GWは読書をしよう!MKタクシーのみんなにおすすめの本を聞いてみた

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GWは読書をしよう!MKタクシーのみんなにおすすめの本を聞いてみた

目次

もうすぐゴールデンウィークですが、今年はおうちですごす方が多いのではないでしょうか。
長い休暇、時間はたっぷりあるけれど何をしてすごせばいいか分からない…
そんな時こそ、読書です!

みんな普段どんな本を読んでるんでしょうか?
MKタクシーで働くみんなにおすすめの本を教えてもらいました!

みなさんが普段読まないような本もあるかも?

 

小説編

① 都会のトム&ソーヤ シリーズ (はやみね かおる)


都会のトム&ソーヤ(1) (YA! ENTERTAINMENT)

  • 作者:はやみねかおる
  • 発売日: 2013/02/22
  • メディア: Kindle版

 

平凡だけどサバイバル能力がずば抜けた内人と大企業の御曹司、創也の中学生コンビが究極のゲームを作るために冒険?するお話です。

芦田愛菜さんの著書「まなの本棚」で紹介されていたのを見て知りました。
マークトウェインの元祖トムソーヤは読んだことがないけれど、、これは読めました。
対照的な主人公ふたりの掛け合いが面白くて、どんどん読み進められます。
同級生やライバルになるゲームクリエイターたちも癖があって、はまります。
シリーズは最新17巻が3月に発売、今夏には映画化も。楽しみすぎる!!

(京都MK 人事部 職員)

 

② 家康、江戸を建てる (門井 慶喜)


家康、江戸を建てる(祥伝社文庫)

  • 作者:門井慶喜
  • 発売日: 2018/11/14
  • メディア:文庫

 

5編からなる歴史小説の連作短編集です。
関東へと国替えされた徳川家康が江戸の礎を築く姿を、5つの側面から描きだします。

2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」では長谷川光秀を深く慕っていた風間家康。“光秀の意思”を継いだ家康が「麒麟がくる」世の中を完成させたのでは、とも読み取れるような展開でしたね。
2021年大河「青天を衝け」では、250年に及ぶ泰平の世(麒麟がきた世)の礎を築いた北大路家康の登場にネットはざわめき、
内野家康と長年の宿敵関係にあった真田一族を描いた「真田丸」が未だ人気の三谷幸喜さんが脚本を務める「鎌倉殿の13人」を挟んで、2023年大河「どうする(松潤)家康」へと興味は続きます。
この本は、そんな展開をまだ知らない頃にブックオフで買いました。
元々東京湾に注いでいた利根川を付け替えるという壮大な事業を描いた1話目からぐっと惹きつけられます。

秀吉によって、湿地帯だった関東をあてがわれながら、上方からの目が届きにくいことをいいことに、川の流れを変えることで文字通り足場を固めていく家康の物語。
「ブラタモリ」でしばしば語られる“土地の記憶”をはるかに超えるようなスケールの大事業を、自分が見込んだ職人を信じ、失敗を重ねても登用を続ける家康。
その姿は「鳴くまで待とう」と評される家康の人生そのものを表しているようです。
大局を見ることのできるリーダーと、自分の持ち場で全力を尽くす名もなき「地上の星」たち(え?たとえが古いって?なんだかんだ言ってNHKの番組は面白いものが多い)。
それぞれの立場の違いがあるけれど、そのどちらも欠かせないのは国づくりも会社も同じ。おっさん世代になってくると、こういう物語が面白いと思うようになってくるんだなあ。

(京都MK 経営企画部 職員)

 

③ 満月珈琲店の星詠み(望月 麻衣、桜田 千尋)


満月珈琲店の星詠み(文春文庫)

  • 作者:望月麻衣
  • 発売日:2020/07/08
  • メディア:Kindle版

 

「京都寺町三条のホームズ」で知られる著者による、京都が舞台の猫と珈琲のお話です。
とにかく出てくる食べ物の描写が美味しそうな点がおすすめです。
MKタクシーでは、猫ツアーなどを催行しています。
猫好きのドライバーさんから、是非読んで欲しいとすすめられて読み出し、見事にはまりました。

(京都MK 経営企画部 職員)

 

④ ケルト帝国の秘薬を追え(クライブ・カッスラー、ダーク・カッスラー)


ケルト帝国の秘薬を追え(上)(海外文庫)

  • 作者:クライブ・カッスラー,ダーク・カッスラー
  • 発売日:2020/07/02
  • メディア:文庫

 

海洋研究所長が国際的な犯罪組織と世界(及び歴史的な時間の流れ)を跨いで奮闘するスケール感のある物語です。
次から次へと襲い掛かるピンチを、主人公が次々へと潜り抜ける描写には、想像力が拡がります。
登場人物が片手(5人)以上登場する物語は敬遠するのですが、この本は数少ない例外です。

(京都MK 上賀茂営業所 ドライバー)

 

⑤ 百鬼夜行シリーズ(京極 夏彦)


姑獲鳥の夏(1)【電子百鬼夜行】(講談社文庫)

  • 作者:京極夏彦
  • 発売日:2012/09/28
  • メディア:Kindle版

 

怪奇小説の巨匠、京極夏彦先生の「姑獲鳥の夏」や「魍魎の匣」に代表される長編シリーズです。
美少女たちが住まう女学校で起こる怪事件。
人間の業や心の闇を丁寧に描き、最後には悪魔のごとく魅力的な陰陽師が謎を解いてくれます。
物語の脇役たちも個性的で、彼らが主役のシリーズも面白いです。

京極夏彦先生が好きでほぼ全シリーズ読んでます。
好き嫌いの別れる作風ですが、独特の文体と特異な世界観に一度ハマると抜け出せません。
京極先生の著作は「レンガ本」や「読める鈍器」と呼ばれるほどの圧倒的な文量が特徴ですが、ステイホームな2020年のGWに挑戦するにはぴったりではないでしょうか。
おすすめです!

(エムケイ観光バス 企画広報課 職員)

 

⑥ 風が強く吹いている(三浦 しをん)


風が強く吹いている(新潮文庫)

  • 作者:三浦しをん
  • 発売日:2009/06/27
  • メディア:文庫

 

「箱根駅伝を走りたい」という強い想いを持った1人の学生が天才ランナーと出会い、同じ下宿先で学生生活をおくる住人たちを巻き込み、たった10人で1年間かけて箱根駅伝を目指す物語です。

私が中学時代に陸上の長距離選手だったこともあって、箱根駅伝のテーマに惹かれたことがきっかけでこの本を読みました。
それから何度も読んでいる大好きな本です。

わずか1年で箱根駅伝を目指すというのは普通なら無謀なことですが、不思議とこの作品には「あり得るかも」と思えるリアルさがあります。
努力は必ず報われるなんてことはないと思いますが、「じゃあ何故あなたは必死になって努力するの?」という問いの答えのヒントを与えてくれます。

ぜひ読んだことがある人もない人も、この本を読んで登場人物と一緒に箱根や大手町の風を感じてほしいです!

(京都MK 外商部 職員)

 

⑦ 離人小説集(鈴木 創士)


離人小説集

  • 作者:鈴木創士
  • 発売日:2020/02/10
  • メディア:単行本

 

芥川龍之介やアルチュール・ランボー、稲垣足穂、フェルナンド・ぺソアなどの文豪や詩人に造旨の深い作者が、フィクションで描く在りし日の作家たちの生活を蘇らせたかのような小説集。

学生時代にお世話になった先生で、私がもっとも影響を受けた方であるフランス文学翻訳家の鈴木創士先生の初の小説ともあって、手元に取り寄せました。
奇しくもタイトルが「離人」ということで、今の社会状況を表しているかのようです。
今年の2月に出版されたばかりの小説です。
ぜひ読んでみてください。

(京都MK 伏見営業所 )

 

⑧ 運転者 未来を変える過去からの使者(喜多川 泰)


運転者 未来を変える過去からの使者(喜多川 泰シリーズ)

  • 作者:喜多川泰
  • 発売日:2019/03/28
  • メディア:単行本(ソフトカバー)

 

何をやってもツイてない男が、ある日タクシーに乗って運転手と話をする。
また別のツイてない日、なぜかまた同じタクシーが現れ運転手に話を聞くと、そこから意外な展開に…といった物語です。

コンビニの書棚に並べられているのを見かけてたまたま手に取った小説でした。
たまたま読んだ本ですが、まさに自分の人生観を変えてくれた本です。
この本に出会えて本当に良かったと思います。

(エムケイ観光バス 運行管理 職員)

 

⑨ Good luck(アレックス・ロビラ、フェルナンド・トリアス・デ・ベス)


Good Luck

  • 作者:アレックス・ロビラ,フェルナンド・トリアス・デ・ベス
  • 発売日:2004/06/22
  • メディア:単行本

 

幸せは誰のところにも公平に降りそそいでいて、その幸せを掴むことができるかどうかは自分次第だと気付かせてくれるお話です。
学生時代に読んで深く考えさせられました。

ビジネスの教訓として読む人もいれば、人生の支えに読む人もいて、単純に幸せな物語を楽しむために読む人もいる、読む人によって読み方が変わる一冊です。

(京都MK 経営企画部 Twitter担当)

 

⑩ 天才(石原 慎太郎)


天才(幻冬舎文庫)

  • 作者:石原慎太郎
  • 発売日:2018/01/24
  • メディア:文庫

 

東京都知事も務めた政治家で作家の石原慎太郎さんが作者の小説です。
主人公は実在の政治家の田中角栄さん。
内容はまるで田中さんがご自身で自叙伝を書かれたのかと思えるほど精緻です。

私はこの本が発刊されてすぐに読みました。
世界的に危機的状況の置かれた中での日本の政治対応のありかたに疑問だらけで、田中角栄さんのような強いリーダーシップを取れる人が今いたらどう判断したのだろうとよく考えます。
自分の仕事にも活かせるような、判断力に大事な要点のヒントも隠されています。
何度読んでも引き込まれる作品です。

(東京MK 外商部 職員)

 

⑪ さよならドビュッシー(中山 七里)


さよならドビュッシー(宝島社文庫)

  • 作者:中山 七里
  • 発売日:2011/01/12
  • メディア:文庫

 

火事で祖父と仲良しの従妹を亡くし、自身も全身に大火傷を負ったピアニスト志望の女の子が、厳しいリハビリとレッスン、周囲からのプレッシャーに耐えながらコンクールの入賞を目指す…
青春ストーリー要素もありながら、最後に物語の見かたを根底から覆すような大どんでん返しがあるミステリー小説です。

さよならドビュッシーにはじまる中山七里先生の音楽ミステリーシリーズは、タイトルの作曲家の曲が物語の重要なファクターになっているので、ミステリーとあわせて楽しめるのも魅力です。
ぜひ作中に登場する曲を聴きながら読んでみてください。

(京都MK 経営企画部 MKメディア担当者)

 

⑫ 蛇行する川のほとり(恩田 隆)


蛇行する川のほとり(集英社文庫)

  • 作者:恩田 陸
  • 発売日:2010/06/25
  • メディア:文庫

 

夏休みに学校の演劇で使う舞台装置の製作のために集まった少女3人と少年2人が、過去にその場所で起こった殺人事件について語り合い、探り合い、事件の真実が明らかになっていくお話です。

もともと恩田陸さんの作品が好きで、情緒的な作品が読みたくて読んでみました。
大きなアクションは特にありませんが、3人の少女たちの思春期の無邪気で残酷で、静かに激しい感情の描写がとにかく綺麗で、個々の登場人物の魅力が強く残ります。
内容は結構重めでラストも切ないのですが、爽快感もあり、自分が住んでる世界がとても綺麗に見えてきます。
恩田陸さんの作品で一番好きな本です。おすすめ!

(京都MK 外商部 職員)

 

観光ガイド編

① さくら大観(佐野 藤右衛門)


さくら大観

  • 作者:佐野 藤右衛門
  • メディア:大型本

 

30年前の本で、図書館でしか見たことありませんでしたが、偶然メルカリで出品されていたので、3,000円で入手しました(定価は19,223円)。
「桜守」として知られる京都の造園家である第16第佐野藤右衛門が全国の名だたる桜を紹介した本です。
同じような本は他にもたくさんあります。
佐野藤右衛門が自分で直接見た桜しか紹介されていないため、写真によっては葉桜状態のものしか掲載されていないものもあります。
単に桜のガイドブックや、桜を楽しむ写真集としてであれば、もっと良い本は他にあるでしょう。

この本がおすすめなのは、佐野藤右衛門の熱い桜への愛があふれているという点です。
桜の由来やエピソードについて簡単に触れるだけでなく、多くの桜の現状については、疑問が投げかけられています。
観光を優先するあまり桜が傷つけられていたり、あるいは良かれと思って設置した支柱が逆に桜を苦しめていたり。
それれが一切の忖度なく率直に記されています。
今から30年以上前の本なので、改善されている点も多々ありますが、さらにひどい状態の桜もあります。
きっと熱い桜への愛に打たれることでしょう。

(京都MK 経営企画部 職員)

 

② くらべる京都(岡部 敬史)


くらべる京都

  • 作者:岡部敬史
  • 発売日:2020/02/22
  • メディア:単行本

 

京都にある様々な比較できるものを写真と解説で比較する本です。

私が最近読んだ京都関連の本では一番おすすめです!
一つのスポットの話題から比較できる他のものを知っているともっと話が広がります。
この本が分かりやすい構造になっているのは、出版社が学校教科書で有名な東京書籍さんだからかも?

MKタクシーの観光ドライバー含め、京都で観光に携わっている方におすすめ。
もちろんそうでない方にも!

(京都MK ハイヤー部 職員)

 

③ 右手をご覧くださいませ バスガイドとめぐる京の旅(ヤサカ観光バス)


右手をご覧くださいませ: バスガイドとめぐる京の旅

  • 発売日:2015/03/03
  • メディア:単行本

 

京都の観光案内本です。
他社さんになりますが、ヤサカ観光バスさんのガイド教則本をベースに書かれているので、とても分かりやすい一冊です。

この本は京都のガイドブックと言うよりは、京都に関する読み物として読み込める本です。
読書好きの方にも楽しんでもらえる本だと思います。

(滋賀MK 大津営業所 ドライバ―)

 

歴史ノンフィクション編

① 蘇軾 その詩と人生 逆境の時代を生き抜く力(海江田 万里)


蘇軾 その詩と人生 逆境の時代を生き抜く力

  • 作者:海江田 万里
  • 発売日:2020/11/24
  • メディア:単行本

 

どんな逆境にあっても前向きな思考を持ち信念を貫きながら柔軟性を失わなかった漢
そんな蘇軾(そしょく)の生き方に学ぼう!という本です。
国会議員である著者もコロナ禍で筆が進んだと言います。
コロナ禍をどう認識するか?
それはその人それぞれの、楽しく生き抜く感性によるのでないか?と思わせる内容です。
言葉を介して感性を磨くと言うのは、人類普遍の生業であり、刺激的な言説に惑わされずにすむためにも大変役に立つでしょう。

(京都MK ハイヤー部 職員)

 

② 眠れないほど面白い空海の生涯(由良 弥生)


眠れないほど面白い 空海の生涯: 1200年前の巨人の日常が甦る!(王様文庫)

  • 作者:由良 弥生
  • 発売日:2019/01/30
  • メディア:文庫

 

佐伯真魚がいかにして空海へなったか…空海のことが好きだったので、もっと知りたいと思って読んだ本です。
空海の人間臭さ、空海と最澄や天皇との関わり、空海は密教を伝えるべくして伝えたなどなど、誰もが知る歴史が物語として仕上げられています。
読み進めるうちに空海の生きた時が自分の中にすっと入ってきます。
空海がさらに好きになる本です。

京都観光を仕事にする方には特におすすめ。
読んだら世界が広がると思います。

(京都MK ハイヤー部 ドライバ―)

 

③ 明智光秀と琵琶湖(大沼 芳幸)


明智光秀と琵琶湖

  • 作者:大沼 芳幸
  • 発売日:2019/10/18
  • メディア:単行本

 

タイトル通り琵琶湖を中心として、明智光秀が起こした行動や、本能寺の変で決起した際の心情などの考察がされています。

明智光秀については謎が多い人物で、諸説ありますが、本能寺の変で決起したいきさつが分かりやすく解説されています。
歴史書としてだけでなく、滋賀県内の明智光秀所縁の歴史文化遺産のガイドブックとしても楽しめる、秀逸な一冊です。

自由におでかけができるようになったら、ぜひこの本を片手に滋賀観光へいらしてください。

(滋賀MK 大津営業所 ドライバー)

 

④ 戦国名将の本質 明智光秀謀反の真相に見るリーダーの条件(小和田 哲男)


戦国名将の本質 明智光秀謀反の真相に見るリーダーの条件

  • 作者:小和田 哲男
  • 発売日:2019/11/23
  • メディア:単行本

 

歴史番組に多数出演され、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」でも時代考証を担当されている小和田哲男氏が執筆された本です。
危機管理や人心掌握術などをキーワードに、名将と呼ばれる戦国武将の本質に迫った作品です。

私がこの本を読んだ理由は、解説が分かりやすく前々から好きだった小和田先生が、今話題の明智光秀について書かれた本だったからです。
タイトルの明智光秀だけではなく、数々の武将が取り上げられています。
この本を読むと、歴史は勝者の視点で書かれることが多く、私たちが知っている戦国の歴史も江戸時代以降の講談などの影響が大きいことに気づかされます。
歴史研究では今なお新しい発見が続きますが、これは固定観念に囚われず、日々柔軟にアップデートできる柔軟な思考によるものなのだろうなと思わされ、自分への刺激にもなります。

(京都MK 経営企画部 職員)

 

マンガ編

① であいもん(浅野 りん)


であいもん(1)(角川コミックス・エース)

  • 作者:浅野りん
  • 発売日:2016/12/03
  • メディア:Kindle版

 

京都が舞台の漫画です。
ミュージシャンの道を諦めて家業の和菓子屋緑松を継ぐために緑松で修行をはじめた主人公と、主人公が実家を離れている間に緑松で預かることになった少女の物語。
主人公の心と和菓子の力で様々な出来事をこえていくストーリーです。

京都が題材の漫画いうことが、最もおすすめする理由です。
登場人物はクセはあるけれど悪い人はおらず、心の温まるエピソードが多いです。
単調ではなく緑松で預かっている少女・一果を捨てた父親の秘密が徐々に明らかになり、引きこまれて読み進めてしまいます。

和菓子のように繊細で上品でやさしい作風です。
現在刊行されている10巻でほとんどの伏線が回収されて様々なことが一旦決着しましたが、今後も連載は続くようです。
先日まで京都の和菓子店とコラボしたスタンプラリーをやっており、私はそのスタンプラリーの存在を知ったことでこの漫画の存在を知りました。
とにかく和菓子を食べたくなる作品です。

(京都MK ハイヤー部 職員)

 

② ウマ娘 シンデレラグレイ(久住太陽、杉浦理史、伊藤隼之介、Cygames)


ウマ娘 シンデレラグレイ 1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:久住太陽,杉浦理史,伊藤隼之介(原作:Cygames)
  • 発売日:2021/01/19
  • メディア:Kindle版

 

現実世界の競走馬の魂と名前を受け継いで生まれてきた少女たち、通称「ウマ娘」がいる世界の物語です。
昭和末期から平成初期に活躍した競走馬「オグリキャップ」の運命を受け継いだ少女の半生をコミックで描いています。
寂れたカサマツの地に現れた、ひとりの灰被りの少女。後に“怪物”と呼ばれるその少女は、どこを目指して疾るのか――。
地方から中央の伝説へ。青春“駆ける”シンデレラストーリー。

元々ウマ娘というアニメを見ており、その時のCMでコミックにも興味を持ち読んでみました。
油断していました…ここまでハマるとは思いませんでした。
アニメでは重賞への挑戦、挫折を味わいながらも仲間と共に立ち上がる、「希望と理想」をテーマ描いたキラキラしたストーリーでした。
しかし、このコミックは「絶望と現実」をテーマにシビアな世界が描かれています。
まるでスポコン漫画のようです、いや、これはスポコン漫画です。
中央競馬と地方競馬、勝者と敗者、 決して輝かしいものだけではない勝負の世界が描かれています。
その中で、主人公オグリキャップがどのように成長していくのか。史実に沿って描かれており、次に何が起こるのかわかるのに、面白いのです。
目が離せないのです。1話目はサイト無料で読めます。競馬に興味のない人も、好きな方も1度読んでみてください。ウマ娘はいいぞ!!

(京都MK コールセンター 職員)

 

③ 犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい(松本 ひで吉)


犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい(1)(ワイドKC)

  • 作者:松本ひで吉
  • 発売日:2018/06/13
  • メディア:コミック

 

作者の松本ひで吉氏が飼われている犬と猫を描いた、二匹の性格の違いをコミカルに分かりやすく表現されたマンガです。

Twitterで作者ご本人がマンガを投稿されているのを見かけて興味がわいたので読みました。
犬や猫との日常でのできごとやトラブルをマンガにされているので、とてもほのぼのしています。
犬好き・猫好きの方にはたまらない一冊です。

(京都MK 西五条営業所 ドライバ―)

 

④ 銀魂(空知 英秋)


銀魂-ぎんたま- 1

  • 作者:空知英秋
  • 発売日:2004/04/02
  • メディア:コミック

 

アニメや実写映画にもなっているので、知っている方は多い作品だと思います。
よくギャグマンガだと言われますが、すごくくだらない話もあればシリアス長編もあり。
普段ふざけているキャラクターが人柄が変わるように戦う姿にはいつ見ても心打たれます。
一番かっこ悪くて、一番かっこいい主人公が大切なものを守るために戦うお話です。
私も大切なものを一貫して守り通せるような大人になりたいと思えました。

マンガ作品ですが、仲間や家族の大切さ、自分がやるべきことや守るものを教えてくれた作品です。

(京都MK コールセンター 職員)

 

⑤ ファインダー ─京都女学院物語─(秋本 治)


ファインダー ―京都女学院物語―(ヤングジャンプコミックス)

  • 作者:秋本治
  • 発売日:2018/04/19
  • メディア:コミック

 

作者は「こち亀」で知られる秋本治氏。
舞台は京都府亀岡市。
亀岡の高校の写真部に所属する女子高生たちが亀岡市や京都市で四季を通して写真を撮る日常を描いた物語です。

亀岡といえば、「麒麟がくる」で盛り上がる(はずの) 明智光秀所縁の場所。
京都を描く作品はどうしても京都市にスポットが当たりがちですが、このマンガでは亀岡の寺社や飲食店など知っておきたいスポットの情報がたくさん取り上げられています。

個人的に大学時代に亀岡をフィールドにした研究を行っていたこともあって、亀岡が好き。
自由にお出かけができるようになったら、ぜひ亀岡市にも足を運んでみてください。

(京都MK ハイヤー部 職員)

 

その他編

① 他がままに生かされて (山中 拓也)


他がままに生かされて

  • 作者:山中拓也
  • 発売日:2021/03/02
  • メディア:単行本

 

あるバンドの1人のヴォーカルの半生や考え方、人生観などなどが書き表されている1冊です。
筆者の山中拓也さんは「THE ORAL CIGARETTS(以下オーラル)」という奈良出身のロックバンドのヴォーカルです。
私とは同郷なので、以前からよく聞いていました。
オーラルの歌詞観は、人間の本性や妬み僻み、そこから見出す光などを歌っています。
そのような歌詞を書いている、ヴォーカルの山中拓也さんが書く初のフォトエッセイと言うことで購入しました。
オーラルのことをよく知らなくても、きっと「あ、こんな人生逆転劇ってあるんだ」って気づかされることがあるでしょう。
音楽が好きな方であれば、「あ、ヴォーカルってこんな考えをしながら、楽曲を制作したり、こんな人生観だから、このような歌詞が書くことができるんだ」と知ることができます。
流れが早い音楽業界で、今最も勢いのあるバンドのヴォーカルが書くエッセイ。
ぜひ読んでください。

(京都MK コールセンター 新卒職員)

 

② 大人の語彙力ノート(齋藤 孝)


大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる

  • 作者:齋藤孝
  • 発売日:2017/09/09
  • メディア:単行本

 

社会人の第一歩は言葉遣いです。
日常で使っている言葉をビジネスの場面で使う時にはどのように表現するのか。

例えば「分かりません」→「勉強不足で申し訳ありません」など。
日本中でリモートワークが続く中、新入社員のみなさんが社会人としての言葉遣いを学ぶのにおすすめです。

(京都MK 外商部 職員)

 

③ USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?(森岡 毅)


USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?(角川文庫)

    • 作者:森岡毅
    • 発売日:2016/04/23
    • メディア:文庫

 

USJは2001年にオープンしたテーマパークですが、実はオープン以降業績は右肩下がりで集客減少による業績悪化に陥っていた時期がありました。
資金もない中、手持ちのアトラクションでどのように顧客の心を掴んでV字回復を狙うのか・・・。
私たちを楽しませてくれるUSJのテーマパークの多くの創意工夫が出てきます。

著者の森岡毅さんのマーケティング方法や考え方に興味があったので読んでみました。
コロナ禍で経済危機が叫ばれている中、何か次の手を打てるようなヒントがあればと読んでいた中の一冊です。

(京都MK 営業部 職員)

 

おわりに

いかがでしたか?
今回ご紹介した本は、MKタクシーで働くみんながイチオシのおすすめばかり。
スキルアップのための本、自分の価値観を変えてくれた本、ただ好きな本…おすすめの理由はさまざまでしたが、きっとどれも面白いはず!
気になる本があったらぜひみなさんも挑戦してみてくださいね!

本を読んでおでかけ気分を楽しもう!

自由におでかけできない今だからこそできる旅の楽しみ方があります。
旅の本は読んでいるだけで楽しい気持ちになりますよね。
「自由に旅行ができるようになったらここへいってみよう」
そんないつかの次の旅行を楽しみに、おうちで旅行気分を楽しみませんか?

MKタクシーの本

BURA京都

MKタクシーが監修した京都ガイドブック「BURA京都」も発売中!


BURA 京都

  • 発売日:2017/07/14
  • メディア:Kindle版
とっておき京都―NO.1ハイヤードライバーがこっそり教えます

MKタクシーのハイヤードライバーである中村壽男の紹介する京都の本です。


とっておき京都―NO.1ハイヤードライバーがこっそり教えます(祥伝社黄金文庫)

  • 作者:中村壽男
  • 発売日:2007/04/01
  • メディア:文庫

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