くろ谷 こども食堂|地域交流や文化体験で賑わう金戒光明寺
浄土宗大本山くろ谷金戒光明寺では、職員の有志によって、毎月1回「くろ谷 こども食堂」が開催されています。
MK新聞2022年7月1日号より。
くろ谷 子ども食堂
京都市左京区のくろ谷金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)では、僧侶ら職員の有志によって、地域貢献として月に1回「くろ谷 こども食堂」を開催しています。
子ども食堂とは、子どもたちに無料で食事を提供する社会貢献活動のひとつです。
取材に訪れた2022年6月9日も、子どもたちや地域住民でにぎわいを見せていました。
金戒光明寺で檀信徒だけではない地域貢献のため、自分たちができることは何かを検討したいたところ、もともと僧侶同士で食事の賄いを行っていたことから、子ども食堂の案がでたといいます。
金戒光明寺の有志4人で「自分ができることを」という意味を込めて「こころばかりの会」を結成しました。
2021年3月に第1回目のこども食堂を開きました。
初めてのことで戸惑いのなか職員で出しあって支援を開始しましたが、1年余りを経た今では、全国から支援が届くまでに広まっています。
6月9日は、京都市立白河総合支援学校から提供された新玉ねぎを使って、ホテル「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」が冷製スープを作ってお持ちになりました。白河総合支援学校では「生徒たちが自分で作った野菜を提供できて喜んでいる」とのことです。
井筒八ッ橋本舗からは毎年6月30日に食べる風習のある和菓子の「水無月」を子どもたちに提供されていました。
「くろ谷 こども食堂」は食事提供だけでなく、地域交流の場として、地元の川端警察署の協力で防犯教室を開くこともあります。
6月9日も琴の演奏などが行われました。
食事だけにとどまらず、貴重な文化体験ができるこども食堂となっています。
くろ谷 こども食堂の開催概要
主催:こころばかりの会
開催日:2022年7月14日、8月19日、9月15日、10月13日、11月2日、12月8日、2023年1月12日、2月9日、3月9日
会場:くろ谷 金戒光明寺 新清和殿(京都市左京区黒谷町121)市バス「岡崎道」下車徒歩10 分
くろ谷 こども食堂のホームページ:くろ谷 子ども食堂 | Linktree
金戒光明寺の公式ホームページ:浄土宗大本山・くろ谷 金戒光明寺