2015イギリス語学留学vol.5 自己主張ではなく他人を理解するための英会話|MKタクシー丸川祐輔
目次
1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
伏見営業所の丸川祐輔社員によるレポートを紹介します。
MKの海外研修制度
第24期となる今回は、京都MK伏見営業所の丸川祐輔社員、上賀茂営業所の北垣学社員、ハイヤー課の土居宏章社員、吉田皓一朗社員、加藤裕社員、名古屋MKの河野伸二社員の6名がイギリス2ヶ月間の中級コースで学びました。
海外研修出発式
2015年1月18日に京都MK本社で「第28回海外研修出発式」を行いました。
出発直前インタビュー
海外研修を志望された理由は?
英会話のスキルアップや、諸外国の人たちのことをより深く理解するためです。
出発が近づいてきましたが、今の気持ちは?
家族、特に子どもたちのことが不安ですが、勉強についてはとても楽しみです。
現地での生活については不安もなく、わくわくしています。
最後に意気込みを一言
帰国後、英会話ができるドライバーをさらに増やしたいです。
英語をもっと学ぶよう、みんなに勧めていきたいと思います。
伏見営業所を、英語に強い営業所にすることがとりあえずの目標です。
海外研修レポート
とても有意義な2ヶ月を送ることができました。
皆さんに、心より御礼申し上げます。
ホストファミリーとの笑顔の出会いで緊張感が半減
現地の日時で、1月18日の夜8時過ぎに、イギリスのボーンマス(Bournemouth)という街に到着しました。
海外に行った経験は何度かありましたが、ホームステイというものは初めてです。
初対面の家族と2ヶ月間も一緒に過ごす、しかも日本語の通じないイギリス人……
緊張しながらベルを鳴らすと、迎えてくれたのは、体格のいいお父さんでした。
家の中に通されると、優しそうなお母さんと10代の男の子たちが3人で、笑って迎えてくれました。
ご家族のその笑顔に、僕の緊張感は半減しました。
「あなたのような留学生は初めて」と
そうして始まった留学生活ですが、勝手の解らないことばかりなので、何をするにも聞かないとできません。
時には、質問事項を先に辞書で調べたりもしました。
一番よく使ったフレーズは、May I~?(~してもいいですか?) How can I~?(どうやって~すればいいですか?)だったと思います。
3~4日過ぎたある日、家のフロアにほこりがたまっていたので、掃除機を借りてかけた後、これにホストマザーがとても喜んでくれました。
ちょっと掃除をしただけなのに、「あなたのような留学生は初めてよ、ありがとう」とお礼を言われ、とても嬉しかったです。
ちょっとした家事の手伝いは、すすんでやった方がいいですね。
しかし、クラスメートの話では、いろいろと気を使っているのに、嫌な思いばかりだった人もいたようです。
僕は恵まれていたのでしょう、2ヶ月間ずっと穏やかでした。
リスニングとスピーキングは英語での質疑応答で鍛える
学校も恵まれていました。
先生方はやる気に満ちていますし、生徒の訴えを聞いてくれる雰囲気がありました。
放課後のフリーレッスンもありますし、課外活動も充実していました。
みんなでバーに行っての交流会や、学校がバスを出してくれて、観光地にも安く行けました。
授業は文法が主です。英語で文法の説明を聞いて、英語で質問をすることが、リスニングやスピーキングについてのトレーニングなのです。
先生が今何を言っているのか、うまく聞こえなくて大変でした。
I still don’t understand.(まだよく理解できません)と何度も言いました。
いろんな国の生徒がいます。
その多くは、半年から1年滞在します。僕たちは、2ヶ月間しかいられませんので、テキストも30~40ページしか進んでいないところで終わりです。
もっと会話の練習になる授業をやって欲しいなとは思いましたが、休み時間や放課後にいろんな人に話しかけることが、何よりの勉強だったのでしょう。
平和で穏やかなボーンマスの街
ボーンマスという街は、治安がよくて、警察官が銃などの武器を一切持っていないことには驚きました。
自然の多い海辺の町で、知らない人がすれ違いざまに、「Hi Good morning!」と声をかけてくれることもよくあり、平和なムードが漂う街です。
今後も、留学先はボーンマスがいいと思います。
この2ヶ月間に、いろんなことを考える時間が持てました。
英語を使って、いろんな国の人と話をすると、常識の違いに驚くこともあります。
しかし、日本の常識が、決して中心ではありませんし、違いを理解する努力が必要だとおもいます。
自分と違う人を受け入れる心を持ち、自己主張をするための英会話ではなく、他人を理解するための英会話であるべきです。
僕はこれまで、他人を批判する前に、理解する努力はしただろうか?
結局は、自分の薄っぺらな経験だけで周りの事を決めつけ、他人の意見も聞かずに結論を出していたに違いありません。
僕には仲間がいます。一緒に英語を学んでいこうとしている仲間がいます。
その仲間たちと、今まで以上に真剣に、腹を割って付き合っていこうという、心構えができました。
これからも、よろしくお願いします。
おわりに
MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。
このような充実した研修制度によって育成したESD(Englishi Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。
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