数知れず、受け取り手によっても変わってきますが、今回の留学で感じた強みをベースに、日本に来られたお客様が欲しているものを提供できるように知識と経験を積んでいきたいと今まで以上に思いました。
貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
おわりに
MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。
充実した研修制度によって育成したESD(English Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。
海外からの大切なお客様の対応の際は一度MK観光タクシーにご相談ください!
第36期のレポートはこちらから