フットハットがゆく【278】「iPhone7」|MK新聞連載記事

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フットハットがゆく【278】「iPhone7」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、塩見多一郎さんのエッセイ「フットハットがゆく」を2001年11月16日から連載しています。
MK新聞2017年1月1日号の掲載記事です。

 

iPhone7

新年あけましておめでとうございます。
本年も、フッと思ったこと、ハッと気づいたことを書いていきます。よろしくお願いいたします!

 

昨年の暮れは、ついにiPhoneを7に変えました。
それまで僕はiPhoneの3Gという型を7年間使っていました。
今時同じスマートフォンや携帯を7年も使い続ける人は珍しいと思いますが、僕はこのiPhoneにげんをかついでいたので、使えなくなるまでは機種変更しなかったのです。
その3Gの寿命がついに尽きたので、泣く泣く7に変えました。
変えてみて、もっと早く変えていた方がよかったかな?と思ったりして(笑)。

 

あ、そうそう、指紋認証には驚きました。
ホームボタンに指紋認証装置がついていて、登録された指紋にしか反応しないのです。
これはすごいなぁと感心していたら、若い女の子に、『それは5(ファイブ)の時からできますよ』と言われました。
なぬ~、そう、僕は4、5、6を飛ばしているので、いわばiPhone浦島太郎状態。
音声認識のことは情報として知っていましたが、指紋認識もとっくに一般化していたとは!?!?
認識といえば、顔認証もすごいですね。古いiPhoneから新しいiPhoneに写真データを移しましたら、数千枚あった写真を勝手に人物ごとに仕分けしてくれたのです。
顔認証で個人を特定して、単独で写っているものから数人、集団で写っているものまで、全部ていねいに仕分けしてくれました。
ごくまれに、よく似た顔の人を仕分け間違えたりしているようですが、これはご愛嬌というものでしょう。
女性の顔が男性の顔に間違えられたりしたら、ご愛嬌じゃ済まないでしょうが…。

 

映像は4Kというフルハイビジョンよりもさらにキレイな画質で撮影が可能です。
僕は早速、撮影の現場にiPhoneを持ち込んで実戦で使いました。
テレビのサブカメラとして、すでにiPhoneを使用している業者は少なくないようです。
僕も実戦でキレイに撮れたので喜んでいましたら、バックアップの取り間違えでデータが全部消えてしまいまして、ショック!まだまだ操作が不慣れな状態で実戦に持ち込んだのが間違いでしたと反省。
これからは自動でバックアップが取れる機能をオンにして使用します!

 

GPS機能も大した進化ですね。音声認識機能でiPhoneに語りかければ、近所のコンビニや、ガソリンスタンドなど、すぐに教えてくれます。
そこまでのルートも正確に出してくれるので本当に便利です。
徒歩なのか、車や電車を使うのかも指定できます。
ためしに、『京都から東京まで徒歩』と聞いてみると、事細かなルートを叩き出してくれました。
こんなこと普通の人に聞いたら怒られますね。iPhoneだから真面目に答えてくれました。
ちなみに所要時間は100時間ちょっとだそうです。寝る時間、入ってます? あと、これはiPhoneユーザーがよくやることですが、『結婚してください…』とiPhoneに語りかけてみたところ、返事は、『まだお互いのことをよく知らないじゃないですか…』でした。

 

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