2015フィリピン英語留学vol.1 住めば都の充実した2週間|MKタクシー福山広隆
目次
1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
フィリピン初級コースへと派遣された、西五条営業所の福山広隆社員によるレポートを紹介します。
MKの海外研修制度
第26期となる今回は、京都MKハイヤー課の野原竜太郎社員、小山慶祐社員、上賀茂営業所の川合幸夫社員の3名がイギリス2ヶ月間の中級コースで、西五条営業所の福山広隆社員が初級コースのフィリピン・セブ島の級コースで学びました。
海外研修出発式
9月4日に京都MK本社で「第26回海外研修出発式」を行いました。
出発直前インタビュー
海外研修を志望された理由は?
過去、仕事で2年ほど海外勤務を経験する機会がありました。
そのときに英会話力の重要性を認識しましたが、日々の仕事、生活に流され今まで過ごしてきました。
機会があれば、一度集中して、英語を勉強したいと思っていましたので、今回志望いたしました。
出発が近づいてきましたが、今の気持ちは?
私は、今回は2週間の留学ですが、先日の事前説明会で聞いたところ、現地の天気予報は2週間全日程雨の予報でした。
2週間雨なら思う存分英語が勉強できるので、通常の授業プラス任意で夜の授業も受講して、朝から夜までしっかり勉強したいと思います。
最後に意気込みを一言
留学中は英語の勉強はもちろん最大限に頑張りますが、あわせて基礎体力作りと異文化交流にも目を向けていきたいと思います。
今回の留学は、私自身にとってあらゆる意味での出発点と考えております。
今回の留学を機に、継続して英語・仕事・健康に対して貪欲に追求していき、少しでも会社に貢献できればと考えております。
海外研修レポート
ちょっと我慢が必要な寮
フィリピンのセブ島は、首都のマニラと、ボクシングのパッキャオで有名なミンダナオ島に挟まれた中部にある島、ぐらいの知識で土曜日夜9時にセブ空港に到着しました。
空港は、石垣空港と同じぐらいの規模で、こじんまりとした感じです。
気候もちょうど日本の真夏と同じ感覚でした。
関西国際空港から、今回の留学先へ向かうのは私一人だったようです。
迎えのバンに学校のガイド役の方と乗り込み、学校にある寮までの30分ぐらいの道のりの間に、2週間過ごすための質問をしました。
一番の気がかりだった部屋の状態や食事に関しては、3日間我慢すれば慣れるから大丈夫と言われ、ある程度の覚悟を決めて寮に到着しました。
夜も遅かったので、寮について一通りの説明を受けて部屋に入り、覚悟はしていたものの、エアコンは効きが悪い上に音が大きく、シャワーも水温が低い状態で、厳しい2週間の覚悟を決めた初日でした。
到着2日目は日曜日で終日自由時間です。
まず、初めての寮での朝食のため食堂へ行きました。
楽しみにしていたお食事を見ると、これも限界ギリギリの食事でした。
本当に2週間の寮生活は大丈夫かどうか、全く自信が持てない状態になりました。
ただ、寮にはプールとスポーツジムが完備されています。
天候もよかったため、プールサイドで日光浴がてら、リスニング用の英語を流して読書をすると心が落ち着き、夕方にはスポーツジムで汗を流すと、いよいよ明日から始まる事業へ向けて、心と体の準備ができました。
18,19歳の日本人大学生に交じって
3日目、クラス分けのテストです。
内容はTOEICのミニ版と、先生とのスピーキングテストです。
日本人の平均より少し上の結果と言われ、一安心。
このテストは、日本人グループと韓国人グループに分かれてのテストです。
日本人は7名、私だけ社会人で、あと6名は18、19歳の大学生と若く、男性は私含めて2名だけでした。
各々が初対面でしたが、早速週末に海に行きたいので一緒に行きましょうと誘われ、テストと同時に週末の予定まで決まりました。
テストの後は、今日からスタートする生徒全員に学校案内があり、午後はバスに乗ってセブ島で最大のショッピングモールへ行き、現地解散。
帰りは各自でタクシーを使って寮へ戻るようにと指示されました。
日本人7名でまずは自己紹介がてらの食事会。
そこで寮の感想を話すと、1~4人部屋があり、私だけ1人部屋だったこと、食事や部屋の感じも共有できたので、これで2週間頑張ろうと思えました。
1対1、4人制、8人制の授業
学校の生徒は、約150名です。
韓国人が90%を占め、日本人7%、その他3%で、全体の95%が学生です。
先生は、90%がフィリピン人で、残り10%は欧米人。
授業は、朝8時から夜8時までです。先生と1対1のガチ授業が4コマ、4人制と8人制の授業が各2コマ、TOEIC対策授業が1コマの計9コマ。
授業ごとに先生が変わり、1対1と4人制の授業がフィリピン人、8人制は欧米人の先生でした。
基本的に教材で進めますが、4人制と8人制の授業では、日々の出来事などを各人が話す機会が多々あります。
クラスでは日本人は私一人なので、日本の食や文化の説明をしたり、韓国の説明を聞いたり。
私は2週間だけですが1~2ヶ月の留学中の方もいるます。
セブの観光スポットについてなど、英語の勉強と同時に文化の勉強にもなり、朝から夜までの授業も日々楽しく過ごせました。
月曜から金曜まで、8時から20時まで授業、21~23時はスポーツジムに通う日々で、3日も過ごせば食事も部屋の環境も何ら気にならなくなりました。
周りの生徒さんがデング熱や下痢で体調を崩す方もいる中、体調万全で毎日勉強できました。
ジンベイザメと一緒に泳ぐ
週末には、約束通り7名で、オスロブの海でジンベイザメと一緒に泳ぐツアーに参加しました。
水中カメラでジンベイザメと一緒の姿を写真に撮ってもらい、いい記念になりました。
土日と帰国前日の夕食は毎回、みんなでタクシーに乗って出かけ、若い人たちと多くの時間を過ごしました。
英語の勉強プラスαで本当に充実した時間を過ごすことができました。
かけがえのない経験に
今回の留学では、自分の英語力の低さ、フィリピンの貧富の差、インフラの重要性を痛切に感じました。韓国の人、日本の人、フィリピンの人たちとあらゆる交流ができて、私にはかけがえのない財産となりました。
今後はより一層、仕事と英語に取り組み、信頼されるドライバーになるべく精進いたします。
最後に、このような貴重な経験をさせていただき、会社と皆様には厚く御礼申し上げます。
おわりに
MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。
このような充実した研修制度によって育成したESD(Englishi Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。
2018年からは中国語のCSD(Chinese Speaking Driver)制度も始まりました。
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